岩 篭 山
短時間で登降でき、大展望と雪山気分を満喫できる名峰 いわごもりやま 765m 福井県敦賀市
2013年2月17日(日)曇→晴 9:50JR新疋田駅→10:15駄口コース登山口→12:15山頂→14:15登山口→14:50新疋田駅
先日、北の市橋コースからチャレンジ。沢の渡渉ができず、尾根へ逃げたものの進路を失い、リタイア。ネットで調べ、
西の駄口から登れそう。関西ワンデイパスで湖西線直通新快速に乗る。雪解けが進んでいるかと思いきや、比叡山
あたりから薄く雪化粧した山並みが美しい。駅から登山口までの国道歩きが不快。路側帯が狭い上、雪に埋もれ、
加えて、融雪装置から放水、車の水しぶきを浴びながら忍従。濡れた路傍の雑草が凍結、思いがけない美しさ。
ようやく、レストランしのはら着。駐車場南端に登山案内板と道標あり。数台駐車。沢山の踏み跡が轍を作っており、
安気にたどる。雪面が締まっている上、踏み固められ、スノーシューもストックも使わず、どんどん進む。小谷沿い
植林中を抜け、短時間で支尾根上に出る。後は、尾根筋をたどる。トレースがなくても登頂できそうだが、踏み跡が
ないと、下りは進路取りが難しそう。361m三角点と677m点の中間、小ピークに出た辺りから展望が開ける。
インディアン平原のドーム状の高みまで稜線を見通せる。気持ちが躍る。無風の穏やかな雪山日和。灰色の空だが、
遠望もきく。677m点から鞍部まで急斜面を下り切る。純白の雪面に樹木の林立、雪山が見せる自然美。少し迷うが、
スノーシュー装着。708m点へ登り返す。切り立った崖上、遮るものなく、東方、金糞岳〜横山岳など湖北の名峰が
パノラマ状に展開!インディアン平原へ雪のドームの急登、軽い恐怖感、スノーシューの裏歯を立てる。
頭上、白いドームに蒼天、雪山!平原のシンボル、岩塔。登り切ると、別世界、雪原と純白の山塊。
山頂目指し、コースフリーで雪原を軽やかに登る。一旦樹林帯に入る。趣の良い樹氷の空間を抜け、山頂目指し、
最後の急登。一歩一歩、スノーシューで踏み締め、山頂へ躍り出る。360度の素晴らしい展望!舞鶴市街、敦賀湾と
西方ヶ岳、対面の名峰:野坂岳、インディアン平原越し、湖北の山並み、樹氷・山並み越し
琵琶湖。雪山の素晴らしさをコンパクトに凝集したような素晴らしさ。山上はグループでにぎやかだが、
展望が素晴らしく、気にならない。夕暮山まで足を延ばせず、帰路を急ぐ。急斜面の下り、新品の8本歯アイゼン装着。
簡単にしっかり装着でき良い。往路の踏み跡をたどり、急ぎ足で下山。1時間1本の電車を待ち、ロッジ風の駅舎で
雪山用具を仕舞う。⇒トップページへ