「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


4/30(金) の進歩 明日はセレッソ大阪戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台にセレッソ大阪を迎え撃つ(15 時試合開始)。三連敗中の仙台。何としてでも勝って、勢いを取り戻さないといけない。大阪は昨季、J2 で共に闘った相手である。香川・乾のデュオが驚異であった。今季は、家長を加え、トリオとして売り出しをはかっている。歌唱力不足で一人が抜け、トリオが デュオになっていたという話は聞かないでもないが、その逆は驚異である。仙台守備陣(とくに、ボランチの千葉と富田)の奮闘を期待したい。

小野寺・松原と研究相談。ああ、M1 の春が過ぎてゆく。
論文の執筆。モデルの説明は形になってきたと思う。
4/29(木) の進歩 これ学重版
これから学会発表する若者のために(これ学)の重版が決まった。1000 部刷って累計 9000 部出来となる。一刷りで 8000 部も刷ったため重版はいつになるのかと思っていただけに、嬉しい限りである。お買い上げ、誠にありがとうございます。これ学は、学会発表やセミナー発表に 役立つのみならず、論文・レポートの中身を練る上でも役立つと信じている。第二部「発表内容の練り方」は、プレゼンのみならず、論文・レポートの執筆にも そのまま活用できるものだからだ。これから論文を書く若者のためにこれからレポート・卒論を書く若者のためにの執筆を通して積み上げてきたものを踏まえ、集大成として さらに練り上げたのが、この第二部である。というわけで、論文・レポートの執筆に苦悩中の方も、これ学を手に取ってみて欲しい。
久しぶりに春っぽい陽気となった(ぽかぽかというわけではなかったけれど)。今日は、のんびりと過ごすことにしよう。というわけで、まずは、我が 家の前の道路端の雑草取りをした。道路の端に土が溜まり、雑草が繁茂していたのだ。次いで、枯れてしまった白樺を始末した。空間がぽっかり空いてしまった けれど、ハクウンボクが下にある。やがて樹幹を埋めてくれるであろう。まる賛で昼食後、庭仕事を再開。増え過ぎている草本を間引きしたり、鉢植えの花を替 えたりした。庭の植物は今、新しい息吹のときである。新葉が綺麗だ。これからは、毎日が楽しいであろう。
4/28(水) の進歩 田中貴金属ジュエリー
ベガルタ仙台のチアリーダーにスポンサーがついた。田 中貴金属ジュエリーが、チアのユニフォームにロゴを載せることになったのだ(ベ ガルタ公式ページより)。田中貴金属といえばプラチナ等の取引で有名だ。「田中貴金属ジュエリー」は、そのグループ企業として、GINZA TANAKA という店を展開するジュエリー界のヨン様である。素晴らしい。学生を引き連れ店に見物に行こう。そして、純 銀兜をうっとり眺めよう。ジュエリーじゃなくて?
生物学科三年生向けの講義をした。大雨なので人がいるかと思いきや、案外いるものだねえ。今日の話は「花のジレンマ」というお題で、花がい かに苦労しているのかというものであった。睡眠率も低く、反応は良かったように感じた。

質問者御イニシャル
F. Y. 君・N. A. 君・N. N. 君・W. Y. さん
小野寺のテーマについて、みっちーを交え会談。いちおう、方向性は定まった ……… はず。
論文の執筆を再開した。本日の進歩はほんの少々なり。
4/27(火) の進歩 桜満開、バラはまだまだ
ようやくにして桜が満開となった。通勤路に桜並木があり、そこを通るのが楽しい。あと一週間くらい楽しめるかなと思っていたら。今夜は横殴 りの雨だそうだ。花びらが持つかどうか心配だ。
 かたや、バラはまだ気配もない。葉が開いたばかりで、蕾などまだ先である。バラ関係のブログを見ると、すでに開花している所もあるようだ。ちょっと驚い た。早くもバラを楽しんでいるとは羨ましい限りである。この寒さが続いたら、仙台での開花は六月になってしまうかもしれない。
論文の改訂を終えた。数度の見直し後、これで良しと判断。返送しようとウェブページにログインした。そして、必要なファイルをアップしていった。 出来上がった PDF ファイルを確認したら、一カ所直し忘れている所があった。やり直そうと、何気なく "withdraw submission" をクリックした。そうしたら、投稿取り下げ(修正ではなく)になって しまった。焦った。「返送待ちの原稿」の欄から消え去っているんだもん。でも、"Reinstate Submission" をクリックすると復活できた。教訓。つい、投稿を取り下げてしまったら、焦らずに復活ボタンを探す。
4/26(月) の進歩 あん、困る
あんは、自分のケージの中でご飯を食べる。今朝のご飯もケージの中で貰った。しばらくして様子を見ると、ケージの中で固まっていた。ご飯が 一粒外にこぼれていて、それをじっと見つめているのであった。

集中。
食べたいのに口が届かない。それで困っているようだった。でも、ケージの扉、開いて いるのだけれど ………。

側面図。扉に目もくれずご飯に集中。
扉が開いていることに気づかないのか?

