10月
5日〜7日【石鎚山】
台風で道路がずたずたになって、あわや中止かと思われたが、前日に松山道も全面通行可になった。写真仲間4人で石鎚頂上山荘で2泊の予定で石鎚山に登った。おっちゃんはお留守番。
6日の早朝、5時起きでスタンバイして待っていると、それまで雲に包まれていたのに東の空に朝陽が見え出して雲海が流れ、えも言われぬ景色になった。後の神殿からは太鼓と祝詞(のりと)が聞こえて来て、なんと神々しい雰囲気!!
スライドショーをご覧下さい。
昼間は二の森へ出掛け、ANちゃんに偶然あった。♪
7日の朝は、雲の中で時々晴れるものの・・いまひとつだったけど、昨日で大満足 ヽ(^。^)ノ
下山後、瓶ガ森にも行って帰阪した。
この時に写した写真が、日本山岳写真協会 2005年公募展で準特選に入選。
2006年 3月7日〜11日開催の日本山岳写真協会 関西支部10周年記念展・日本山岳写真協会 選抜合同展 のポスターと案内状の写真になった。ヽ(^。^)ノ
17日【峰床山】
全く久しぶりの山のようで、それもその筈で九月の末の「一の森滞在」以来の山だった。その一の森から帰ってから、私が体調を崩して会社を二回欠勤したのだった。千代さんはK2の記録を整理中なので『今度はアンタやね』と、このページを担当してしまった。
台風23号の影響で「今日の便は欠航です」と、会社に連絡が入って、明日(21日)の松山帰りは中止となった。そればかりか、昼過ぎには会社から「帰宅指示」がでて、この記録を書くチャンスを与えてくれているという、何が幸運なのか?世の中不思議だ。
今もテレビの台風情報を聞きながらの作業なのだが、四国の被害状況が気になってしょうがない。
さて今回の山なのだが、本当は“まつたけ”の繁る(?)山を目指したかったのだが、そういう不純な動機の山歩きには“しっぺ返し”があると決まっている。熊さんが出没している山域なので・・・
前置きはさておき、久しぶりの鯖街道を走り目的地の葛川(かつらがわ)中村町に着く。駐車場所は、葛川中・小学校横の空き地とした。8時前だった。さて、新品のデジカメをぶら下げて林道を奥へと進む。8時半ころに、二股(江賀川)に着く。登山道は、右又に付いているようだ。今日は、私のザックの鈴の音が足音を追いかけてくる。今日のような植林された道は、何の変哲も無い道で魅力を感じない。登山者にも出会わないが、新しい足跡は林道終点に停めていたバンの持ち主であろう林業関係者のものだろう。
急坂をあえぎながら登りきると“中村乗越”と標札が掛かっていた。ここから「関西では珍しい高層湿原」というふれこみの八丁平へ降りる。9時半だった。八丁平を回り込むように遊歩道が付いているが、ここはガイドブックどうりに辿ることとしよう。分岐で案内板の図と地図が合致していないので、確認していると単独の青年に会った。今日初めての登山者だった。青年の後を行き、八丁平の北端あたりで、前方の笹を掻き分けて進むものを見た。「あんなとこを通るんか?久しぶりの藪漕ぎかなあ〜」と、先ほどの青年はその下の立派な道を進んでいた。
では、先ほど笹を掻き分けて進んで行ったのは・・何?
クラガリ谷を詰める道は、木道で整備されているので、病み上がりの私の体を痛めつけていた。久しぶりのフクラハギの痛みである。峰床山へは10時半に着いた。小休止していると「昨日、友達に借りた鈴を無くしたので探しに来た」と、元気なおっさんが上がってきた。「あなたたちは早いね」との言葉で尋ねると「私はバスを使うから」との事である。大阪や京都の人たちは、電車・バスを使っての山歩きが主流なのだ。
当初予定していた“峰床山から鎌倉山の縦走”は、私の体調のせいでまたの機会とし、温泉でユックリして帰ろう!と、下山する。帰路の道は“おあずけの縦走路”を途中まで辿る。その“オグロ坂峠”の手前で中年のペアに会った。あの“おっさん”が来たバスの人たちに違いない。と降りて行くと、そこから中村乗越まで6・7グループ、20名ほどに出会った。
新品のデジカメの出番の少ない山だった。結局“関西唯一の高層湿原”の写真は、一枚も無い。朝方聞こえていた、チェーンソーの音も昼休みなのか、聞こえて来ない。そんな植林の道を降り、河原でコーヒを点てて、愛車の待つ学校横へはpm1時半だった。
初めてのデジカメなので、画像は期待出来ないと思っていたが、予想どおりにサンザンだった。