能舞台・真謡会館

能舞台・真謡会館

 平成30年3月16日と18日の両日に、真謡会館の舞台披きを催しました。
 当日は天候にも恵まれ、親類、社中、関係者はもとより、業者やご近所の方にもお越しいただき賑やかな二日間となりました。 本当に皆様、どうもありがとうございました。
 それに伴い色々な方からそれに纏わるお声をいただいております。
 その一部をご紹介させていただきます。

真謡会館の「舞台披き」の見事な「翁」に感動! 観世流能楽師 分林道治先生はじめ真謡会の皆さんの能楽堂「真謡会館」建替え竣工を祝う会! 片山九郎右衛門先生、野村萬斎先生はじめ皆さんと共に】
今年のお正月、市会議場での職員への年頭挨拶・訓示の前に謡曲「高砂」を、片山九郎右衛門先生と共にご披露・ご指導いただいた分林道治先生。また、6月には、京都・パリ姉妹都市60周年記念事業として、日仏両国の文化に精通されたコシノジュンコ先生の「琳派」をテーマとした「能とファッションショー」に、団長としてご出演いただきます。敬意と感謝。
文化庁の京都への全面的移転準備が進行する中、文化を中心とした都市経営が益々重要に!叔父にあたられる分林保弘会長はじめ関係者の皆さんのご理解・ご支援のもとにと文化の力で日本を元気に!誓い合いました。

 

先週は2014年秋より手掛けておりました京都北大路にある能舞台付き複合ビルの竣工祭や舞台披きなど、盛り沢山な内容でした。竣工祭は地鎮祭や上棟祭と同じく、八坂神社さんにお越し頂き、施主本人による謡いの奉納を含め、大変厳かな竣工祭が滞りなく行われました。日本画家の福永明子さんによる鏡板の老松は、まるで日々成長しているかのように、見る度に表情が違って見えて、生き生きしており、凄い生命力を感じずにはいられません。八坂神社の宮司さんも思わずパシャリと…。また最後に出た京菓子も桜をモチーフにした風情のある和菓子で、中のこしあんが大変美味しく、点てて頂いたお茶との相性も抜群で流石お茶の師範代をされているお母様。長時間の正座の苦しさを忘れさせてくれる逸品でした。


そして週末は2日間に渡り、350名以上の出席者がお越しになられた舞台披きでした。門川京都市長を始め、人間国宝の京舞井上流、井上八千代先生、片山九郎右衛門先生、野村萬斎さんなど、他にも多くの著名人が参列され、私の建築家人生において、恐らく二度と無い、大変豪華な2日間でした。中でも井上先生、片山先生、野村先生が自分の設計した舞台で舞われている姿は、しっかりと自分の脳裏に焼き付いており、今思い出しても、ただただ感無量です。舞台披きの後に行われた宴でさせて頂いた挨拶は、2日間に渡り、2回もチャンスがあったにも関わらず、言いたい事の半分も言えず、京都市長や著名人のように人前に出る方々と違い、やはり、自分は人前で語るのではなく、創るもので語る側の人間だなぁと実感し、これからも、もっともっと自分が創る物で雄弁に語れるように精進しようと思った2日間でした。建築は創造物なので、美術の一種と捉えるならば、見る側の好き嫌いもはっきり分かれると思います。それでも宴の終わりに本当に多くの方々から、建物に対する賛辞を頂けた事は、これからまだまだ続く建築人生において、大きな自信に繋がりました。昔からよく、お客さんが役者を育てると言いますが、建築家は施主が育てると思います。昨今は、建築家を育てる器の施主に出会う事は、レアな中、施主家族全員が「育てる」器を持っておられたこと、本当に貴重な経験をさせて頂いた施主に感謝の気持ちでいっぱいです。出来上がった建物は使い手、住まい手が育てます。これからは、みんなの手によって、名実共に北大路のランドマークとなるよう、育てていって頂ける事を切に願うばかりです。

鏡板① 製作 2017.10.15〜12.30
この度めでたく、10月半ばより年末まで京都滞在製作をした鏡板の能舞台、真謡会館の舞台披きが3/16,18に行われました。やっと皆様に全容をご覧頂ける時がやってまいりました!
観世流能楽師の分林道治さんのお建物、地上4階地下1階のステキな建築の地下に、能楽堂が作られました。2年を要した大工事の、私は2ヶ月半という短い期間でしたが、本当に素晴らしい体験ができたと思います。   …この続きは下記の「福永明子さんのページ①」をクリックしてお読み下さい。


鏡板② お披露目 2018.3.16
舞台びらきの前日、気温23℃の初夏のような京都に入りました。明日を控えて工事は大詰め、地上で皆さんが必死で作業する中、シンと静まり返った地下の能楽堂。落款(らっかん)を入れました。印は朱の岩絵具で手描き。そしてついに「真謡会館」舞台びらき当日です。
         …この続きは下記の「福永明子さんのページ②」をクリックしてお読み下さい。



この度、2年かかってやっと真謡会館=新居が完成し、16日・18日と2日間で350名ほどのお客様をお迎えして、地下に完成した能舞台の舞台披きをさせて頂きました!
16日は主人の師匠の片山九郎右衛門先生の翁、野村萬斎師の三番叟、道隆の千歳に始まり、先生方と桜子の仕舞、主人の舞囃子「高砂」をご覧頂き、18日は人間国宝で、京舞井上流の井上八千代先生、安寿子さん、葉子さんに舞って頂き、先生方、道隆、桜子の仕舞、主人の舞囃子「高砂」をご覧頂きました。
観世会館や歌舞練場で拝見することはあっても、こんな至近距離で拝見することはなく、息遣いまで聞こえてきそうな感じでした。先生方にこの舞台で舞って頂けるなんて夢のような、もう二度とないことかもしれません。
たくさんの方がお越し下さり、お祝いのお言葉をかけて下さり、本当に嬉しく有り難かったです。

設計は建築家 津田 茂先生、施工はニカク工務店、鏡板は福永明子画伯に描いて頂きました。皆さん、主人と同世代。私達と一緒に創り上げて欲しいという考えに賛同して下さった方々で、本当によく趣意を汲んでくださいました。これからもずっとお付き合いさせて頂きたいです!

真謡会館はこれから始まっていきますので、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。️
地下鉄北大路駅すぐのところにございますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。
お待ち申しております!