「これから論文を書く若者のために」
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若手研究者のお経
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6/30 (木) の進歩 この人、どうにかしてくれ
昨年末に私は、福岡 伸一氏の「生命の惜しみない利他性」なる文を批判した(2015.12.3 の進歩参照)。「植物が、太陽のエネルギーを過剰なまでに固定し、惜しみなく虫や鳥に与え」「その利他性を絶えず他の生命に手渡すこ とで、私たちは地球の上に共存している」「生命は利己的ではなく、本質的に利他的なのだ」だそうである。氏の連載は相変わらず続いている。今週の にたまたま目を通したら、呆れるを通り越し て笑ってしまった。

福岡 伸一「遺伝子の束縛から脱する価値」(朝日新聞より)
「ヒトは、長い進化の末に唯一、遺伝子の呪縛から脱することに成功した生物である。
 遺伝子の呪縛とは何か。それは、争え、奪え、縄張りを作れ、そして自分だけが増えよ、という利己的な命令である。これに対して、争うのではなく 協力し、奪うのではなく分け与え、縄張りをなくして交流し、自分だけの利益を超えて共生すること、つまり遺伝子の束縛からの自由にこそ、新しい価 値を見いだした初めての生命体がヒトなのである。言葉をかえていえば、種に奉仕するよりも、個と個を尊重する生命観。」

先生、昨年末の上記の文章に、生命は利他的だと書いたのをお忘れで? それが急に、ヒトだけが利己性を脱したことになっている。
 で、何なんだこの「遺伝子の呪縛」って? 「争え、奪え、縄張りを作れ、そして自分だけが増えよ、という利己的な命令」って何? 遺伝子の世界にそんな呪縛はない。唯一の「呪縛」は、「より多くのコピーを残した遺伝子は次世代での頻度を増す」ただこれだけである。その結果として、 「争え、奪え、縄張りを作れ」ということも起これば、「争うのではなく協力し、奪うのではなく分け与え」ということも起こる。さらに言うと、「種 に奉仕するよりも」ってどういうこと? 「遺伝子の呪縛」(福岡流)の下にある生物は種に奉仕しているということになるが ………。遺伝子の「自 分だけが増えよ、と いう利己的な命令」(太字は私)に従っている生物が、種 ------ 自分+自分以外の同種個体 ------ に奉仕するなんて、お書きになっていておかしいと思わないのでありますか?
 最後に、声を大にして質問したい。ヒトは唯一、「遺伝子の呪縛」(福岡流)から脱した生物だそうだけれど、いつ誰がどこにそんな研究成果 (論文)を発表したのか? 科学的に証明されたことなのだろうから、それを示した論文があるはず。是非ともご教授願いたい。

ましゃかの初論文セミナーがあった。自分の卒研に関連する論文を丁寧に紹介してくれた。その後、もっちー・松本君・マヤさんの講座セミ ナーがあった。タイトルスライドに「酒井研4年」と書いてあり、「M1です」と自覚を新たにしたもっちーであった。論ゼミ・講座セミナーお疲れ 様。
来週の火曜日に、岩手大学でプレゼンの仕方の講義を行う。本日、その準備を終えた。「図表の提示の仕方」という話を加えた。お楽しみに。
6/29 (水) の進歩 支持政党なし
という政党が参院選の全国区に出ることをご存じか。「支持政党なし」という政党名である。世論調査では、「支持政党なし」と答える人が非常に多 い。その受け皿として、そのものずばりの政党が出来た。世論調査の結果、「共産党の支持率はX.X%、社民党の支持率はY.Y%、支持政党なしの 支持率はZ.Z%」という説明の後、「支持政党なしはWW.W%」とまた出てくるのだから堪らない。おまけに、政策は一切なしとい う。あまりのきっぱりぶりに、ウケるを通り越してコケたのであるが ………、言っていることは極めて真っ当であった。有権者が望むことと候補者の政策とが完璧に一致することはほとんどない。有権者はやむなく、支持 できる政 策がもっとも多く、支持できない政策がもっとも少ない候補者に投票する。しかしその瞬間に、その候補者の全政策を支持したことになってしまう。そ れがゆえ、民意に反した法が成立してしまったりする。間接民主制の欠陥である。この欠陥を克服すべく「支持政党なし」は、法案ごとに、ネットでア ンケートを募って賛否を決めるという。そうすることで、民意を直接国会に届ける。----------- 良い発想ではないか。ただし、選挙動静の調査で「支持政党なし」と答えた人が、支持政党があるのかないのかわかりにくいのは問題で ある。