困惑して飼い主を見つめる。だから、扉が開いてるってば。
いや、さすがに気づいたはずだが。ご飯に思考が直線的に結びつくあまり、外を通って食べに行くことに思い至らないようだ。

思考回路。
手で誘導して扉をくぐらせたら、ダッシュでご飯に向かった。あんがアホだと思われると嫌なので付け加えると、二回目からはすぐに扉をくぐるようになった (面白いのでもう一回やってみた)。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。しばし文献検索をするも、新たに紹介したいものは見つからなかった。よって講義内容に変更は無しだ。

ようやくにして、逃避していた論文改訂に着手した。レフリーのコメント読んで、簡単に直せるところから対応を始めた。
4/25(日) の進歩 泥沼膝上
ベガルタ仙台が湘南ベルマーレに 1-0 で敗れてしまった。点が入る気がしない。すでに、泥沼の膝上まで浸かっている感じである。
試合は午後から。午前中に、暁子の実家のまわりを散歩した。庭のレベルが高くて驚いた。どの家もけっこう綺麗にしている。いろいろな品種のチュー リップが溢れるように植わっていたりとか。見ていて楽しかった。
 11 時過ぎに、車で平塚競技場へと向かった。途中、暴走族に出くわした。こんなのまだいたのか。ぶんぶん五月蠅くって目障りったらありゃしない。でも、赤信号 で停まっているのには笑った。暴走族といえば信号無視するもの。しかし度胸がないので、右左を見ながらのろのろと赤信号を走るものであった。暴走族も小 市民化しているわけだ(注;むろん、信号無視を奨励するつもりはない)。12 時半頃に平塚に着き、ラーメンを食べてスタジアムへと乗り込んだ。
 試合が始まった。ゴール裏で見たので、展開がよくわからない。6:4 で湘南が押しているような感じだった。0-0 のままで前半を終えた。後半になると、仙台が俄然優勢に出た。これはいいぞと思った矢先、CK から失点してしまった。これをきっかけに湘南が盛り返し、互角の展開となった。しかし湘南ゴールが遠い。無得点に抑えられ、0-1 で試合を終えた。これで三連敗だ。
 うーむ、ずるずると落ちている。選手も自信を失いつつあるような。これで、次のセレッソ大阪戦が正念場となった。浮上のきっかけとなるのか、泥沼に腰ま で浸かってしまうのか。湘南戦は、J2 の闘いと思って失敗した(4/17 の進歩参照)。大阪も昇格組だけれど、 J2 の闘いと思うのはやめよう。なにしろ J2 の時の大阪は、強くて勝てる気がしなかったから。今度は、J1 の格下との闘い(現在、仙台 10 位、大阪 13 位あ まり変わらないか)ということにして自信を深めよう。
 そういえば試合前、湘南の応援歌が流れていた。「エス・エイチ・オオ・エヌ …………、湘南!」と歌っているのだけれど、スペル違ってないか? 何度聞いても、"Shonan" と綴っているようには聞こえなかった。
4/24(土) の進歩 横浜へ
明日は敵地での湘南戦である。参戦するため横浜に行く。あんを連れて、13 時過ぎに出発し、東北道・首都高を走って横浜国立大学に向かった。途中、東京スカイツリーが見えた。現在の高さは 349 m で、東京タワーをすでに超えているという。しかし、そんな高さがあるようには見えなかった。あれくらいの高さの建物なら仙台にいくらでもあると、思い返すとすっかり田舎者 視点であった。でもまあ、首都高から見る都市景観はけっこう好きだ。都市には都市の美しさがあると思う。スカイツリーもやがて後方へ消え去り、横浜方面へ と入っていった。18 時前に大学に到着。あんは、暁子との久しぶりの再開に大喜びであった。歓喜のうんちをして、走り回っていた。三ツ境の実家で晩餐をし、明日の勝利を祈っ た。
4/23(金) の進歩 観光案内
Harder さんを観光にお連れした。お供は、私・みっちー・マツハシだ。生憎の雨ではあるが、行くしかあるまい。初めての来仙ということなので、定番の松島方面へと 向かった。塩竃神社を見学した後、松島海岸へ。雨で見通しが悪い。しかしそれがかえって良かった。晴れていると、遠くの方に工場の煙突が見えてしまうの だ。今日はそれらが見えない。島々がかすんで見えるのみである。Harder さんは、ちょっと違う風景を記憶に刻み込んだことであろう。五大堂・瑞巌寺を見学し、松島観光を終えた。ついで、一挙に南下して、大河原の一目千本桜へと 向かった。河畔に桜並木が延々と続く名所である。
 

