2013/12/14
前回の日記から久方ぶりの更新となります。
今年は多忙に付き、前年までと比例して極端に生産回数が少なくなってしまいましたが、一応、時間が纏まって取れそうな時はボチボチ産卵させております。
とは言え、なにか変わった配合でもない限りネタとしても微妙なので、こちらでは特に記載する必要もないかなぁ・・・と、かなりほったらかしになってしまいました。
小売をしなくなってしまったのもありますが、今後も恐らくネタがない限りはこんな遅い更新となりますが、繁殖そのものは地味に続けておりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
さて、少し前にファンタジー×カーティンガと言う特殊な配合を試してみました。
ファンタジー×他種は今までも試しているのですが、ほとんど受精卵が取れず、蛙として生きれる個体が数匹と言う結果だったので、今回の組み合わせもロクに受精しないだろうと思っての試行だったのですが・・・・
血統的にまったくチガウ系統だからか、受精そのものは驚く程のヒット率で「これは行けるかもしれない!!」と期待したのですが・・・・
そう甘い事もなく、悉く発生中に死亡し、1500以上の受精に対し、オタマとして起動に乗ったのが僅かに40匹程度。そしてこのオタマ連中も変態ができずに上陸中に死亡いたしました・・・・
この感じの失敗はクランウェル×バジェットを試した時と同じ感じの失敗です。
受精に至らない失敗は純潔でもありえるので、ハイブリットを作る時は想定している物なのですが、受精してからオタマになれない失敗というのは、ほとんどありません。
まぁ、その為に期待してしまったのですが・・・外見的にはともかく、遺伝的には相当無理があるようです。
一応、死ぬ前に見た目だけは変態が完了した個体を確認しておりますが、ほぼカーティンガでしたので、まぁ、成功したとしてもそんなに面白い配合では無いため、この配合の実験はここで終了です。
ファンタジーを介した配合で、1匹も生き残らなかったケースは始めてです。
(厳密には今でも数匹生きてますが、死相がでておりますのでアウトでしょう・・・)
とりあえず冬場ということも有り、ヘルメットガエルのスイッチが入っておりますので、次回はヘルメットを試して見ようと思います。
そう言えばこのヘルメットも受精は問題ないけど、発生の段階で死ぬパターンですね・・・
見た目的には同種ですが、実は他種同士だったなんてオチは・・・ないと思いますが・・・
とりあえず今までの失敗を元に改善項目を上げてありますので、今回こそは養殖方法を確立して、売れる程に取れてくれると良いのですが・・・・
ともあれ、ファンタジー×カーティンガに引き続き失敗覚悟の試行になってしまいますが、成功した暁には宜しくお願いいたします。
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↑の個体は夏頃に生産したクランウェルの色違いです。
左は上陸して1ヶ月位の物ですが、数ヶ月で右の画像へと変貌しました。
家だと色違いは半年位で落ちる事が多いので、ここからが勝負です・・・
↑こちらはファンタジー×カーティンガの生き残りです。尻尾がなくなるまで変態が進んだのがこの個体のみと言う驚愕の事態です。
現在変態中の個体も数匹いますが時間がかかりすぎている為、そいつらもアウトでしょう・・・・
にしても、まんまカーティンガです。ベルとカーティンガの血は本当に強いと言わざるを得ません・・・・
ベル×カーティンガの場合はベル寄りの個体ですので、最強はベルですがww |
2013/4/13
すこし前にカーティンガ×クランウェルと、純潔のカーティンガを作出してみました。
カーティンクラは相変わらず受精率に難があり、産卵数の割には受精せず。
カーティンガの方は純潔なので、ほぼ100パーセント受精していたのですが、そもそもの産卵数が少なく、どちらも大成功と言うほどの数は取れませんでした;;
育成に関しては、カーティンクラはクランウェルの血のおかげでマイルドな性格になり、共食いが少なく、ほとんどB品が出ませんでしたが、カーティンガの方は最悪ですw
上陸した固体の6割以上が足をもがれ、製品になったのは残りの4割のみです。
ベルティンガ作出時を上回る過去最悪のB品率になりましたので、今の所、オタマの性質的に一番ヤバイのはカーティンガと見て間違いないようです。
次に作った時は、B品になる前にオタマでの販売を検討しております。
今回、飼育スペースにはかなり余裕があり、餌も行き渡っていたのにも関わらずこの結果でしたので、腹が満ちていようがいまいが動く物には襲い掛かる、ブラックバスみたいな性格なんだと思います。
これが問題なく纏まった数で生まれた日には・・・・手に負えません・・・・・
また、変態に至る難易度も他のツノガエルより高いです。
完全変態するまでの時間が通常種より4日〜5日多くかかり、変態不全で死亡した固体も少なからず出てしまいました。
特に早期上陸が致命的で、従来の様に片手が出ただけの段階で水張りケースに移動すると高い確率で死亡します。
ただでさえ数が少ないのにこれでだいぶ死なせてしまったのです;;
前足の被弾を抑える為に、この段階で変態ケースに移動させるのが我が家の基本でしたので・・・・
前足が出た固体は別に専用ケースを作り、通常水位でキープし嘴が取れてから、水張りケースに移動するプランに変えた所、変態不全での死亡がぱたっと止まったので、この辺りはガチでしょう。(従来種もその方が安全ですがw)
そんなわけで総合的に見てもオタマの飼育難易度は今までより高くなります。
とりあえず次の生産時にはこの辺りを改善して、今回以上には完品の数を増やしたい所です。
試行できるのは早くても、次の♀が仕上がる晩夏から秋にかけてになりそうですが・・・・
現在の野望としては、カーティンガにファンタジーやベルツノファンタジーをかけてどんな子になるのか試してみたいのですが、受精率やら孵化率で躓く臭いぷんぷんで、準備はできてるものの失敗濃厚な為、後回しになっておりますw
今月の終わりには純潔のクランウェル生産を試行してみようと思っておりますので、それが成功して時間ができたら試してみようと思います。
アマゾンとのハイブリッドも考えているのですが、いかんせん手持ちの固体が全滅して以来アマゾンを購入していないので、まったく目処が立っておりません・・・・
アマゾン入荷の報がありましたら、是非ご連絡くださいw |
今回、同時期に2種が取れている為、カーティンクラと純潔のカーティンガでベビーの時にどのぐらい差があるのか、撮影してみました。
左がカーティンクラ、右が純潔のカーティンガです・・・・・
ほとんど差がないです!!!
