縄文文化を巡る!  
 2018年「waiwai隊」 縄文遺跡を巡る旅(北海道・北東北)

山形県立博物館 ≪2018年5月7日〜11日(フルムーン5日間の旅)≫

 今回で四度目の≪フルムーンの旅≫で、今冬に続いての≪国宝を辿る≫旅になりました。今冬の茅野と十日市へと出掛ける際にも、いつ行けば見れるのかの確認が要りました。その事は、今年、東京国立博物館(平成館)での特別展にて7月3日から9月2日まで開催されるため、それぞれの現地の博物館にはレプリカしか残されていません。
その東京国立博物館(通称“トーハク”)の特別展の案内は、コチラから 

 今回、訪問の博物館の【関連リンク先】は、
 山形県立博物館 


 今年の特別展は夏休みを含んだ2ケ月ですが、こちらの展示に参加するだけでは無くて、右写真の如く、長期に留守にする遺物もあります。




 
 【フルムーン夫婦グリーンパス(5日間の旅)】
 ・5月7日(月) 松山  〜岡山〜東京 山形   
 ・5月8日(火)  ≪山形県立博物館≫〜山形  〜仙台  〜新青森  青森  
 ・5月9日(水)  ≪青森県立郷土館≫ 青森  つがる市≪木造≫ 〜鯵ヶ沢温泉(水軍の宿)  

 ・5月10日(木)
  ≪出木島最終氷期埋没林≫   〜≪森田歴史民俗資料館≫ 〜新青森  盛岡 
 ・5月11日(金) ≪岩手県立博物館≫ 〜盛岡  〜東京  〜岡山  松山  
 
 

 殆んどの博物館や美術館は、月曜日が休館日となっています。そんなこともあり、旅の出発日を月曜日としています。自宅の最寄り駅の始発の電車で出発し、電車を乗り継ぎ東京以北へと行く場合、大抵、宿には夕方の到着となります。行き先の都会の中心にある博物館などへの訪問の場合は、駅前のビジネスホテルを利用しています。山形駅の場合も、駅からの取り付け通路の先にあるビジネスホテルとしました。

 さて、山形新幹線は初利用でした。この電車は、東京から東北新幹線を走り、福島から山形へと向かいます。小生は、この路線を始めて利用するので驚きましたが、実は、福島から先の奥羽本線(在来線)を新幹線車両が利用していたのでした。山の中を走行している際には気が付きませんでしたが、電車が里へと降りてきた際にビックリ。踏切のある線路を走っていたのでした。

 翌、8日は、徒歩で10分ほどの霞城公園(かじょうこうえん)内にある山形県立博物館には、開館時間の少し前に着きました。今日最初の入館者となるのは、朝一番に入館する場合の定番となりました。


 今回の目的は、≪国宝 縄文の女神≫のみです。昨年の青森県と同様、最初の訪問をきっかけとして、二度・三度と訪れることとなるのか否かは現段階では確定的にはいえません。



【資料集】【国宝 縄文の女神】(舟形町) 


 玄関ホールの正面が2階の展示室への階段でした。2階へ上がると左右に展示室があり、左手が第1展示室との案内がありましたが、相棒は目ざとく≪国宝展示室≫の案内を見付け「先に国宝を見に行こう」と言います。一番に入館して一番に国宝を見たい訳です。まぁ〜、それが第一番の目的ではあるんですがねぇ〜。


≪国宝展示室≫
 



≪国宝(つけたり)≫
≪土偶残欠≫
 

 

 

 


≪国宝 縄文の女神≫(山形県立博物館蔵)
 


 


 国宝展示室を見終える頃、女性が一人の少年を案内してやってきました。暫く、その女性の説明を一緒に聞いていました。少年は、女子の説明を聞くのみで次の展示へと移って行きます。その間に、中学生らしき一団が展示室に顕われたので、急に、辺りは賑やかなこととなりました。

≪第2展示室 山形の大地に刻まれた歴史≫

  

≪旧石器時代〜縄文時代〜弥生時代≫
 

 

 

 


≪弥生時代以降≫
 

 
 第2展示室の弥生時代の展示に続いては順に第3展示室へと、現代への展示になります。弥生時代以降の遺物は、どこの博物館へ行っても大差はありませんし、小生の興味の外にありますので詳しくは述べません。。

 沢山の学生が見学に訪れている中、次の展示の特別展には、ボランティアガイドの方が案内していました。さほど興味のない展示だったのですが、案内に従いました。ここは、撮影禁止のシールが貼られていましたが、その意味は不明です。その企画展は3月3日から5月13日までの「自然と色の形」のテーマで行われていたものでした。

 
≪第1展示室 豊かな自然とその恵み≫

 


 


 


 


 
 第1展示室へと戻って、こちらでは山形の成り立ちなどが展示されていました。続いて、森林・植物・昆虫・野鳥などが展示され、北部の多雪地帯と対馬暖流の影響を受ける海岸地帯の自然環境の違いや、落葉広葉樹林と常緑広葉樹林の植生の違いなども展示されていました。

 

 さて、ざぁ〜っと展示室を見終えるとロビーの隅のコーナーで、先程、少年の案内をしていた女性を捕まえて、相棒が尋ねたのでした。それは、国宝指定の土偶のレプリカの事でした。しかし、その女性の返答に呆れてしまうのでした。それは「3月までは売店があり、いろんなものを扱っていたのですが、ここが県の施設なので利益を上げることが好ましくない・・という事でしょうか、4月からは扱わなくなったのです」との事。

 それって、何か方法は無いのでしょうか?

 わが県では、こういう公営の施設では「指定管理者制度」を導入していますが、どうなんでしょうねぇ〜。話を戻すと、駅ビルの店を見て回ったのですが、該当の“縄文の女神”のレプリカは扱っていませんでした。
【後日談:ネットにて購入しました】

 さぁ〜、山形からは東北新幹線に乗り継いで青森へと向かいますが、予定の段階で青森から福島へ山形新幹線を使う行程では無くて、仙山線を利用することとなったのは、乗り継ぎの便利さにありました。こんな事を時刻表を見ながら検討していると、“頭がウニになる”でしょうけど、今の時代、ネット検索で“一発解決”してくれます。勿論、切符の申し込みの際には、ツーリストさんには小生の予定で可能かどうかを確認し、切符の手配をします。

 予定していたよりは案外早く山形駅へと戻りました。「ひょっとして、前の便に間に合うかも?」と、予定表に残していた変更前の時間を見ると、十分な時間の余裕がありました。
 仙台までのJR線は、JRフルムーン夫婦グリーンパスだけで乗車可能です。ホームの仙山線は、5両くらいは繋がっている普通列車でした。山越えの普通列車は、1時間20分ほどで仙台に着きました。そして、“緑の窓口”にて、仙台からの新幹線の予約の変更を行いました。