プリモプエルのいろいろなトラブルが修理・解消できる「プリモプエルの総合病院」を目指しています。
ホーム
必ずお読み下さい
(連絡前に)
メンテ
メニュー・料金
作業内容
詳細
当院について
(院長あいさつ)
プリモプエル
困ったとき(Q&A)
ホーム
必ずお読み下さい(連絡前に)
メンテメニュー・料金
作業内容詳細
当院について(院長あいさつ)
プリモプエル困ったとき(Q&A)
各作業の作業内容詳細、所要時間、部品代等を解説しています。
おもちゃドクターの方は、是非修理の参考にして下さい。
※各作業名をクリックすると展開されます。
(準備中:展開されない場合は、右側の<別タブで開く>をクリックして下さい。)
▼基本作業
概要:
各作業の中の基本的な作業について説明します。
電池・基板BOX取り外し
電池BOXを止めてる紐を、隙間から細いものでつついてほどいて、電池・基板BOXを取り出します。
写真は、マイナスの精密ドライバーを使っていますが、竹串等で行けると思います。
三重固結びされてますが、太めの紐なので、さほど苦労せずほどけると思います。
仕戻しせずとも機能的には問題ありませんが、仕戻すにはがんばって隙間から引っ張りながらまず一重結びして、
次いで緩まない様に三重結びにすると、そこそこで仕戻せると思います。
電池・基板BOXからのコネクター外し。
配線を触るような時には、コネクターを外して完全に電池・基板ボックスを外しておかないと、作業性が悪いです。
コネクターは「ツメ」で止まっているので、引っ張っただけでは抜けにくいです。
細いマイナスドライバーや薄板でツメを外しながら引っ張ります。(引っ張ると配線にダメージが掛かる可能性があるので、左右からコネて「てこ原理」で引き揚げた方がいいです。)
(写真では、不要なカードをちょうどの幅にカットしたもので、左右のツメを同時に外しながら引っ張っています。)
初代プリモプエル(タイプB・C)のコネクタの配線・色は、下図のようになっています。
(タイプAは「なでなでセンサー」と「キスセンサー」入れ替わってますが、線の色は上図と同じです。)
手縫い部のほどきかた
ぬいぐるみを開くときには、極力最後に手縫いで閉じた「手縫い口」をほどく様にすると、仕戻しが楽です。
プリモプエル(初代)の場合、両手首外側と背中に手縫い部があります。
境目と思われるところに細い物を突っ込んで、手縫いの糸を探します。
ミシン縫い部より太めの糸で縫い方も違うので、区別できると思います。(二重糸で縫ってあるはずです。)
手縫い糸を見つけたら、写真の様に棒状の物を通して確保して、カッター・ハサミ等で糸を切ります。
ミシン縫い部は、一目切って引っ張っても簡単にほどけていきませんが、手縫い部は一目切れば簡単にほどけていきます。
縫い戻し
ぬいぐるみの表からの縫い戻しは「コの字縫い」(コの字綴じorはしご縫いとも言います)という縫い方できれいに縫う事が出来ます。
針は、ぬいぐるみ用の「曲がり針」を使うとやりやすいですが、必須ではありません。
(特に手首は凹状にへこんでいるので、曲がり針の方がだいぶやりやすいです。)
お手本用にわざと赤い糸で縫っていますが、普通は布の色に近い糸で縫いますw。
ほどいた所の両端、ほどいてない所がほつれていかないように処理した後、
ほどいていない所に被せる位置に、玉止めした一針目を刺します。
次いで、反対側に二針目をすくう様に刺します。
この時、刺したところと抜く所があまり離れると縫い目が粗くなるので、5mmぐらいを目指します。
次いで、またその反対側に三針目を、同様にすくう様に刺します。
これを、縫い目を都度引っ張って締めながら、ほどいた端っこまで縫い進めます。
6針ほど縫った所です。
途中で都度引っ張らずに縫うと、こんな感じで「はしご」の様になります。
(実際は、一目ずつ引っ張って締めながら縫って下さいね。)
最後まで縫ったら、普通に表で玉止めします。
玉止めしたら、玉止めのすぐ下に針を刺して、ちょっと離れたところから針を出して、
キっと引っ張ります。すると玉止めが「プチッ」と布の裏側に入ります。(そのぐらい強く引っ張ります。)
最後に、糸を引っ張りながらギリギリで切れば終了です。
ホラ!赤い糸で縫ったのに、全く表に出ずにきれいに縫えたでしょw。
コの字縫いの際に、縫い代を気持ち多めに取った方が、仕上がりがきれいにできます。
縫い代を取り足りないと、ほどく前には縫い代になってて毛足が潰れていたところが表に出てしまい、
縫い跡が前より目立ってしまいます。(この「縫い代をどのくらい取るか」の加減が大事!)
