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Sect.14 同じ記憶
ここの感想ははっちゃけ妄想炸裂なので近日中に書き換える可能性があります。

今度はフィシスとキースが急接近!!!
まあ、フィシス、ブルーの介護に疲れたのですか(爆)
まあ、キースの方が若いといっちゃ若いけど・・・・(ナニをいっとるのか)
キャラデザインがどうしてもリアルなのでキースとフィシスが並ぶと映画のヒーローとヒロインのようで妄想がまたわいてしまう。
キースとだと宇宙物だけど、ブルーと並ぶとファンタジーのキャラになるフィシス。
おお、とうとうブルーが覚醒!!!ジョミーの時は起きなかったのに、やっぱ、フィシスの浮気が気になったのね(爆)
キースはレディキラーでもあるようです。
キースってジョミーに触ってるし、マツカも触ってるし、フィシスも触ってるしもう好き放題!
そのうえブルーにまで・・・・・
もうだめ・・・。


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浮ついた感想ばかりなのでちょっとマジメに振り返ろう。
実は14話で「フィシス開眼!!!」という感想をあちこちで見かけ、アレ?いつ、目を開いたっけ、
19話で培養サンプルでフィシスそっくりな女性が目を開けてたのは知ってるけど、という感じで見逃していて、ちょいゆっくり見ておりました。
ラストまで見るとなるほど確かにフィシスが見えない目を開くシーンがあり、なんとなく金色っぽい感じで、いかにも「見えていない」という風に作画しております。
実は原作読んでるときも、フィシスって盲目だけど、一度でいいから目を開けたシーンも見たいな、可愛いだろうなwwなんて思ってたので
TVテラで少し願いがかなったような気がしました。

さて、初めにも書いたけど、キースとフィシスが出会うためにはキースがナスカにいなくてはなりません。
前回、キースがジョミーと対峙して、結果、ミュウの捕虜になりました。
キースを生かしておくのが甘いっちゃ、甘いけど、原作でもそうなので、ここは流れにそった描き方としてよしとしましょう。
また原作では昏睡状態だったジョミーが、キースの到来で危機を感じて目覚めていますが、TVテラでは苦悩しながら新しいナスカに生まれた者たちを守る姿として描かれていて、「覚醒」するのは眠ったままのブルーという構図です。
でもコレはこれで楽しそうなのでとりあえず動向を見守ろう、と思ってみていました。

冒頭はミュウ側の厳しい心理探査にあってるキースの苦しそうなシーンで始まります。
でも鉄の心理防壁でガードされたキースの内面を読むのは、容易でなく、テラの秘密もあまり引き出せないままに時ばかりたちます。
記憶を操作するのは不本意だと、ジョミーは心理探査をやめるようにいいます。
甘い、と長老達に言われますが「テラに歩み寄るカード」とジョミーは言いました。
たとえ重要機密を引き出せなくてもここまで訓練されたキースは「重要人物」としてみてとったジョミーは何かの「取引」に使えるかもしれない、と考えたのかもしれません。
そんなところが「ソルジャー」だな、と思いました。
ガンバレ、ジョミー!

さて、オープニングの後は、悩めるフィシスの図からです。
ここでフィシス開眼か?と期待してハズレ・・・でもフィシスはいままで一人で行動していなくて、必ずブルーの横にいたり、ジョミーを見守っていたりで「受け身」っぽいイメージでしたが、今回は珍しく自分で行動をおこします。
アルフレートも探すほど、勝手にいなくなってしまうフィシス。ちょい、驚きました。
フィシスは捕らえられたキースの胸の内の青い地球のヴィジョンが気になってしかたありません。
捕虜になり、大きなガラスの檻?に捕らえられているキースに近づくフィシス。
そんなフィシスがマザー・イライザと重なって見えるキースの姿。それもなんか「イミシン」でわくわくしました。
ガラス越しに手を合わせるフィシス。キースもその姿をいぶかしみながらもガラス越しに手をあわせます。
フィシスに流れ込んできたキースの心の映像。
それは水の中にたゆたう姿。
それは多分キースが育った水槽のイメージ。
最初から見てた人にはわかるがそれはキース自身もはっきりと自覚していない自身の出生の秘密。
テストチューブにいたキースの過去。
そして、ここでまだ知らされていないフィシスの過去。それもフィシス自身が自覚していないフィシスの出生・・・。
二人の姿が生まれたままとなり、まるで双子のきょうだいのような印象の二人・・・・
しかしハダカ、好きだな、このテラの監督(爆)
ジョミーも1話で脱いだしキースはオープニングでストリップだし、ブルーも4話でハダカ?に包帯で鼻血ぶーー、だし(笑)
別にハダカにせんでもよかったような気がしますが・・・まあ、いいか。色々妄想できて(ヤケクソ)
その心をさぐるようなフィシスの様子に、キースは逆にフィシスに「心」で問い返す。

