社史プロデューサーが勧める最新!社史のつくり方

「見られるカッコいい社史」を電子書籍で制作する

写真 ●見やすく、役立つ社史ができる

企業の社史だけでなく、公的機関や自治体、大学などの周年史、さらに記念史などは、今後は電子ブックで作成されるべきだ。 何故なら、活字離れが言われて久しいが、単行本、そして雑誌も付録つきの一部を除けば、ペーパーメディアとしての本は売れなくなってきているから。 少々極端に言えば、需要が落ち込む一方で、メディアとして魅力がなくなってきている本の形態で、社史や記念史などを発行することは、年史としての存在価値が薄れていくだけだ。多すぎる情報の中から、自分に必要な情報を取り出すのに、ペーパーメディアは時間がかかりすぎる。これからは、ペーパーメディアとしての社史・周年史・記念史は、発行しても読んでもらえない。 社史には、企業発展のノウハウなどがぎっしり詰まっているのに、あまり読まれないことは、非常にもったいないし、多額の費用をかけて制作した企業、そして経営者は残念に思うことだろう。

●読まれる・見られるカッコいい社史

それだからこそ、社史・周年史・記念史は今後、電子書籍でつくるべきだ。これまでの「膨大な活字を追って読む」のではなく、文字とリンクする各種情報、そして画像や動画で構成する「見る社史・周年史・記念史」は、必ずや見やすく、役立つカッコいい電子ブックとして評価されることになると思う。 自分自身、社史や周年史のプロデュース、そして編集者としても担当してきたが、分厚い社史ができあがり、ほっと安堵したことと、ヤッターという達成感は大きな醍醐味でもあった。しかし、企業の関係者の方は、社員はじめ、皆がちゃんと読んでくれるのかといった不安も同時に覚えることもあった。それは、文字が多くて、サイズの大きい分厚い本に社史がなってしまったからである。

史実を忠実に盛り込むのが社史の基本ではあるが、多くの企業では前例を踏襲したり、できるだけ全てのことを入れることを第一に考えるので、結果、無難な社史が出来上がってしまう。ビジュアルな社史をつくりたいけど、やっぱり一般的な社史になってしまうのである。

社史でもビジュアルなカッコいい社史はある。その会社の歴史を、どのような切り口で整理し、いかにビジュアルにカッコよく見せるか。それが社史制作の最大にポイントとして、企業担当者から要請されたものであった。企業の担当者と社史編集者が新たな構成にチャレンジし、経営陣の了解を得た最適な例かと思う。

社史などの無料コンサルタントをスタート

写真

●社史などのコンサルタントを行うことになりました。 メールで無料です!

社史の制作を行う大手出版社の中には、社史の企画ができない社員、編集もできない社員がいる会社があります。 そのような出版社に依頼すると、見積もり金額が高かったり、企画構成やコンテンツの組み立てがおそまつになってしまいます。社史の編集制作の業界をよく知るものにとっては、頼んではいけない出版社も把握しています。

そのようなことをふまえ、社史・周年史・記念史などに関するご相談およびコンサルタントを行うことにしました。

社史・周年史・記念史などのご相談および基本的なコンサルタントを行います。まず最初にどうすればいいのかといった初歩的なことから、不安なことなど、メールでは無料にて行いますので、どうぞご連絡ください。

無料コンサル・お問い合わせ 


宣伝やPRにも使える電子書籍の社史

写真 膨大な情報を、すぐに、早く、どこでも得られるネットや携帯に対し、ペーパーメディアは、ニュース性のある情報では当然、電子にはかなわない。現在のペーパーメディアを牽引している小説や付録付雑誌にしても、電子ブックで読めるようになるし、通信機能を利用して付録を送付してもらうことも可能になる。出版各社が重い腰を上げ、電子ブックに取り組もうとしているのも、キンドルやipadのおかげである。 付録付雑誌では、電子ブックでの購読を無料にする代わりに、付録の有料化や、広告連動の商品販売まで電子ブックで行える可能性がある。 ということは、社史だって、自社の最新の製品や商品、技術などの情報を文章にリンクすることで、宣伝に結び付けることができる。 ペーパーでできた社史より、スタイリッシュなipadやキンドルの形は、電子ブック社史をもらってよかったとん、間違いなく思われる。企業によっては、これまでのように非売品として無料で配布するだけでなく、有料にして売ることも可能だろう。


社史を電子書籍で制作するケースが増えてきた

紹介するのは、ぺんてるが作成した電子書籍の社史。紙の書籍を電子書籍化したものだが、パソコン版は、文字や写真データを使用したxmlによる電子ブック化ではなく、紙の書籍をスキャンしたもの。 部数との相関になるが、紙のスキャンの方法がコストは安く出来る。

http://www.pentel.co.jp/corporate/history_book.html

紙は閲覧がしやすいといった大きなメリットがあるが、電子書籍は、文字の大きさを拡大できる、音声データや動画も見ることが出来るといった、視覚的に優れたメリットがある。 著作権の問題があるが、大手企業ならテレビCMなど、過去に放映されたものを動画として社史に取り込むこともできる。会社のPRに貢献する電子書籍社史になるだろう。
テーブルタグで指定しています。画像も入れ替えてください。画像は 110px x 100px です。


これからの社史は、電子データでつくる

少ない予算での対応の仕方

社史の予算が少ないので、普通のペーパーの社史しかつくれないと考えている企業の方も多いだろう。普通の社史をつくるといっても、 本の場合は、ページ数×部数×色(カラーにするか、単行本のように黒色にするか)×原稿料(原稿作成は社内か、外部依頼か)×他で大きく変わってくる。 当然、ページ数×部数が少ない方が安く済む。だからといって、パーパーでの制作だけではなく、会社のこれまでの足跡をきちんと残し、後世に発展の歴史を伝えるためにも、最低限、電子データも残しておきたい。