「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


12/31 (月)  の進歩 大晦日
もう、一年が終わってしまう。最悪の年記録の更新はなかったと思うが、とくに良いこともなき一年であった。あ、いや、悲しい出来事が最低二つは あったの で、やはり悪い年であった。でもふと、「来年はきっと良い○○が」という思いが浮かび、心が軽くなった。こんな気持ちで年を越すのはいつ以来や ら。
朝一の恒例行事のあと、お節料理作りに励んだ。こんな私を暇人と呼ぶ人、怒っちゃいますよ。私は真剣にやっているのだから。
 昼食にまる讃に行って海老天生醤油うどん冷や特盛りを頂いた。年の瀬の挨拶をして帰宅。その後、ようやくにして年賀状書きをした。一時間ほどで 終了し、郵便ポストへと入れた。やれやれ。年賀状の分際で私の心の引っかかりとなっていたとは不届きである。かたや、大掃除の方は知らぬふりをし てしまった。今年は大掃除無し!

12/30 (日)  の進歩 お節作り
昨日の帰りに朝一により、お節料理の食材を大量に買い込んだ。そして昨夕からお節料理作りを始めた。そして今日は、丸一日お節料理作りに没頭し た。おかげでだいぶ進んだ。明日には終わるであろう。正味二日間というところかな。
 むろん、朝一でマツハシ論文にコメントするという日課もこなした。

12/29 (土)  の進歩 お節作りに突入
博論・修論生は、暮れも正月もなく働くことであろう。年明け早々に提出させる生命科学研究科が悪いのであるが、文句を言ってもどうなるものでもな い。例年ならば、正月に我が家に遊びに来るのであるが、そんな余裕もない。そこで、私手作りのお節料理を元旦に届けてあげようかと話してみた。 と、「めちゃめちゃ嬉しい!」と喜んでくれた。逆に私のモチベーションが高まった。よし、心を込めて作り、博論・修論生に正月を届けることにしよ う。皆、楽しみにしていてね。
朝一にマツハシ論文にコメント。朝一コメントがもう何日も続いている。番組になりそうだ。
高校生向けの本の、結果の説明の章を書いた。ここでも、良い例と悪い例とを出して説明することにした。悪い例を出すごとに恨まれる。で も、仕方ないんだよう。
12/28 (金)  の進歩 黄金比のホットケーキ
高校生向けの本の、研究方法の書き方の説明の章に入った。どういうことを書くべきか整理するため、高校生の論文を改めてじっくりと読んでみた。み んな、面白い研究をしている。本日一番気に入ったのが、某高校の生徒さんの黄金比の研究である。ご存じのよう黄金比は、1:1.618 という比であり、最も美しいとされている。そして、その美しさを実証するべく色々な実験を行った。その一つがホットケーキであった。黄金比で切り 分けると 美しい ---------------- などという貧困なる発想の実験ではない。牛乳と卵とを黄金比で混ぜ合わせてみて(牛 乳 162 g と卵 100 g)、パッケージにある作り方(牛乳 150 g と卵 45 g)と味の勝負をするの だ!  チャレンジャーなり。常識に囚われた頭では、パッケージにある作り方の方が美味しいに決まっていると思ってしまう。しかし実験したところ、黄金比 のも美味 しかったようである。
マツハシ論文にコメント。冨里と研究相談。
 私は、明日は研究室に出る。明後日と明明後日は、たぶん、お節料理作りをすると思う。でも自宅でちゃんと対応するからね。

12/27 (
討ち死に。
12/26 (水)  の進歩 理学部物語にコラムを書く
東北大学理学部を高校生に紹介する冊子『理学部物語』の編集委員会があった。来年度に向けて全面改訂するのである。この冊子の中に、研究とは関係 のない柔らかい話をする「コラム」がある。それを私が書くことになった。即、タイトルは決めたぜい。「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利 を呼ぶ牛タン定食仮説の検証」だ。中身は決めていない。ともかくも、昨日の苦渋の決断の鬱憤(昨日の進歩参照)をはらしてくれるわ。

朝一でマツハシ論文にコメント。夕刻、冨里と研究相談。二人とも頑張って。
 その中間の時間帯に、卒業生のいまひが登場した。実物を見るのはいつ以来だ(笑)?  とても元気そうであった。ばりばりやっているようだ。最近では、スノーモービルで雪道を疾走しているらしい。<--- 仕事で。

今日も、高校生向けの本の執筆に勤しんだ。良いタイトルの例と悪いタイトルの例とを紹介し、タイトルの付け方の解説をしていった。タイト ルの例を探すのが大変だ。はっきり言って、良い例はほとんどない。悪い例も、難しい用語を使っておらず、かつ、適度に悪い物がなかなかない。疲れ 果てた。
 もう一つ私を疲れさせたのが、Word である。ペースとするとハングするという症状、インストロールをし直しても解消しなかった。もう、どうすればよいのだ?

