富士に次ぐ高さの南アルプスの盟主 きただけ 3192m 山梨県南アルプス市

2007726日()晴→小雨 7:20広河原→9:40二俣→11:50山頂稜線→13:50山頂→14:45北岳山荘

梅雨による崖崩れで夜叉神峠〜広河原の林道が不通、やきもきするが、24日、出発前日に開通!
若かりし日、テントを担いで登った思い出の北岳。前回は広河原からの往復、今回は未踏の北岳〜間ノ岳を埋める。
前日、芦安温泉の岩園館泊。予想に反し、甲府市内から足を延ばした程度の距離、風情に乏しい。
自慢の岩風呂は良いが施設、料理は今一。広河原まで乗合タクシーで1000円強で行けるが、
宿で一緒になった人とタクシーをチャーター。6000円強。宿でおにぎりをもらい、6:30発。車中で食べる。
道路が開通したばかりで平日のせいか、広河原には他の登山者は見当たらない。広河原山荘前から登山道に入る。
大樺沢は、大岩ゴロゴロの渓流沿い、結構ワイルドなコース。樹林帯を抜け、左俣の雪渓が前方に延びる。
かすかに記憶に残る景色。一頑張りで二俣着。トイレあり。左俣の雪渓を登り詰めるのが最短だがアイゼンが必要、
落石のおそれもあり、右俣コースへ。急傾斜、ダケカンバ、お花畑の中、ジグザグに根気良く登る。
山頂稜線に出ると、ハイカーが多くなる。あいにくガスに閉ざされ視界はきかないがお花畑を鑑賞、不満はない。
定番のキンバイ、ハクサンイチゲのほかイワカガミの群生が目を引く。肩ノ小屋辺りから小雨、雨具着用。
痩せた岩場の斜面を登り切り、山頂着。前回は、ご来光を仰ぎ、大感激の登頂、今回は淡々とした気分。
三角点のプレートは「白根山」。北岳山荘への道は暖傾斜だが案外と長い。
南アの玄関口:広河原からのアプローチが容易で、シーズン中すし詰めが当たり前の山荘だが幸い空いている。
応対は不慣れなバイトの学生、手際が悪く、客あしらいは事務的。トイレなど設備はまあまあ。寝具は清潔。
夕刻、雨が上がり、雲間から差す陽の下、明日進む仙塩尾根のシルエットを望む。⇒トップページ