アランホーさんの
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超絶技巧、変態ギタリストなんて言われ方もする~アラン・ホールズワースさんは~1946年8月6日生まれの英国北部ヨークシャ、リーズ出身のテクニカル系のギタリスト。
アランホーさんには、著名なギタリトのファンも多く~ミュージシャンズ・ミュージシャンとも呼ばれています。
アランホーさんのギタースタイルは、レガート奏法を屈指した音階を数値化した独特なスケール、ワイドストレッチ・コードと呼ばれる、
誰も真似ができないような独自なコード等をボリョーム・ペダルを踏みながら奏でていきます。
はじめて、アランホーさん見たときは~ギターフレットをムカデが這ってるような~指使いにもビックリしました。
残念ながら~アランホーさんは~2017年4月15日のお亡くなりなってしまいました。
アランホーさんの独創的なギタープレイは、唯一無二でこのようなギタリストは、
もう出てこないのではと~思ったりもしています。( ^^) _旦~~。

イギンボトム時代 ★Igginbottom / Igginbottom's Wrench (1969年作品)

下記ジャケ、クリックしてください。










 アラン・ホールズワースさんというギタリストを知ったのは~ECさん、Jベックさん、Jペイジさん=レッド・ツェッペリンを知った~かなりあとのことです~たまたま聞いたブート並みに音質の悪いテンペストのライブ盤でのハリー・オルソールさんとの速弾きギターバトルのような音源や~映画「死刑台のエレベータ-」で知ったマイルス・デイヴィスさん絡みのでのアーティスト、トニー・ウィリアムスさんのバンド~ニュー・ライフタイムにアランホーさんが参加した際の音源を聞いてからのことでした。

 アランホーさんの最初のお仕事は、イギンボトムという英国のバンドに参加して、1969年のデビュー・アルバム「イギンボトムズ・レンチ」でのレコーディングでした。
 イギンボトムは、アランホーさん(ギター、ボーカル) 、スティーヴ・ロビンソンさん(ギター、ボーカル)、ミック・スケリーさん(ベース)、デイヴ・フリーマンさん(ドラム) という4人編成のグループでした。

 アルバム「イギンボトムズ・レンチ」は、全10曲でママス&パパスのカバー曲「夢のカリフォルニア」以外の曲は、オリジナル曲で~バンドメンバー4人での共作が1曲、アランホーさんとスケリーさんの共作曲が1曲、アランホーさん作の曲が5曲、スティーヴ・ロビンソンさんの曲が2曲となっており、アランホーさんが10曲中7曲の曲作りに関わっています。

 曲調は、ジャズもどきの子守歌っといった雰囲気の曲が多く、抽象的で静かな曲が多いです。
 アラン・ホーさんのギターは、まだ試行錯誤といった感じですが~ほとんど歌うことがない~アランホーさんが歌っている曲もあり~そういう意味では貴重かもです。
 
 アルバム6曲目に収録の”Golden Lakes”は、”The Things You See”と曲名を変えて何度か再録音されています。
 アランホーさんは、この曲がお気に入りだったのか、でき具合に納得いかなかったのか定かではありませんが~”The Things You See”は、この時期にもう原曲ができてたんですね~っと興味深く、このデビューアルバム聞きました(^^♪。

★Igginbottom / Igginbottom's Wrenc (1969年作品)

(収録曲)
01 The Castle
02 Out of Confusion
03 The Witch
04 Sweet Dry Biscuits
05 California Dreamin'
06 Golden Lakes
07 Not So Sweet Dreams
08 Is She Just a Dream?
09 Blind Girl
10 The Donkey

セッションのお仕事 ★Ian Carr / Belladonna (1972年作品)

下記ジャケ、クリックしてください。










 アランホーさんは、イギンボトム解散後~演奏したい音探し、自分磨きの旅といったところでしょうか?・・・ギターを片手に、様々なアーティストとのセッション活動を長い期間行います。

 最初に参加したセッションは、ジャズ・テイストなロックといったところのスコットランド出身のトランペッター、イアン・カーさんの1972年のアルバム「ベラドナ」でした。

 録音メンバーは、イアン・カーさん(トランペット、ホルン)、ブライアン・スミスさん(サックス、フルート)、アラン・ホーさん(ギター)、ロイ・バビントンさん(ベース)、デイヴ・マクレアさん(ピアノ)、クライヴ・サッカーさん(ドラム)の6人で構成されたバンドで曲によって、ゴードン・ベックさんがピアノで、トレヴァー・トムキンスさんがパーカッションでゲスト参加しています。

 アルバムのプロデュースは、ジャズ・ロック・バンド~コロシアムのドラマーのジョン・ハイズマンさんが担当しています。

 アランホーさんのギターは、まだスタイルが確立して全開バリバリっといった感じではありませんが、それなりにアランホーさんらしさが垣間見れる作品です。

 アランホーさん~盟友のゴードン・ベックさん、この後テンペストで共演することになる、ジョン・ハイズマンさんとは、このアルバムでの出会いがきっかけだったんでしょうね~( ^^) _旦~~。

★Belladonna / Ian Carr

01.Belladonna
02.Summer Rain
03.Remadione
04.Mayday
05.Suspension
06.Hector's House






テンペス時代 ★Tempest (1973年作品)

