何とかなるさ

HOME
Information何とかなるさリンパ腫骨髄移植ひとりごと
本文へジャンプ
リンパ腫
悪性リンパ腫の種類
化学治療
骨髄検査

悪性リンパ腫の種類
悪性リンパ腫とはリンパ球に由来する悪性腫瘍の総称であり病型は約30種類もあります。その治療方法も病型や病期などでそれぞれ異なります。
まず、大きく分けると
①ホジキンリンパ腫
②非ホジキンリンパ腫
の2つに分けることができます。
さらに、非ホジキンリンパ腫は細かく分けられます。
リンパ球にはB細胞、T細胞、NK細胞の3種類があり、どれもガン化する可能性があります。また種類によって病気の進行度が異なり、進行度でも分けることができます。

非ホジキンリンパ腫の分類

悪性度 B細胞性 T細胞性・NK細胞性
【低悪性度】
年単位でゆっくり進行
・濾胞性リンパ腫
・MALTリンパ腫
・小細胞性リンパ腫
・形質細胞性リンパ腫
・菌状息肉腫
【中悪性度】
月単位で進行
・マントル細胞リンパ腫
・濾胞性リンパ腫
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
・末梢T細胞リンパ腫
・血管免疫芽球型
・鼻型NK/T細胞リンパ腫
・未分化大細胞リンパ腫
【高悪性度】
週単位で進行
・バーキットリンパ腫
・リンパ芽球性リンパ腫
・リンパ芽球性リンパ腫



化学治療
悪性リンパ腫で代表的な化学治療方法は、R-CHOP療法です。
低悪性度~中悪性度の悪性リンパ腫の治療によく用いられる方法です。
Rはリツキシマブという抗体医薬を示し、このリツキシマブにCHOP療法(シクロホスファミド、アドリアマイシン、ビンクリスチン、フレドニゾロン)という化学療法を合わせて行います。

私の病気(形質細胞性リンパ腫)の場合、決定的な化学療法はありませんが一般的にはプリンアナログ(フルダラビン、クラドリビン)を中心とした化学療法、或いは、リツキシマブによる抗体療法が挙げられます。


骨髄検査(マルク)
骨髄は骨の中の赤い部分で、血液細胞を創り出す(造血する)場所です。
骨髄検査では、骨髄を穿刺し血液を採取して造血能力や血液の成熟度、異常細胞の有無などを調べます。(この骨髄穿刺をマルクとも言います)
骨髄を採取する場所ですが、胸の正面にある胸骨、あるいは腰の横にある腸骨から取ります。(私の場合は腸骨から取る方が圧倒的に多かったです)
採取する場所を局部麻酔するので痛みは感じませんが、骨髄を注射器で吸引する瞬間だけ何とも言えない感覚があります。
(人によっても感覚が異なりますが、何も感じない人、強く痛みを感じる人、上に引っ張られるように感じる人などさまざまのようです)

私の場合、病気になった当時の骨髄穿刺(マルク)では、骨髄液を注射器で採ってくる時に吸引不能を起こしてしまいました。骨髄液の吸引不能をdrytapと言うらしいです。
drytapの原因はいくつかあるようですが私の場合は骨髄にB細胞が過密すぎて吸引不能になったようです。骨髄液の吸引は諦め、骨髄生検を行っていました。