龜井勝一郎

電子テキスト

『恋愛美学』「言葉の微妙について」
2017-01-20
新漢字正かなづかひ(原文・正漢字正かなづかひ)

龜井勝一郎と國語問題

略歴

主要著書

大和古寺風物誌
紀行文。創元選書版は「寫眞版シリーズ」の一册で、寫眞を多數收める。新潮文庫版もある。
親鸞
聖徳太子
我が精神の遍歴
愛の無常について
美貌の皇后
現代人の研究
現代史の中のひとり
日本人の精神史研究
最晩年の著作で、遺作となつた。未完。
  1. 古代知識階級の形成
  2. 王朝の求道と色好み
  3. 中世の生死と宗教感
  4. 室町藝術と民衆の心

著作集

『龜井勝一郎選集』講談社
死去直前に刊行されたもの。本人の強い希望で正字正かなで印刷されてゐる。

全卷を通して舊漢字舊かなが使つてあるので、若い讀者には多少不便かもしれないが、讀めないといふことは絶對にない筈である。私は新聞に書くときはその新聞社の規定に從つて、當用漢字新かなを用ゐることがある。また出版社の希望でそのやうにする場合もあるが、自分の基本となる著書(選集決定版等)だけはすべて舊漢字舊かなを用ゐることにしてゐる。

日本語についての私の信念にもとづいたことで、その理由をいまここで書くとなれば、それだけで大きな論文になつてしまふので省略するが、たとへば「愛の無情について」(第三卷)のなかの「言葉の微妙について」や「詩についての覺書」等を讀んでいただくなら、私の眞意は理解してもらへると思ふ。自分にとつて最も大切な著書くらゐは、表現の自由を思ふ存分行使してみたいものだと思つてゐる。

『日本人の精神史』文藝春秋
死後、編纂されたもの。略字略かな。未完に終つた「日本人の精神史研究」と、文化・宗教に關する著作をまとめた選集である。
龜井勝一郎全集
正字正かなで印刷されたものが出てゐる。