私たちが生活している中で、身近でお世話になっているものの1つにスプレー缶があります。 整髪剤が入っている「整髪スプレー」・殺虫剤の入っている「殺虫剤スプレー」・いやな臭いを消す「消臭スプレー」など、国内で生産されているスプレー缶は約7億本/年といわれています。 便利なこれらのスプレー缶が何で問題なのでしょう。
スプレー缶には2種類の溶剤が入っています。1つは整髪剤であったり殺虫剤という溶剤です。
もう1つは溶剤を噴射させるための噴射剤が入ってい
ます。
昭和62年まで、スプレー缶の噴射剤には燃えにくい
フロンガスが使われていましたが、オゾン層保護のため
フロンガスに代わってLPG(液化石油ガス)などの可燃
性ガスが使われるようになったのです。
ご理解いただけたと思いますが、噴射剤として使用
されているLPGなどの可燃性ガスが危険なのです。
缶の中に残存ガスがある場合、何らかの形で火花が散
るだけで発火・爆発してしまいます。
東京消防庁によると、平成16年度に管内で廃棄され
たスプレー缶が原因となった火災は138件発生してい
るが、その内ゴミ収集車からの出火は117件(84.5%)
というのが現実のすがたです。
神奈川県内で見ますと発生件数などの数値は把握できませんが、殆どの市町村のゴミ収集車が被害に遭っているようです。
このような不幸な事故を未然に防ぐために開発したのが「スプレー缶・カセットボンベ・ライター」 処理装置(安心カンカン/樺島電装製)です。