2005年         




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 8〜10日【石鎚山】

 11日昼からと、12日におっちゃんが松山で用事があるので連休は愛媛に帰省する事になった。この時期愛媛となると石鎚山の紅葉の真っ盛りとい第2ベンチうことで9日〜11日にテント泊で行く事に決まった。

 ところが、7日の天気予報では9日(日)が降水確率10%で、10日・11日は30%・・、ということは9日から登ったのでは早朝の日の出は絶望的って事。これは今日中(金)に帰って、8日(土)は石鎚山に登っておかないと・・と準備万端整えておっちゃんが仕事から帰って来るのを待っていたが「仕事がうまくいかないので遅くなる」と暗〜い声で電話があった。そしてご帰還は10時30分過ぎ、仕方ないので翌早朝に帰る事にした。

8日【土小屋〜弥山(ニノ鎖下テント泊)】
 5時に起きる予定が目覚ましが鳴らず寝過ごして5時30分に起床。それでも順調に走って昼前に自宅に到着。テント泊の準備を整えてコンビニで食料を調達して3時頃に土小屋に着いた。


 濃い霧の中をニノ鎖元まで登っているうちに、おっちゃんがお腹が痛くなって来た(テント装備一式と食料はおっちゃんが担いでいるのでザックが重過ぎるのだろう)と言うので、おっちゃんのデジカメのバック(2、6k)を私のカメラザック(機材とシュラフ、シュラフカバー、着替え等で10、6k)に引っ掛けて三脚(2、4k)は手に持って登った。

 5時過ぎにテント場に着き、テントを設営してから「ペグをしときよ!」と言い残して、おっちゃんは面河道のシラベの森の湧水を汲みに行った。私はザックからいろいろ出して準備を整えた後、ペグをしようとしたがテントについているロープと長いロープをどうしてよいのやら・・、すぐ下に若者がテントを張っているのでどんなにしてるか見に行くと、彼が言うには「ペグはしてません」・・(*_*;

 往復50分で帰ってきたおっちゃんは、テントに付いているロープをペグにつけて打ち付けるだけだった。じゃ〜あの長いロープは何なの〜? 冬用の外張りのロープだったのだ。

 夕食は、簡単に餅やら味噌汁やらウインナー干物などで済ませて、ウイスキーで暖まると寝るしかない。去年は5時起床だったので、4時に起きたら間に合うなと携帯のアラームをセットして寝た。


9日【(ニノ鎖下テント泊)石鎚界隈】
 人声で目が覚めたので携帯を見ると、なんと2時! ええ〜! こんな早くに登って来てるの〜! と寝ているとまた人声が・・、次々に声がするので焦ってしまって・・、寝ていられないので3時にテン場を出発。フリースにカッパを着込んだので暑い、登山道の途中の広い所にもテントが張ってある。ここに張ってもいいのなら楽だな〜と思うが連泊ではダメだ。抜きつ抜かれつしながらやっと頂上に着いてみれば・・、なんと! いい場所は残ってなかったんですよ〜。(~_~;

 三脚だけ二つ置いてあって、人がいない所が広いので間に入れて貰う事にしてスタンバイした。そこは、頂上社に泊まっていた人が取っていたみたいで、5時過ぎにやって来たので、入れて貰ってますと言うと「いいですよ」と言って貰えたのでよかったのだが・・・。5時過ぎに登って来た人だって、3時頃に土小屋から登って・・もう場所がないんじゃ〜 かわいそうだわ〜!

 レンズは私が28〜70ミリ、おっちゃんのデジカメのレンズは18〜70ミリだが、私の機材の軽量化をはかる為におっちゃんには24〜120ミリのレンズを使って貰って、いつも何処にいるか分らないようになるので、私のそばにいて私がレンズを変えてと言えばすぐに変えてねと言ってあったのに・・、撮影場所がバラバラになってしまった。


 おっちゃんの作品をお楽しみ下さい。クリックすると大きくなります。(と言っても・・、あまり良くないわね〜(殴) 天候のせいにしときましょ。)