12/25 (火)  の進歩 U 字工事
栃木出身の漫才コンビ U 字工事は、徹底した栃木ネタで通すことで有名である。たとえば、2009 年 2 月頃にはこんなネタをやっていた (ちゃんと記憶しているわけではないので、言葉は不正確)。ちょうどこの頃、ドイツワールドカップに向けての予選を日本代表が戦っていたときであ る。

「今年はなんと言ってもサッカーだね。」
「そうですねえ、日本代表、是非とも僕らをドイツに連れて行って欲しいです。」
「………?  おめー、何の話をしてるんだ?  今年サッカーと言ったら、今年から J2 に参戦する栃木 SC しかねーべさっ(怒)!」

この、ローカルネタを押し通す姿勢は見事であった。栃木 SC のことを知らない人にも大ウケしていた。
 しかし -----------、私は真面目な学者なのである。それを高校生にやっても理解して貰えないという助言を頂いた。よって今私は、断腸の思いで 決断しよ うとしている。

「今年はなんと言ってもサッカーだね。」
「そうですねえ、日本代表、是非とも僕らをドイツに連れて行って欲しいです。」
「まったくですねえ。なぜ、ベガルタ仙台は強いのかじゃありま せんよね………。

今書いている高校生向けの本、「ベガルタ仙台は牛タン定食を食べているから強い」を止めて、「日本代表は寿司を食べているから強い」という 話にするか。

マツハシ方針にコメント。
Microsoft Word が、ペーストするとハングするということを繰り返している。preference を捨ててみるなどの対策をしてみたが効果がない。ついに業を煮やし、再インストールした。ハングのたびの再起動で、どれだけ時間を無駄にしたか。 Microsoft に損害賠償を請求したい。

12/24 (月)  の進歩 昨夜は
昨夜は数センチほど雪が積もった。今年初の雪見酒と、ブラインドを開け放って部屋を暗くして飲んだ。さらには、YouTube でドイツ語の「聖しこの夜」をかけた。私は、クリスマスは嫌いだが「聖しこの夜」は好きという変な人である。
朝一で、マツハシ図表にコメント。夕方にも再コメント。
序論の書き方の説明を書き終えた。印刷して読み直すと ………。うーーん、悪い例を最初に紹介するという形にしたのだが、これで伝わるのか。そもそも高校生は、どこが悪いのか理解できないのではあるま いか。や はり最初に、徳川幕府の埋蔵金の話をするか。「ここに穴を掘って下さい」というだけでは人は動かない。「徳川幕府の埋蔵金が埋まっています」と、 どうしてやるのかを説得することが大切という説明が先に必要かも。そして、「○○を調べます」というだけの序論は、「ここに穴を掘って下さい」と だけ頼むのと同じだと実感して貰う。やはりこの説明順だな。
12/23 (日)  の進歩 朝日新聞で紹介される
生き物の進化ゲーム』が、表紙の写真付きで今朝の朝日新聞に紹介されてい た。あの表紙が載っちゃったわけである。目出度し。紹介して下さった斉藤さん、どうもありがとうございます。
朝から研究室に出て来た。高校生向けの本を執筆するためである。今日も、序論の書き方の説明を書いた。序論の骨子は、以下の五つからな る。

何を前にして
どういう問題に取り組むのか
どうして取り組むのか
どういう着眼で
何をやるのか

この五つを明確にせよと書いていたのであるが ………。高校生は、五つもある時点で思考停止してしまうのではないかと思い至ってし まった。そこで、何とか減らそうとし、値段の割引じゃないっつーの、以下の三つにしてみた。

