都留歴史倶楽部   NO.11 2001.11.26作成
◎ 大日峠の茶壷屋敷
 
静岡市の中心地から北へ約50qほど行った大日峠に徳川家康の茶壷屋敷跡がある。安倍川の支流中河内川の上流にある口坂本の集落からこの大日峠に至る山道が続いている。安倍川流域の足久保(静岡市)は、静岡茶の起源をなす地と言われている。家康はこの地で採れた碾茶を夏の間この大日峠の茶壷屋敷で熟成させたと伝えられている。この足久保から大日峠まではぎりぎり1日の行程と考えられる距離であり、また、標高1170mの冷涼な地であり、茶の熟成場所とすれば最適であったと考えられる。家康没後は、宇治茶に席巻され静岡での碾茶づくりは絶えたとされる。
茶壷屋敷石碑 茶壷屋敷近景 大日峠手前富士見峠より冨士山を望む

◎ 江戸城冨士見櫓

 江戸城旧本丸の東南隅にあたっている。現存の三重櫓は、万治二年(1659)の再建である。江戸城本丸の遺構として貴重な存在といわれている。天守閣が明暦3年(1657)の大火で焼失した後は復旧されなかったので、富士見櫓が天守閣に代用されたと伝えられる。どこから見ても同じ形にみえるために、俗に八方正面の櫓とも呼ばれ、特に石垣上にせり出している石落し仕掛けのある南面の屋根が描く曲線は優美である。このあたりの石垣の積み方は野づら積みというもので、自然石をそのまま積んでいるため、乱雑ですき間が多く崩れそうだが、積み方としては最も堅牢といわれる。石垣の高さ約14.5m、櫓の高さ約15.5m。茶壷道中の簡素化に伴い、谷村で
熟成されなくなった茶壷は、直接この富士見櫓に運ばれるようになったといわれる。

江戸景観図屏風 富士見櫓
(バックナンバー
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