生物学科三年生向けの講義をした。「食害に対する対抗戦略の進化」というお題であった。

質問者御イニシャル:E.W.さん・O.T.君・K.Y.君・T.S.君・N.H.君・H.R.君(2回)・F.S.君。

あおやなのMathematicaプログラムにコメント。その後もっちーとセミナーの相談をした。二人とも頑張って頂戴。
6/28 (火) の進歩 一夜明けて
昨夜は、同種と判明した祝いをしてしまった。「明日は休日」のつもりで飲んだところ、今朝の起床時間は9時半となった。普段の休前日だってこんな に遅くはならない。同種とわかってそんなに嬉しかったのか、自分。
あおやなのMathematicaファイルにコメント。その後バラモンと議論。二人とも頑張れ。
来週の火曜日に、岩手大学においてプレゼンの仕方の講演を行う。今日からその準備を始めた。学会発表の要旨と論文の要旨とは書き方が異な るという話もする。ベガルタ仙台の同じ研究例を使って、学会発表の要旨と論文の要旨それぞれを出す。そして、学会発表の場合には確かにこちらが良 く、論文の場合には確かにこちらが良いと納得して貰う。ということをやろうと思うのだが、「学会発表に来たつもりで」「論文を読んでいるつもり で」と言って、要旨を読み分けて貰うことが可能かどうか著しく疑問である。
6/27 (月) の進歩 同種だった
胃の内視鏡検査のために仙台厚生病院に行った。朝は絶食なので、研究室を出る頃(9時半)には既にお腹が空いていた。そんな中、「待ち --> 血液検査 --> 特大待ち --> 内視鏡検査 --> ちょい待ち --> 先週の造影CTの結果を含めての説明 --> 待ち --> 再び血液検査 --> 大待ち --> 会計と薬貰い --- ここで病院を出る --> ちょい待ち --> ヒレカツ定食」という時間を送った。病院を出たのが14時25分、ようやく昼食を頂いたのが14時40分であった。9時半に研究室を出て、戻って きたのが 15時過ぎだった。まさかこんなにかかるとは。疲れ果てた。
 自分は新種なのかと注目していたのだが(6/21の進歩参照)、最新の技術の力を見ることとなった。町医 者のCTは断層の間隔が広く、細かいところまではわからないらしい。断層の間隔が狭い新鋭機器で撮ると、膵臓がちゃんと一つに繋がっていることが わかったという。つまり同種であった。-------------- 自分の本業を思い身につまされた。昔からの手法に頼り最新の技術につ いて行っていない身としては、なかなか辛い。
 胃炎にくわえ、十二指腸潰瘍も発見されてしまった。ストレスで出来るらしいぞ。

あおやなと卒研相談をした。プログラムの怖い点は、自分が書いた物であっても時間が経つと忘れてしまうことである。だから、出来るだけ簡 単でわかりやすいプログラムにしないといけない。すっきりと、単純にね。
今週の金曜日に、福島県立福島高校で研究発表の仕方の講義を行う。今日からその準備を始めた。明日には終えたい。
6/26 (日) の進歩 レディースは快勝
ベガルタ仙台レディース2-0浦和レッズレディース。互角の展開ながらもしっかり勝った。
 牛タン利久にて牛タン定食を頂いてから、ユアテックスタジアム仙台に入った。暑いのか肌寒いのか微妙である。浦和は、カップ戦2連勝と好調だ。 その勢いに乗って、試合開始と同時に仙台陣に攻め込んできた。しかし仙台もしっかり守っていた。前半14分、仙台MF川村 優理選手が、左サイドに走り込んだMF中野 真奈美選手にロングボールをぴたりと合わせた。エリア内左サイドに切り込んだ真奈美が、浦和GKのニアを通すシュートを決めた。素晴らしい得点 だった。後 半9分、優理が中盤で、すごいタックルでボールを奪い取った。そこからFW井上 綾香選手につなげ、綾香がMF嘉数 飛鳥選手にクロス。それを飛鳥が決めて貴重な2点目となった。後半中頃、浦和MF柴田選手が接触プレーで倒れ込んでしまった。動けない。仲間が駆 け寄り様 子を見た。○か×か? 駆け寄った選手はしばし考え△を出したのだった。△は初めて見た。中途半端な採点に憤慨したの か、柴田選手 は元気に復帰しました。その後も互角の展開が続いたけれど、ホームの力の仙台が見事に勝利をした。
 これで、なでしこリーグカップ予選B組の首位に立った。とはいっても残り5試合もある。次節次次節は敵地での戦いである。なぜか今季は敵地で弱 いので、しっかりと準備して心して挑もう!

今日は、手が空いた時間を見つけてはレポート作成法の初稿レポートの採点をした。レポートのテーマは、学生が自由に決めたものである。面 白いテーマがたくさんあって、読んでいて楽しい。
明日、胃の内視鏡検査を行う。よって今夜は大人しく休胃した。一汁三菜の健康的な夕食を頂いた。
6/25 (土) の進歩 完敗
ベガルタ仙台0-3ジュビロ磐田。完敗だった。
試合は夜から。日中は庭仕事をした。まずは芝刈り。二週間放置したらすごいことになっていた。夏に備えて高めに刈った(個人的メモ;刈り 高4)。生育が良く、綺麗になってきている。しかし一部、枯れた部分ありだ。その後、薔薇の花がら取りだのお礼肥やりだのをした。マニュエル=カ ノバスの生育と開花がおそろしく良く、むしろ良過ぎである。根際で何本にも幹が分かれているのだけれど、そのうちの一本は、自分が咲かせた大量の 花の重みに耐えられず倒伏。勢い余って根際で折れてしまい、枯死した(その幹だけ)。アホか。本日にて、一番花の花がら取りは完全に終了した。ス ペクトラやフェリシアは、二番花を咲かせ始めている。花数は一番花よりかなり少なく、むしろほっとする。ぽちぽち咲く姿も風情を感じる。
試合が始まった。敵地なのでCSで応援した。立ち上がりは仙台の方が良かった。ところが前半24分、オウンゴールのような失点をしてし まった。磐田FWアダイウトンのクロスが仙台GK六反の足に当たり、コースが変わってゴールに入っちゃったのだ。その後も仙台が攻め続ける。FW ハモンロペスの絶好のクロスを、ゴール前1mどフリーで受けて空振りする選手が一名。これが入っていれば違う結果になっただろう。終わってみると 0-3の完敗だった。
 これにて第一ステージが終わった。休む間もなく第二ステージが始まる。切り換え、切り換え!