どういう問題に取り組むのか
どうして取り組むのか
何をやるのか

しかし、説得力のある序論の骨子を書き出してみると、どうしても上記の五つになってしまう。思い悩んだ末、

何を前にして
どういう問題に取り組むのか
どうして取り組むのか
どういう着眼で
何をやるのか

として、「太字の三つをとくに意識して」とすることにした。五つで大丈夫な人は五つ、五つじゃ多い人は三つという作戦である。これで理解して貰え るであろうか?
12/22 (土)  の進歩 ツル薔薇の誘引二日目
やることがたくさんあって、「締め切りに間に合うのか」という不安に追われているこの頃である。この三連休、二日間は仕事をし、一日だけは休むこ とにした。
 というわけで本日、ツル薔薇の誘引に取り組んだ。空模様は悪いが雨雪が降ってはいなかったので、意を決して庭に出た。しかし作業を始めてすぐ に、小雪が降ってきてしまった。延期にするか迷ったが、かまわず続けた。「もうやっちゃいましょう」という感じである。その甲斐もあり、今日は 8 株も終えた。なぜか伸びが悪い薔薇があり、作業が楽だったせいもあるが。残りは 3 株だ。半日でできると思う。できれば年内にやってしまいたい。

てるちゃんからお歳暮が届いたらしい。いつもありがとう!
12/21 (金)  の進歩 新練習場が出来る!
すごい報せが飛び込んで来た(噂には聞いたことがあるのだが)。ベガルタ仙台男子トップチーム用の自前の新練習場ができるそうである(ス ポーツ報知より)。これまでは市の施設を借りていた。そのため、少々の不自由があったようである。自前の練習場ならそれもなくなる か。それにしても、1 億 9000 万円出しちゃうなんて、白幡社長すご腕なり。
 クラブハウスのはどうなるのだろう?  今の建物から車で数分の所なので、新設はしないのか?  更衣・ミーティングは現クラブハウスで行い、練習は新しい所でということか?  タコ足化が進むのは難点である。
余計な物を送ってくるぜ(けっ!)。

私にどうしろっつーんだ。定年はまだまだ先だぞ。それとも、さっさと辞めて欲しいという気遣いか?
 だいたい、生き甲斐とかを書いとかなくちゃいけないものかね?


マツハシからデータのお手紙が来ていた。拝読。
序論の書き方の説明を書き進めた。高校生が書いた序論で良い例も紹介したいのだけれど ………。探しまくったけれど、正直なところ一つしか見つからない。ま、そういうものか。でももう一例欲しい。私が大改訂したものを載せてしまう か。

12/20 (木)  の進歩 FW 中島が山形に完全移籍
ベガルタ仙台 FW 中島 裕希が、モンテディオ山形に完全移籍した。今季は、山形に期限付き移籍していて、そのまま完全移籍となったわけだ。ま、仙台に戻っても出場機会は なかなか 無かろう。新天地での活躍を期待したい。個人的に残念なのは、中島の妻の 丸居 沙也佳の方である。仙台では数少ないタレント奥さんだったのに。残念。

イタポンの論文セミナー。革新的なのか当たり前なのか。判定を下す前にもっと調べて欲しいことがある。
高校生向けの本の、序論の書き方の解説を書き進めた。良い例と悪い例とを出しながらの説明である。こうした説明でいつも悩むのは、良い例 を出してから悪い例を出すべきなのか、悪い例を出してから良い例を出すべきなのかということだ。前者の場合は、後から出てくる悪い例を見ながら、 「確かに悪いな」と納得することができる。後者の場合は、後から出てくる良い例を見て、「なるほどこれなら」と納得することができる。これまでの 本では、基本的に良い例を先にしていた。しかし今度は、悪い例の説明から入ってみることにした。高校生の場合は、「自分たちが書いてしまうような 身近な例」から始めて、じわじわと良い例に持っていく方が学びの効果が大きい気がしたのだ。なんとなくそう思ったという程度だけどね。
12/19 (水)  の進歩 岩手県立釜石高校で講演
今日は、岩手県立釜石高校でプレゼンの仕方の講演を行う。あんを連れて出発、昼前に釜石に着いた。
 講演までに時間があったので、鮮魚市場みたいなところに誘引された。美味しそうであった。丸物の魚を買って帰りたい衝動に駆られたが、帰宅後 に、さばく時間も気力もないであろう。よって、さばかれて刺身になっている品をいくつか購入した。帰宅後にこれで晩酌なり。昼食に寿司を頂こうと するも、どこも閉まっていた。昼に営業していないのか、それとも水曜日は休みなのか?  鮮魚市場に戻り、二階のまんぷく食堂というところで海鮮丼を頂くことにした。満席とのことで、寒い廊下で待たされた。ところが、客が出て行っても 中に入れ てくれない。店員は、先客が食べたものを片付けもせず、何か他のことをしている。その状態で 10 分。こちらは寒い廊下で待っているというのに。あまりの気遣いのなさに怒鳴り込んでやろうかと思った。しかしちょっと気が弱かった。
 昼食後に釜石高校へと向かった。山に囲まれて良い雰囲気の学校であった。気持ちが澄み渡る。担当の先生にお会いして少々お話。その後、90 分の講演をした。福島高校で行った 90 分の講演を基本に、けっこうな量のスライドを付け足したのもである。でもちゃんと時間内で終わってしまったので、自分でも不思議であった。しかし 正直に言 うと、しゃべりで少々失敗してしまった。スライドの見直し等、もう少しちゃんと準備をしなくていはいけないと反省した。
 終了後、数学の課題研究をしている生徒さんの研究相談をした。中間発表で使った PowerPoint ファイルを事前に見る機会があったので、内容に関してコメントしていたのだ。頑張って良い研究にまとめてね。

