令和5年12月17日更新 |
この語録は、世田谷静坐会の世話役・故田中春勝さんと坐友の故鈴木起男さんが静坐会に於ける深田先生のお話をまとめられたもので、深田先 生静坐六十年記念出版「静坐六十年」に掲載されているものです。 静坐を志す方々の参考になればと思い、抜粋して掲載することに致しました。 これから、折を見て掲載内容を更新してまいります。 |
語録その3 ◇ 丹田に力を入れて、長い呼吸をすることです。細く長く十数えたら次に二十、三十と練習を重ねることです。 ◇ 呼吸は慎重にするものです、せっかちな呼吸は損をします。 ◇ キュキュットと腹に力を入れると腹に入らず、かえって肩や首に力が入ってしまいます。静かに、柔らかに丹田を押し出す気持ちで行って下さい。 ◇ 肩から力を抜くことに工夫をすることです。 ◇ 呼吸が一番難しいものです。吐く息は惜しみ惜しみ出すのです。 ◇ 姿勢は八十度〜七十五度位が良いところです。姿勢は自然に、自分で住み心地(坐り心地)の良いところを見つけ出すことです。 ◇ 静坐が楽しくならなければいけません。苦しみの中に坐っていても、時がたつうちに自然と楽しくなければなりません。 ◇静坐の本に書いてある通りにやろうとしても、なかなかうまくやれません。臍下三寸といわれても、どこなのかわかりません。 そんなときは臍のまわりと考えれば良いのです。あまりむずかしく考えないで下さい。 |