10月
12〜14日【石鎚山】
7日から去年初雪の大雪で頓挫した“仙人池”、はたまたカメラマンなら一度は行きたい“涸沢”の紅葉撮影に行きたかったが、この所の膝の調子で・・、いまいち自信がないので、第3週の“石鎚山”に賭ける事にした。
そんな訳で、7、8日は白山の大倉山避難小屋まででも行こうと出掛けた。ひるがのPAのコンビニにおにぎりがなかったので、登山口の大白川までにあるかと走ったけど、登山口に入る所を越して白川郷まで行ってもコンビニが見つからず、ユーターンして人に尋ねようとしたが一方通行の交通整理をしてたので止まれず・・。取り敢えずお昼を食べようと入った食堂で聞くと、ユーターンした所の少し向こうにあるとの事、それで引き返し・・、渋滞に巻き込まれ・・、コンビニに行ったものの、また おにぎり・ご飯類はなしで・・、結局食堂からコンビニに行って帰るだけて1時間30分かかり、遅くなってしまった。(>_<) 結局、白水の滝を見たり、大白川野営場(終了)の自然探索路を一周して、カメラは出さずじまい。白川郷でも写したらと思っても、紅葉には早いし
、すごい渋滞だったし・・、翌日は雨の予報だったので帰って来た。
12日(金)
石鎚山の雲海の写真は2004年10月6日に撮り、これ以上の雲海(写真家・高橋毅さん曰く、一億円の宝くじが当たったようなもの)は望めないので、今回はまだ写真を始めてなかったが2001年10月6日に出会った朝日に映える天狗岳を撮ろうと計画した。天気予報は土曜日の朝が良さそうだったので、おっちゃんに無理を言って金曜日に休暇を取って貰い吹田のアパートを5時30分に出発した。
土小屋に、12時頃到着して食堂で昼食。駐車場は既に満杯に近かったが、少し待っていると観光で土小屋まで来ているだけの方が帰った後に停める事が出来た。事によると4泊する予定のテント泊の準備で来たので装備が重い。12時30分に出発、それでも二の鎖元まで2時間弱で着いた。「夏休み山行の北アルプス縦走に比べたら楽ねぇ〜」と、早速テントを設営した。
16時過ぎに頂上へ行き、翌朝の撮影場所のロケハンをした。67版の43ミリレンズでは広すぎ、65ミリレンズでは狭すぎるが、50ミリレンズは買ってないので仕方がない。礼拝に参加して、ご来光があるように祈願した。石鎚山の主のようなFさんも来られ、写真集を見せて貰い購入する事にした。天狗岳に夕陽が当たるのを長い間待って写し、決めた撮影場所に三脚を置いてテントに帰った。夕食は買って来たお弁当と焼酎のお湯割りで済ませた。
(撮影場所に場所取りで三脚を置く事については、2005年10月8日〜10日の時、宿泊客が場所取りをしていて下から登って来た人が可哀そうと書いたが、礼拝の時に「場所取りで三脚を置きに来る時は、暗いので気をつけて、懐中電燈も貸します」と言っておられたので、置いても良いんだと置く事にした。富士山のダイヤモンド富士の撮影ポイントでは三脚を置いて場所取りをするのは禁止との記事を読んだ事があるので、複雑な気持ちだけど、先に上まで登って来ていると言う事で許して貰おう。<(_ _)>)
13日(土)
撮影場所は取ってあるものの、宿泊客は5時過ぎ位からしか出てこないが、下から登って来る方の気持ちも考えて、4時前には頂上に行った。ところが・・、私の三脚を置いてあった所におじさんが三脚を立てて、私の三脚はその横の斜めの所に寄せてあった。「そこに置いていたんですけど・・」と言うと、「来たらそこにあった」と言われるので、「三脚がひとりで寄る訳はないですよねぇ、ちゃんと置いた場所は覚えているんですけど」と言うと、怒って「代わるがな〜」と言って三脚を交換しているうちに、私の横ではばつが悪いのか早速置こうとしないので、横の方が寄ってこようとしているので、「早く、三脚を置かないと、来ますよ」と言うと、横に三脚を置きどこかへ行った。やれやれ!