12/18 (火)  の進歩 MF 関口が浦和へ移籍
ベガルタ仙台 MF 関口 訓充が浦和レッズに完全移籍した(仙 台公式ページより)。帝京高校から仙台に入り、9 年間頑張ってくれた選手である。やんちゃ坊やでどこか憎めるところがあった 奴であるが、仙台が誇る選手の一人であったことは間違いない。日本代表に入ってパスミスもしたし。怪我のせいもあり、 今季は先発の座を失ってしまった。それもあっての移籍ということか?  新天地では、仙台戦以外で活躍するように。
 嬉しい部分もある。仙台の選手がこうやって引き抜かれることなどこれまでなかった(立ち消えになった獲得申し込みはあったかもしれないが)。浦 和という強豪に移籍とは、仙台が認められたみたいな気分になっている。

マツハシと研究相談。頑張れ!
壁やんも、お歳暮ありがとう!
高校生向けの本の第二部を書き始めた。序論の書き方の説明よりも先に書くことがあった。というわけで、論文の構想の練り方を書いた。
 この勢いで明日はと言いたいところだが、明日は出張である。岩手県立釜石高校でプレゼンの仕方の講演を行うのだ。日帰りで行ってくる。昼食に、 美味しい寿司を頂こう。実は、泊まりがけで行って、夕食に寿司を豪華に頂くという案もあった。しかし、(出かけるのは)「水曜日だけでいいでしょ う」というひと言があり、今宵は研究室に留まることとなった。

12/17 (月)  の進歩 第二部の構想を練る
第二部の構想を練り始めた。論文の書き方を説明する章である。まずは、高校生の論文の序論を読み直しながら、どういう説明をするべきかを考えて いった。しかし ………。序論の大切さを全然わかっていない。一から説明しないといけない。

三年生が二人、研究室見学に来てくれた。折良く、ガンちゃんからお歳暮のお菓子が届いた。先輩も交えて、お菓子を頂きながら談笑した。三 年生の二人は、初対面の先輩を前に緊張気味。お菓子にあまり手を伸ばさぬのであった。そのため、誰とは言い難いが、たくさん食べたくてうずうずし ている先輩がいた。お二人様、興味も合いそうなので、大歓迎だよ!
 というわけでガンちゃん、お歳暮ありがとう。
ただ今より出陣いたす。
12/16 (日)  の進歩 薔薇の棘が、世界で一番嫌いになる
ようよくにして、ツル薔薇の誘引に取り組んだ。古い枝を切り落とし、新しく伸びた枝を壁面に誘引していく。言葉で書くとこれだけだが、鬼のように 厳しい作業であった。その責任はすべて薔薇の棘にある。服のあちこちに引っかかり、どころが指にも引っかかり、作業する者に苦痛といらいらを与え る。指の痛さもつらいが、邪魔立てされる精神的苦痛も甚大である。真っ赤になった指で薔薇を結びつけながら、最前線の兵隊さんの苦痛を忍ぶので あった。今日に関しては思い切り叫びたい。薔薇なんて大嫌いだ。少なくとも、薔薇の棘が大嫌いだ。