▼全身洗濯フルメンテ
概要:
内部のスイッチ・センサ・配線等を全部外して、ぬいぐるみ部分を丸洗いします。
所要時間:6~8時間程度(つけ置きと乾燥の時間は除く)、部品代・洗剤代等計:200円程度。
左の我が家の「赤プリモ」ちゃんの洗濯をします。右の「水色ちゃん」と比べると、かなり汚れてます…
特に背中がひどいです…。約8年半、毎日寝かしつけたせいですねw。
電池BOXを止めてる紐を、隙間から細いものでつついてほどいて、電池BOXを取り出します。<基本作業参照>
コネクターを外します。<基本作業参照>
背中の手縫い口をほどいて、中をあけます。<基本作業も参照>
しっぽの綿、手前半分ほどを抜いてひっくり返して、しっぽスイッチを外します。
(我が家のプリモッティ、しっぽSWの配線がやっぱり切れてました。)
後頭部のミシン縫い部をほどいて頭の綿を抜いて、「なでなで」「キス」「おはなし」の各センサーを外します。
写真はおでこの「なでなでセンサー」を外すところです。
センサー類を全部外したところです。抜いた綿は部分ごとに分けて小袋に入れておきます。
酸素系洗剤でつけ置き洗いします。
50℃のお湯に酸素系洗剤を溶かして、プリモちゃんを丸ごとつけますw。
全体がつかる様に重しをして、1.5~2時間放置。
かなりきれいになりました。この後、手もみすすぎ、さらに中性洗剤で手もみ洗い、柔軟剤仕上げ、手もみすすぎ。
洗濯機で3分ほど軽く脱水の後、陰干しにします。
乾くのに2~3日かかりました。乾いたらセンサー・配線を仕戻して、綿を詰めて、縫い戻せば終了です。
仕戻し作業の詳細は省略しますが、洗濯後の我が家のプリモちゃんはこうなりました。
見違えるようにキレイになりました!「水色ちゃん」の方は十分キレイと思ってたのですが、
こうやって見比べると、洗濯後の方がはるかにキレイです。
背中もきれいになりました。
▼手のスイッチ修理
概要:
手首外側の手縫い口をほどいてスイッチを取り出し、配線を引っ張り出して取り替えます。(スイッチも新品に取り替えます。)
所要時間:1.5時間程度、部品代:20円程度。
手首左側の手縫い口をほどきます。<基本作業も参照>
※「ハートたっぷり」以降の新型は、手首に手縫い口がない様です。その場合も手首を切開して補修するのがいいと思います。
手の部分の綿をあらかた抜いて、手縫い口の隙間からスイッチ取り付け部を引っ張り出しながら、
ツメを外してスイッチ基板を取り外します。
(「引っ張り込み作戦」の場合は、腕の綿を全部抜く必要はありません。)
コネクタ側でスイッチ行きの線2本を切って、引っ張り込む取替用の線を2本まとめて繋ぎます。
綿が引っかからない様に、極力出っ張りがないようにハンダ付けし、引っ掛かり防止にビニールテープを仮巻きするといいです。
手の側に配線を引っ張り出します。
※配線が2本とも切れていた場合には、この「引っ張り込み作戦」は使えません。
背中の手縫い口を切開して背中で繋ぎこむか、「紐通し」等で配線を通す必要があります。
スイッチ基板から配線を外して、スイッチ取外し・取替を行います。
スイッチは足4本で両面スルーホール基板にハンダ付けされてるので、ハンダ吸い取り器がないと外しづらいです。
(足をニッパーで切ってしまって1本ずつ抜いてもいいですね。)
取り替えるタクトSWは、6mm×6mmのタイプですが、高さが5mmのヤツが最適です。
ボタン高さが高すぎると、組み込んだ時に常時「半押し」の様な状態になって不都合です。
逆に低すぎると、押しづらくなったり押せなくなります。
スイッチ取替済んだら、元と同じ様に配線を下から穴を通して、基板にハンダ付けします
念のため、元と同じようにホットボンドで固定しておきます。(ツメの邪魔にならない様に。)
ここまで終われば、再度ツメを嵌め込んで基板をセットして、綿を極力元と変わらない感じになる様に詰めてから、縫い戻して、
手の側は終了です。(縫い戻しは<基本作業も参照>。)
電池ボックス・コネクタ側は、切った所で繋いで熱収縮チューブを被せるか、
コネクタ(コンタクト)を持っている場合は、コンタクトから取り替えるかして繋ぎこんで、作業終了です。
