4月
5日【砥峰高原】
山は6日(日)に行く予定なので撮影で良いのだが桜の撮影と言っても今ひとつ行きたい所はまだ咲いてないし・・、と言うわけで「春の風物詩」砥峰高原の山焼きに行く事にした。
中国道を福崎インターで下りる。播但連絡道路に入り、神崎南ランプで下り約30分で砥峰高原に着く。私は二度目なのだが、おっちゃんは初めて来たと言う事なので、出店で売っていた手作りの炊き込みご飯を買って、周回路(3、1km 90分)を歩く事にした。家族連れも何組かが歩いている。上の方にまだ所々に雪も残っている。爽やかな高原の風が気持ちいい。歩き始めて25分で峰山高原への標識がある分岐に到着。展望台でさっき買った炊き込みご飯を食べて下りても70分で周回出来た。
2時から始まる山焼きまでの間、とのみね自然交流館の前では子供達の太鼓や、婦人会(?)の踊り、ゲストの歌等のイベントが繰り広げられる。撮影場所で待っていると、写友と奥さんもやってきた。そして、花火が上がると一番高い所からススキに火が付けられる。火が降りて来るまで時間がかかるが、近くに来るとアッという間に燃えて来るし、今だ! と思ってシャッターを押したら火の勢いが衰えていたりして難しい。おっちゃんの写真をお楽しみ下さい。
3時過ぎには燃えてしまった。お腹が空いたので、とのみね自然交流館でお蕎麦を食べて帰った。写真は始めて撮ったのとさして変わり栄えのない写真ばかりだったが、春を感じるイベントとして楽しい一日だった。
6日【金糞峠〜北比良峠】
いつものように登る山が決まらない。去年、iwahigeさんに連れて行って貰った場所のイワウチワを山岳風に写す為には、咲く前に枯れ枝を掃除しておかないとと、比良に決めた。
おっちゃんの提案してきた予定では、【イン谷口〜金糞峠〜大橋〜南比良峠〜堂満岳〜イン谷口】で2007年12月12日に堂満岳に登った時に使った破線の道を下りようと、その下山口に車を停めた。
おっちゃんはコンデジ、私は早春の花を写そうとおっちゃんのデジイチにマクロレンズを装着して首にぶら提げて歩いた。9時に出発! 木々の芽が萌出る時を待って綺麗だ。早速、コミヤマカタバミを見つけてパチリ♪ 隠れ滝も雪解け水で水量がおおく迫力がある。
まだ雪が残っていたので慎重に歩を進める。いつも休む橋の架かる沢の所で一服していて、ミスミソウの群落を見つけた。山へとんと行ってなかったので、心肺機能が衰えて息があがるし、花はないかとゆっくり歩くのでここまで1時間もかかってしまった。
青ガレを登るようになると、なおさら足が重くしんどい・・、足元のどんぐりがはじけて芽が出掛かっている。「熊やリスは食べないのかな〜」等と話しながら登る。日当たりのいい所のイワウチワの蕾が膨らんでいるのを見つけたが、今回の山行でこれが最高の膨らみだった。
金糞峠が近づいて来ると雪も深くなってきた。沢の所から50分もかかってしまった。^_^; 峠では、ミツバオウレンが迎えてくれたが、イワウチワは蕾も出来てなかった。
おにぎりを食べて休んでいると、真新しい装備の男性が上がってきて、「ここは初めてなのですが、3月に来た時は迷ってここまでも来れませんでした」と話しかけて来た、その時はトレースもなかったとの事だ。今年は雪も多かったし、最近はスキー場も閉鎖になり、坊村から武奈ヶ岳に登る人が多くなったのだろうか・・。これから中峠経由で武奈ヶ岳へ行くとの事だった。
峠を越えると、辺りはまだ雪が融けてなく、沢沿いの融けている所のショウジョウバカマも蕾がほころんだところだ。
これではイワウチワの場所の掃除はおろか、南比良峠までも無理な感じだったので、あっさり止めて【八雲ヶ原〜北比良峠〜ダケ道】に変更。トレースはあったものの、そのトレースも行き止まりになっていたり、雪解けで沢の水量が多くて渡渉に苦労した場所が一ヶ所あった。小屋がある所でコーヒーを飲んで、木の橋を5回渡ると八雲湿原の木道の所に着いた。
山上駅のあった北比良峠までも、結構しんどかった。
山上駅跡地にはテントが一張、二人が昼寝をしていた。天気がよく暖かかったので、waiwai隊も20分ほど昼寝をしたら気持ちが良く元気が出た。日当たりのいい所のイワウチワはたくさんの蕾が出ていたが、まだそれ程ふくらんではいなかった。
ダケ道を花はないかとキョロキョロしながら下りたが、カモシカ台の手前でショウジョウバカマが咲いていただけだった。休憩していると、単独の男性が降りてきて、「今日は、桜が満開で見頃なのでみんな桜見物に行っているのか、山へ来てませんね」と話しかけてきた。「ガソリンが下がっているので、満タンにしてドライブの人が多いとニュースで言ってました」と言うと、暫定道路特定財源の話や、食品偽装、はたまた食料自給率まで話が及び・・・(笑) 「話がつきないので」と挨拶して先に下りた。単独の人では挨拶もしない人が多いのに珍しい事だ。
