Making of TOPCAT - Chapter.2 |
- 第2章 何故それを選んだか '97夏 -
マザーボード … GIGABYTE製 GA-586ATX2まず、ASUSTEKかGIGABYTEのにしようと、天性のカンで決めた。次にチップセットを最新の430TXか、安定の430HXにするかだが、これは結構悩んだ。430HXのだと安いからだ(笑) が、最後には「ま〜、新しいの買っとけ」ってなところで落ち着いた。マザーボード、ATかATXかだが、これは速攻で「組み立て簡単なATXでしょー」となった。
私がものを購入する際にはよく「必殺買物法」(注1)などを用いるが、同じように「どーせならいいの買っとけ」という買物法(名称未定)を良く用いる。SoundBlaster AWE64 Goldを買った時なんかもそうだが、中途半端なものを買うと私の場合は「あぁ、これじゃなくてアレ買っておけば、もっと良かったんだろうなぁ〜」って具合に後からのたうちまわるのだ。そーなるとまた物欲が発動して、結局散在する羽目になる危険性が非常に高い。
ま〜あれだな、「敵を倒す時には徹底的に叩きのめして、復讐できないほどに再起不能にする」というヤツだな。うん。
さて、最終的にこのGA-586ATX2に決めた理由だが、「CPUクロックがディップスイッチで設定できる」という点だ。私はあのジャンパというものが大嫌い。あんな扱いにくいものったら無い。小さくてすぐどっか行っちゃいそうだし。それに私は小さい頃からのクセを引きずっていて爪が短い(注2)ので、手で取るのは至難の業。ピンセットとか使うのも面倒くさい。針に糸通すようなもんだ。
その点、このマザーボードはベースクロック、クロック倍率共にディップスイッチで設定できるので楽ちん楽ちん。
その他にもSIMMとDIMMの混在が可能とかあるけれど、まぁ今の私には関係無いか。
ケース…TW-777C
DOS/Vパラダイスのオリジナルケース。安い。確か\8,980-だったかな。
ケースも色々見てみたんだけれど、何がイヤって前面のデザインが格好悪いってコト。なんかもーどれもこれもイヤで。1つダケ、IW-G500が気に入った。メンテナンス性も良さそう。
…でもTW-777Cになったのは、とにかく安かったから。前面のデザインも悪くなかった。ここには「どーせならいいの買っとけ」が働かなかった。あとあと、影響を及ぼすこととなる。
FDD…TOMCAT製3モードFDD
特に言う事なし。…今は(^_^;
モデム…Diamond Multimedia製 SupraExpress 336i PnP
バルク品。\7,980-で購入。Diamond Multimediaという馴染みぶかいメーカーの製品で、安かったのが購入理由。
あと、なんといっても「内蔵」であることにこだわった。外付けモデムはどーにも格好悪く見える。格好悪い上に、あの中途半端な大きさの物体をドコに置くのか。大きくも無く小さくも無く…ん〜、邪魔。
CPU…MMX Pentium (P55C) 233MHz
Chapter.1でも書いたようにCPUはMMX Pentiumと決めていたのだが、問題はどのクロックの物を買うかだ。当初は自分の貧乏っぷりも考慮に入れて、200MHzにしようと思っていた。しかし、いざ買うという段階になって、いくつかの憂慮するべき事項が浮上した。
まず、現在持っているPentium 166MHzから200MHzに変えたところで、パフォーマンスアップは実感できるのか?という不安。劇的に性能がアップしている事を感じられなければ、今回の”自作機製作”はあまり意味が無い。ベンチマークでしか見られないようなパフォーマンスアップでは、「ゲーム環境の改善」という目的にそぐわないのだ。Pentium 133MHzから166MHzにパワーアップした時に全然パフォーマンスのアップを体感できなかった事を考えると、166MHzから200MHzというのも大したこと無いと思うのだが…。
また、200MHzを買うつもりの時、「クロックアップ」に対する期待が心の中に少なからずあった。200MHzでパフォーマンスに満足できなくても、クロックアップしてみればいーや的な考えだ。…もしクロックアップできなかったら…前述の「あぁ、アレ買っておけば…」という後悔モードに入っている自分の姿が目に浮かぶ。
こう考えていると、要求するパフォーマンスとして「200MHzを超える」事が絶対的なものとして固まってきた。絶対、間違いなく、何があっても、100%、200MHzを超える確証のあるCPUをゲットしなくてはならない。クロックアップなんていう不確定要素のあるものは、排除しなければならない。安全確実な買物のためには、多少の出費は喜んで差し出そう。お金は補充できるけれど、CPUは換えなくちゃいけないからねぇ。換えるまでの人生消費時間ももったいない。
…そんなこんなで、233MHz購入に至ったのだった。ちなみにパッケージ版を買ったというのも、より安全確実であることを考慮したためだ。