視覚に関する知能


 視覚の神経回路は原始的な仕組みです。神経細胞は発生時間が短い正の電位を出力して近傍に影響を及ぼします。神経細胞の出力には不応期(after effects )があり、不応期を経ても周囲の状況が変化しなければインパルスを断続的に発生します。 断続的に外界の状況を取り込んだインパルス群に含まれる特徴を抽出して、その特徴の組覚のデータは開ループ制御によって断続的に外界の変化を取り込んでいます。 視覚の活動で獲得された多量のルールを記憶してそのルールを制御に利用するために哺乳類は大脳の新皮質の連合野を発達させました。(2020年3月3日更新)

[視覚に関する活動のパラダイムの文献 (PDF ファイル)]

[V1J] 唐澤信司, "視野の動きを検出して外界のモデルを構築する脳幹の仕組み”, 信学技報, Vol.112, No.283, HIP2012-53, pp.61-66, ISSN 0913-5685, 2012年11月15日.
[V2J] 唐澤信司, "回転しているプロペラを撮影した映像による人間の視覚の検証", 信学技報, Vol.110, No.460, MBE2010-106, pp.19-24, ISSN 0913-5685, 2011年3月. (その際に[ http://www.youtube.com/watch?v=tCmpR2PVBm4 ])を上映しました。 [ http://www.youtube.com/watch?v=m4urbA-SdHQ ],(Up, Apr.22,'11) は2方向にシフトするイメージが見られる車窓の映像です。
[V3J] 唐澤信司,"視覚のデータ処理単位を形成する介在ニューロンの機能", 第8回情報科学技術フォーラム (FIT2009),生体情報科学;G-011, 第2分冊、pp.591-591, 東北工業大学, Sept. 2, 2009.
[V4J] 唐澤信司,岩本正敏,"視覚における無意識活動の動機", 第3回日韓パターン認識ワークショップ (KJPR2008),pp.35,36. 11月13-14日, 延世大学,ソウル,韓国, 2008.
[V5] 唐澤信司,岩本正敏," インパルスの転送によりイメージの活動のセット が起動される装置のアーキテクチャ", 第2回日韓パターン認識ワークショップ (KJPR2007), pp.201-206, 10月25-26日, 松島, 日本, 2007.
[V6] 唐澤信司, "視床で中継される情報を大脳新皮質で分析する活動のモデル", 信学技報, TL2007-2, pp.5-10, ISSN 0913-5685, 2007年4月.
[V7] 唐澤信司, "顆粒細胞層による網膜、海馬及び小脳のタイミング制御", 東北大学電気通信研究所 第16回生体・生命工学研究会資料 番号16-5, 2007年3月.
[V8] S. Karasawa, "The dialectical architecture of visual intelligence where every activity is available as a tool for the next activity", website presentation for European Conference on Visual Perception, A Coruna, Spain Aug 22-26, 2005.[OHPforV8]
[V9] S. Karasawa, " Self-organization of network on activities for intelligemt behaviors", 9th International Conference on Cognitive and Neural System, pp.101, Boston Univ., May 21, 2005.
[V10] 唐澤信司, "ヒトの視覚をモデルにした知能システムの構築", 宮城高専研究紀要, 第41号, 9-16ページ, 2005年2月.

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