DAVID BOWIE

YAMA.Kの一番好きなアーティスト、デヴィッド・ボウイにまつわるお話です。


LET’S DANCE

LET’S DANCE ’80年代半ば、YAMA.Kが洋楽を聞き始めた頃、アルバム”LET’S DANCE”(’83年)からのシングルカット曲が洋楽番組で流れており、タイトルナンバーはもちろんのこと、”CHINA GIRL”などが売れていました。
この”CHINA GIRL”のビデオ・クリップでは、中国人女性(その当時の彼女)との濃厚なキスシーンがあった為に、アメリカでは放送禁止となったようです。
また、”UNDER PURESSUR”では、クイーンのフレディー・マーキュリーと一緒に歌っています。
一番売れている頃だったのですが、当時私は好んで聴くことはありませんでした。
LET’S DANCE(1983年作品)
 1.MODERN LOVE
 2.CHINA GIRL
 3.LET’S DANCE
 4.WITHOUT YOU
 5.RICOCHET
 6.CRIMINAL WORLD
 7.CAT PEOPLE(PUTTING OUT THE FIRE)
 8.SAKE IT
 9.UNDER PRESSUR
   (1982 SINGLE,DUET WITH QUEEN)


BLACK TIE WHITE NOISE

BLACK TIE WHITE NOISE ’80年代当時あんまり好きじゃなかったのに、’90年代に入って発売された”BLACK TIE WHITE NOISE”(’93年)で、どういうわけか虜になってしまったYAMA.K。それからというもの、とにかく中古CD、ビデオショップを回って、当時のCD、ビデオを探しまくりました。
また、再販されたCDも買いまくって、ごんごんとコレクションを増やしていきました。
その頃、車では、このアルバムばかりを聴いていて、今では使っている人はいないかと思いますが、カセットテープが伸びてしまうまで聴いていました。ろ〜るきゃべつも半分呆れていました。
でも、このアルバムはYAMAの家にとっては忘れられないものになりました。というのも、このアルバムの中に”THE WEDDING”という曲があって、これをYAMAの家の披露宴で使いました。鐘の音で始まるこの曲、ウエディング・ドレスでの入場にはぴったりで、われながら、良かったと思います。
このアルバム発表の前に、ボウイも何度目かの結婚をしていたので、素直な気持ちの現われになったのかもしれません。
BLACK TIE WHITE NOISE(1993年作品)
 1.THE WEDDING
 2.YOU’VE BEEN AROUND
 3.I FEEL FREE
 4.BLACK TIE WHITE NOISE
 5.JUMP THEY SAY
 6.NITE FLIGHTS
 7.PALLAS ATHENA
 8.MIRACLE GOODNIGHT
 9.DON’T LET ME DOWN & DOWN
10.LOOKING FOR LESTER
11.I KNOW IT’S GONNA HAPPEN SOMEDAY
12.THE WEDDING SONG
13.JUMP THEY SAY (Alternate Mix)
14.PALLAS ATHENA (Don’t Stop Playing Mix)
15.LUCY CAN’T DANCE


グラススパイダーズ・ツアー

ある時、帯屋町(ローカルですが高知市の中心商店街の名称。当HP”高知−高知市”参照。)を歩いている時に、当時経営が怪しいぞとされているK時計店(時計店なのにCD、ビデオなどを売っていました。なおかつ最後には倒産してしまいました。)に引き込まれるように入ったら、なんと、あの”グラススパイダーズ・ツアー”の当時のLDを発見。なおかつ値段も半額程度になっていたので、これはラッキーと買って帰ってきたことがありました。なお、この映像、再販はされていますが、当時の物より幾分短くなっているようです。
このツアー、舞台セットが大き過ぎて日本では実現できなかったというもので、タイトル通りの蜘蛛の大きなセットを組んで演出バリバリのコンサートをやっていました。スケールが凄い!!の一言です。


