小さな悲鳴を上げながら他の三人同様生殖細胞を股間に挿入され、女性として扱われる事になった美樹クン、いや女の子美樹ちゃん。あの三人の手伝いでパープルの上下お揃いの可愛いブラとショーツを付けられ、真新しい制服のワンピースを着せられている間も、美樹ちゃんは何も喋らず口と目をうっすらと開け、呆然とした表情のままだった。
皆が心配する中、あの大きなガラスの容器に入れられても、美樹ちゃんはその表情のままごろんとそのカプセルみたいな容器の床に寝転んだまま身動きしない。
「とにかく、いきます…」
アリスとアシスタントの翼ちゃんが機械の操作を始める。
装置の中でまゆみちゃんと同じ様に変身していく彼女。声のオクターブは次第に上がり、声もうめき声から小さな声で
「うーん…」
に変わっていく。
背と肩幅は小さくなり、胸元に小さな谷間が出来て、痩せてがりがりだった体のお尻の部分が大きくなり、太股に見る間にむっちりとした肉がつき始め、腰はくびれていく。
お腹が膨らみ、ビーナスラインが形成されワンピースの下腹部にYの字型のシワが出来ていく。
秋葉原にいるオタクっぽい顔立ちは、目がぱっちりして頬が膨らんで次第に優しくて可愛い女の子の顔に…
長机の上に置かれた数台のモニターで、机に頬杖をつき、体を寄せ合い、お尻を突き出す様な格好で美樹ちゃんの変身を食い入る様に見入っている絵里花、真美、そしてまゆみの三人。
「美樹ちゃんが女の子になってく…」
「あたしもあんな風に女の子にされていったんだ…」
そう独り言を呟く絵里花ちゃんと まゆみちゃん。
流石に女の子になって間もない三人。あたりまえだけど膝丈がこれ位のワンピでどこまでかがんだらパンツが見えるかなんて全然わかっていない。
三人のワンピの裾からはカラフルなショーツが見え隠れし、丸く大きく柔らかくなったヒップに食い込むショーツとかブラのストラップが気になるらしく、ひっきりなしに手を当てて触っている。
元男の子とはいえ、女の子になったばかりの三人のそんな姿にどうやら和之もむらむらしてきたらしい。同時にそんな女の子達にいたずらしてやりたいという気持ちも有ったんだろう。
彼は机に頬杖ついてモニター観ている三人を一度に背中から抱きかかえた。
「よう、美樹ちゃんが無事に女の子になったらさ、四人で今夜俺の泊まってるホテル来いよ。今日のおさらいしようぜ」
その言葉に両脇にいた絵里花ちゃんと真美ちゃんは、イケメンでブレイボーイ的な和之に早くも女として興味を持ったらしい。
「え、おさらいって、何するんですか?」
「えー、行ってもいいんですかあ」
と二人とも目を輝かせた。ところが可哀想なのは真ん中にいたまゆみちゃんだった。
三人の真ん中でまともに和之の股間の硬くなった棒が彼女のヒップに押し付けられていた。ついさっき和之に女の快感を教えられたばかれの彼女は、背中を和之の胸にぐっと押し付けられ、恥ずかしさで顔を真赤にしながらも、
「あ…あ…」
と小さなあえぎ声を上げていた。
(あ、だめ、このままだとまゆみちゃん発情しちゃう)
そもそもここで女の子になったばかりの男の子はまだ感情のコントロールが出来ない。そもそもそんな女の子をホテルに誘うなんてご法度行為。
「ちょっと和之!本当にいいかげんにしないと…」
と私が本気で怒ろうとした時、
「和之!おめーマジ殺すよ!」
私の部屋で留守番していたはずの聡美ちゃんがいつのまにかここの部屋に。彼女は持っていた筆記ボードを手に和之の所に駆け寄り、ボードの角でさんざん彼の背中を殴打し、ようやく彼が三人から離れると、今度はボードの面の部分でまだお尻を突き出したままの三人のヒップを強めに一発ずつぶっていく。
「何て格好してるのよ!あんたたちはもう男じゃなくて女なんだから!あんた達の太股とかヒップはもう一人の男を十分欲情させて狂わせる事が出来るんだよ!」
ようやく机から離れた三人に彼女が続ける。
「そんな格好で男にパンツなんか見せたら襲われても仕方ないんだよ!いくら抵抗したって捕まって押し倒されたら女の子はもう終わりなの!三人とももう生理来たんでしょ?男は逃げれるけど女は赤ちゃん出来ちゃうんだよ!」
「はーい…」
彼女の言葉に三人が力なく代わるがわる返事する。
そんな彼女を見て、聡美ちゃんはトレーナーより施設の教育係か先生やった方がいいんじゃないかって思う私。
と、聡美ちゃんが再び何かに気づいてモニターを観る。
「あ、美樹ちゃん…」
その言葉に再びモニターに向かう絵里花ちゃんと真美ちゃん、そして聡美ちゃん。
「へえ、この子が美樹ちゃん?あれ口に入れるの嫌がってた子でしょ?」
さっきの勢いはどこへやら、聡美ちゃんが口に笑みを浮かべ、モニターに映る身体改造中の美樹ちゃんを見つめ始める。