芦 谷 岳 |
ブナなど自然林豊かな縦走路上の静かな秀峰 あしたにだけ 866m 福井県美浜町 |
2021年10月15(金)快晴 6:05テント場T→7:10鉄塔→8:00562m三角点→9:25縦走路→9:45山頂D→11:35797m点F→12:50谷下山→13:55テント場→15:40駐車点(地図) |
10日前のテント泊時、寝袋不要だったので持参しなかったら寒さで寝付けず。テントを片付け、モチ入りしるこの朝食後、明るくなり出発。長い尾根から前回登頂できなかった本山を目指す。沢靴はリュックにしまい、登山靴で渡渉に難儀。すぐ近くの甲森谷出合Aから尾根端に取付く。すぐに暖傾斜になるが痩せた岩稜に灌木が茂り、進みにくい。しばらく先で明瞭な道に出る。430mの鉄塔管理用。鉄塔通過後も道は続き、ずっと続くことを期待するがB点で消え、その先灌木が密生。枝を押しのけながらひどく難儀。道のない山を自在に歩くようになったが意外とヤブに難儀することは少なく楽観的になっており、これ程のヤブは初めて。しばらく頑張って前進を断念する気で進んでいたらヤブの切れ間に三角点あり。その先もヤブが続き、前進の覚悟を決めたころ、C点で急にヤブが切れ、広場状地に抜け出す。幸いその先ヤブはなく、趣の良い自然林が続く(写真)。ヤブ中でもブナはあったが鑑賞する余裕なし。急登をこなし、暖傾斜になり、縦走路に出る。幸い明瞭な道が伸びている。727m三角点まで起伏があるがその先は暖傾斜。本縦走路を目指したのは、「森の巨人たち」(ナカニシヤ)に関西有数のブナ林帯とあったのに惹かれて。自然林が続き、秋晴れの下、気持ちの良い山行。本山は福井の山の本にも紹介されていないが、本縦走路を含めもっと広く知られて良い山域。樹林の切れ間からこの山域の盟主野坂岳や岩篭山などの山々、敦賀湾、町並みが見える。845mE点で進路ミス。ドーム状地で迷いやすく、黄色線の方へ下降し引き返す。後は安気に進み続け797mF点へ急登。昨日同様、F点から南西尾根を下降。疲れていたがこの山域の自然を満喫、趣の良い横谷川を抜け駐車点へ戻る。金曜日だからか道路が渋滞し、帰宅に4時間を要する。⇒トップページへ |