たしかに壮観であった。ちょうど満開だったし。桜を満喫後、空港へとお送りした。楽しんでいただけただろうか。Harder さんの紳士ぶりと格好良さに感銘したマツハシは、「外人のおじさまになる機会があっ たら、ああなりたい」と言っていた。そういう機会が来るといいね。
4/22(木) の進歩 Harder さん来仙
カルガリー大学の Lawrence Harder さんが来仙した。植物の繁殖生態学の大御所である。
 午前中にちょちょっと仕事をした後、空港まで車で迎えに行った。無事に合流して初対面の挨拶。その後、昼食を共にした。食すはもちろん牛タン定食 である。仙台名物だという話はしたけれど、私が有名にしたという話は しなかった。一粒くらいの貢献はあると思うけど、基本的に大嘘なので。外国人と英語で話すのは久しぶり。言葉が正しく出て こなくて大変だった。たとえば、青葉山を指しながら、「あの山の上に城があった」というつもりが、"There was a capital on that mountain" と言ってみたり。「あの山の上に大文字が あった」と言われても、なんのことやらだったろうな。「あの山の上に首都があった」と解釈した可能性も高いが、それでも、「ふーーーん?」であったに違い ない。
 無事に研究室に到着し、学生と引き合わせた。みな、自分研究の話を聞いて貰っていた。
 セミナーが始まった。花序の形の意義を調べた一連の研究を紹介してくださった。私自身、非常に興味を持っている内容である。花序の形の多様性の不思議 さ。それぞれにどういう適応的意義があるのか。花序は花の集合である。一つ一つの花が組み合わさって一つの花序をなす。「1 + 1 を 3 にする」ことを目指している監督がいらっしゃるようであるが、花序の場合、1 + 1 が 10 にも 20 にもなっていると思う。そのすごさに切り込んだ内容であった。
 終了後、魚がしで懇親会をした。たいへん気さくな方で、学生とすっかり打ち解けていた。
 有意義な一日だった。Harder さん・セミナーに参加してくださった方々、どうもありがとうございました。
4/21(水) の進歩 明日です
明日のセミナーのお知らせを再掲しておく。

4/22(木) 14:30 から 東北大学青葉山理薬キャンパス 総合研究棟 2 階 第 3 講義室(205 室)にて
 Lawrence Harder (University of Calgary)
 "Evolutionary ikebana: the function of floral displays"

みなさま、どうぞお越し下さい。懇親会もありますよ(18:30 から仙台の街中にて)。
生物学科三年生向けの講義をした。講義室に入ると妙にすかすかしていて、「いくらなんでも減り過ぎだ」と思った。でも、三々五々やって来 て、前回と同じくらいの人数になった。個人的なことであるが、「忌諱」と漢字で板書できて感動した。
質問者御イニシャル N. N. 君・O. R. さん・S. T. 君。

冨里・黒木と研究相談。頑張れ。
今日も論文を執筆した。モデルの説明をどうすべきか悩んでしまった。それなりに複雑な過程からなるシミュレーションモデルなので、ちゃんと説明し ようとすると大変なのだ。
4/20(火) の進歩 カタクリとアオキの実習
生物学科三年生向けの実習をした。まずは、カタクリ群落に入り込みマーキングをした。結実したら種子を回収するのだ。終わった班からアオキ の実習場所へと移動した。一番に終わった班に、巻き尺で調査区を作ってもらった。ここで指示を失敗した。「0 m ---> 20 m」という方向の座標軸を作りたかったのに、巻き尺の伸ばし方が逆で、「20 m ---> 0 m」という方向の座標軸が出来てしまった。この座標軸を元に個体の位置を記録するので、これでは大混乱である。「軸の方向が逆になっただけでは」と思わな いでいただきたい。調査方形区の平行する辺のうち、片方は間違い(「20 m ---> 0 m」となっている)、もう片方は正しい(「0 m ---> 20 m」)で、どっちを見るかで位置が変わってしまう。おかげで、えらく混乱させてしまった。さらには、調査区の位置が例年より 5 m ほどずれていた。小調査区(調査区を八分したもの)の位置もそれぞれ 5 m ずれたということである。、一班が一小調査区を担当することとし、前もって、担当する小調査区をじゃんけんで決めていたというのに。ずれたおかげで、じゃんけん最下位の 6 班の担当が楽な場所に、じゃんけん一位の 7 班の担当が超大変な場所(<-- 6 班が担当するはずだった)になってしまった。ずれたままでやらせるのも、「『人生何が起きるか わからない』みたいなー」で良いかもと思った。しかし、6 班の愛すべきキャラが思い浮かび、元通りの超大変な場所をやらせることにした。三年生みんな頑張ってくれて、五時前にはだいたいの調査が終 わった。しかし、6 班担当の場所はあまりに過酷であった。無念ながら調査打ち切りとした。データが一部欠損するけれどもやむをえない。調査区がずれたことにハタと手を打ち、 「もう 5 m ずらせば、超大変な場所が調査圏外となるではないか。来年はそうしよう」と閃いたのであった。みなさん、どうもお疲れ様でした。
午前中は論文をちょこちょこと書いた。モデルの説明がけっこう進んだ。
4/19(月) の進歩 天候不順
このところの天候不順には困ったものだ。地球はどうなってしまうのだろう?  という長期的心配はおいておいて、明後日の学生実習が心配である。野外で作業をする予定なのだけれど雨の予報なのだ。幸いにして明日は晴れの予報なので、 明日に変更することにした。
 というわけで、明日は野外作業なのでお忘れなく。カタクリの作業とアオキの作業を一挙にやるので、決意を新たに集合していただきたい。
マツハシのお悩み相談。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。「花の生態学」という話である。花の香りの誘引効果の話も加えることにした。遺伝子操作をして香りを出 さない花を作ったところ、訪花頻度が落ちたそうだ。