ツル薔薇羽衣。とても美しい花を咲かせる。一方、棘の鋭さは薔薇界で随一である。美しい花には棘があるというが、棘を隠してこそこ ういう諺が成り立つと思う。羽衣にこの諺は似合わない。
一日やって 3 株しか終わらなかった。先が長い。

今宵は、明日の決戦に備えて休肝日なり!
12/15 (土)  の進歩 宝くじは独立事象
宝くじを買った。記憶では産まれて初めてである。もう、宝くじでも当てないとやっていられないのだ。6 億円当てて何しようかと今から考えている。
 世の中には、過去に 1 等が何度も出た売り場にわざわざ買いに行く人がいるそうだ。こういう人は、「一等が何度も出た売り場では、今度の宝くじでも一等が出やすい」と 思っている のだろうか?  ならばぜひ、確率統計の勉強をして欲しい。過去の当選履歴と今度のクジの結果とはまったく独立である。1等が100回出た売り場も1回も出ていな い売り場 も、1等が出る確率は同じなのだ。過去に1等が出た回数のばらつきは、単なる偶然によるものである。わざわざ高い交通費を出して遠くの売り場に買 いに行くの なら、そのお金で買う枚数を増やす方が良いことに気づかぬのか?

昨夜は、東北大勤務のベガルタサポの飲み会があった。といっても 3 人でであるが。穴場のような店に連れて行って頂いた。飲み放題はよくあるが、飲食放題である。しかも安くて美味しかった。どうもありがとうござい ました。

朝から自宅で、釜石高校で行う講演の準備をした。そしたらなんと完成してしまった。これなら明日は、つるバラの誘引を行うことができるか もしれない。ならば、明日の予定だった図上演習も今日やってしまおう。というわけで午後から研究室に出て来た。機密保持という点では極めて杜撰な 演習であったが、実りあるものだった。
12/14 (金)  の進歩 井上・成宮が加入
吉報である。ベガルタ仙台レディースに、高卒新人の MF 井上 綾香選手と MF 成宮 唯選手が加入することが決まった(公 式 HP より)。二人とも、年代別代表の中心選手である。U-17 女子ワールドカップでは日本をベスト 8 に導いた。これは楽しみなり。

釜石高校で行う講義の準備を始めた。講義は来週の水曜日というのに、本の執筆に時間を取られ、ようやく今日からの準備となってしまった。 間に合うのか。って、間に合わせないといけない。こりゃ、今週も土日返上だ。
 時間に追われ、私の気分も博論生・修論生である。何しろ、やらなくてはいけないことがたくさんある。

・ツル薔薇の誘引。と、いきなりこれを先頭に書く。
・博論・修論支援
・高校生向けの本の執筆。まじか、締め切り 1 月中旬!
・合戦(12/17)
・釜石高校での講義(12/19)の準備
・大掃除
・お節料理作り
・とあるお仕事。すごく時間がかかりそう。
・日本エンブリオジスト学会での講演(1/12)の準備
・宮城第一高校での講義(1/16)の準備

も、どうしよ。どれか止めるか ………、下から 9 番目とか。

ようやくにして、高校生向けの本の第一部が完成した。そして、コメントを頂戴する旅に出した。どうかよろしくお願いします。
12/13 (木)  の進歩 今日も仕上がらず
ほぼ丸一日、高校生向けの本の第一部の仕上げに取り組んだ。読み直して微修正を加えるだけのはずだったのだが。うーー、今日中に終えることが出来 なかった。釜石高校で行う講演の準備もしないといけないのに。第一部を完成させてコメントを頂戴する旅に送ってから講演準備に掛かると思い続けて もう三日。
合戦の支度もした。図上演習の結果、作戦に不備が見つかってしまった。
 その昔ミッドウェー海戦のおり、事前の図上演習において作戦の不備が見つかったそうである。ところが海軍首脳部は、ずるをして図上演習の結果を 変えてしまい、作戦変更せずに闘いに臨んだそうだ。インチキをして図上演習成功にしてしまうとは、いったい何を考えているのか?  結果は惨敗。
 私はたぶん、当時の海軍首脳よりもまともな頭を持っているので、ちゃんと作戦変更した。

12/12 (水)  の進歩 書名に関して前から気になっていたこと
今日も朝一にマツハシ論文にコメントをした。
 その後、高校生向けの本を書く参考にしようと、図書館で統計の本を読みまくった。いろいろある。「漫画で学ぶ統計学」といったたぐいもある。漫 画でないといけないのかねえ。「漫画ではわからない統計学」とう本(*)があったら大喜びするが。

