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食事療法

 


日本人の食生活は近年、外食の頻度が増え、中食の利用が増大しています。
また、24時間開いているコンビニ等の普及により惣菜、宅配食がいつでも利用出来るようになりました。このような食に関わる社会の大きな変化が、食べることを便利にしている反面、肥満を生む要因になっていると思われます。
また、健康志向ブームの中で食品中に含まれる一部の栄養素がマスコミに取り上げられ、それを過剰摂取することにより、栄養素の偏りや摂り過ぎ等が問題になっています。また、糖質制限食など必要栄養素の極端な制限も健康上の問題になっています。
こういう状況の中で、あれもこれも食べ過ぎてしまったり、何か不足なのではないか不安を感じながら食事をしていたりと、健康的な食事とは何なのか、自分にとっての適量の食事どのような量であるかがつかみにくくなっているように思われます。
このような中で自分の適量のバランスのとれた食事を理解していただいた上で、外食や中食、コンビニ食なども上手に利用した食事がとれるように食事指導を行っています。

肥満をもたらす現代の食生活と糖尿病

肥満はエネルギーの摂り過ぎ、つまり食べ過ぎと運動不足によっておきます。現代は非常に肥満しやすい環境にあるといえます。
次のような食物摂取の変化の傾向が肥満を初めとする病気の原因になっていると考えられます。
1) 食事の内容の変化
・主菜(肉、魚、大豆、卵、乳製品等)を食べ過ぎている。
 →エネルギー量、たんぱく質と脂肪の摂り過ぎの原因になっている。

・外食、中食の利用が増えている。
 →エネルギー量、脂肪、たんぱく質、炭水化物、塩分の摂り過ぎの原因になっている。

・デザート、菓子類を食べ過ぎている。
 →エネルギー量、脂肪、炭水化物の摂り過ぎの原因になっている。
2) 夕食時間が遅い人が増えている
 →遅い夕食は肥満、血糖値を上げる大きな原因になっている。
3) 朝食抜き
 →朝食を抜く習慣になると太りやすい体質になる。

肥満しない食事とは

肥満しないための食事、減量する時の食事は自分にとって必要な適正なエネルギー量をとることです。更に、食事のバランスをとることにより、太りにくく、血糖値も上がりにくくなります。その際、間食の好きな方は少量楽しむ程度に食べ方を変えることが必要です。菓子、デザートはエネルギー量が高いばかりでなく砂糖、油脂は特に体脂肪に変換され太り易いためです。間食をいかに上手にコントロールするかが最大の減量のポイントになります。小腹が空いて間食に走らないようにバランスのとれた空腹になりにくい食事が大事になります。

では糖尿病の方にとっての適正な食事とは
どういう食事でしょうか

一日活動するのに必要なエネルギー量以内で、栄養のバランスがとれている食事で、急激に血糖を上げない食事であること。更に満足感のある美味しい食事、これが糖尿病の方のとって頂きたい食事です。これは究極の健康的な太りにくい食事といえます。
食事をすると食物中の糖質は消化吸収されブドウ糖となり、血液中に入り利用されます。糖尿病の場合はブドウ糖を組織に取り込むためのインスリンというホルモンの分泌が遅くまた、その働きが悪いため食後に血糖が上がりやすくなっています。そのため、適切なエネルギー量以内で食事をすることに加え、急激に血糖を上げない食べ方、上げにくい食材の組み合わせ方を学ぶことも必要になります。

当クリニックでの食事指導

食事は健康に身体を維持するために大切なものであると同時に、生活に潤いを与えてくれる大切なものです。一人一人の食生活はそれぞれ違います。しかもその時の仕事の影響など社会的環境や家庭環境等さまざまな影響を受け変わりやすいものです。当クリニックでは一人一人の食生活を大切にし、その生活に合った改善方法を一緒に考え、制限されているという食事ではなく美味しくより健康的な食生活を見つける事が出来るようにお手伝いしたいと考えています。

平良・クリニック

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