Kessler, D., Gase, K., and Baldwin, I. T. 2008.   Field experiments with transformed plants reveal the sense of floral scents.  Science 321:1200-1202

遺伝子技術もここまで来たのか。すごいものだ。でも、「すごいだけ」とも思う。花の香りの意義に関する「生態学的理解」を革新させるものではないからね。 「今までの理解」をすごい精度で確認したということである。
4/18(日) の進歩 炊飯器
炊飯器の内釜のフッ素加工がかなり剥がれてしまっている。最初は引っ掻き傷ほどの大きさだったのに、今では、底面積の 1/3 くらいが剥がれてしまっている。この頃は、内釜で米を研ぐのを止め、別容器で研ぐようにしているのだが。交換しようかと思い値段を調べると、1,0500 円もすることが判明した。ならばいっそのこと、炊飯器を買い換える方が得な気もする。とりあえず商品情報を調べようと、ネット検索したり電気屋に行ったり してみた。いろいろあるんだねえ。「匠純銅おどり炊き」「圧力スチーム極上炊き蒸気仕込み」「炊きたて土鍋釜」「本炭釜」「プラチナ真空釜」「大火力銅 釜」などなど。どれが良いのやらさっぱりだ。米を炊くのに、銅と土と炭とプラチナの どれが良いのかなんて、素人にわかるかっていうの。「甘みが当社比 20 % アップ」という情報も、今の製品を比べたい者には役に立たない。「他社比 20 %」といった情報の方が役に立つのだが。仕方ないので、ネットで、利用者の感想を探してみた。100 件の高評価よりも 1 件の低評価の方が響くのはなぜか。こんな感じで調べていくうちに、「お焦げ」機能が付いている製品があることを知った。それはよいかも。とはいっても、多 機能は要らない。今の炊飯器を買ったのも、温泉卵が出来ることが決め手となったの だが、4-5 回しか作らなかった。その内に操作の仕方を忘れて、多機能が宝の持ち腐れとなる。さて、どうしましょ。炊飯に支障は無い感じなので、今のを使い続けるか。 それとも思い切って買い換えてしまうか。しばらく悩もう。
定義の三角あぶらあげを食べに行った。あぶらあげルーレットに勝利し、おからを獲得。帰宅後、しっとり煮にした。レシピには、「鶏肉を入れよ」と 書いてある。しかし今までは、「おからが主役」と、鶏肉を入れないことが多かった。でも今日はちゃんと鶏肉を入れた。うまかった。レシピって偉い。
4/17(土) の進歩 完敗
ベガルタ仙台がヴィッセル神戸に 0-1 で敗れた。妥当な結果だった。
試合は昼から。明け方トイレに立ったときに外を見て「えっ」と思った。白い。起床後に外を見たら、7 cm くらい雪が積もっていた。空は暗く雪が降り続けている。四月の半ばに雪とは。しかも試合の日に。さすがに嫌になった。しょうがないので午前中は、ネットを 見てだらだらと過ごした。
 駐車場確保のために早めにスタジアムへ行った。昼食に、蔵亭という店でラーメンを食べてみた。おお、美味しいじゃないの。
 試合が始まった。絶不調の相手なのだから仙台が支配するのかと思いきや。セカンドボールはことごとく拾われるし、せっかく奪っても簡単に相手に渡してし まうし、てんで良いところの無い試合だった。見ていてつまらなかった。前半 37 分に、都倉に虚を突くシュートを打たれて失点。集中していれば防げたのではないか。後半になっても、内容の悪さはそのままだった。FW フェルナンジーニョと MF 梁が交替で退いた時点で、本日は終了と思った。あの二人がいなかったら攻めを作れやしない(何で替えたのだろう?)。MF 太田が投入されてからは期待感が出たけれど、時すでに遅しであった。終了間際の接触プレーで、神戸のエース大久保の鼻を骨折させてしまい、仙台と対戦する チームのエースは不幸になるというジンクス(昨日の進歩参照)だけを守り、試合終了となった。すまない、大久保。
 うーーむとなってしまう。J1 の厳しさを、だんだんと思い知らされてきている。心配なのは、選手が自信喪失してしまうことだ。我らは七年間 J2 にいた身なのだ。開き直って思い切っていこう。次の対戦相手は、11 年間 J2 にいた湘南ベルマーレである。良い機会だ。J1 ではなく J2 の試合と思って、自信を持って闘えばよい。
4/16(金) の進歩 明日は神戸戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台にヴィッセル神戸を迎え撃つ。序盤戦の鍵を握る闘いである。清水戦に大敗した後のリーグ戦な のだ。もし負けでもしたら、ずるずると落ちかねない。だから、絶対に勝たなくてはいけない。そうすれば、大敗を「良い薬」にすることが出来る。神戸はいま 絶不調である。迎え酒を煽るつもりで挑み、景気良く勝利して欲しい。<--- ウケ狙いの一文になる予感がしたので書いてみたものの、自分の中でウケ方がまとまっていない。
 神戸は、エースの大久保(負傷離脱中だった)が仙台戦で復帰するとか。うーむ、それは嫌だな。何しろ、仙台の好成績には、以下の法則が隠されているの だ。