6/24 (金) の進歩 明日は磐田戦、明後日は浦和戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でジュビロ磐田と闘う(19時試合開始)。早くも、第1ステージの最終戦である。敵地といえど勝利して、爽やかにステー ジを終えよう。
 レディースは明後日、ユアテックスタジアム仙台に浦和レッズレディースを迎え撃つ(13時試合開始)。なでしこリーグカップ予選の第4戦であ る。前節に引き分けてしまった我がクラブ。ホームなのだししっかり勝って、予選グループの首位に躍り出よう!

バラモンと議論。次は月曜日に。
全学の1年生向けに行っているレポート作成法の、学生提出レポートの初稿が届いた。さっそく読んで、コメントを付けていっている。皆、面 白いテーマを選んでいる。それによく調べているね、偉い。
 その後、久しぶりにMathematicaの解析を再開し…………ようと思ったが、自分が何をやっていたのかを思い出すだけで終わってしまっ た。解析は間を空けてはいけない。しかし時間が取れないんだよう。

6/23 (木) の進歩 世の中甘かった
反りが出てしまっている我が家の木製まな板の修復を試みた(昨日の進歩参照)。水に浸けてから立てておくだけという。世の中を舐めているのかとい う簡単さである。そもそも、使った後はいつも、洗ってから立てかけている。この方法で直るのならとっくに直っているであろう。でもいちおう、もの は試しとやってみた。その結果、世の中は甘いことがわかった。実にあっさりと反りが直ってしまった。コツは、木目の方向が垂直にな るように立てることであった。これまではずっと、木目が水平になるように立てていた。それだけの違いとは。科学現象というものがますますわからな くなった。
理学部生物学科2年生向けの講義をした。「性の生物学」というお題であった。皆、熱心に聴いてくれたと思う。
 これにて私の担当分は終了である。植物の進化生態学に興味がある方は、研究室にぜひ遊びに来て頂戴。

あおやなの初論文セミナー。自分の卒研に関するレビューを丁寧に紹介してくれた。勉強になった。
 ついで、ましゃかと柳田君の講座セミナーがあった。ましゃかの発表、実に立派だった。堂々としていて歯切れも良かった。内容ももちろん良かっ た。さ、本格的なモデル化にとりかかろう。

理学部3年生向けの講義の準備をした。来週は、「食害に対する対抗戦略」という話をする。新しい論文も盛り込んだ。頑張った甲斐あって、 準備を終えた。気が楽になった。
6/22 (水) の進歩 簡単過ぎないか
我が家のまな板は、ちょっと高価な木製のものである(何材かは忘れてしまった)。大きいし、刃に優しい柔らかさなので気に入っている。しかし悩み が。使い始めの頃、直射日光が当たる場所に放置することが多かったせいか、微妙に反ってしまっているのだ。刻み物をするとき、刃が当たらない部位 があって不便である。どうにかしたいのだが、一度反ってしまったものはどうしようもないと諦めていた。ところがなんと、水に浸けてから立て かけておくと直るという。あまりな簡単さに、世の中を舐めているのかと疑っている。ともかくも今夜試してみよう。
生物学科3年生向けの講義をした。「植物と動物の共進化」というお題であった。皆、概ね熱心に聴いてくれたと思う。

質問者御イニシャル:A.S.君・O.T.君・K.Y.君・K.K.さん(2回)・T.S.君・F.S.君・M.J.君。
ましゃかの卒研計画セミナーにコメント。明日頑張って頂戴。
 ちゃんかみとも話を進めた。まずは、序論の5つの骨子を考えた貰うことにした。
生物学科3年生向けの来週の講義の準備を始めた。「食害に対する防御戦略」の話をする。今日はまず、新しい文献を探した。最近盛んに研究 されている分野なので、色々と見つかった。
 文献検索をしていて、かえちゃんの研究に関連する論文を見つけた。参考にして貰おうと、メールでかえちゃんに知らせた。すると何ということであ ろう。かえちゃんが先週、論文セミナーで紹介した論文だった。私もう駄目かもと、激しく衝撃を受けている。

6/21 (火) の進歩 新種かどうかの検査
仙台厚生病院に、造影CTの撮影に行った。私には膵臓が二つあり、人類ではない疑いが否定できないため、新種かどうかの精密検査である(5/10の進歩参照)。ま、人類の医師にやれと言われたので受けに来た検査だ。造影剤を静 脈に流し込み撮影するという。看護士さんが、右手の静脈に針を射し込んで処理をしたようなので、造影剤が入ったのだと思った。ちょっと身体が熱く なってきた。なるほど、これが造影剤の作用か。2回ほど撮影した後、「これから造影剤を入れます」とのことであった。まだ入っていなかったらし い。人類との心理戦で敗れていた。本当に入ったら、確かに本物の熱さになった。撮影自体は10分ほどで終えた。
 会計してびっくり。高いではないか。これで病気でなかったら文句を言うぞと一瞬思った。しかし、病気ではない方がいいに決まっている。病院の検 査って、構造的にうまく出来ていると思った。
 結果は来週である。はたして新種なのか? 「新種ではありません、雑種です」と言われたら立ち直りようがない。