▼しっぽスイッチ修理
概要:
背中の手縫い口をほどいてしっぽの綿を抜いてをひっくり返して、スイッチ・配線を取り替えます。
所要時間:1.5時間程度、部品代:20円程度。
▼顔の明るさセンサ調整
概要:
顔のセンサは取り替えずに、電池BOX内の基板内の部品を取り替えて感度調整を行います。
所要時間:1時間程度、部品代:5円程度。
電池BOXを止めてる紐を、隙間から細いものでつついてほどいて、電池BOXを取り出します。<基本作業参照>
コネクターを外します。<基本作業参照>
コネクターにテスターを繋いで、CdSセル(明るさセンサー)の明時/暗時の抵抗値を測ります。
概ね数十kΩぐらいが元々の閾値なので、明時の抵抗がそれよりだいぶ大きい時は、閾値調整を行うと感度が改善します。
電池・基板ボックスネジ:4カ所を外してボックスを分解して、基板を取り出します。
基準となる抵抗は、なでなでセンサー(おでこ):R5=15kΩ、キスセンサー(左ほっぺ):R8=15kΩ です。
この抵抗を、CdSセルの明時の測定値と同程度の抵抗値ものに取り替えます
(例えば、明時のCdSセルの測定値が120kΩだったら、抵抗を100~200kΩぐらいに変更します。)
電池・基板ボックスを組み戻して、コネクターを接続して、ボックスの紐を結んで収納すれば終了です。
(ボックス組み戻すときは、線をかまない様に注意しましょう。)
▼顔の明るさセンサ取替
概要:
後頭部のミシン縫い部をほどいて、顔の「なでなでセンサー」「キスセンサー」の取替を行います。
所要時間:2時間程度、部品代:20円程度。
▼電池ボックス端子取替
概要:
電池BOXを分解して、電池の端子を新品に取り替えます。
所要時間:1時間程度、部品代:50円程度。
電池BOXを止めてる紐を、隙間から細いものでつついてほどいて、電池BOXを取り出します。<基本作業参照>
コネクターを外します。<基本作業参照>
電池・基板ボックスネジ:4カ所を外してボックスを分解します。
基板に繋がっている方、マイナス端子のバネがかなりサビてました。
傷んでいる端子を外します。
長めのマイナスドライバー等をテコに使って、端子を外します。
「ツメ」が効いてるようなので、両側の隙間をちょっと広げてやりながら下からコネるといいと思います。
傷んでいる端子が外れたら、新品と取り替えます。
元の端子は、プラス側が幅15mm×高さ15mm、マイナス側が幅16mm×高さ15mm。
使用するタカチ工業の単2電池用端子は、プラス・マイナス共に、幅15mm×高さ21mmなので、高さ方向を切り落として使います。
基板に繋がっている方は、基板行きの配線をハンダ付けしてからセット。
(今回は、右側のマイナス端子のみ取り替えています。配線が180℃曲がるのを嫌って、曲がるところはスズめっき線で作りました。)
線の取り回しに注意しながら端子板を元通りに差し込めば終了です。
次に、基板に繋がってない方の端子の取替です。マイナス側だけボロボロでした。
同様に、マイナスドライバー等でコネて端子を外します。(結構大変ですw。)
プラス・マイナスの片方だけを取り替える時は、プラスとマイナスとを切り離してスズめっき線等で繋げてからセット。
蓋の側の端子のバネが錆びてる場合の取替です。
蓋のバ羽の端子はリベットで止めてあるので、奥側と同じような取替は難しいです。
(蓋の裏のシールをはがしたところの写真)
バネだけがサビてる場合は、バネだけを取り替えます。
細いマイナスドライバー等で、カシメを緩めてバネを外します。
同様に、取り替える新品の端子からもバネを外します。
元のカシメ部に新しいバネをセットして、ハンマー等を使ってカシメ部を固めなおしたら終了です。
(プラス側の傷みが酷く取り替えが必要な場合は、リベットを落としてプラマイペアを外して、
切って整形した端子を両面テープで張り付けて取替します。)
▼電池ボックスのネジ取替
概要:
電池ボックスのフタを止めるネジの頭がつぶれて回せなくなったような際に、ネジを新品に取り替えます。
所要時間:10分程度、部品代:10円程度。
ネジさえ買ってくれば簡単な作業です。是非ご自分でチャレンジしてみて下さい!