磐田戦 ○:前田が負傷で間に合わず。
大宮戦 ○:ラファエルが前節の試合で負傷。
京都戦 ●:負傷者なし。
G大阪戦 △:ルーカスが負傷欠場。もう一人は監督とけんか。
鹿島戦 ○:マルキーニョスが退場。
清水戦 ●:岡崎元気いっぱい。

つまり、仙台戦になると相手のエースが消えてくれて、勝ち点を取っているのである。エースが元気だと負け。大久保、無理せずに明日も休みなさい。
とうとう論文を書き始めた。文献をたくさん読んできたので、頭を整理するためにも書いてみたくなった。いつものことながら、書き始めると乗ります な。
4/15(木) の進歩 吉原殿中
がんちゃん来仙。水戸銘菓の吉原殿中を持ってきてくれた。徳川斉昭に使えていた吉原という女中が、「農人形にお供えした残り飯を乾飯にして 煎り、飴と黄粉をからめて、茶菓として(斉昭に)差し上げました」という由来だそうだ。殿様に残り物を献上するとは大胆な女中だ。
がんちゃんのセミナーがあった。五年間に渡って、雌親を通してと雄親を通しての遺伝子流動を調べた研究を紹介してくれた。も、大丈夫でしょう。
論文執筆のため、種子植物(被子植物・裸子植物)の系統関係を調べている。以前は、裸子植物は単系統ではないということになっていたようだ。とこ ろが分子系統解析の結果、裸子植物は単系統とわかった。と思いきや、裸子植物はやはり単系統ではないという論文が出ている。

Mathews, S. et al (2010).  A duplicate gene rooting of seed plants and the phylogenetic position of flowering plants.  Philosophical Transactions of the Royal Society of London B Biological Sciences 365:383-395

どうなんだろこの論文。専門外なので、私には評価が難しい。出たばかりなので、世間的評価も定まっていないだろうし。私としては、この論文が正しいと嬉し いのだが。さて私は、どんな論文を書いているのでしょう?
4/14(水) の進歩 講義一回目
生物学科三年生向けの講義が始まった。今日はイントロダクションをした。講義の目的・特徴の説明と、進化に関する基本的なことの復習をし た。睡眠 3-5 人。イントロでこれだけ寝させてしまうとは。反省。過去の学年の睡眠率から推定すると、来週からの本格的な講義では 9-15 人くらい寝る計算になる。おお、ウケ狙いで計算したつもりが、けっこ う怖くなってきた。

質問者御イニシャル M. H. 君。
冨里・黒川と卒業研究の相談。方向性が見えてきたと私は思うよ。若い力で頑張って頂戴。
今夜はヤマザキナビスコカップである。ベガルタ仙台は、ユアテックスタジアム仙台に京都サンガ FC を迎え撃つ。先発をかなり入れ替えて臨むという。それは良いことだ。是非とも大暴れして、リーグ戦での先発入りをアピールして欲しい。なにしろ手倉森監督 は、(リーグ戦での)先発をなかなか変えない人なのだ。フェルナンジーニョでさえ、先発を獲得するのに数試合かかった。控え選手は、数少ない機会で結果を 残さないといけない。だから頑張るべし。
論文執筆のために、京大から図書を取り寄せた。今日届いたので読んでいるのだけれど、平気で冷たいことが書いてある。「こうあって欲しい」という 私の願望と逆の記述が載っているのだ。著者がこの本を書いたのは 20 年以上前のこと。私の願望など知るよしもないが、「人の気も知らないで」という思 いが拭えない。
4/13(火) の進歩 セミナーのお知らせ
今週から新年度の講座セミナーが始まる。招待講演がいきなり二つ続くので、華々しく宣伝しておく。みなさま、どうぞお越し下さい。

4/15(木) 13:30 から 東北大学青葉山理薬キャンパス 総合研究棟 10 階 植物生態学セミナー室(1002 室)にて
 岩泉正和(森林総合研究所林木育種センター)
 「散布種子段階の遺伝的異質性が多様性維持にもたらす寄与の解明」