今週、卒研計画セミナーを行うちゃんかみとましゃかとお話をした。ましゃかはもうほとんど完成。ちゃんかみも方向性は決まっている。頑張 れ。
もっちーの調査場所に草刈りが入るというので、事前の打ち合わせに同行した。業者の方が、一草一草、残して欲しい植物に丁寧に印を付けて 下さった。ご配慮ありがとうございます。調査、頑張って頂戴。
生物学科2年生向けの講義の準備を終えた。後半部分では、有性生殖の進化に関する最新の研究を盛り込んだ。ウケ狙いのスライドも仕込ん だ。どうなるか、ちょっと心配であるウケ狙いスライドが
6/20 (月) の進歩 酷い
生物学科2年生向けの講義の準備をした。有性生殖の進化の説明をする。犬の写真を無料サイトから取ってきて、それらを使って説明することにした。 まずは、 無性生殖の弱さについての説明スライドを作った。無性生殖はクローンで増えるので、遺伝的にみな同じである。そのことを示すため、同じ犬種の写真 をたくさ ん並べる。あんの犬種であるキャバリアをたくさん映したくて、キャバリアで一面いっぱいにした。次に、遺伝的に同一だと、環境変化が起きると全滅 してしま うかもしれないという説明をしようとした。消える様子はバッテンで示す ………。そこにきて、このキャバリア全部にバッテンをつ けるのかと、 自分がしようとしていることの重大さに気づいた。なんという酷いことを ………。ただ今、意気消沈中である。
Mathematicaの講習会があった。販売元の担当者の方が来て、初学者向けに基本的な使い方を教えて下さったのだ。内の研究室から は卒研生全員が参加。講習を聴きながら、自分でもMathematicaを実行していった。雰囲気はわかったかな。素晴らしいソフトなので、是非 使いこなして欲しい。
6/19 (日) の進歩 暑い
昨夜は東京に泊まった。今日は帰るだけである。暑い。ちょっと歩くともわーっとしてくる。こうなると私はもう駄目だ。生きることだけで精一杯とな る。というわけで、生きるために蕎麦を食べに行った。代々木公園で蕎麦祭りが開かれているのだ。全国の有名店が集い、自慢の蕎麦を提供している。 せっかくだからと呼ばれてしまった。4店舗の蕎麦を食べてしまった。しかし行列30分には参った。
6/18 (土) の進歩 豊岡高校で講演
朝の電車で豊岡駅に向かった。朝食を摂っている暇がなかったので、宿が、ちまき弁当を用意してくれた。それが二人前くらいあって、数を間違えたの かと思った。美味しかったけど。
 M先生にお向かい頂き豊岡高校へと向かった。そして9時から1時間半、一年生に対して研究の進め方の話をした。課題研究といっても、一年生には まだ全然イメージがないと思う。意義づけを問うことの大切さなどを話した。こんな感じで進めていって頂戴ね。その後、二年生を対象にデータ解析の 実習を行った。データには、唯一の真の値があるはずのもの(水の沸点とか)と、そもそもばらつくもの(メダカの体長とか)との二種類があるという 解説をまずは行い、それぞれの解析で大切なことを話していった。その後、統計ソフトRを使った実習をして貰った。ExcelのデータをRに読み込 み、平均値を出したり作図をしたりという内容である。初めてで戸惑ったろうけれど、Rのすごさを実感して貰えたらと思う。12時半くらいに終了。 みなさん、お疲れ様でした。
 というわけで、M先生をはじめとする担当の先生方、お世話になりました。どうもありがとうございます。またお呼び下されば喜んで伺います。

豊岡を発って浜松に向かった。お気に入りの懐石料理の店「いっ木」さんにお邪魔するのだ。浜松に寄るためにわざわざ陸路なのだ。ご主人の みならず仲居さんとも仲良くなっている。今回も美味しかった。また伺います!
6/17 (金) の進歩 豊岡へ
明日の午前中、兵庫県立豊岡高校において研究の進め方・データ解析の仕方の講義を行う。本日は移動日ということで、まずは新幹線で京都へと向かっ た。車内放送で、「死んだ者にお気づきの方は乗務員にお知らせ下さい」と流れ、物騒な時代になったものだと思ったが、「不審な物」の聞き間違いで あった。東北新幹線に比べ東海道新幹線って、いつも混んでいるね。
 京都に着いた。時間があったので、岡崎のグリル小宝にオムライスを食べに行った。学生時代に私が暮らしていたアパートから10mほどの所の店で ある。だからたまに利用していた。当時はいつも閑散としていたけれど、いつのまにやら大行列の人気店になっていた。出世ぶりを嬉しく思い、ぜひも う一度と思っていたのだ。久しぶりのオムライスに感激。ハンバーグも頂いてしまった。その後、錦小路に出てちょっくらお買い物。やはり京都は良 い。学生時代に過ごすのはもったいないわ。
 京都から、在来特急で城崎温泉へと向かった。温泉と美味しい料理とを堪能した。今ごろ学生が頑張っていると思うと、ビールがとても美味し いのであった。

夕刻、Mathematicaの担当者から「遅くなりましたが」とメールが来た。来週月曜日に、Mathematicaの実習をして貰う のだ。参加者に、実習用のファイルをダウンロードしておいて欲しいという。ちょっと待って、遅すぎる。月曜日に使う物を、土日を挟んだ金曜日の 18時に、参加者に伝えて欲しいと言ってくるか、ふつう。
6/16 (木) の進歩 生物学科2年生向けの講義
生物学科2年生向けの講義をした。今年度から始まった、「進化生物学」という分担講義である。私の担当は2回で、本日は、「最適戦略とゲーム理 論」という話をした。ウケ狙いのスライドをたくさん仕込んでおいたのであるが、一部はウケたものの一部はまったくウケないというやや深刻な状況で あった。来年度に向けて改善せねばならない。講義の内容の方に関してはこちらが後か、概ね熱心に聴いてくれたよう に思う。最適戦略・ゲーム理論を使う目的・意義を理解してくれたらそれでよい。
かえちゃんの論文セミナーがあった。調べること、色々ありそうだね。お疲れ様。
 その後、なのよちゃん・吉田君・ほっしーの講座セミナーがあった。なのよちゃんは、初めてと思えない立派な発表だった。わかりやすかったし、研 究の意義もよく伝わった。ほっしーは、重大な論文を教えて貰ったね。即手に入れて読むべし!

