俺、女の子になれますか?

第十二話「女性生殖器細胞移植~もう後には引けない」

(この作品はR18です。18歳未満の方は読まないでね。)
 最後の女性化施術の全ての準備が整い、私はベッドで眠っている一輝君に声をかけた。
 起き上がった彼は一瞬なんでここに寝ているのかわからなかったらしいけど、
「あの、僕ひょっとして…」
「終わったよ」
 一輝君に答える聡美ちゃんの声に…、
「あ…終わったんだ…」
 恥ずかしげに両手で顔を隠し、体を左右にゆすった後、聡美ちゃんと私に向かって恥ずかしそうに笑う彼。
「覚悟は出来た?」
「う、うん」
 私の問いかけに軽くうなづいた後、
「なんだか、無我夢中だったし、もうぼーっとして夢みたいだった…」
 男のあれを咥えてしまった事がよっぽど恥ずかしかったのか、うつむき加減で言う一輝君の頭を軽くなでた後、私は用意していた器具を彼に見せる。その奇妙な形をした物を見てちょっとびっくりする彼に、私はそれのスイッチを入れて見せた。先端のオパールの塊みたいな長細い物の先がまばゆい光を放ち始める。
「一輝クン、これはあなたの体に入って卵巣と子宮を形成する物。ちょっと痛いけど、これをあなたの股間の側に置くから、自分の意思でこのスイッチを押して欲しいの。そうすればあなたの股間にこれが撃ち込まれて体内にめり込んでいくからね」
 私の言葉に、今まで女性化していった男の子と同様に一輝君も驚きの声を上げた。
「以前は自分で差し込んだんだけど、うまくまっすぐ入らなかったり、失敗したり…」
「痛そう…」
 不安げな声で言う一樹君に私は諭す様に言う。
「それと一輝クン、これが体の中に入ったらすぐに神経と血管があなたの体内とこの器具に張り巡らされる。取り出すと大出血で命に関わるし、二度と男の子には戻れないから覚悟をしてね。いい?」
 少し大きくそして丸くなり始めた目でじっと私を見つめる一輝君。
そして、
「わかりました」
 そう一言言って恥ずかしそうにうつむく彼。
 そんな彼を私はベッド横の椅子に座る様に促し、座った彼のバスタオルの裾を捲り上げて、股間の精巣の真ん中に光る器具とそれを発射する装置を設置する。
 バスタオルを胸に巻いて椅子に座った一輝君は心なしか震えていた。
「怖い?」
「う、うん、ちょっと…」
「大丈夫、すぐ終わるから」
 彼の髪を軽く撫でて落ち着かせ、私は彼に小さなスイッチを手渡して椅子に座る彼のすぐ右に立つ。聡美ちゃんは彼を挟んで反対側に立つ。和之は無粋にも奥のベッドルームで煙草を吸っているらしい。
「いいよ、一輝クン、いつでも」
 怖がらない様に私はありったけの笑顔で彼に言うと、目をつぶり大きく深呼吸をし始める彼。しかし、なかなかスイッチの握られた彼の右手は動かない。
「どうしたの?何かまだ心残り?」
 気になって私が訪ねると、彼はすっかり白くなり、頬にうっすらと赤みが差し始めた顔を私に向け、そして微笑む。
「先生…」
「なあに?」
 一瞬うつむいた後、再び彼は私に微笑む。その顔は昨日ぶっきらぼうな言葉を喋ってた少年の顔ではなく、これから女の子になりつつある優しい笑顔のボーイッシュな女の子の顔。
「女の子の事、いっぱい教えてね」
 そしてピンク色のスイッチの握られた彼の右手が大きく動く。と数秒後、彼の口からはうめく様な声が漏れ始めた。
「うーっ!うーっ!」
 彼のうめき声を聞くやいなや私は彼のバスタオルの裾をめくる。例の物は彼のぺちゃんこになった精巣の真ん中に見事に突き刺さっていた。
「聡美ちゃん、おっけー」
 そう言うと私と聡美ちゃんはほぼ同時に彼の横に座り込み、彼の顔を挟む様に彼の頬に自分の頬をくっつける。
「ほら、一輝クン。成功したよ!」
「頑張って!すぐ終わるから!」
 私達の声が聞こえているのか聞こえてないのかわからないけど、彼のうめき声は更に大きくなり、体を左右に震わせ始める。
 彼が普通の男の子だったならともかく、筋肉が消え女の体になり始めた彼をしっかり固定するには私と聡美ちゃんで十分だった。
 痛みには限界がある。痛みが頂点に達すると、脳から痛みを感じさせない成分が出て、痛みは逆に消えていく。女の子の場合はそれが比較的大量にすぐに来るんだけど、まだ体質が男の子の彼は、その作用が鈍い。多分かなりの痛みに違いないだろう。
 やがて彼の顔が少し穏やかになり、うめき声は次第に大きく荒い息使いに変わっていく。
「一輝クン、覚えておいてね。最初の刺す痛みはあなたが初めて男の子とエッチする時の痛みと同じ、そして今の痛みは今後あなたに月に一度訪れる生理の痛みとおんなじなの」
 彼を励ます様に頬を彼にぴったりくっつけて話す私に、顔をしかめつつ軽くうなづく一輝君。
「一輝クンさ、女の子になったら男には無い痛い事や苦しい事とか辛い事山程待ってるんだよ。でもね、女同士こうやってさ、なぐさめあうの」
 聡美ちゃんも彼に頬をくっつけながら彼の頭をぎゅっと抱きかかえながら言う。
 程なく、一輝君の股間に設置してある器具からポーンと柔らかいチャイムの音。無事に終わったという合図の音。
「はーい、一輝クンお疲れ様。無事終わったよ」
 こう言って私は一輝君の頬に軽くキス。
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