4/22(木) 14:30 から 東北大学青葉山理薬キャンパス 総合研究棟 2 階 第 3 講義室(205 室)にて
 Lawrence Harder (University of Calgary)
 "Evolutionary ikebana: the function of floral displays"
いよいよ明日から講義が始まる。今年の講義計画を練ろうと、昨年の講義アンケートを集計した。各話題ごとに、面白さ・理解度を訊ねたのだ。 やはり、数式が出てくる講義は評価が下がるようだ。でも、ある程度やむをえないことと思う。説明を工夫して、これら話題の評価を上げるように頑張ろう。
冨里と工作の時間。卒業研究に使う道具を試作してみた。簡単ではなかった。思い出すのは友蔵のことよ。こうした工作も(むろん、「は」ではない) 得意だった。針金ロボとか凄かったもんね。
モデルの改良を終えた。シミュレーションをさっそく実行したところ、「そうに決まっている」と呻るくらいに予想通りの結果が出た。でも、この改良 は必要だったと思う。これなしでは「画竜点睛を欠く」であった。
4/12(月) の進歩 学生実習
今日から学生実習が始まる。野外に出てカタクリの調査をする予定であった。ところが生憎の雨。雨足強く、止む気配もない。仕方ないので、カ タクリとアオキ(後者は来週に実習の予定)でやろうとしていることに関する演習と、実習内容の説明を今日まとめてやってしまうことにした。「来週も雨だっ たら、することがなくなります」と前置きすると、ちょっと嬉しそうに見えた。問題を解かしている間に私は、写真と座席表を持って実習室内を歩き、学生の名 前を覚えることに務めた。皆さん予想に反して真 面目に問題に取り組んでいるので、顔をなかなか上げてくれずに困った。それでも、最初の内はさっぱりっだものの、4-5 巡も各テーブルを回ると、だんだんと名前と顔が頭に入ってくるようになった。来週には覚えてしまいたい。
 実習を終えた帰り際、N 君が、「野外でやると思ってカッパ着てきました」とつぶやいた。それは惜しいことをした。そうと知っていれば N 君だけ野外作業をやらせたのに。ともかくも、雨 でもやるつもりでいた気構えを褒めたい(これは本心だよ)。
 というわけで、新三年生もみなさん、どうぞよろしく。講義・実習を楽しく盛り上げよう。
研究室の居室に入ったら、ヤマユリの香りが飛び込んできた。テーブルの上を見やると、いつものように花が活けられていた。今日はヤマユリか。部屋 に満ちた香りで、誰が尋ねてきたのかがわかる。風雅なるや。
モデルの改良を試みている。とは言っても、どういう結果が出てくるのかはわかりきっている。だからつまらない。でも、改良した方が丁寧ということ だ。
4/11(日) の進歩 完敗
ベガルタ仙台が清水エスパルスに 1-5 とこてんぱんにされてしまった。はいはい、砕け散りました。手も足も出なかった。