まず、ホームセンターでネジを買って来ましょうw。
太さは「M2.6」
です。(写真はナット・ワッシャーのセットですが、ネジだけでもいいです。バラ売りがあれば1本だけでもいいです。)
10本(10セット)で132円でした。
ネジは、頭の形によって「なべ」「トラス」「さら」等の種類がありますが、
「なべ」
を買って下さい。
長さは「8mm」
がいいです。(あまり売っていませんが、7mmがベストです。)
(もし、「さら」しか売ってなかった場合は、さらの「長さ8mm」にして下さい。)
材質は「ニッケルメッキ」だと、元の質感とほぼ同じになります。(「ユニクロ」にすると、ちょっと安っぽい見た目です。)
(ステンレス製にするか随分悩んだのですが、「カジ」った場合に面倒になるので、ニッケルメッキ品を選択しています。)
あとは、樹脂製の「抜け止めワッシャー」を外してネジを付け替えて、再度「抜け止めワッシャー」を付ければ終了ですw。
抜け止めワッシャーを回らない様に押さえて、ネジを解ける方向(反時計回り)に回していけば、ワッシャーが取れます。
樹脂製の抜け止めワッシャーは小さくて固定しづらいので、写真ではペンチでフタごと挟んで固定した状態で、ネジを回しています。
(すっかりネジ頭が潰れてドライバーで全く回せない様な場合は、サイズを変えたマイナスドライバーを使うとか、
それでもダメならドリルで頭を落とすとか、いろいろ工夫が必要になります…。)
抜け止めワッシャを外してネジを取った状態です。
右に写ってるのが元の7mmLのネジ。左に写ってるのは6mmLのネジですが、7mmがなければ8mmの方がいいです。
新しいネジを刺して、さっきの逆で、ワッシャーを固定してネジを時計回りに回してワッシャーをネジの付け根まで
移動させたら、終了です。
ネジの長さですが、下の写真は長さ:6mmLのネジを締めた時の、ボックス内の状態です。
この長さ:6mmLのネジで、ナットのツラまで締めれてるので、長さ6mmあれば足りますが、
電池を抜いた状態でフタを閉めた時に、フタがボックスのツラ位置ぐらいになって開けづらくなります。
長い場合は、左側の青矢印の溝部に頭が出ますが、深さが2.3mmあるので、8mmLのネジでも頭がつかえることはないはずです。
元のネジは7mmLですが入手困難なので、ホームセンター等で買う場合には、8mmLにして下さい。
▼スピーカー取替
概要:
スピーカ不良で音が鳴らない(電源が入ってるかどうかも分からなくなる)場合に、スピーカを新品に取り替えます。
所要時間:30分程度、部品代:100円程度。
▼使用部品・資材の紹介
概要:
修理に使う部品や配線等、仕様や購入先・購入時の値段等を紹介します。
大量調達で、単価や送料を抑えてます。(各送料は、まとめ買いの都合で、部品1個の単価でみると変動しますw。)
中国からの購入もありますが、日本製の電気製品も所詮部品は中国製です。大半の部品は品質に差はありませんw。
(ビニル線とハンダは、国産の方がいいかも。)
タクトスイッチ(左右の手・しっぽに使用)
6mm×6mm×5mmHの仕様です。高さは5mmHが最適と思います。
右の1個(足が片側切れてるヤツ)が、プリモプエルから外した実物です。5mmHでボタン高さがほぼ同じです。
中国から200個196円(+若干の送料)で購入、送料入れて1.5円/個です。安いので、状態に係らず取り替えますw。
配線
悩みに悩んだ末、協和ハーモネットのUL1007規格の塩ビ被覆線の、太さ:AWG26を使う事にしました。
必須ではありませんが、元々使われてた配線と色が変わらない様に、各色(赤・橙・黄・緑・紫・青・黒)取り揃えてますw。
(次に補修する時・補修する人が楽になりますw。)
協和ハーモネットの直販サイトより安かったので、マルツオンラインで購入しました。
100mの1リールで買いました。1個1,089円でした。(いっぱい買ったので送料無料。)
最終的に、上記7色全部揃えてますw。
左下は、コネクタの直近をまとめてある熱収縮チューブです。実物の実測外径6mm程度だったので、「収縮前内径8.4mm」というのを買ってみましたが太すぎて、6.4mmの物に買い換えましたw。