「ここを出たい」

そのキースの切実な要望に無意識に脱出ルートをビジョンで伝えてしまうフィシス。ギブリまで映ってしまいびっくり。
しかしフィシス盲目なはずだよね?ではなぜ「映像」で伝えられるのか?とかいう素朴な疑問も湧くんだけど・・・・・
心理映像、というかデータみたいなもんでキースに届くと画像変換されるのかもしれないな、と余計な妄想。
はっと気づいてフィシスは手を引くが、キースも驚く。

「答えた!」

まさか返事が返ってくるとはおもわなかったキースもビックリ。
というか無意識な気持ちがこういうところに出てしまった、という印象が出ていて演出いいな、と思いました。
驚いて手を引っ込めるフィシスに探しに来たアルフレートが「何かされませんでしたか」と、支える。
戸惑うキースの顔のあとに今回のタイトル「同じ記憶」が表示。
けっこう、憎いね、と思いました。

その後天体の間に戻ったフィシスが、改めて自分の心に戸惑う。
「意識が流れ込んで行くのを押さえられなかった・・・」
そしてそのフィシスの動揺に同調するかのように舞い上がるタロットカード。
クローズアップされたカードは「運命の輪」。
これはもうどうしようもない出会い、のような気がします。
本来ならキースとフィシスは接点のないはずです。
でもキースがナスカ探索に来たことにより、おもわぬ展開になる。
原作でもキースとフィシスが心を通わせる?のにびっくりしましたが、キースが動くことにより「地球へ・・・」のストーリーが運んでいく。
その意味ではブルーによって強引にミュウに目覚めさせられたジョミーよりも、キースの方がキャラの牽引力が強いのでは、と思いました。
原作でもこのナスカでは眠るのはジョミーで、あまり「動いて」いません。
TVでは古い世代と新しい世代に挟まれ、困る描写はありますが、何回か前「引きこもりがち」とハーレイに書かれたようにあまり動きがない。
というか行動範囲がどうしても狭くなってしまってる。
なのにキースは自然とミュウ探索のために行動をおこすようになっており、このナスカ編の主人公は実質キースではないかと思います。
だから、このTVテラで延命のブルーもキースが来るまで目覚めない。
キースは本来安らかに寿命で行くはずだったブルーをもたたき起こすのです。
個人的な希望としては、カリナがトオニィを出産した時点で、その陣痛の痛みの衝撃で皆が動揺しつつも喜びを感じるシーンがありましたが、ついでにブルーもその「大きな痛みを伴った喜び」と共に目覚めてほしいな、と思っていました。
その展開の方が色々と「希望」を付加したこのTVテラの展開にふさわしいと考えたのです。
絶望を希望に変えるような展開でたとえブルーがその後逝ったとしても「残すもの」が大きい、と思ったのです。
しかし、ここで「大きな危険」として到来したキースがナスカの平和もぶち壊し、ついでにブルーの眠りをも破ってしまう。
もちろん、ジョミーのソルジャーとしても立場も危うくなりかねない。
それだけキースの持ってるものが大きいということだと思います。
キースの対峙する相手にブルーを持ってきたこのTVテラに不満があるのも確かですが、それだけキースというキャラの「大きさ」を感じます。
そして、そのキースのためにトオニィが異常な力を発揮し、その母カリナを追い込んでいくとは・・・・

やはりキースは「キー・キャラクター」なのでしょう。

一応、今回はここまで。



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