試合は午後から。庭ですごそうかと思ったけれど、どんよりと曇っていて楽しくない。よって午前中から、弁当のおかず作りに勤しんだ。こうしてまと めて作っておいて小分けしておく。月火くらいに食べそうな分以外は冷凍してしまう。おかげで、週日の弁当作りは案外と楽なのだ。
試合が始まった。敵地なので CS で応援だ。立ち上がりこそ互角の展開だった。しかしだんだんと力の差が出てきた。何しろ清水は、選手の動きがきびきびしている。前線からの守備は鋭いし、 自陣でブロックを作っての守備は鉄壁。攻めに入ると鋭く仙台ゴールに迫る。前半 26 分に、右サイドをヨンセンに突破され見事なシュートを決められてしまった。あの角度から決めてくるとは。前半終了間際には、中央を崩されて 2 失点目。正直、これで勝負がついた。なぜって、仙台は点を取れる気がしないのだ。後半も、あれよあれよの清水ショーを見せられ 3 失点してしまった。このまま 0-5 で終わると思われた終了間際、中原がヘッドで決めてようやく 1 得点を上げた。これを「一矢報いた」と見るかどうかは人生観を反映するが(なにしろ 1-5)、無得点で終わるよりは良かった。かくして、「首位決戦」(前節終了時点で清水は首位、仙台は三位)などという思いを完膚無きまでに叩き潰される 敗戦となった。力の差を見せつけられた。
 選手は目が覚めたであろう。これが現実である。でも、無用に引きずらずに、次の闘いに挑んで欲しい。さばさばと切り替えましょ。
4/10 (土) の進歩 ぽかぽか
ぽかぽかと暖かい。何とも気持ちが良い。庭に出ると、ずっとここにいたいという気分になってしまう。その思いは植物も同じなようで、雑草が あちこちに出ていた。雑草を取りつつ、植物の動きを観察した。やはり、新芽が土の中から出てくる姿って良い。見ていて浮き浮きしてしまう。夏の頃の葉の可 愛い気の無さに比べると ………、人間と同じですな。
 陽気に浮かれ、ベガルタ仙台の練習を見に行くことにした。ミニゲームや、セットプレーの確認をしていた。全体練習終了後、梁とフェルナンジーニョが直接 フリーキックの練習を始めた。キッカー(梁かフェルナンジーニョ)が朴に短いパスを出して、朴がそれを再び戻す。そしてそれをキッカーがシュートするとい うパターンであった。相手守備陣を困惑させるための工夫である。フェルナンジーニョは、セットしたボールを手で置き直すふりをしてパス出しをし、結構せこいと思った。 明日がんばれよ。
 ついで、グリーンケア(我が家御用達の造園会社)に行った。展示場 をリニューアルして、そのお披露目の「春まつり」をしているのだ。庭を見るのは好きだし、豚汁無料だし、トマトも貰えるので、遊びに行くことにしたのだ。 ちなみに、施工例の一つとして我が家の庭が紹介さ れている。トップページ右下の「庭園管理」のボタンの写真も我が家の 庭だ。新しくなった展示場をしばし楽しんだ。お洒落なので、我が家の庭にもついつい欲しくなってしまう。でも、今は我慢だ。三年前に造ったばかりの庭なの だから。
 その後、泉ヶ岳方面にちょっと足をのばした。はや、カタクリやキクザキイチゲが咲いていた。
 帰宅後、あんを連れて長々と散歩をした。暖かいから気持ちが良い。気分としてはいつまでも歩いていたいのだけれど、微妙な疲れが。いかん、もう駄目か も。
サーバ引っ越しに伴い、ftp でファイルをやりとりするという行為のことを思い出した。そうだ、自宅からでも日記をアップ出来るのだった。というわけで本日は、自宅で更新した。毎月曜日の最初の仕事が土日の日記を書くことで、「それってやっぱし?」という 思いはあった。これからは、そういう月曜の朝を減らすことが出来ると思う。
4/9(金) の進歩 明後日は清水戦
ベガルタ仙台は明後日、敵地で清水エスパルスと闘う(13 時試合開始)。清水は現在首位である。岡崎を中心とした攻撃陣に目が行きがちだ けれど、5 試合でわずか 2 失点という守備力もすごい。ここは一つ、フェルナンジーニョに期待しよう。坂本くん情報では、彼は、昔在籍したチームから点を取ることが好きらしいのだ。 清 水に在籍経験があるので、点を取ってくれるやもしれない。
みっちーと研究相談。今年度の学位取得を目指して頑張れ
突然だけれどもウェブページを引っ越した。東北大学のサーバーからレンタルサーバーへ移動したのだ。東北大という足枷が無くなったので、遠慮せずに好きなことを書けるな。「今までは遠慮していたのか」と思う方も多い であろうけど。
 確かに、ベガルタ仙台のことばかり書くことにはちょっと躊躇いがあった。研究生活についての広範な情報発信という枠組みで捉えていたのではあるが。これからは、ベガルタの ことを堂々と書く。だから、今までは堂々としていなかったのか? 東北大生命科学研究科の所業についても思う存分書く。 この日記、これからどこへ向かっていくのか?
4/8(木) の進歩 暗黒談話会
今年度最初の、酒井研の暗黒談話会があった。一挙に人が増えて、黒さ を増したっていう感じ。卒研生・新 M1 のみな、明るく元気に頑張っておくれ。
 なお、例年では、新人の愛称を上から目線で決定していた。しかし今年は止めた。私が付けた愛称はちっとも定着しないためである。自然発生的に愛称が生ま れるのを待つことにする。
4/3 の記述に不快な点がありました。遅ればせながら削除いたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。
4/7(水) の進歩 今夜はセルビア戦
今夜は、キリンチャレンジカップ日本代表対セルビア代表戦である。ワールドカップまであと二ヶ月ほど。最終強化のために大切な試合だ。点を ぽこぽこ取って、決定力不足解消のさまを見せて欲しい。
松原君(新 M1)と名取川に行った。調査地の下見が目的だ。最初に入った河原は、夏になったら葦で身動きがとれなくなりそうであった。ついで、河原に降りられるとこ ろを探して相互台あたりをうろうろした。ライフタウン 名取桜坂を見つけ、「ここが創建ホームの 宅地開発地か」と密かに感動した。何しろ創建ホームは、ベガルタ仙台の千葉・梁・中原を起用した CM を放映している企業である。新 CM では、仙台サポをエキストラに登場させる(ベ ガルタ公式ページより)とのことで、「出てぇ」と密かに思っていたのだ。松原君は、指導教官が隣でそんな感慨にふけっているとは思っていなかった であろう。河原に降りることはできなかったので、創建ホームの地に別れを告げ、茂庭荘へと移動した。ここでは河原に降りることができた上、調査地としても 良さそうであることがわかった。最後に秋保温泉に行ってみた。温泉街をちょっと過ぎたところで、河原に降りやすくバーベキューに調査地にもってこいの場所を見つけた。 ほんと、新緑や紅葉の頃は気持ちよさそうだ。かくして、第一回の下見としては上々の感じで研究室に戻った。
論文を読んでいて、さらなることに気づいてしまった。これは大発展だ。一石二鳥モデルとはこのことなり。
4/6(火) の進歩 気になる
狂犬病の予防接種の時期である。案内のはがきが来るはずなのだけれど ………、受け取った記憶がない。どっかに仕舞い込んでしまったのか。案内はがき持参のうえ接種に来るようにとのことなので、ちょっと困っている。それと も、物騒な子なのであんは免除されたのか。
 ともかくも、もう 50 年以上日本で発生していない病気(下記参照)の予防接種を延々と続けるお役所行政をなんとかして欲しい。

「 日本国内において,人は1954年,動物では1957年を最後に狂犬病は発生しておりませんが,2006年に狂犬病流行国で犬にかまれて発症し,死亡した 事例が2件ありました。世界中では,いまだ狂犬病により死亡する人や動物が後を経ちません。日本への侵入と蔓延防止のために,狂犬病予防注射を必ず受けま しょう。」(仙 台市動物管理センターより)