最近は、山行の時はおっちゃんのコンデジに任せる事が多いので、花の写真はいつも失敗で花のない山行記になっていますが、たまには時間を気にせず花を探しながら登るのもいいな〜、ペースがつかめないので長短場は無理だけど・・・。どうせ渋滞に巻き込まれるからと、比良トピアに入湯してゆったりして帰った。
12日【綿向山〜竜王山】
11日(土)は、写友と吉野山の撮影に出掛けたので、今日は写真はおいて山に行こうと言うと、おっちゃんが鈴鹿の鎌ガ岳に行こうと提案して来た。どうも最近開通した新名神高速道路を走って見たいようだ。行きに使うか、帰りに使うかと考えていたようだが帰りに使う事にして竜王ICで名神高速道路を下りてR477を鈴鹿スカイラインを目指して走る。ところが、鈴鹿スカイライン通行止めの看板が目に入った。とにかく、通行止めの所まで走る事にした。
結局、鈴鹿スカイラインに入る手前で工事をしていて4月一杯通行止めとの事、国民宿舎かもしか荘の駐車場でどうするか相談して、この近くの山だと綿向山しかないと言うわけで決まった。
綿向山には2003年7月13日に登っているが、その時は登山口へ行くのに集落の中を通って適当に車を停めやっと登山口に行けた記憶だが、今回は標識がしっかり付けられていて分りやすい。西明寺口には真新しいトイレも出来ていて綿向山ガイドマップも置いてある。トイレは入ったら自動で照明がつき、常時水が流れていて気持ちがいい。御幸橋を渡った所に駐車場もあっていたれりつくせりだ。
既に4、5台駐車している。仕度をしていると、単独の男性が「私も四国です」と声をかけてくれた。遠く故郷を離れて暮らしている人は、愛媛ナンバーを見ると懐かしくなるのだろうよく話しかけられる。いつものように「今は転勤で大阪にいます」と答える。
水木谷の横の道を登山口まで歩いて行くと、赤松と黒松がからまった夫婦松があるが、枯れているようだ。堰堤の横にある登山口に9分、ヒミズ谷出合小屋までは駐車場から20分で着く。
表参道コースには一合目〜七合目の行者道まで標識がある。(画像にマウスポインタを置くと時刻が出ます)お花は登山道にはショウジョウバカマとスミレが一株づつ咲いていたのみで、カタクリは蕾が2、3個見られた。
職場の仲間で来た5、6人のグループを五合目小屋で抜いて、行者堂で休んでいると駐車場で会った四国の方が来られ、そこから頂上まで説明を聞きながら登った。先週来て雪を削ったりして夏道の整備をして下さったとの事で、この一週間で雪融けが進んだと言われていた。
金明水を下に見て、この山の一番太いブナと記念撮影。鳥居までの急階段を登ると青年の塔のケルンがある頂上に着く。ガスに覆われて展望はなかった。頂上には、“綿向山を愛する会”のメンバーの方がいて、四国の方と情報を交換している。登山道の整備等されているようだ。おにぎり等を食べた後で雪の重みで変わった形になった『幸福の木』の場所に連れて行って貰った。その途中で、竜王山の方から登って来られた“綿向山を愛する会”の会長さんと会い名刺を頂いた。このような方達がいるからこそ、自然が守られ、冬も安全に登山が出来るのだろう。
下山は、竜王・綿向縦走コースで竜王山に行き、竜王山コースを下りる事にした。さっき連れて行って貰った『幸福の木』もこのコース上にある。
縦走コースは尾根道特有の急下降あり、登りありの道で、あのピークが竜王山かと思って着くと、あと50分の標識があった。5、6人のグループが休んでいたので、少し先のオンバノフトコロと標識のある所で小休憩をとる。細い尾根道なので、先程のグループより先に行こうと出発。
鉄塔がある所でやっと綿向山の頂上付近のガスが晴れて頂上が見えてきた。五合目小屋の赤い屋根も見える。綿向山を出発して1時間30分で竜王山に到着した。頂上には竜王山に登ってきた家族連れのグループが休んでいて入れ替わりに下山して行った。コーヒーを飲んでいると、先程のグループが来て50分より早く着いたと喜んでいる。奥にある三角点に行った後、記念撮影(わいわいさんがシャッターを押してあげる)して下山して行った。
下山路は急階段を下りる。自然林の林床は明るくて気持ちがいい。もう少しで春の花が咲き始めるのだろうな〜と思いつつ、目を凝らして見ながら下りたが、まだ何も咲いてなかった。水木谷林道に下り立ち、先程のグループの姿が見えたので何も考えずについそちらに少し行ってしまったが、waiwai隊は反対方向に歩かないといけないのだった。(^^ゞ そのグループは、車で車両進入禁止の所まで行き車を置いて林道を歩き、北参道コースを綿向山に登り縦走し、車の所に戻られていたようだ。
少し戻って、国民宿舎かもしか荘の露天風呂に入湯し、新名神高速道路を甲賀土山ICから草津田上ICまで走り、名神高速道路に乗り継いで帰った。
26日【烏谷山】
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28日【大御影山】
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