越 百 山
2008年9月26日(金)雨 11:20今朝沢橋→12:05福栃平登山口→14:55上の水場→16:00越百小屋
27日(土)快晴 5:25越百小屋→6:20山頂
中央アルプス南部のマイルドな300名山 こすもやま 2613m 長野県大桑村
遅ればせの夏休み、何度か計画倒れできた中央アルプス縦走を目指す。5:30起床、予報どおり雨だが
土日の好天を期し、新神戸発7:22の新幹線に乗車。10:52中央本線:須原駅下車時は本降り。
予約のタクシーに乗車。年配の実直な運転手さん。深い伊奈川渓谷沿い、細い車道をウネウネ走り、
今朝(けさ)沢橋前の広い駐車場着。ここまで定額5,250円。シーズンは満車とのことだが先行車2台。
雨具に傘をさして出発、ゴウゴウと流れる渓流沿い、道標に従い林道を進み45分(地図1:20)で登山口着。
男性に引率された高齢女性たちが降りてくる。急斜面をジグザグ登り、尾根上に出る。シラビソ林の中、黙々登る。
幸い雨足は去るが風で木枝の雨が落ちてくる。傾斜がきつくなり、あえぎあえぎ登る。水場で水を補給。水は細い。
栃尾山横巻の暖傾斜になり救われる。程なく栃尾山と越百山の鞍部、シラビソ林に囲われた小さく古い山小屋着。
中はにぎやかな談笑の声。土間から呼びかけるが返事なく、大勢のいる居間へ。素泊まりは隣接の避難小屋へ。
寝具賃貸はなく、2,000円。小屋内は雨具が一杯に吊るされ、掻き分け、寝床へ。避難小屋泊は自分のみ。
少し侘しい。厚地ウール上下を着用するが寒さで安眠できず。翌朝3:30ころ起床。一杯の雨具の中で自炊中、
高齢女性が話し掛ける。本山以南縦走済みで、今回で中ア全縦走とのこと。夜間、満天の星に好天を期待したが
期待以上の晴天。5時過ぎ明るくなり、眼前の本山を目指す。昨日は視界ゼロだったが、御嶽山がスッキリ見える。
霊峰の風格。その右に乗鞍。山上に出ると、いきなり南アルプスのシルエットの連なりが目に飛び込む!
富士も小さく見える。南アから見る中アは遠く平板だが、甲斐駒〜光まで峰々の一つ一つを確認できそう。
南、安平路山へ尾根が延びる。後方、ドーム状の恵那山、小ぶりながら屹立する南木曽岳。
中アは、本山以北、アルペン的な険しい岩稜が続くが、本山以南はマイルド。いつか南部も縦走してみたい。
禿げたドーム状の山頂から360度素晴らしい展望に浮き立つ気持ちでいよいよ長い縦走路へ出発!⇒トップページへ