明日から日曜日まで出張する。兵庫県立豊岡高校において、研究の進め方・データ解析の仕方の講義を行うのだ。せっかくだから城崎温泉に前 泊する。せっかくだから浜松に寄って、お気に入りの懐石料理の店「いっ木」さんに行く。というわけで、次回更新は月曜日の予定である。
 ましゃかとちゃんかみは、セミナーのスライドを頑張って作っておいて頂戴。物事の捉え方であるが、「先生は楽しんでいるのに城崎 温泉とかいっ木とか」ではなく、「先生も頑張って講義をしているのだから」の方が前向きでよい。

6/15 (水) の進歩 クレしん辞職
舛添知事がようやく辞職した。9月までは続けたいと涙ながらに語り、いったい何で粘るのかと思っていた。最後の想い出に、リオ五輪に公費で 行ってスイートルームに泊まるつもりか。しかし、全会一致の不信任決議が確実となり、観念したみたいである。辞職を拒否して都議会を 解散したら、それこそ百万面楚歌だからね。で、次の都知事は誰になるのでしょ?
 政治と金の問題で辞職した政治家はたくさんいるが、クレヨンしんちゃんとかお正月旅行とかネットオークションとか、かなり情けな いレベルの「政治と金」であるな。むろん、他が立派という意味ではありません。

みんなセミナーが迫りつつある。ましゃか・ほっしーとお話。頑張って準備して頂戴。
「この広い野原いっぱい咲く花を一つ残らずあなたにあげたい。」 ………… 貰っても困るよね。
 というわけで、「訪花昆虫の行動」というお題で生物学科3年生向けの講義をした。効率よく蜜を吸うために、野原いっぱいに咲く花をどのように選 んでいるのかというお話だ。ハチがいかに賢いかをわかって貰えればよいと思う。少なくとも、イチゴ狩りのときの人間レベルのことはしているのだ。

質問者御イニシャル:A.S.君・O.T.君・K.K.さん・T.S.君(2回)・F.S.君・O.Y.君
生物学科2年生向けの講義の準備をした。有性生殖の進化の話をする。来週の分の準備なのだけれど、明日に迫っているような焦燥感を覚えて いる。早くすませたい。
6/14 (火) の進歩 庭をあさるあん
我が家では、生ゴミを乾燥させて庭にまいている。エコロジーでよろしかろ。ところが、美味しい匂いがするのか、庭に出るとあんは、まいた(元)生 ゴミをあさって食べようとするのだ。身体に良くないから止めさせようとしても言うことを聞かない。親の心子知らず(*)と困っている。

*親の心子知らず:誰もが知っている言葉であるが説明しておく。私が幼児の頃のことだ。幼児向けの本の付録に手品セットが付いてきた。私はさっそ く、母の前でその手品をやってみせた。全然うまく出来ず、やっていてもろばれだと思った。しかし母は、「わあ、すごい」と驚いた。幼心に、「こ の親大丈夫か?」と思った。このような時に使われる言葉である。

おめでとう、かえちゃん! よかったね。
ちゃんかみとちょっくらお話をした。来週には卒研計画セミナーなのだ。送った論文に目を通して頂戴ね。ちなみに、ちゃんかみがやろうして いる研究はまだやられていないと思うよ。
生物学科3年生向けの講義の準備をした。明日の分はすでに終えていて、来週の分である。今週末から出張だし、来週の頭は色々と忙しいの で、今の内に終えておきたかったのだ。関連しそうな新しい論文をいくつか見つけたけれど、講義で紹介するまでもないなという感じだった。
 その後、生物学科2年生向けの講義の準備をした。これもまた再来週の分である。性の生物学という話をする。有性生殖の進化について久しぶりに調 べたところ、赤の女王仮説が優勢になっていて驚いた。「有性生殖の進化要因は未解明だが、赤の女王仮説が最も有力である」とあちこちの論文に出て 来て、実のところ赤の女王で決まりみたいな雰囲気だ。無関係に飛躍するが、辞職で決まりなのにまだ決定はしていないどこかの知事の ような状況といえる。

6/13 (月) の進歩 東北梅雨入り
東北地方が梅雨入りしたそうである。確かに今日は朝から雨が降っている。しかし昨日まではからからで、夏の晴天のような日々であった。そのせい で、我が家の芝生がかなり枯れてしまった。突然梅雨入りとは。じわじわと梅雨に入っていたら、芝も枯れなかったかも知れない。憤然。
朝一番で、なのよちゃんの卒研計画セミナーのスライドにコメント。もうほとんど完成なり。
 ほっしーがイタポンと研究計画の話をしていので、私も仲間に入れて貰った。どう独自性を出すか。若い頭脳で切り開いていっておくれ。

生物学科3年生向けの演習をした。英語論文の輪読である。今週も、登録9人中の6人しか来なかった。ただし欠席1名は、やむを得ない怪我 欠である。今週の論文の方がわかりやすかったようで、30分早く終えることが出来た。これにて私の担当は終了なり。
今月18日に、兵庫県立豊岡高校において研究の進め方とデータ解析の仕方の講義を行う。今年で3回目である。今日から準備を始めた。昨年 のスライドを見直すと、「これではわかりにくい」という点がいくつかあった。それらを直していった。その過程ではたと疑問。「母集団」という言葉 を高校生は知っているのであろうか? 高校の教科書には載っていることである。しかし、すでに学習済みがどうかは不明だ。「対象全体」と「母集団」のどちらを使うべきか。「母集団」を 知ってい るのなら、「対象全体」ではかえってわかりにくいかもしれない。悩む。

