険しく美しい岩稜を経て岩の庭園をなす200名山へ みなみこまがたけ 2841m 長野県大桑村

2008927日()快晴 6:25越百山頂仙涯嶺→9:25山頂

100名山:空木岳の南に位置する知名度の低い山だが、越百山〜山頂まで仙涯嶺(せんがいれい)の岩峰を中心に
織り成す自然の妙、岩稜の変化が魅力のコース。ドーム状のマイルドな越百山頂から仙涯嶺へ向うにつれ
岩だらけになる。その自然の造形美、見飽きない。紅葉にやや早いが山腹の彩とマッチ。稜線上、大展望が続く。
北西、霊峰:御嶽山はいよいよ美しく、東方、駒ヶ根の街を眼下に南アルプスのパノラマが終始見える。
左から甲斐駒ケ岳、中央に北岳、右に富士山、分かるかな。南アの左には、伊那の広い平野越し八ヶ岳が展開。
振り返ると、越百山のたおやかな容姿。険しい様相の北から縦走してきた場合、心和むに違いない山容。
岩稜が打ち続き、どこが仙涯嶺か分からないまま通過。一部鎖場もあるが、大した危険箇所はない。
終日、西風が強く、雨具着用のまま進む。フードを被り、手袋着用。時々稜線の東斜面を巻くと嘘のように無風、
雨具を脱ぎたくなるが稜線に出た途端、強風。仙涯嶺あたりから見る本山は、岩に彩られ鋭く天を刺す。
しかし、山頂手前の急登をこなすと、なだらかな稜線に白い岩が点在、自然の作った庭園の美しさ!
背後には、御嶽山、ゴールの木曾駒ケ岳。⇒トップページ