前日、若狭駒ヶ岳から下山後、急ぎ本山登山口へ。車中泊の場所を案じていたが、山集落内に広い駐車場のある農村ふれあい会館あり。周辺、住宅地で街灯もあり、安心して車中泊。転々としながら5時起床。朝食後、出発。昨日の疲労が残っている。少し車道を南下、最初の小橋で左折、集落内を登ると、左に玉泉寺。登山口表示あり。上り坂が2つあり迷うが右の道が正解。緩やかに登り、堰堤の右へ進む。次の堰堤を左に見て、山道らしくなる。途中、道標はないが、溝状の明瞭な道が続く。これまで東の駄口から1,2月に登り、雪山の素晴らしさを満喫し再訪したが、予想以上に残雪が少なく、600m辺りから雪面になる。雪面がしまっており、ワカンなしでも足が沈まない。夕暮山の手前までは尾根が明瞭だが、550m辺りから高原になり、眼前にドーム状の山頂が見えているが、意外と進路に迷う。深雪期なら灌木が雪に埋もれ自在に進めるが、夏道から外れると灌木に阻まれる。雪で途切れている夏道を探しながら進む。雪景色が素晴らしかった山頂部もまだらに雪が残り、一番中途半端な時期か。それでも素晴らしい快晴と展望に恵まれ、鬱屈した気持ちも晴れる。若狭湾に突き出た西方ヶ岳〜栄螺ヶ岳、西に対面する野坂岳。東方の山並みは横山岳方面か。往路を引き返す。重量感のある野坂岳を見上げながら下山。水路で汚れたスパッツとストックを洗う。フキノトウが春の訪れを告げる。⇒トップページへ |