6/12 (日) の進歩 花がら取り
薔薇の花がら取りを昨日もやった。今日、同じ個体を見てみると、昨日と同じ数の花がらが発生している。げんなりなり。休日にやるしかあるまいと決 意して、全薔薇の花がら取りに挑んだ。何個あるのか数えたけれど、途中でわからなくなり、「70個くらいまでを3回数えた」は確かであった。数時 間かけて、本日存在した花がらはすべて取った。その後、花を終えた株にお礼肥をあげた。花を咲かせて消耗した株に肥料をあげるのである。くたびれ た。こっちがお礼を貰いたい。
芝が汚い。枯れが入ってきている。刈り高を低くし過ぎたためか、水やりをおこたったためか? こんな汚い芝見たくない。

6/11 (土) の進歩 快勝
ベガルタ仙台2-0柏レイソル。快勝だった。
試合は夜から。日中は殺戮に勤しんだ。と、さりげなく。ビオラの花期が終わりつつあったので、花を植え替 えたのだ。ザ・ガーデンに行って、マリーゴールドとかを50株ほど購入。帰宅後、ビオラを引っこ抜いていった。そして、「新しい命!」と慈しみつ つ、マリーゴールドらを植えた。木製の鉢の植物も植え替えようと、鉢を持ち上げたらずぼっと底が抜けた。他の木製鉢も同様だった。みな、耐用年数 を超えた模様である。やむなく、新しい鉢を買うためにザ・ガーデンに再度出かけた。夕刻に全作業がようやく終了した。殺戮も疲れるわ。
試合が始まった。敵地戦なので、晩酌をしながらCSで応援した。前半の仙台は非常に良かった。高い位置でボールを奪い柏陣に襲いかかる。 選手の連動がとても良かった。前半32分、DF石川の鋭い縦パスが、エリア内に走り込んだMF梁に入った。梁がゴール前にふわりと上げると、MF 三田が右足で流し込んで仙台が先制した。後半になると柏も盛り返してきた。しかし落ち着いて守っていた。PKで加点して2-0に。そのまま試合を 終わらせた。
 良い内容だった。この戦いを続けることが出来れば上位にいけるであろう。頑張りなさい。

6/10 (金) の進歩 明日は柏戦
ベガルタ仙台は明日、敵地で柏レイソルと闘う(19時試合開始)。リーグ戦では調子を取り戻しつつある我がクラブである。明日も勝って上昇気流に 乗ろう!
 かたやレディースは今週末は試合がない。みっちり調整して、再来週末の岡山湯郷ベル戦に挑むべし。

朝一番で、なのよちゃんの卒研計画スライドにコメントした。「これから学会発表をする若 者のために」「これから論文を書く若者のために」も読んでみてね。他の4年 生もね。
 その後、もっちーとお話。頑張っていこう!
 さらには、ちゃんかみとモデル的な話をした。答えが出て来そうで出て来ないもどかしさ。若い頭脳に期待する。

生物学科3年生向けの講義の準備をした。「訪花昆虫の行動」というお題である。ホットなお題なので、新しい研究がたくさん出ている。新た に二つの論文を紹介することにした。昨年の講義のときは時間超過してしまって大変だったのに、大丈夫かね。
6/9 (木) の進歩 花がら取り
つけた物は取らなくてはいけない。この単純な法則は、時に人を大いに苦しめる。

こんなにも綺麗に咲き誇った我が家の薔薇たち。写真はその一部に過ぎず、この3倍は咲いた(咲いている)。咲き終わったら、その花がらを一 つ一つ切り取らなくてはいけないのだ。切れども切れども、新たな花がらが出現する。取り終える日が来る気がしない。げんなりである。
 薔薇を嫌いになる日その1:ツル薔薇の誘引をするとき。一枝一枝剪定し、棘と格闘しながら長枝を誘引する。まさに血みどろの作業である。
 薔薇を嫌いになる日その2:まさに今ごろ。
月初めの談話会があった。卒論・修論の方針が固まってきて、皆、生き生きしている感じだった。とてもよろしい。それと、4年生が積極的に 発言してくれるのかとても嬉しい。どんどん盛り上げて行って頂戴。
 その後、あおやなのMathematicaファイルにコメント。問題解決。

生物学科2年生向けの講義の準備を終えた。3年生ではなく2年生である。今年度から新たに始まった進化学の講義で、全15回中の2回を担 当するのだ。もちろん、ウケ狙いのスライドも仕込んだ。
 その後、生物学科3年生向けの講義の準備を始めた。まずは文献検索から。昨年の講義時以降に新たに出版された論文を探していった。訪花昆虫が、 花粉の多い花を記憶するという論文に驚いた。蜜の多い花を記憶するのはよくあることだが、花粉とは意表を突かれた。

6/8 (水) の進歩 時間足りず
生物学科3年生向けの講義をした。「自殖の生物学」という、去年までは話していなかったお題である。今年新たに立ち上げたので、受けるのかも(ネ タではなく講義内容が)、時間通りに終わるのかもわからなかった。受けに関しては、どうだったんだろうという感じである。時間の方は、足りなく なって焦った。途中から飛ばし気味にしたけれど、一つの話題を残して講義終了3分前であった。最後の話題は端折って、ここで終わりにしてしまう か。しかし、ウルトラマンさんは3分で一仕事するのだと思い、最後の話題にも挑んだ。データ説明を端折りながら話を進めていく。そこへ、仕込んで いたウケ狙いのスライドが出て来た。この次に来る、肝心のデータのスライドに移らないと。しかし、黙って飛ばしてしまってはこのスライドの 意味がわからないだろうと、しっかりとネタを振っていた。やってることが違うだろうと思ったが、見せてしまったものは仕方ない。結 局、3分ほど超過して講義を終えた。来年は中身を絞らないといけない。