*実は漫画で説明している。しかし読んでもちっともわからないというタイトル通りの本。類書として、「間違いだらけの○○」というものがある。そ の通りにやると間違ってばかりなのだけれど、著者に文句を言うことができない。

テレビで政見放送をやっている。いろいろな党・候補者のを見たけれど、どれもみな、「安心して働ける社会を実現します」「日本を取り戻し ます」などといったことしか言わない。「これ論」流に怒るならば、「何をやるのか」「どうやってやるのか」を言いなさい!  しかし皆、「何をやるのか」を訴えるだけである。肝心の、「どうやってやるのか」はひと言もなしだ。馬鹿なのか?  それとも、「これで票が集まる」と、有権者を馬鹿にしているのか?

12/11 (火)  の進歩 わたり あら浜
永野君とサシ飲みをした。前からやろうと言っていて、ようやく実現したのである。選んだ店は「わたり あら浜」というところだ。以前はらこ飯を食べに行き、大変感激した店だ。以来、飲みに行きたいと思っていた。というわけで店で待ち合わせ。他の客 に出され る品を見ながら、その繊細さにうっとりしていた。そして実際見事だった。一品一品に丁寧な仕事が施されていた。美しいし美味しいし、日本料理はか くあるべきと思った。私もこれだけ出来たらどんなに楽しいかと思う。こりゃ、街では行きつけとなりそうだ。
 楽しかった、また一緒に飲もう!

もはや日課と言って良い、マツハシ論文読みと高校生向けの本の執筆。今日も快調。
12/10 (月)  の進歩 契約満了選手
書くのを忘れていた。ベガルタ仙台の以下の三選手が、今季をもって契約満了、早い話が戦力外となった。

DF 朴 柱成  DF 内山 俊彦  MF サッコー二

朴は、レギュラーのサイドバックとして活躍していた。しかし試合終盤に足を攣るのが定番であった。そのため、朴の交替要員を常に残しておく必要が あった。交替可能選手 3 人のうち 2 人しか自由に使えなかったということだ。そのためとうとう戦力外。足攣りの問題がなければ良い選手なのになあ。内山とサッコーニはほとんど出場機 会がな かった。それにしてもなんで、レギュラーも取れないブラジル人を連れてくるんだ?  助っ人の意味が無い。

高校生向けの本の執筆を続けた。ようやくにして、第一部の先が見えてきた。もうすぐ完成しそうな気がする。
 R の使い方の参考文献を紹介するために、図書館と本屋を覗いた。R の本が溢れている。それだけ、浸透しているということだ。

12/9 (日)  の進歩 第 8 刷出来
これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術』の第 8 刷が出来した。累計 1,5213 部の出来となった。お買い上げ、誠にありがとうございます。

朝起きて外を見ると雪景色になっていた。5センチほど積もっている。研究室に出て図上演習をするつもりであったのだが。車のタイヤをまだ 替えていない。し かたない、研究室に出るのは諦めるか。などと考えていて、明日の朝の出勤も危ういことに気づいた。今日も雪の予報なのだ。どのみち今日、タイヤ交 換 するしか ない。店だと混みそうだ。なら自分でやるか。というわけで、実に久しぶりに自身の手でタイヤ交換をした。案外簡単であった。2500 円払って 1 時間待って頼むことではない。これからも自分でやろう。
タイヤ交換したとなると、研究室に出ることができる。というわけで休日出勤した。そして図上演習をした。まだまだなり。これからも演習を 重ねないといけない。ついでに、高校生向けの本の執筆も進めた。未だに第一部が出来上がらない。気が焦るばかりなり。
12/8 (土)  の進歩 今季終わる
ベガルタ仙台レディースは今日、皇后杯の三回戦を静岡で戦う。相手はなでしこリーグの強豪浦和レッズレディースである。参戦したかったのだけれ ど、忙しくて断念した。ネットで試合経過を追いながら応援するも、0-2 の無念の敗退となった。これにて今季の闘いが終焉である。レディースの 2012 年が終わった。
 気がかりなのは DF 中村 真実選手の動向である。今季で引退してしまうのか?  となると、彼女の現役生活は本日で終了となったのか?  もしそうならあまりに重い(思い)日だ。いや、来季も現役でやってくれることを祈ろう。
 試合は完敗だったらしい。ボールを完全に支配されてしまったとか。これを良い経験として、来季のなでしこリーグでの闘いに挑んで欲しい。

