ギボウシ

イングリッシュガーデンでは重宝されている植物で、主体は葉なのですが、これに色々な種類があり、さらに大型の物はボリュームがあることから、夏場に庭を緑で覆いつくしたり、奥行きを作ってみたりという時に中心に据えて用いることができます。
さらに、花も楽しむことができるのと、とても強いという良いところばかりなのですが、冬場には地上部分は枯れて無くなってしまうところがちょっと残念な感じではあります。
ここでは我が家の庭にあるギボウシを紹介してみます。


2013年の成長

ギボウシ3月30日 ギボウシ4月5日
左画像:3月30日撮影
筒状に出てきている葉が分かります。この株については葉を縁取る斑があるタイプです。
右画像:4月5日撮影
6日間で筒状だった葉がすっかり開き大きな株を形成しつつあります。見慣れたギボウシの格好に近いのですが、まだまだ開いてきます。

ギボウシ4月13日 ギボウシ4月20日
左画像:4月13日撮影
ここまでくると、葉はすっかり開いています。大きな株が形成されました。このように一株でボリュームが出るので、にぎやかさをというか、豪華さを出すのに重宝します。
右画像:4月20日撮影
1週間経過しましたが、もう変化は無いように見えます。今後の楽しみは花になってきます。


2012年の成長

ギボウシ ギボウシ2
左画像:4月2日撮影 右画像:4月5日撮影
あまり変化はみられないように思われますが、3日で緑の芽が伸びてきているのが分かります。
ギボウシ3 ギボウシ4
左画像:4月12日撮影
緑の芽がラッパの様に伸びて、葉らしくなりつつあります。
右画像:4月17日撮影
ここまで伸びるとギボウシということがはっきりと分かります。まだまだここから伸びてきます。 ギボウシ5 ギボウシ6
左画像:4月24日撮影
ラッパ状に伸びてきた葉は開ききり、成長をしていきます。ここまでくると結構株のボリュームとしては出てきて、庭の中でも目立つ存在になります。
こういうギボウシの株が他にも幾つかあります。
右画像:10月4日撮影
この時期になると、しっかりとはっていた葉が徐々に枯れてきます。そして、ついには枯れてしまい冬場になると全く無くなってしまいますが、土中には根がしっかりと残って越冬します。


玄関先

小型細めの葉 ギボウシの中では小型の種類になります。地植えにしたからかどうかは定かではありませんが、割と多くの葉を出してくれるので、玄関先花壇の横にワンポイントとして植えてみました。


中央の花壇

淡い緑の葉 南側の陽がよく当たる場所に植栽しています。そのせいか、もとからかわかりませんが、色が淡い感じです。さらに、あまり大きくはならないタイプで、花も見たことがありませんが、それでも毎年春になれば芽を出してくれます。
斑入り丸目の葉 大型の睡蓮鉢のそば、枕木の仕切りも見えていますが、エゴノキの影になる部分に葉の縁に斑が入る株を植栽してみました。
もっと大きくなるかと思われたのですが、影にあるせいか、周囲に植物が多いせいか、期待した程は大きな株に育ってくれません。
葉の形がやや丸みを帯びています。
小さい株達 大型の睡蓮鉢のそばに植栽しています。
左の株は元々小さい株なのですが、右の株は元々は画像よりは大きな株でした。が、植栽された位置の関係かは不明ですが、あまり大きく育たなくなってしまいました。また、芽を出すのも遅く、その関係で全て同時期の画像でありながら、成長が良くありません。
茎あり小さい株 茎なし小さい株
それぞれ別の株になりますが、どちらも小さい株です。
小さい株の為に未だ鉢植えで管理しています。左画像はやや緑の色が淡い、茎のある細めの葉の物になります。
対して右画像は、茎が無く株元から直接葉が出ているように見え、やや丸目の葉に見えます。また、緑色も濃い感じです。


さくらんぼの道

斑入り大き目の株 さくらんぼの道からいうともみじの後ろ側の株元に植栽しています。
葉の縁に細めの斑が入っています。木漏れ日が入る程度の場所ですが比較的大きく育ってくれています。葉がしっかりしているので存在感があります。
緑色が薄く見える株 さくらんぼの道からいうともみじの後ろ側の株元、上の株のすぐ南隣に植栽しています。
葉の色に特徴があるのが分かります。斑はありませんが、これはこれで美しく見えます。大きさも上の株程度にはなってきます。
他の株と比較して、芽を出すのがちょっと遅目なので、毎年やきもきさせてくれる株でもあります。


周囲の花壇

ヤマギボウシ ソメイヨシノの後ろ側に植栽しています。
一番先に目を出し大きく成長をとげる株になります。この株は近所の山にあった物を植栽した物ですが、元々はどちらかといえば小さく貧相な株でした。それが庭に植栽したとたん、大きな株に成長するようになりました。
柔らかい緑色の葉を出し、大きな株に成長してくれます。また、時期になれば、細い茎を伸ばして紫色の花をつけてくれます。
斑入り細長めの葉 庭の一番南にある、柵で日陰になってしまう場所に植栽しています。
淡い緑色の葉に斑が不均一にボヤっと入っている印象です。この株についてもそこそこボリュームが出てきます。
大きく斑入り細眺めの葉 上の株の東隣に植栽しています。
斑入りではありますが、もはやどちらが主体の色か分からない程大きく斑が入ってきています。株の大きさ的には上の株と同じ程度まで大きくなり、やはり淡い紫色の花を咲かせてくれます。
ギボウシ兄弟 ガレージのある東側部分に植栽しています。
左側は斑が細く、右側は斑がやや太めに入っています。そして葉の色が若干ことなることが分かるかと思います。いずれも、多くの株と同様な程度に大きく成長してきます。
葉数が少ない株 ガレージのある東側の花壇北側に植栽しています。
これまでの株と同じ時期の撮影ですが、葉は他の多くの株と同じサイズなものの、葉の数が少ない株です。ここから増えるのか増えないのかは要観察です。この株も葉の縁に斑が入っているのが分かります。