質問者御イニシャル:F.S.君。

ほっしーと議論をした。よし、その線で行ってみよう。
 続いて、ちゃんかみとも議論をした。モデルの世界に足を踏み入れちゃう? 私としては歓迎なり。

講義の準備等が忙しく、この頃、自分のモデル計算をまったくやっていなかった。自分の研究も進めなくてはと、今日は意識して「自分の研究 の日」にすることにした。Mathematicaファイルを久々に見返し、頭を元に戻す。そしてプログラム作りを進めた。一歩進んだところで、自 分の研究の日は終わった。一歩でも進んだことをよしとしたい。
6/7 (火) の進歩 今夜はキリンカップ決勝
日本代表は今夜、キリンカップサッカーの決勝に挑む(19:30試合開始)。相手はボスニア=ヘルツェゴビナである。本田に加え香川も欠場との噂 であるが、気にすることはない。替わりの選手がやってくれるであろう。気持ち良く優勝し、ワールドカップ最終予選に弾みをつけよう。
 キリンカップサッカーを、「キリン」の名称を出さずに「強化試合」と呼ぶNHKよ。日本サッカー協会主催であり、FIFA公認の国際Aマッチで あることをなんと心得るか。Jリーグヤマザキナビスコカップを「Jリーグカップ」と呼ぶNHKよ。大会名称をなんと心得るか。企業名を出さないと いう「配慮」なんだろうが、プロ野球チームは企業名で呼びまくっているではないか。この矛盾をどう説明する?

ほっしーとテーマのお話をした。続きは明日。
痛み止めの薬がなくなったので心療内科に行った。胸や背中の痛みが出ることがあり、自律神経の問題だろうと言われているのだ。根本的な治 療をしてくれるのではないかと期待し、ちょっと敷居の高い心療内科を受診している。初診(前回)の時は痛み止めの薬が出ただけでがっかりしたので あるが ………。今回も、痛み止めの薬だけという。「対症療法だけですか?」と訊くと、「はい、そうなります」とのことであった。根本的な治療はかなり大 変らし い。「しかし対症療法だけでは ………」と渋ると、「わかりました。ではまず職場から離れて下さい」とのことであった。う わ。「対 症療法頑張ります」と言って帰ってきた。

6/6 (月) の進歩 昨夜の夢
昨夜見た夢。「俺は止まらない。どこまでも突き進む。止まるのは終着点に辿り着いた時だ」と書かれた鉄道会社の社内誌があった。その鉄道会社の電 車に乗ったら、どこの駅にも止まらず終点まで連れて行かれた。気持ちの問題ではなかったのかと、夢の中で嘆いた。
生物学科3年生向けの生物学演習をした。要は、英語論文の輪読である。9名登録しているが6名しか現れなかった。でも6名は頑張ってくれ た。
 読んだ論文は、雄性両全性異株の進化に関するものである。自家不和合性の話が絡んでいる。例年は、雄性両全性異株も自家不和合性も講義で説明済 みであった。しかし今年は、自家不和合性のことはまだ講義していない。そのため少しわかりにくかったかも知れない。来年は要工夫だ。
 終了後、生物学科3年生向けの講義準備の仕上げをした。ちゃちゃっと完了。「自殖の生物学」というお題である。新規のお題なので、時間内に収ま るか、受けるかどうか(いろいろな意味で)心配である。

6/5 (日) の進歩 男は苦敗
ベガルタ仙台0-2横浜Fマリノス。これにて、ヤマザキナビスコカップの予選敗退が決まった。
試合は午後から。午前中は、裏庭の雑草取りに励んだ。表庭の雑草の方が気になるのだが、「表庭の雑草を取る --> 次回は裏庭をやろうと思う --> 2-3週間後に雑草取りの時間が取れる --> 表庭の雑草が復活している --> 裏庭を放置して表庭の雑草をとる」という循環を断ち切るために、表庭のことは忘れることにした。裏庭の雑草撲滅に挑み、1時間半ほどで完了。でも また復活 してしまうであろう。嫌になるわ。

12時位に、ユアテックスタジアム仙台に向かった。牛タン利久さんでの昼食は、なんか久しぶりな気がする。
 試合が始まった。仙台の方が優勢であった。横浜は、守って速攻という感じであった。そしてその速攻にやられてしまった。MF中村をエリア内で倒 してしまいPKを献上。それを中村に決められて0-1となった。その後も似た様な展開が続いた。後半15分にも失点し、0-2となってしまった。 必死に攻め続けるも得点を奪うことができない。そしてそのまま試合終了となった。仙台の方が良かったのに負けるという、苦杯というやつであった。
 はい、これでリーグ戦に集中できる。ヤマザキナビスコカップのことはさっぱり忘れて、リーグ戦で上位を目指しましょ。
6/4 (土) の進歩 繭!
なでしこ3-3アメリカ。昨日のなでしこの試合には感激した。ベガルタ仙台レディースのDF佐々木 繭選手が先発出場したのだ。入団以来ずっと見てきた選手で、試合になかなか出られなかった時も知っている。昨季は、ボランチとしてレギュラーを掴 んだ。し かし今季は、ボランチの即戦力が入ったこともあり、控えに回ってしまった。やがて先発の座を取り戻したものの、ポジションは左サイドバックだっ た。その繭が、なでしこの左サイドバックを務めていた。試合の間中、繭の動きをずっと見続けてしまった。目指せ、なでしこ定着!