2mで449円でした。1回あたり5cmしか使わないので、1回あたり約11円ですね。
各線材の比較です
一番左がプリモプエル<Aタイプ>に使われている線です。かなり細いです。
次がプリモプエル<Cタイプ>に使われている線です。芯線7本ですね。被覆外径は約1.3mmです。
簡易塩ビチェッカー(炎色反応で塩素含有素材かどうか判断する)で確認の結果、塩ビ被覆線でした。
次からがUL1007規格の塩ビ被覆線で、AWG28、AWG26です。一番右は「KV」という規格の塩ビ線0.3sqです。
実機プリモプエルに使われているビニル線の芯線は裸銅線ですが、ボクが使用する国産のUL1007規格の
ビニル線は「すずメッキ銅線」のため、サビにくくて良いと思われます。
(被覆に亀裂が入った場合や、基板へのハンダ付け部等で芯線がむき出しの箇所で、銅線が酸化して強度が落ち、
断線しやすくなります。)
架橋ポリエチレン被覆電線やテフロン被覆電線と悩んだのですが、
耐候性と可撓性(しなやかさ、繰り返し曲げに対する丈夫さ)・被覆厚さのバランスを考慮した結果、
塩ビ被覆線を選択しました。
導体の太さ・被覆の厚さは、芯線が太めの方が切れにくいか、被覆が厚めの方が切れにくいか、これも悩んだ末、
元々使われていた線とほぼ同じと思われる、UL1007規格のAWG26に決めました。
CdSセル
顔の明るさセンサーで使われているCdSセルです。
直径5mmの物が付いています。左の袋は、以前に国内で5個買った物の残りです。
右の袋は、中国から50個122円(+若干の送料)で購入。送料入れて4.1円/個です。
暗時の抵抗値でバリエーションがいろいろありますが、今のところ一番よく使われる「GL5528」でいいと思います。
電池ボックス端子
単2用の電池端子です。
単2用はなかなか売ってない…。ケースで有名な「タカチ工業」が作っており、マルツオンラインで購入。
プラス用が10個176円、マイナス用が10個275円(+若干の送料)でした。
バネの高さは、購入した予備品の方がちょっと高いようです。
(タカチには「左プラス右マイナス」の形状のもあります、ちょっと加工が必要ですが、プラマイセットの方を取り替える時にはそれを使います。)
コネクター接点(コンタクト)
線を途中で繋がずに、コネクターの接点(コンタクト)ごと取り替えるための部品です。
マルツオンラインで1個5.4円で120個購入。
一番左が実際のプリモプエルのコンタクトを外したところ。右側が新品で、新品は繋がってるので、ペンチで切って使います。
2mmピッチコネクタ用端子で、日本圧着端子製造(JST)の「SPH-002T-P0.5S」という型番です。
秋葉原の秋月電子通商では「PHコネクタ」という分類で売ってます。
最後の文字が「S」と「L」の2種類があり、メーカーの仕様書によると、
「L」の方は「挿抜作業性向上のため嵌合力を低く設定したコンタクトです。振動等の少ない使用環境の良好な箇所に
ご使用ください。」とありました。つまり、オス接点とのはめ合わせの力が弱いようです。
悩んだ結果、接続がより確実な「S」タイプにして、マルツオンラインより購入しました。
(その後、各電子部品屋さんでJST製のコンタクトが入手困難になったので、結局中国から仕入れてます。) (タイプBコプエルだけは、「XH」という少し大きめのコネクタ・コンタクトが使われています。)
圧着には「圧着ペンチ」を使います。
最初、AliExpressでIWISSの「IWS-1422L」を購入したのですがいまいちで、秋葉原の秋月電子通商でENGINEERの「PA-09」に買い換えました。
おかげで、ほぼ「ノーミス」で圧着出来ますw。
スピーカー
まだ遭遇したことありませんが、スピーカが不良で音が鳴らない場合に、スピーカを取り替えます。
秋葉原の秋月電子通商の店頭で、1個70円で購入したΦ50mmのスピーカーです。
(今ある在庫が切れたら、秋月の通販で1個100円で購入する事になると思います。)
~ プリモメンテ ~