カメラマン 瓶ガ森方面 西稜から弥山下の紅葉 西稜
 頂上に着いた時には星も見えて、天狗岳も見えていたのだけれど・・、陽が昇る頃にはガスが湧いて来て50人(?)は居たかと思われるカメラマン(雪山訓練でお世話になったYさんも来られていた)はがっかり、去年(10月6日)は全然天狗岳も見えなかったのに、陽が昇る方向がポツンと赤くなったと思ったら雲が“わぁ〜っ”と動いて、すぐ後の神社の厳かな太鼓や祝詞とともに、えもいわれぬ風景になったんだけど・・、今年は風も吹かないし暖か過ぎたわね〜。ザンネン(@_@;)

 8時過ぎには撮影を止めて、頂上社でおっちゃんはカップヌードル、私は味噌汁で、朝作っておいた五目飯を食べた。だんだんと人も増えてきたので喧騒を避けて西稜の方へ行って撮影タイム・・西ノ冠方面でのんびりするつもりで出掛けた。


西ノ冠岳 西ノ冠岳方面1 西ノ冠岳方面2
 おっちゃんはいつもと違う120ミリレンズを駆使して次々に湧いて来る霧が晴れるのを気長に待って撮影したり、私がシャッターチャンスを待っている間、昼寝をしたりしていた。

夕方の天狗岳 歌う信者
 3時過ぎに頂上に戻り、頂上社であめ湯を飲んで夕陽を待つことにしたが、時々青空が見えるものの夕焼けは期待出来そうになかった。大阪から来ていると言う男性と2人でスタンバイしていたがダメだった。神社の方で太鼓や歌を歌う信者さんがいて、なかなか盛り上がっている。信者さんが法螺貝を吹くと、神主さんも法螺貝を吹いた後、握手して下山して行った。

10日【弥山〜東稜〜土小屋】


 昨日より天気予報の降水確率が高いので、今朝は昨日ほどあまり登って来てないようだが、3時30分にテントを出発。それでも1・2組のカメラマンに会った。撮影場所は昨日と同じ場所も空いていたが、去年撮った場所の近くで撮る事にした。昨日と同じように星も見えるし天狗岳も見える。そのうち空にうろこ雲が出て来たので、うろこ雲が焼けてくるといいぞ〜と思った。昨日と違い風は西から吹いて、ガスも面河の方から吹き上げている。
 6時頃からうろこ雲が筋状に焼けて来た。昨日私が居た方はガスが濃いようだ。6時30分に雲の間から少し太陽が出て来た。しかし、日差しが強くてゴーストが避けられない。

 おっちゃんのスライドショーをお楽しみ下さい。(昨日よりましかな〜)







ニノ鎖元までの紅葉1 ニノ鎖元までの紅葉2 ニノ鎖元までの紅葉3
 6時40分に撮影をやめて、頂上社でコーヒーを飲んでから下山する事にした。ニノ鎖元までの紅葉が一番綺麗だ。テントを片付けて撮影しながらと思うが、ガスが湧いたり晴れたりで思うに任せない。

東稜の紅葉 南尖峰方面 瓶ガ森方面
 東稜分岐でザックをデポする場所の事でおっちゃんと一悶着あるが、なんとかデポして9時に東稜を登り始めたが、カメラザックが大きいのであちこち引っかかるし、手に持った三脚は重いしでほとほと疲れたので途中で撤退する事にした。


おっちゃんのザックパッキング土小屋からの滝雲
 後でいろいろな方のhpを見ると、おいわさんは8時30分に東稜分岐を通っているし、私達が東稜をブラブラしている間にエントツ山さんも石鎚山に来ているようだ。この時期はみんないてもたってもいられないのだわ〜♪
 1時前に土小屋に着き、コーヒーを沸かしているとにわかに霧に覆われてきた。そしてスカイラインを下りて行くと土小屋から流れ落ちる立派な滝雲を見る事が出来た。今回、おっちゃんはアマチュアカメラマン(?)に徹していたのか・・、私が写っている写真は一枚もありません!