ベガルタ仙台レディース2-1AC長野パルセイロレディース。見事な逆転勝利。
 11時くらいに車で家を出た。20分位走ったところで財布を忘れたことが発覚。取りに戻る歯目になった。これにて、本日のエネルギーの2割を浪 費。消耗しつつ、ひとめぼれスタジアム宮城に着いた。ぽかぽかと暖かいけれど、風がちょっと冷たい。
 試合が始まった。互角の展開が続いたものの、中央を破られて失点してしまった。0-1で前半終了。内容は良かったので、逆転できる予感はあっ た。その予感通り、後半立ち上がりに、DF坂井 優紀選手がCKから立て続けに得点して2-1となった。その後も余裕の試合内容であった。「まだ1点差」とときどきふっと思い出すのだけれど、あ まり心配 にならなかった。2-1にて勝利し、なでしこリーグカップ予選を好発進した。
 1つだけ心配なことが。今季初先発のMF田原 のぞみ選手が、後半途中に突然倒れ込んでしまった。接触があったわけではない。のぞみは過去に三度も靱帯を断裂している。超心配になり、担架で運 び出され る姿を見つめ続けた。ベンチに座るも、自分で歩くことが出来ないようである。左腿を冷やしていたので、膝ではないようだ。その点だけはほっとし た。軽傷であることを全力で祈る。

帰宅後、夜薔薇を見ながら祝勝会をした。薔薇は盛りを過ぎつつある。1分でも長く楽しまないとね。
6/3 (金) の進歩 明日は岡山戦、明後日は横浜戦、本日はアメリカ戦とブルガリア戦
ベガルタ仙台レディースは明日、ひとめぼれスタジアム宮城にAC長野パルセイロ・レディースを迎え撃つ(13時試合開始)。リーグ戦ではなく、プ レナスなでしこリーグカップの予選グループ1回戦である。MF川村 優理選手とDF佐々木 繭選手を代表の試合で欠くが、替わりの選手がやってくれるであろう。必勝あるのみ。
 男子は明後日、ユアテックスタジアム仙台に横浜Fマリノスを迎え撃つ(14時試合開始)。こちらもリーグ戦ではなく、ヤマザキナビスコカップの 予選グループ最終戦である。景気良く勝って、決勝トーナメント進出を決めよう。
 と書く私の心はここにあらず。なでしこが今日、アメリカ女子代表と対戦したのだ。我らがMF川村 優理選手とDF佐々木 繭選手の出場は? 情報を封印して録画を見る ……… といきたいところであるが、結果を知ってしまった。しかし構わない。心清らかに見れば、生同様に楽しめるであろう。
 というわけで問題は、男子のキリンカップ対ブルガリア(19時40分試合開始)とどちらを優先するかだ。気持ちとしてはなでしこの試合を先に見 たい。でもそうすると、「酔っ払って寝込んでしまい男子の試合は見ず」-->「翌日、結果を知ってしまう」-->「録画を見る気が半 減」-->「ベガルタの試合もあるため、見ずに終わる」になるやもしれない。長友の祝婚試合というのに、それでは申し訳ないか。さてどうし よう。

朝から、生物学科3年生向けの講義の準備をした。新しい話題の講義なので、時間がどれくらいかかるのかわからない。基本的には、講義ノー ト6ページ分で1コマ分となる。とりあえず6ページ分用意しようと準備を進めた。本日は5ページ半にて終了。あと半ページ増やすべきか否か。

うー、また胸が痛くなってきた。悲しい状況を見て「心が痛む」ではなく「胸が痛む」であるが、「胸が痛む」と言う人もいるなあと思いつつ 胸が痛んでいる。やはり心療内科か。
6/2 (木) の進歩 6月か
6月になってしまった。かなり忙しくなりそうで、準備が追いつくのかとちょっと心配である。生物学科3年生向けの講義に加え、3年生向けの演習、 2年生向けの講義、高校生向けの講義がある。病院での検査も2回。私は、忙しいと想像するだけで追い詰められるタイプなのだ。無事に乗りきること を祈ろう。
あおやなのMathematicaファイルにコメント。かなり進んだ感じだ。
 その後、ほっしーとテーマのお話をした。方向性を煮詰めていこう。

今日はほぼ丸一日、生物学科3年生向けの講義の準備をした。私の最近の研究を紹介する。受けなかったらどうしようネタでは なく研究内容がと今から心配している。
6/1 (水) の進歩 講義と実習
生物学科3年生向けの講義をした。「植物の性表現」というお題であった。動物に比べて如何に多様かという話をした。そして数千万年におよぶ多様化 の歴史を1時間半で話した。長大な進化時間を1.7/1012(1.5時間/1億年)に縮めて話した計算になるので、大変 であった。

質問者御イニシャル:T.R.君・H.Y.君・M.J.君。

午後は、生物学科3年生向けの実習をした。カタクリの胚珠・種子重を測って貰い、アオキの解析をして貰った。
 カタクリの胚珠重の測定は大変だった。超絶に小さいので、微細な作業が必要なのだ。ちろちゃんとなのよちゃんに頼んで、学生に対して測定法の指 導をして貰った。おかげで、全班が無事に測定することができた。どうもありがとう。
 アオキの解析も大変だった。前回の実習時に、雌個体・雄個体・性不明個体の分布位置図を描いて貰っていた。○×△で、各性の分布位置を描き込ん だのだ。しかし、雌を○にし雄を×にしたのか、その逆だったのかわからなくなってしまった。雌が○と私は思っていたので、「雄が○の班は間違い、 描き直し」と命じた。ところが、全8班中、雄が○の班が7つ、雌が○の班が1つであることが判明した。急に立場が弱くなり、「雄が ○」と指示したかもと思い直した。結局、雄が○でいくことになった。教訓:実習のレジメに、どちらを○にするのかちゃんと書いておく。

来週の、生物学科3年生向けの講義の準備を始めた。なかなか進まず。