両方のケースが混じったら、見慣れた私でも判別不能ですwww
成長するとカーティンクラの体は突起が少なくマイルドで、逆に純潔だと肌に小突起が増えますので、顔つきやら目玉等も比較しなんとなく判別が付きますが・・・・
(そうは言っても単品だとかなり厳しいですw)
ベルツノとクロスはベビー時から骨格で判別可能なのに対し、こっちはベビー時に判別するのはマズ無理ですね・・・・・同時に作る時は気をつけないと・・・・・
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2013/2/23
先日、2度目のヘルメットガエル生産に着手してみました。
んが、産卵した数はほんの少し。むしろ産卵と言うよりちょっと尻から卵が漏れたレベルの量でした。
本来こんな状況では受精なんて見込めないのですが、きちんと産卵行動を取った上での放卵だった様で、8割以上がかかっており、そのほとんどを孵化させる事ができました。
孵化比率だけなら過去最高の出来だったのですが、後数日でエラが吸収され給餌を開始できる段階まで発生したオタマ1歩手前で悉く死亡し、全滅してしまいました・・・・・・
もうなにがなにやらさっぱりです;;
前回、今回共に、最初に成功した状態に限りなく近い再現状況のハズなのですが、成功時の実験が失敗前提のおざなり放置だった為、細部までデータを取っておらず、私の知らない部分が再現できていない可能性は高いです。
ともあれ、孵化率だけはその時を上回っているので、本当に良くわかりません・・・
原因がわからない上に万策尽きた状態ですので、もう正直くじけそうですが、当初は産卵させる事すらできなかったのに、ここまできて諦めるのは嫌過ぎます。
もっと頭数を囲い、年間の実験回数を増やせば良いのでしょうが、ヘルメットガエルは1匹で相当のスペースを占有するので、むやみに増量できません。
(輸入されない時はまったくされず買えないっていうのもありますが・・・)
特に夏場は発砲スチロールに水を張り、氷を入れた中にプラケを入れて冷やしているので、スペースコストが跳ね上がります。
血統も複数もって置きたいので、次回輸入された時には購入を検討してるのですが、はてさて、どうしたものか・・・・・
とりあえずヘルメットがひと段落したので、次回はカーティンガ×クランウェル。もしくは純潔のカーティンガ、クランウェル辺りの繁殖を試行してみる予定です。
今後とも、宜しくお願いいたします。
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2013/1/20
前回の日記更新より、クランウェルやらなにやら増やしておりましたが、特に記録に残す様な固体も出土せず、ずいぶんと間があいてしまいましたが、今月よりヘルメットガエルの生産に着手しております。
ペアが2つしかない為、試行できるのは僅かに2回です。
んが、その1発目を見事にヘマりました><
受精は問題なかったものの、前回と同じく、途中で発生が止まってしまいほとんどの卵が死んでしまいました;;
失敗を踏まえ、今回はかなり自信があったのですが、無事孵化にこぎつけた数がほぼ前回と変わらず、販売用の固体は準備できそうもありません・・・・
もう一度試せる状況ではあるのですが、何がいけないのか、今回はさっぱりわかりません。
一応の改善案はあるものの、これも気休め程度の改善案なので、根本的になにか間違ってる気がしてならない現状では、次回の試行もまったく進歩のない無駄な産卵になってしまいそうで怖いです。
産卵までは確実に行ってくれる方法を確立できましたが、孵化でここまで悩まされるとは思いませんでした・・・・
とりあえず今月いっぱいはもう一組を産卵させ、データ取りになりそうです。
失敗しましたら、来月以降にクランウェルやカーティンクラの作出を予定しております。
カーティンガ♀もだいぶ仕上がってきましたので、早ければ3月頃、遅くても初夏〜夏頃にはカーティンガの純潔を作出できそうです。
纏まった数が取れそうな生産まで今しばらくかかってしまいますが、今後共宜しくお願いいたします。
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←今回のヘルメットの卵。
前回とほぼ同じぐらい産んでくれ、受精も問題なかったのですが、全滅に近い勢いで死んでしまいました・・・・ここまで来るとなにがいけないのかさっぱりです・・・・・ |
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