下記ジャケ、クリックしてください。


ファーストアルバム


1st&2ndカップリング


Under The Blossom


Under The Blossom
Download



Under The Blossom
日本盤紙ジャケ3枚組

 1973年、アランホーさんの次のお仕事は~イアン・カーさんのアルバム「ベラドナ」(‘72)をプロデュースしたジョン・ハイズマンさんが結成したロック・バンド、「テンペスト」への参加でした。

 ジョン・ハイズマンさんは、ジャック・ブルースさんが在籍していたグレアム・ボンド・オーガニゼーションやジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ等との活動後、ジャズロック・バンド「コロシアム」を結成していました。

 テンペストは、ジョン・ハイズマンさんが「コロシアム」解散後に、ハードロックにアプローチしたロックバンドでした。

 テンペストは、ジョン・ハイズマンさん(ドラム)、アランホーさん(ギター、バイオリン)、コロシアムで活動をともにしていたマーク・クラークさん(ベース)、ポール・ウイリアムスさん(ボーカル)というメンバーで構成されていました。

 アランホーさんは、テンペストのバンド名を冠したファースト・アルバムに参加後、脱退してしまいますが~ジャズ・フュージョン系に分類されるギタリスト、アランホーさんが残したハードロックなギターが聴ける1枚となっています。

 アランホーさんは~エリック・クラプトン氏のファンだそう~どことなくクリームのサンシャイン・ラブのリフに似てません?~曲作りにもクレジットされてるFoyers Of Fun(↓)



アランホーさんのバイオリンが聴ける~Upon Tomorrow(↓)



 アランホーさん在籍時に、オリー・ハルソールさんというテクニカルなギタリストがテンペストに参加、一時期、テンペストは~ツイン・リード態勢になっていました。

 その際の音源が、BBCセッションという形でライブ音源で残っています。

 BBCセッションは、海賊盤でしかずっと聴くことができませんでしたが~2005年リリースのテンペストの完全盤と題した”Under the Blossom:The Anthology”に正式に収録されました。


 アランホーさん(左チャンネル)VSオリー・ハルソールさん(右チャンネル)~電光石火の早弾きギター応酬のBBCライブ~海賊盤で初めて聴いた時は~ジミヘンさんもぶっ飛っとんだ思い出が・・・!(^^)!~Brothers(↓)



 テンペストは、オリー・ハルソールさんのギターの元、セカンド・アルバム「眩暈”Living In Fear”」をリリース後、解散してしまいます。

 左利きギタリスト~オリー・ハルソールさんのギターが聴ける~ビートルズのカヴァー曲Paperback Writer(↓)ライブ(^^♪




 ジョン・ハイズマンさんは、その後、ギタリストのゲイリー・ムーアさん迎えてコロシアムⅡを結成。
 オリー・ハルソールさんは、ソフト・マシーンのケヴィン・エアーズさんと行動をともにしたり、ザ・ラトルズで活動を行いました。

 残念ながら、ジョン・ハイズマンさんは2018年6月12日 、オリー・ハルソールさんは1992年5月29日、ゲイリー・ムーアさんは2011年2月6日にそれぞれ死去されています。


★Under The Blossom : The Anthology

発売日:2005年08月01日
レーベル:castle music
商品番号:CMQDD1167
海外盤CD 2枚組 廃盤

Disc1
1stAlbum Tempest (Guitar Allan Holdsworth)
01 ゴルゴン(Gorgon)
02 慰みの休憩室(Foyers Of Fun)
03 暗黒の家(Dark House)
04 ブラザーズ(Brothers)
05 アップ・アンド・オン(Up And On)
06 灰色と黒色(Grey And Black)
07 ストレンジハー(Strangeher)
08 アポン・トゥモロー(Upon Tomorrow)
2ndAlbum Living In Fear (Guitar Ollie Halsall)
09 冥宮の葬列(Funeral Empire)
10 ペイパーバック・ライター(Paperback Writer)
11 空想への旅(Stargazer)
13 ダンス・トゥ・マイ・チューン(Dance To My Tune)
14 眩暈(Living In Fear)
15 イェー・イェー・イェー(Yeah Yeah Yeah)
16 幻の偶像(Waiting For A Miracle)
17 ターン・アラウンド(Turn Around)

Disc2 Unreleased Songs
01 ユー・アンド・ユア・ラヴ(You And Your Love)(Guitar Ollie Halsall)
02 ドリーム・トレイン(Dream Train)(Guitar Ollie Halsall)
BBC Concert (Guitar Allan Holdsworth & Ollie Halsall)
03 慰みの休憩室(Foyers Of Fun)
04 ゴルゴン(Gorgon)
05 アップ・アンド・オン(Up And On)
06 灰色と黒色(Grey And Black)
07 ブラザーズ(Brothers)
08 ドラムス・アウェイ(Drums Away)
09 ストレンジハー(Strangeher)

Recording Member
John Hiseman :Drums
Allan Holdsworth :Guitar,Violin
Ollie Halsall :Guitar,Vocal
Mark Clarke :Bass,Vocal
Paul Williams :Vocal

なお、アランホーさんは、オリー・ハルソールさんに~トレモロ・アームの使い方をこの時期に教わったとされています。 (2024年2月24日更新)