THE VIDEO COLLECTION

THE SINGLES COLLECTION ボウイにはまってとっても手に入れたかったのが、ビデオ・クリップ集。それが、はまってまもなく発売され、待ってましたとばかりに飛びついたのが、”THE VIDEO COLLECTION”。もちろんCDも同時に発売されました。(”THE SINGLE COLLECTION”(’93年))
’70年代初めの”SPACE ODDITY”のクリップから始まって”FAME ’90”までが収録されています。改めてボウイの自己表現には媒体を選ばないという側面を見た思いがします。そして、映画”ラビリンス”のサントラに納められている曲のビデオもあるので、正に媒体の融合!
この中で映像として好きなのは、”ASHES TO ASHES”と”LOVING THE ALIEN”になります。前者は曲の内容もさるものながら、映像も大変美しく感じられました。後者も、不思議な色合いに、ボウイの正座&鼻血ブーが見られちゃう(当初のビデオテープ&LDバージョンではそうなのですが、DVDバージョンでは鼻血ブー画像が別の画像に置き換わっていました。)というもの。(笑)両方とも曲も好きです。
それから、”LIFE ON MARS?(火星の生活)”。これはとにかく美しい映像というかボウイが見られるもの。でも、よく見ると、眉がありません。日本人なら怖いぞ〜というところですが、さすが外人さん。彫りの深さで全然問題になっていません!ちなみに、この時のボウイの髪型は日本の歌舞伎が参考になっているそうです。
そして、忘れてはいけないのが、”DANCING IN THE STREET”。イギリスでは超有名なボウイとローリング・ストーンズのヴォーカル、ミック・ジャガーがデュエットしています。このクリップでは2人とも思いっきりはじけている様子が見られます。ボウイオリジナルの風車のように腕を回すスタイルを、ミックが見ていて真似をしたりもします。とにかく面白いので必見です!!
THE SINGLES COLLECTION(1993年作品)
DISC−1
 1.SPACE ODDITY
 2.CHANGES
 3.STARMAN
 4.ZIGGY STARDUST
 5.SUFFRAGET CITY
 6.JHON,I’M ONLY DANCING
 7.THE JEAN GENIE
 8.DRIVE IN SATURDAY
 9.LIFE ON MARS?
10.SORROW
11.REBEL REBEL
12.ROCK & ROLL SUICIDE
13.DIAMOND DOGS
14.KNOCK ON WOOD
15.YOUNG AMERICANS
16.FAME
17.GOLDEN YEARS
18.TVC15
19.SOUND & VISION
DISC−2
 1.HEROES
 2.BEAUTY & THE BEAST
 3.BOYS KEEP SWINGING
 4.D.J.
 5.ALABAMA SONG
 6.ASHES TO ASHES
 7.FASHION
 8.SCARY MONSTERS
 9.UNDER PRESSURE
10.WILD IS THE WIND
11.LET’S DANCE
12.CHINA GIRL
13.MODERN LOVE
14.BLUE JEAN
15.THIS IS NOT AMERICA
16.DANCING IN THE STREET
17.ABSOLUTE BIGINNERS
18.DAY IN DAY OUT

LABYRINTH
LABYRINTH:ラビリンス 魔王の迷宮(1986年作品)
 1.OPENING TITLES INCLUDING UNDERGROUND
 2.INTO THE LABYRINTH
 3.MAGIC DANCE
 4.SARAH
 5.CHILLY DOWN
 6.HALLUCINATION
 7.AS THE WORLD FALLS DOWN
 8.THE GOBLIN BATTLE
 9.WITHIN YOU
10.THIRTEEN O’CLOCK
11.HOME AT LAST
12.UNDERGROUND


ZIGGY STARDUST

ZIGGY STARDUST ボウイは’70年代始めにコンセプト・アルバム”ZIGGY STARDUST”(’72年)を発表しました。
非常に考えられ、演出されたコンサートと合わせて、多大な評価と、ファンの指示を得、何10年かに1度の名盤と言われる傑作アルバムとなりました。
このアルバムに納められている曲はそれぞれに意味があって、全てがつながって1つの物語を作り上げています。宇宙から来たロック・スターの成功と堕落を描いています。
こういったアルバムは小説”1984”にインスパイアされて作成したアルバム”DIAMOND DOGS(ダイアモンドの犬)”(’74年)もそうですが、’90年代でも”OUTSIDE”(’96年)で再度取り組んでいます。でも、最初のアルバムのイメージが強く、後のコンセプト・アルバムでは今一つといった感じとなっています。
さて、”ZIGGY STARDUST”では、実はあんまり好きな曲はありません。しいて言えばタイトル曲と”STARMAN”、”SUFFRAGETTE CITY”あたりになります。”STARMAN”は○ズキの○リオのCMのBGMとして使われています。(’01)また、”SUFFRAGETTE CITY”は氷室京介さんがカバーしています。
残念ながらこれらの曲にはビデオ・クリップがありません。でも、このZIGGYが死んだと発表する、ロンドンでのコンサートの映像があったりします。ガリガリにやせても、なお美しいボウイの姿が見られちゃいます。この頃には精神的にも、肉体的にもかなりダメージをくらっていたようです。とにかくファンの熱狂ぶりと、ZIGGYの死を告げた時のファンの悲鳴がその人気というか、ほとんど宗教に近い印象さえもあって、とにもかくにも凄い!! の一言です。
ZIGGY STARDUST(1972年作品)
 1.FIVE YEARS
 2.SOUL LOVE
 3.MOONAGE DAYDREAM
 4.STARMAN
 5.IT AIN’T EASY
 6.LADY STARDUST
 7.STAR
 8.HANG ONTO YOURSELF
 9.ZIGGY STARDUST
10.SUFFRAGETTE CITY
11.ROCK ’N’ ROLL SUICIDE
12.JHON,I’M ONLY DANCE
13.VELVET GOLDMINE
14.SWEET HEAD
15.ZIGGY STARDUST(Previously unreleased track)
16.LADY STARDUST(Previously unreleased track)

