暗殺剣

☆目次☆

プロローグ

第一章 金剛杯

第二章 破強巡り

第三章 襲名


☆解説☆

時は平成の世
武士の時代は100年以上前に途絶えているが
それを伝承する者は今の世にも多く存在する
そんな者たちの中に戦国の戦乱を通じて
1つの流派が完成した
その流派を築いたのが
一条刀斎(いちじょう・とうさい)という
若い公家であったが
戦いよりも民衆を救うことに一念を置くことで
自らの剣技に磨きをかけ
足利将軍にも一目を置かれる存在だったと
言われるが歴史上、公にされていない…
しかし、
数多くある流派が衰退していく中で
刀斎の流派も衰退の道を辿らざる得なかったが
一子相伝という極めて異例な後継により
細々とながらもその剣技を伝承していた
また、
この剣技を伝承されるうちに
「殺人剣」とか「暗殺剣」の異名を持つようになり、
闇の世界では恐れられる存在と化した

その流派の名は
「幾天神段流」という
当主は代々襲名するのが習わしとされ、
当主の名は通称「金子玄十郎」を
名のるように言われている
そのため、誰も本名など知らなかった
正に謎が多き流派であると同時に
当主もまた謎の多い人物なのである…

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