カメラマンの数は、今年は紅葉が悪いのでいつもの年より少ないようだ。
Fさんが、Oさんと声をかけた方に「フォトコンや、風景写真のコンテストでいつも上位入賞されてるOさんですか?」と聞くと「そうです」との事で、しばらくお話をさせて頂き、いろいろ教えて貰い勉強になった。ヽ(^。^)ノ
頂上に来た頃にはガスも良い具合で、Fさんも「いい具合だ」と言っていたのだが、6時前になるとガスが晴れた上に、太陽が出る方向は雲が高くて・・、太陽が出た時には既に日差しがきつい太陽で、ゴーストがばりばりに入った写真しか撮れなかった。昇る前に撮った1枚がまあまあかな〜(^^ゞ
早々に頂上の撮影は切り上げ、北壁が見える場所で撮影して西稜が見える所にも行ってみたが、ガスもないでは頂上小屋がばっちり見えてダメ、テントに戻り少し寝た。昼食を頂上小屋で食べようと頂上に来ると、登山客で満杯だった。頂上小屋は空いていて、カレーとおでんセットとビールでゆっくり出来た。その後、天狗岳に行く登山者の列を吹き上げるガスが明けるのを待って撮ってフィルムを何本も無駄に使ってしまった。^_^;
頂上小屋で宿泊するらしい登山グループの中になべちゃんらしき人を見つけて、再会を喜び合った。なべちゃんグループは天狗岳へ向かったが、初心者らしい人もいてたいへんみたいだった。途中で“イワカガミ”が咲いていたそうだ。
隣り合わせたカメラマンと楽しく話しをしながら16時30分まで待ったが、期待した夕焼けはなかった。明朝は、今朝の事もあり、雲海も2004年に出会ったような情景は二度とないだろうと、空いている方でいいか〜と、ずんぐりした天狗岳を写す方に三脚を置いてテントに戻り、山菜おこわと、めざし、餅を焼き味噌汁で食べた。
14日(日)
昨日と同じく4時前に頂上に行った。私が三脚をおいたポイントには誰も来ず、ゆったりした気持ちでご来光を待った。ところが、雲が厚くていくら待っても太陽は出ず、雲海が尾根を乗っ越しては消えて行った。他のカメラマンがスタンバイしている場所は薄いガスが吹き付けているので、天狗岳は写せないようだ。Fさんともう1人がこちらに来て写していた。
土曜日の泊り客は登山グループで予約が一杯なので、カメラマンは泊まれなかったようで、泊まったカメラマンは広島の4人だけのようだった。天気予報を見て夜中に寒風山トンネル経由で土小屋まで来て登って来る地元のカメラマンも少ないようだった。昨日の夕方来た若者が天狗岳の方に行くのを、カメラマンが少し待ってくれるように頼んでいる。彼は快く待ってくれているようだ。その彼にツーショットを頼んだ。太っているんじゃなくて羽毛を着こんでいるのでパンパンなんですよ〜(笑)
早々に引き揚げて、西稜から三角点方面に向けて紅葉を撮った後、墓場尾根もまだ紅葉してないし、去年より二の鎖から頂上までの紅葉もまだだし、予定していた2、3枚はまあまあ撮れたし、これ以上いてもと相談して下山する事にした。東稜分岐でコーヒーを入れて休んでいると、次々に土小屋で泊まっていた団体が登って来た。北アルプス並みの混雑だ。振り返って見ると、頂上付近は雲の中だった。10時30分には下山し砥部町の‘湯砥里館’に入湯、おっちゃんの実家に電話しても、出ないので帰路についた。心配していた膝の調子も悪くなく嬉しい。(*^_^*)
20〜21日【一の森】
山に恋するへ