虎臥山(竹田城趾:353.7m)H22.2.7

 
 2月6日に播州地方で今年初めての積雪となる。
雪道を歩きたく、翌日に朝来市竹田の虎臥山へ車を走らせる。生野峠を越え朝来市に入ると道沿い一面が雪景色となる。

 JR竹田駅に車を止めさせてもらって駅裏の登山(城)口から戦国時代の武士になったような気分で雪を踏みしめ踏みしめ登る。登山道の木々の間越しに見える竹田の街もモノクロの世界に寝静まっているような感じです。

 30分程度の歩きで大手門跡に到着。20〜30pの積雪で石垣に積もった雪が雪庇状に。広々とした北千畳も一面の雪で覆われ踏み跡をつけるのが何か恐れ多いような気がする。
城の縄張りが虎の伏せてているような形をしているので虎臥城(山)という名がついたとも言われています。雪を被った石垣が虎の縞模様にも見えます。

 この地方は初冬のよく晴れた早朝に朝霧が発生し虎臥山も雲海に包まれます。この次は雲海に包まれた幻想的な天空の城を見にこようと思いつつ城跡を後にしました。





  ○場所  朝来市和田山町竹田

 ○登山口  JR竹田駅裏

 ○所要時間  城跡まで約30分(距離 700m)



【竹田城】              


標高353.7メートルの山頂に位置する竹田城跡は、嘉吉年間(1441〜43年)に但馬の守護大名・山名宗全が基礎を築いたとされ、太田垣氏が5代にわたって城主となりましたが、織田信長の命による秀吉の但馬征伐で天正8年(1580年)に落城。最後の城主・赤松広秀が豪壮な石積みの城郭を整備したと言われます。
 縄張りの規模は南北400メートル、東西100メートルに及び、完存する石垣遺構としては全国屈指のもので、平成18年には日本城郭協会により「日本100名城」に選定されました。自然石を巧みに配置した近江穴太衆による石垣は、400年を経た今でも当時の威容を誇っています。

                           (朝来市ホームページより)
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対岸の国道より 登山口

雪道を登る 城跡に到着

大手門跡 北千畳も一面の雪

二の丸より天守台 雪を被った石垣

南千畳 竹田の街を展望

南を展望 北を展望