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"Windows mail"," Windows Live! mail"などで使える「ひな形」と飛行機写真のページ

by yhiko   

HTML形式のメールとは

メールは、本来「テキスト形式」と言う文字と記号だけからなるものでしたが、Windows XP販売時頃より、 マイクロソフト社が、よりさまざまな表現ができるように 採用したのが、ホームページと基本的に同じHTML構文を使えるようにしたHTML形式のメールです。

このHTML形式のメールでは、文字のフォントの変更、サイズ、色の変更、画像(JPG形式、 GIF形式)の貼り付け、背景画像の貼り付け、背景色の変更、音楽(MIDIのみ)の背景演奏、 仕切り線、表表示(テーブル)、エクセル表の貼り付けなどができるようになっています。
また、Javaの一部が使用可能で、動きのあるメールを作成することも可能です。

HTMLメールの国内での歴史

HTML形式のメールが使えるようになった当初は、正しく表示できるメールソフト(以下メーラと記述)は、マイクロソフトのOutlook Expressだけだった上に、 Windows標準のメーラーであるOutlook Express の初期状態が、HTML形式だった為、ユーザー(特に初心者)がHTML形式のメールを知らずに使うケースが非常に多く、他のメーラーを使っていたユーザーにとっては、「タグ」 (HTMLの構文)に本文がうずもれた状態のメールが届き、読みづらかった上、当時はブロードバンド方式のインターネット接続が、普及し始めたころで、 通信時間課金方式のインターネット接続の方がまだまだ多く、通信速度も現在の光通信よりかなり遅かった為、迷惑以外の何物でもなく、ネット上で、「HTMLメールは、やめよう!」と言う 意見が大勢だった時期がありました。(現在でも、一部お見かけます)

それでも当時、メル友がはやっていたこともあり、一部で愛好家が増え、「ひな形」配布や背景、キャラクター画像配布のHPがたくさんできるようになりました。 その後、通信技術も進歩し、光通信によるブロードバンド常時接続が普及し、各メーラーも部分的であっても、HTMLメールに対応できるようになった為、HTMLメールが普及する環境が 整ったのですが、個人メールが、携帯メール、ツイッターなどに移って行ったことや、WindowsのメーラーがWindows Live Mailになり、「ひな形」を簡単に利用できなくなった為、 爆発的な流行をすることなく、各個人サイトも次第に閉鎖され、下火になって、今に至っています。

ただ、HTMLメールの表現力は、従来のテキストメールとは比較にならず、企業のCMメールやメールマガジンには非常に有用ですし、各企業のアンケートでも、HTMLメールを受けることを 許容する意見が大半な為、企業のPRメールとして大勢を占めています。