セッション音源:1963~64年ズ | ヤードバーズ加入前のJベックさんとJペイジーさん! |
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Jベックさんは、ジミー・ペイジさんと行動を共にしていた1963年の夏の某日~当時のブリティッシュ・ブルースを代表するシリル・デイヴィスさん率いるオールスターズと一緒にセッションを行うために出かけて行きましたが、白血病を患っていたシリルさんはレコーディングに参加できませんでした。 そこで、ジミーさんのアイディア&プロデュースの元~ジェフ・ベック&オールスターズという形式で”Steelin”、”Chuckles”という2曲を録音しました。 ”Steelin”は、当時英国では~まだ、スライド・ギターを弾く人は少なかったそうですが、Jベックさんは、得意としていたスライド・ギターをフィーチャーしたインスト曲、”Chuckles”は、曲名通りチャック・ベリーさんを連想させるロックンロール・スタイルのインスト曲となっています。 その後、スライド・ギターが得意な~Jベックさんは、ECさんの愛称「スローハンド”Slow Hand”」に対抗?するように、周りのみんなから”スティール・ベック(Steel Beck)”という愛称をつけてもらいました。 なお、オールスターズには、後にJベックさんとバンドを組むことになる~鍵盤奏者のニッキー・ホプキンスさんがいました。 シリルさんは、残念ながら翌年1964年1月にお亡くなりなりました。 オールスターズは、その後フーチー・クーチー・メンとグループ名を変えて活動し、その後ジェフさんのバンドに参加することになる、ボーカリストのロッド・スチュワートさんが在籍することになります。 ということで~第1期ジェフ・ベック・グループ布石ヘの雰囲気漂ってますね~ ( ^^) _旦~~。 ところで、”Steelin”と”Chuckles”~Jペイジさんがイミディエイト・レーベルの専属プロデューサーを担っていた関係で、現在は廃盤となっていますが~当時はイミディエイト・レーベルからリリースされた”Blues AnytimeⅢ”という編集盤に収録されていました。 上記”Steelin”と”Chuckles”の楽曲含む、Jベックさんのヤードバード加入前の音源が聞ける便利なアルバム”Jeff Beck Shapes Of Things 60's Groups & Sessions”があります。 トライデンツ結成前の、Jベックさんが在籍したナイト・シフトのシングル曲~”That's My Story”、”Stormy Monday Blues”。 政治家でもあった、スクリーミング・ロード・サッチさんのシングル曲~”.Dracula's Daughter”、”Come Back Baby”。 フィッツ&スターズのシングル曲~”I'm Not Running Away ”、”So Sweet”。 あと、ヤードバーズ時代の6曲とヤードバーズ脱退後のセッション音源とかも収録されています。 ★Jeff Beck Shapes Of Things 60's Groups & Sessions 発売日:2003年4月25日 レーベル:Castle Music 商品番号:CMQCD702 輸入盤CD(廃盤) (収録曲) 01.Dracula's Daughter/Screaming Lord Sutch 02.Come Back Baby/Screaming Lord Sutch 03.I'm Not Running Away /TheFitz & The Startz 04.So Sweet/The Fitz & Starz 05.That's My Story/The Nightshift 06.Stormy Monday Blues/The Nightshift 07.Heart Full Of Soul/The Yardbirds 08.Evil Hearted You/The Yardbirds 09.Still I'm Sad/The Yardbirds 10.Shapes Of Things/The Yardbirds 11.Train Kept A Rollin'/The Yardbirds 12.Jeff's Blues/The Yardbirds 13.Steelin' /Jeff Beck 14.Chuckles/Jeff Beck 15.But She's Mine/John's Children 16.And The Sun Will Shine/Paul Jones 17.Dog Presides, The - Paul Jones 18.Hi Ho Silver Lining/Jeff Beck 19.Beck's Bolero/Jeff Beck 20.Rock My Plimsoul/Jeff Beck 21.Utterly Simple/Smoke (The) 22.Barabajagal (Love Is Hot)/Donovan 23.Bed With Me (Trudi)/Donovan 24.Eureka Springs Garbage Lady/The GTO'S 25.Captain's Fat Theresa Shoes/The GTO'S 26.Ghost Chained To The Past, Present, And Future,/The GTO'S |
ヤードバーズ時代ズ | Jベックさんヤードバーズに加入! アメリカ・デビュー盤「フォー・ユア・ラブ」 |