今日は自宅に籠もって合戦の支度をした。その甲斐あり、一通りできあがった。これから練習を重ねていかなくてはいけない。頑張るぞ。
12/7 (金)  の進歩 Ecology とエコロジー
エコロジーというと、世間では、環境保護活動のことを指す。「エコロジーしてますか?」というと、節電等をしているかという意味になるわけだ。し かし、エコロジーの本来の意味は全然違う。ecology の日本語は生態学であり、生物の生活に関する科学のことである。「ecology してますか?」というと、花粉の数を数えたり、種子の重さを測ったり、草への食害量を調べたり、論文をリジェクトされたりという意 味になる。
 まあ、日本語で説明するときは、「エコロジー」と書かずに「生態学」と書けば問題は生じない。しかし難題は、日本人に英語で説明する場合で ある。"ecology" と書くしかない。しかしこれはどう見ても、「エコロジー」をアルファベットで書いたものである。よって日本人の目には、「環境保護活動のことを英 語で言っ た場合」と映る。「生物の生活に関する科学」のつもりで書いても通じぬのである。一体誰が、こんなにも悩ましい状況を作り出したの か?  という苦悩を味わった本日であった。

ベガルタ仙台レディースは明日、静岡県藤枝で皇后杯の三回戦を戦う。相手は、なでしこリーグの強豪浦和レッズレディースである。間違いな く、今季最強の相手だ。しかし十分に勝機はあろう。全力で挑み、笑顔で帰ってきて欲しい。
 実は、明日の試合に参戦する機会を窺っていた。マツハシ論文とか高校生向けの本とか釜石高校での講演準備とかのことを考え、静岡に行けちゃうか どうかを検討していた。万一明日負けたら今季終了、今のチームの見納めとなってしまう。だから、もうみんな捨て置いて参戦しようか とも思った。しかし一昨日合戦の報せが入った。これにて完全断念となった。無念。だから勝利して帰ってきて頂戴。

12/6 (木)  の進歩 「これ論」重版
これから論文を書く若者のために:大改訂増補版』の11 回目の重版が決まった。一挙 に 3000 部刷って、初版との累計で 4,8523 部の出来となる。おお、もうすぐ 5 万部に届く!  お買い上げ誠にありがとうございます。

月初めの談話会があった。なんと今年最後の談話会である。博論・修論を書かなきゃーいけないっつーに、今年も残り一ヶ月を切ったというこ とだ。みんな頑張れ!
 博士論文の提出日は 1/7 である。なんでこんな日に設定するのだろう。正月無しということか。日本文化に対する冒涜と思う。
 バラモンの講座セミナー。プレゼンの酒井研というのに!

いくさの支度をした。15 分という短い中に、渾身のものを込めないといけない。プレゼンの腕の見せ所というものよ。

12/5 (水)  の進歩 研究室紹介
生物学科三年生向けに研究室紹介をした。卒業研究をする研究室を決める時期が近づいたので、各研究室が順番に紹介をしているのである。あらかじ め、配布用の資料を 14 枚用意した。たくさん用意してもどばっと余ることが通例なので、15 枚のところを 14 枚に減らすという微妙な行動であった。ところが講義室に入ってみて驚いた。18 人もいた。近年にない盛況である。しかも今日は、私の研究室だけの登場である(他の日は二つの研究室が紹介を行う)。だからこの場にいるのは、私 の研究室 の話を聞くためか、講義室が暖かいので実習までの時間を過ごすのに良いためかのどちらかであろう。というわけで、配付資 料を慌て てコピーし、全員に配った。みんな、熱心に聴いてくれた。興味のある方はぜひ、研究室見学に来て頂戴!