OUTSIDE
OUTSIDE(1995年作品)
 1.LEON TAKES US OUTSIDE
 2.OUTSIDE
 3.THE HEARTS FILTHY LESSON
 4.A SMALL PLOT OF LAND
 5.SEGUE − BABY GRACE(A HORRID CASSETTE)
 6.HALLO SPACEBOY
 7.THE MOTEL
 8.I HAVE NOT BEEN TO OXFORD TOWN
 9.NO CONTROL
10.SEGUE − ALGERIA TOUCHSHRIKE
11.THE VOYEUR OF UTTER DESTRUCTION(AS BEAUTY)
12.SEGUE − RAMONA A.STONE / I AM WITH NAME
13.WISHFUL
14.WE PRICK YOU
15.SEGUE − NATHAN ADLER
16.I’M DERANGED
17.THRU’ THESE ARCHITECTS EYES
18.SEGUE − NATHAN ADLER
19.STRANGERS WHEN WE MEET
20.GET REAL


THE NEXT DAY

THE NEXT DAY 2013年1月8日、10年もの沈黙の時を経て突然発表されたこのアルバムは、ボウイらしい、以前の作品”HEROS”のアルバムジャケットをベースにその上から隠してしまっているという、例えば、”SPACE ODDITY”のトム少佐を”ASHES TO ASHES”で薬物中毒者とした、リスナーを驚かせる手法の一つのように思えます。
アルバムタイトルも何となくこれからに向けてとも思えるもので、大変興奮したのを覚えています。
このアルバムの中では、”VALENTINE’S DAY”がとても気になって、MVを何度も繰り返し見てました。いつものように歌詞がよく分からないので、曲調とそのMVで66歳になったボウイを確認していたように思います。
さすがに歳をとったなぁと思いながらも、ほかにこのアルバム収録曲で製作されていたMVを見つつ、聴きつつで、久々のボウイ節に浸りつつ、今後の新たな活動を楽しみにしていました。
THE NEXT DAY(2013年作品)
 1.THE NEXT DAY
 2.DIRTY BOYS
 3.THE STARS(ARE OUT TONIGHT)
 4.LOVE IS LOST
 5.WHERE ARE WE NOW?
 6.VALENTINE’S DAY
 7.IF YOU CAN SEE ME
 8.I’D RATHER BE HIGH
 9.BOSS OF ME
10.DANCING OUT IN SPACE
11.HOW DOES THE GRASS GROW?
12.(YOU WILL)SET THE WORLD ON FIRE
13.YOU FEEL SO LONELY YOU COULD DIE
14.HEAT
15.SO SHE
16.PLAN
17.I’LL TAKE YOU THERE
18.GOD BLESS THE GIRL


★(BLACK STAR)

★(BLACK STAR) 前作”THE NEXT DAT”から3年、またまた誕生日となる2016年1月8日に発売されました。
アルバム収録曲の、”SUE”や”LAZARUS”、”★”などは、アルバム発売前にMVが公開されており、前作とはかなり違う雰囲気で、パッと思ったのは”暗い”感じな印象で、これについても、これまで何度も繰り返してきた変容かと思っていました。
そして2日後の1月10日。仕事関係の研修で出かけていて帰宅すると、ろ〜るきゃべつから、

「デヴィッド・ボウイが癌で亡くなったで。」

という、全く予想だにしなかった情報がもたらされました。
会ったことも無い人なのに、少々混乱。私の中では居なくなることなんて考えられなかった人。そして、アルバムが出たばかりなのに..。
当初半ば嘘だろうという感じで、情報を集めにかかったのですが、集めるに従ってどうやら事実であることを認めざるをえないことになり、ただただ呆然。(悲)
ただ、情報を集めるにしても、あるのは”18ヶ月間の癌との闘病の後に亡くなった。”ということだけで、細かな情報はその後も明らかにされることはありませんでした。
この現実の中、このアルバム”★”を聴きつつ歌詞を見ると、そうだったのかと変に納得してしまう自分がいました。普通な見方なのかもしれませんが、いくつかの曲で死を意識した内容になっていると。
”I CAN’T GIVE EVERYTHING AWAY”しかり、”LAZARUS”では、MVまでそんな感じがします。
とにかく、”★”と”LAZARUS”は、亡くなってから毎日のように観るというか聴くようになってしまいました。
しかし、”★”のMVはこういう事があってのことかもしれませんが、観るに従って、美しく幻想的で、かっこいいと感じ、特に好きなMVになりました。
突然私達の前から消えてしまい、天の”★”になるのは早過ぎです。もっともっと、新しい世界を見せて貰えると思っていただけに、とても残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。
P.S. ベストヒットUSAのデヴィッド・ボウイ特集を見ていると、どうやら今回発表した曲以外に、まだ残されている曲があるらしいのです。是非、私達にも聴かせて欲しいものです。(願)
★(2016年作品)
 1.★
 2.’TIS A PITY SHE WAS A WHORE
 3.LAZARUS
 4.SUE(OR IN A SEASON OF CRIME)
 5.GIRL LOVES ME
 6.DOLLAR DAYS
 7.I CAN’T GIVE EVERYTHING AWAY