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ヤードバーズは、1965年3月6日にECさんからジェフ・ベックさんにギタリストが交代したことを正式に発表しました、Jベックさん時代のはじまりです。 脱退したECさんが、ヤードバーズの後任ギタリストに推薦したのはジミー・ペイジさんでしたが、Jペイジさんは、セッションワークとプロデューサー業で忙しく辞退、Jペイジさんが友人のJベックさんをヤードバーズに推薦しての加入だったそうです。 Jベックさんは、ヤードバーズ加入後すぐに、ヤードバーズがリリースしていたアルバム「ファイヴ・ライブ・ヤードバーズ」とシングル盤を手渡され、4日間でそれらをマスターしてイギリス・ツアーに臨んだそうです。 ヤードバーズのヒット曲「フォー・ユア・ラブ」の発売時には、すでにECさんはヤードバーズを脱退していたため、ライブでは~Jベックさんの出番でした。 この曲、Jベックさんは演奏したかったかどうかは~分かりませんが?・・・アコギの12弦ギターを弾く珍しい映像が残っていました。(↓) イギリス・ツアー終了後、ECさんの脱退に伴なって中途半端になっていた~アメリカでのデビュー・アルバム「フォ-・ユア・ラブ」(ECさんのお仕事にも関連掲載あり)の製作にJベックさんは、取り掛かりました。 新たに録音された曲は、Jベックさんがファズを使用してヘビーに仕上げた~モーズ・アリスンさんのカヴァー曲”I'm Not Talking”、Jベックさんがスライド・ギターをさりげなく入れて存在感を示しているエルモア・ジェームスさんの曲をキース・レルフさんが改作した”I Ain't Done Wrong”、ウェス・ファレル&バート・バーンズさん作でヴァイブレーションズのカヴァー曲”My Girl Sloopy”(リック・デリンジャーさん率いるマッコイズのヒット曲「ハング・オン・スルーピー」としても有名。)の3曲でした。 「マイ・ガール・スルーピー」は、元々ECさんがヤードバーズに持ち込んだアイディアでしたが、ECさんの脱退に伴なって未録音となっていた曲だったそうです。 上記3曲、イギリスでは「ファイブ・ヤードバーズ 」というEP盤でリリースされました。 上記の3曲のレコーディングに続けて~ヤードバーズ4枚目のシングル曲、「ハートにせつなく(Heart Full of Soul )A面」、とSteelinのセルフ・カヴァー曲「スティーレッド・ブルース(Steeled Blues)B面」も録音されました。 「ハートにせつなく」~最初の録音はインドからシタール奏者を迎えてレコーディングされましたが・・・ヤードバーズとしては満足いく仕上がりではなかったそうで、結局シタール・パートはJベックさんのギターに差替えてリリースされました。 当時このシタール・ヴァージョンの「ハートにせつなく」は、なかなか聴くことができなかった曲ですが~1999年にリリースされた下記再発盤において、ボーナス・トラックとしてリリースされました。 ★フォー・ユア・ラブ + 13 / ザ・ヤードバーズ(1965.8) 発売日:1999年10月25日 レーベル:MSI 商品番号:MSIF7674 日本盤CD (廃盤) (収録曲) 01.フォー・ユア・ラブ(ECさん時代の曲) 02.アイム・ノット・トーキング(このアルバム用に録音) 03.プティ(イン・ハー・ハンズ)(ECさん時代の曲) 04.アイ・エイント・ガット・ユー (ECさん時代の曲) 05.ガット・トゥ・ハリー (ECさん時代の曲) 06.アイ・エイント・ダン・ロング(このアルバム用に録音) 07.アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド (ECさん時代の曲) 08.サーティン・ガール (ECさん時代の曲) 09.スイート・ミュージック・テイク3 (ECさん時代の曲) 10.グッド・モーニング・リトル・スクールガール (ECさん時代の曲) 11.マイ・ガール・スルーピー(このアルバム用に録音) (ボーナストラック) 12.ベイビー、ホワッツ・ロング (ECさん時代の曲) 13.ブーン・ブーン (ECさん時代の曲) 14.ハニー・イン・ユア・ヒップス (ECさん時代の曲) 15.トーキン・アバウト・ユー (ECさん時代の曲) 16.アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド (ECさん時代の曲) 17.サーティン・ガール (ECさん時代の曲) 18.ガット・トゥ・ハリー・テイク4 (ECさん時代の曲) 19.スイート・ミュージック・テイク4 (ECさん時代の曲) 20.ハートにせつなく(シタールヴァージョン) 21.スティーレッド・ブルース(4枚目シングルB面曲) 22.パフ・バム(ジャーマン・イシュー) 23.クエスタ・ボルタ(イタリアでのシングル盤A面) 24.パフ・バム(イタリアでのシングルB面) (レコーディング・メンバー) キース・レルフ:リードボーカル/ハーモニカ/アコースティック・ギター エリック・クラプトン:リード・ギター ジェフ・ベック:リードギター クリス・ドレア:リズムギター/リードギター(「クエスタ・ボルタ」) ポール・サムウェル・スミス-:ベースギター/バッキングボーカル ジム・マッカーティ:ドラム/バッキング・ボーカル ヤードバーズは、1966年1月~イタリアのサンレモ音楽祭に出演することになりました~そこで、マネージャーのジョルジオ・ゴメルスキー氏は~イタリアでのデモンストレーション用にとシングル盤をリリースすることを計画、超ポップソングな「クエスタ・ボルタ」と「パフ・バム」という曲を用意しました。 Jベックさんは、当時音楽祭への出演に乗り気はなかったそうで、超ポップな楽曲にも不満をいだいてたそうで・・・楽曲「パフ・バム」では嫌々ギターを弾き~楽曲「クエスタ・ボルタ」に至っては~トンズラしてレコーディングにも参加しなかったそうです。 この頃から、ヤードバーズ面々とマネージャーのジョルジオ・ゴメルスキー氏との間で徐々に確執が生まれていったそうです。 その原因ともなった、イタリアでのシングル曲~上記アルバムのボーナストラックとして収録されています。(2024.02.06)) |