本日も、朝一でマツハシの論文にコメントした。
 ついで、高校生向けの本の執筆を行った。いよいよ、「検定をしよう」という煽りに入った。しかし、説明が思ったよりも難しい。というか、この説 明で高校生が理解できるのかどうかがわからない。判断のしようがない。誰か学生に読んで貰うか。読んでと頼まれても、高校生レベルと判断したため ではないので怒らないように。

とある報せが来た --------------。出陣の支度をいたす。高校生向けの本の執筆はしばし中断だ。マツハシ論文へのコ メントも --------- という心配はしなくてよい。皆のことは、あんの 次に大切である。
12/4 (火)  の進歩 ほっこり
偶然、「蛋白質 核酸 酵素」の 2009 年の記事を見つけた。iPS 細胞の山中教授が登場していた。しかしご自身の研究の話ではなく、統計学に関する聞き手としてであった。記事によると、山中教授は統計が苦 手であらせられるようだ。良いこと聞かせて頂きました。なんか、気持ちがほっくりとほぐれた。今日一日、暖かい気持ちで過ごしてい る。

今日も、マツハシ論文にコメントしてから高校生向けの本の執筆という一日を過ごした。統計のことを書いているのだけれど、自分自身も勉強 になってよろしい。山中教授を追い越すぞーー、統計では。
それにしてもあん、刺身のツマだけ残すっていうところが腹立つ(12/2 の進歩参 照)。
ベガルタ仙台のエース FW ウィルソンが、早くも来季の契約更改をした。張り切ってくれている。嬉しいねえ。ベストイレブンにも選ばれたし、仙台に骨を埋めておくれ。

12/3 (月)  の進歩 お立ち台
朝一でマツハシ論文にコメント。思うのだが、「叩き台」と称するよりも、「お立ち台」の方がよいのではないか。論文のお立ち台とい うと何のことやらわからないが、やんやとした感じがしてよいと思う。
 ついで、冨里の様子見。データ処理頑張れ。

実は土日も、時間を見つけては高校生向けの本の執筆を進めていた。間に合うのかと心配になってきているのだ。本日ももちろん執筆を進め た。
 この本はたしか、論文執筆・プレゼンの本であった。しかしここ数日は、統計の本であったのかという心境である。ずっと、統計の初歩的な説明を書 いているのだ。何しろ、高校生の論文のほとんどは、平均値だけを書いて終わりにしている。ばらつき等の情報は一切無しである。これはいくら何でも と思い、統計の説明を始めた。おかげで泥沼である。いつ終えるのやら。

12/2 (日)  の進歩 あん、ベロが自白す
夕食に、ブリと本鮪大トロの刺身とを楽しんだ。しかしまた油断してしまった。

ブリ 3 切れと大トロ 2 切れが乗っていた痕。


さっそく尋問するも、知らんぷりをよそおう。



しかし、べろーんと余韻に浸ってしまい、自白したも同然。

ユアテックスタジアム仙台で、皇后杯の二回戦があった。ベガルタ仙台レディースが、日本体育大学と対戦したのだ。もちろん応援に行った。 近ごろは練習見学もご無沙汰なので、久しぶりにユニフォーム姿の選手たちをみた。
 試合の方は、立ち上がりこそもたもたしていたものの、6-0 の大勝であった。久々に大量得点をしてくれた。MF 鮫島 彩選手も点を取った。
 それにしても寒かった。たっぷり着込んでいたのに、凍え死ぬかと思った。J リーグの秋冬制をを推進する人たちには、ぜひともこの寒さを体感して欲しいものだ。ほとんど苦行である。真冬の試合なんて、心底試合を見たい人し か来ない のであろう。「軽く娯楽の気持ちで」来る人を閉め出してどうするのか。

12/1 (土)  の進歩 命運
日本の一番長い日が来た。J1 残留を賭けた争い。日本中が固唾を飲んで見守ったことであろう。アルビレックス新潟は歓喜の逆転残留。ガンバ大阪とヴィッセル神戸が降格してし まった。生 き残りを賭けた死闘であった。一方、2 位が決定し、「も、関係ないんだっ」と 2-6 で負けるクラブが約一名。もちょっとちゃんとした試合をしなさい。
 それにしても、まさかガンバが降格するとは。西野監督解任から歯車が狂ってしまったか。ロペス前監督は何と思っていることやらである。

イオンでブリのアラを売っていた。発作的に購入し、ブリ大根を作った。

ブリと大根とをしばらく一緒に炊いて、ブリの旨味を大根に移す。その後両者を別々の鍋に移し、異なる味付けを施す。そうすることで大根を上品な色 合いに仕上げる。一緒に味付けしてしまうと、真っ茶色な大根になってしまうのだ。鍋を分けるというプロっぽい一手間が堪らない。もちろん、すこぶ る美味しかった。二時間煮込んだら、ブリの骨まで頂くことができた。