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せや・ガイドの会 

街のガイド研修や記録誌編集の研修を受けて、2001年(平成13年)4月に発足した団体です。横浜市瀬谷区を本拠に、地元やその周辺をご参加者の皆様と一緒に歩いてご案内します。そして、歴史・自然など、この街の魅力を再発見してみませんか?事前申し込み不要、全員ご参加できます。

海老名の史跡をめぐる(2018年7月21日開催)お知らせ


2018年7月21日(土)

日本列島は連日の猛暑日が続いています。アスファルトの路面から熱波が容赦無く吹き上がってきます。今週は5年ぶりに岐阜県で最高気温が40度を超えました。日本各地で日中の最高気温が35度を超える観測地点が急増して厳しい暑さになっています。

さて、朝から晴天に恵まれて、「海老名の史跡を巡るツアー」が予定通りに開催されました。相模鉄道かしわ台駅に隣接している電車車庫や車両センター(工場)を眺めながらガイドウォークがスタートしました。今回のコースには秋葉山古墳、臨済宗建長寺派龍峰寺や弥生神社がいずれも高台に位置しており、かいな坂(下り)を含めてアップダウンのあるコースでした。途中で水分補給や休憩を取りながら、タオルで吹き出る汗を拭いながらの道中になりました。ご参加者は全員で23名でした。

 「海老名の史跡を巡るツアー」(コース概要・解説)

相模鉄道かしわ台駅(WC)→長ヲサ遺跡→ 産川橋→上今泉コミュニティーセンター(WC)→秋葉山古墳群→かいな坂→龍峰寺(WC)→弥生神社→相模国分尼寺跡→逆川船着場跡→相模国分寺跡→海老名市温古館→海老名の大欅(ケヤキ)→国分寺(現地解散)(海老名市温故館は解散後、自由参観)(歩程約6km,14679歩)

ダウンロード 2018年7月21日開催・海老名の史跡を歩く(案内チラシ・印刷用)
ダウンロード 2018年7月21日開催・海老名の史跡を歩く(当日配布資料・印刷用)
 
柏ヶ谷・長ヲサ遺跡
 
柏ヶ谷・長ヲサ遺跡
柏ヶ谷・長ヲサ遺跡から出土したナイフ形石器から西日本との交易があったことが分かります。 
 
柏ヶ谷・長ヲサ遺跡・国府型ナイフ形石器
(海老名市温故館所蔵)
 
産川橋(目久尻川)
 
産川せせらぎ公園
 
護王姫の石碑(産川橋)
   
秋葉山古墳群には前方後円墳、方墳などの6基の古墳が保存されています。古墳からは土師器などが多数出土しています。豪族などの有力者が支配していた地域だったことを物語っています。  
 
秋葉山古墳群
 
秋葉山古墳群
 
秋葉山古墳 立体模型
(海老名市温故館)

秋葉山古墳 出土品(土師器) 
(海老名市温故館所蔵)
 
秋葉山古墳 1号墳(前方後円墳)
 
秋葉山古墳 2号墳(前方後円墳)
   
 
かいな坂
 
かいな坂
 
臨済宗建長寺派 龍峰寺
 
臨済宗建長寺派 龍峰寺 観音堂(旧清水寺本堂)
 
臨済宗建長寺派 龍峰寺 観音堂

弥生神社 
 
弥生神社
 
弥生神社
 
相模国分尼寺跡
 
庚申塔(相模国分尼寺跡)
相模鉄道線の海老名駅とかしわ台駅の間には、(旧)相模国分駅の施設跡(信号所)が残っています。
 
相模鉄道(旧)相模国分駅跡(信号所)

相模鉄道(旧)相模国分駅跡(信号所)
 
逆川(さかさがわ)船着場跡
 
相模国分寺跡(伽藍・基壇)
奈良時代に築造された相模国分寺跡や相模国分尼寺跡はいずれも建物は残っていませんが、広大な緑地(史跡)として保存されています。今でも地面を掘り返すと古代の遺物に出会えるかもしれないとのことです。相模国分寺跡は下総国分寺と同様な法隆寺式伽藍配置で建造され、金堂や高さ65メートルに及ぶ七重塔などの荘厳な建物が聳えていました。当時のランドマークタワーでした。  
 
相模国分寺跡(基壇・礎石跡)

相模国分寺跡(伽藍・基壇)集合記念写真 
 
海老名市温故館

 相模国分寺 立体模型(海老名市温故館)
 
出土瓦
 
珠文縁単弁五葉蓮華文(じゅもんぶちたんべんごようれんげもん)軒丸瓦(出土瓦)
 
海老名の大欅(ケヤキ)樹齢600年
 
 VINA WALK 七重塔モニュメント(海老名駅前)
  
真言宗 国分寺

真言宗 国分寺 
ガイドウォークにご参加の皆様、お疲れ様でした。

海老名周辺は古代史ロマンに溢れる史跡が点在しています。相模国分寺跡のすぐ横に位置する海老名市温故館の学芸員の方のご説明によると、2009年になって、発掘調査により出土した軒丸瓦を焼いた窯跡の場所が横須賀市乗越(のりごし)遺跡であることが出土した瓦の紋様(珠文縁単弁五葉蓮華文(じゅもんぶちたんべんごようれんげもん)軒丸瓦)と同じ型が出土したことで判明しました。相模国分寺を含む三つの国分寺の瓦を焼いていた窯跡であるそうです。横須賀市乗越遺跡から海老名まで40km離れた距離を相模湾、相模川の水運を利用して運ばれたとのことです。 

次回は、2018年9月15日(土)【陣ヶ下渓谷と水道の歴史探訪】(相鉄線西谷駅 午前9時集合・受付)を開催します。ご家族、ご友人をお誘い頂き、多数のご参加をお待ちしています。(2018年7月21日) 

2018年3月25日
2018年度ガイド・スケジュールを掲載しました。
ダウンロード 2018年度ガイド案内・スケジュール一覧表(印刷用)

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せや・ガイドの会

長屋門公園

「せや・ガイドの会」は、横浜市瀬谷区の生涯学習サークルとして発足した前身の「わがまち瀬谷」(2003年(平成15年)発足)と、「瀬谷探訪の会」(2001年(平成13年)発足」が、2008年(平成21年)4月に統合して、「せや・ガイドの会」に名称変更しました。

横浜市瀬谷区を本拠に、地元やその周辺を、ご参加者の皆様と一緒に歩いてご案内しています。毎月開催のガイドツアーを通じて、歴史・地理・自然など、この街の魅力を再発見して頂けます。事前申し込みは不要で、全員ご参加頂けます。詳しくは、年間ガイドスケジュール一覧をご覧ください。

2020年4月現在、20名の会員が在籍しており、随時会員募集しています。資格など条件は一切ありません。歴史、地理、自然やウオーキングにご興味・ご関心をお持ちの方はお気軽にお申込みやお問い合わせお待ちしています。
年会費は2000円。自主企画案内が月1回のほか、勉強会や季刊記録誌などの会合があります。

(お申込み・お問い合わせ先)
せや・ガイドの会 竹見
📱電話090-3900-6469


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