 
千代の石鎚山の写真を見る。


 23日【蛇谷ヶ峰】
 今回は撮影抜きの山歩きをと言う事で久しぶりに比良山系に行く事に決まった。天気予報は午後から回復傾向との事だったが・・。

 いつも登山口へ向かう時やてんくう温泉に向かう時に登山者の姿を見かける“桑野橋”だが、山と高原地図を見ると蛇谷ヶ峰に登るルートがある。それを登って、下山ルートは去年1月12日に下山中に、《松茸山施行地につき 9/10〜11/5の間 関係者以外の立ち入りを禁ず》と立看板が立っていたルートをとり、いきものふれあいの里センターへの分岐を柏部落の方へとり道路に出て車に帰ろうと決めた。
赤松林 望岳所 きのこ研究所 イグチ科のきのこ
 9時過ぎに道路脇の広い所に車を停めて出発。赤松林の中の舗装されている林道を歩く。35分で展望がきくように木が切られている望岳所に着くが今日の天気ではあまり展望はない。そこからすぐにキノコ研究所と看板のある小屋に着いたが誰もいない。ここまでで目を皿のように赤松の根元を見てきて見つけたのは、この前北八ヶ岳で教えて貰った“イグチ科”のきのこ一個のみ・・。


林道から山道に入る 途中であった登山者 アミガサタケの仲間 天狗の森 蛇谷ケ峰の頂上
 キノコ研究所から10分くらいで山道に入るようになる。男性が1人でお茶を沸かしたりして休んでいる。どうもキノコ狩りに来ているみたいだ。登山道の脇にある赤松の周囲を見ながらゆっくり歩くが・・、収穫はなし。猪の馬場を過ぎて少し休んでいると男性1人、女性3人のグループが登って来た。「さあ、行こうか」と立ち上がると、ふと珍しいキノコが目についた。これが・・うなだれているのよね〜。「元気がないわね〜」、「むむ・・」、「フ○ャフ○ャやねぇ〜、朝は元気なんだろうか」と真面目に言えば言うほど・・、なぜか“エッチ”に聞こえて大笑い。 ^_^;

 そんなこんなで山道に入ってから1時間10分で天狗の森に着いた。靄が出ていい雰囲気だったが、紅葉は全然だった。20分で頂上に着いてみれば風がきつく休憩どころでない。ツェルトを出したが、強風に木についた水滴が吹き付けられて、落ち着いてお湯など沸かせないし〜。おにぎりを食べただけで引き上げる事にした。先程追い越したたグループも着いたみたいだが、そうそうに降りて行ったようだ。


朽木スキー場との分岐 木の階段の登山道 大桂の木
 予定通りのルートで降り始めると、“おじさんグループ”とすれ違った。「てんくう温泉」への分岐を左に採って、降り難い長い階段状の所を過ぎると、沢沿いの道になる。前回は雪だったので分り難かった所を過ぎると、見覚えのある大きな桂の木のある所に出る。やっぱりモデルにならないと大きさが判りませんわねぇ〜。可愛いキノコも見つけたし〜。ゆっくり休む事にしてコーヒーを沸かしていると、雨が降ってきた。「昼から回復傾向じゃないの〜」、今日は、キノコを写そうと一応軽い方のカメラとマクロレンズと三脚を持って来たのに・・。

きのこ 倒木に生えたきのこ 林道に咲くリンドウ
 例の立看板のある所(立ち入り禁止)に差し掛かったが真面目な私達、ロープの中には入りません。登山道ならいいでしょ?でも、全然ありまっせん。ロープも切れたり垂れ下がったりしてるから・・、夢の松茸山計画(朽木村の?)も頓挫したんじゃないかな〜。
 地図にある分岐が判りにくい、標識のある所で柏部落に行くんじゃないかと思われる道はロープで通せんぼになっているし・・。三叉路の下の方(いきものふれあいセンターじゃない方)を行くと登山道は崩れ落ちていたので、元に戻り通せんぼの道を行くと車が通る林道に続いていた。柏部落から道路に出て20分で桑野橋の車に戻った。

 後はてんくう温泉に入湯して、休憩所でラーメンを食べながら“ディープインパクトが最終コーナーからの快走”で21年ぶり無敗3冠馬となったのを見て帰路についた。


 29日〜30日【一の森】滞在記

一の森〜槍戸山への登山道から
「山に恋する」’05一の森へ