2006 年より前はどういう文章だったのかすごく気になる。
今日も論文読みに勤しんだ。このテーマ、とある研究者がほとんど一人で進めているんだね。とても面白いテーマなのに一人とは。友達になってあげたい。
4/5(月) の進歩 王者の思考
鹿島サポはさすがに王者にふさわしい。「34 戦全勝は無理なのだから」と淡々としている方が多いのだ。考えていることのレベルが高い。こっちは未だに、「34 戦全敗は無いだろう」という思考なのに。<--- 一つ勝つごとに、「残りの 33 戦全敗は無いだろう」「残りの 32 戦全敗は無いだろう」と思っている。いくら勝ち続けても、「残りXX戦全敗」から「XX戦全勝」という思考へ変換しそうにない。
 しかし考えてみると、J1 王者対 J2 王者の決戦に勝ったわけだ。すごい。
一日中、文献読みに勤しんだ。種子植物の系統が数年前に大変革されたことが私の天下取りにも影響しているとは。大変革前の論文と後の論文では話が 違ってきているので、頭が混乱する。市町村の合併で、何が何やらわからなくなったのと同じ状況である。
4/4(日) の進歩 勝っちゃった
ベガルタ仙台が王者鹿島アントラーズに 2-1 で勝った。夢みたいである。
 試合は宮城スタジアムで行われる。泉中央に車を駐めて、シャトルバスで行くことにした。泉区役所の駐車場に入ると、フリーマーケットをやっていた。 せっかくだからちょっと覗いてみた。古い校舎で使われていたらしい、「女子職員更衣 室」という木札を売っている人がいた。そんなの買う人いるのか?
 昼前に宮城スタジアムに着いた。今日は弁当持参である。弁当を買うくらいなら自分で作るというお利口さんになったのだ。おやつに、阿部笹蒲の揚げ物を食 べた。
 試合が始まった。仙台がキックオフしたと思ったら、後ろに戻したと思ったら、菅井がロングボールを蹴り入れたと思ったら、中原がヘッドで流したと思った ら、そのボールを梁がシュートしたと思ったら、バーに弾かれ「残念っ」と思ったら、鹿島 DF がもたもたしていると思ったら、こぼれ球をフェルナンジーニョがシュートしたと思ったら、ポスト内側に当たったと思ったら、ネットが揺れてゴールであっ た。かように私は、ほんの八つほど思っただけであった。なんと、開始 16 秒での得点。流れの中での得点も開幕戦以来である(あとは全部セットプレーから取った)。あのときも開始 26 秒での得点であった。得点パターンはセットプレーか開始 20 - 30 秒という、ちょっと珍しいチームになっ た。先制点を取ったとはいえ、相手は王者鹿島である。これからが大変だと思っていたら、前半 15 分に、鹿島のエースである丸木ー如巣(面白いのでこのままにする。マルキーニョスのことだよ)が肘打ちで一発退場となった。これは助かった。しかしさすが 王者。十人になっても余裕でボールを繋げてくる。鹿島の方が支配している感じで前半を終えた。後半 16 分、梁とフェルナンジーニョが速攻で抜け出し、最後はフェルナンジーニョが決めた。これで勝っただろう。後半 32 分に一点返されてからはどきどきしたけれど、気迫で守りきってくれた。王者を倒し三位に浮上した。
  快挙である。なにしろこちらは昇格したばかりである。かたや鹿島は J1 三連覇中だ。引き分けで御の字と思っていたのに勝ってしまうとは。手倉森監督も、 「チャンピオンに勝った誇りを持って」(ベ ガルタ公式ページより)と語っている。ただし、鹿島のオリヴェイラ監督は、「た だ一敗しただけ」(J's goal より;太字は私)と冷たい。
浮かれていたところに悲報が届いた。元仙台市長の藤井 黎さんが亡くなったそうである。藤井さんは真の仙台サポで、市民に深く敬愛されていた。市長勇退後も、スタジアムにたびたび足を運んで声援を送っていた。 選挙等のためにサポのふりをする政治家(*)は多いが、藤井さんは違った。ご冥福をお祈りいたします。

*たとえば前知事の浅野とか。こいつはベガルタを、「仙台を売名する道具」と見なしていた。
4/3(土) の進歩 西洋芝の世話
今日は西洋芝の日である。まずは、花壇を撤去した場所(2009.10.31 の進歩参 照)に種子を蒔いた。ここも芝生になれば、広々とした感じが増大するであろう。ついで、 ローンカッターという道具を使って、芝生の穴あけと根切りを行った。去年は、砂が硬くて、ローンカッターを刺し込むのが大変であった(2009.4.11 の進歩参照)。しかし今年はそうでもなかった。何でだろう。砂が柔らかくなるはず もない。今年はまだ、芝の根が発達していないのであろうか?  さしたる苦闘もせず、午前中に作業を終えた。

あんを連れて、のんびりと散歩をした。休日の散歩コースの一つは以下の通りである。

緑道(泉ビレッジの中央を貫く遊歩道)を北へ
---> つるバラの綺麗な庭で、バラの状況を確認
---> 泉ビレジの北端に達す
---> 売却中の中古家屋のウッドデッキに上がり泉ヶ岳を眺める
---> アンソレーユ(お洒落なカフェ)の客入り状況をチェック(なんか気になる)。しかし、窓が高いため、店内のテーブルの様子を路上から確認できたことがない
---> 暖炉のある家で着火状況を調査。
---> お洒落な庭が二軒並んでいる所でしばし鑑賞。家の西側が林になっていて、高原みたいで羨ましい。
---> 休日は休業というカフェの前を通り、今日も不思議に思う。庭も独特である。
---> サッカー少年の家の前を通り、暖かく見つめる。
---> あとは帰るだけという気分になる。

上記の行動に加え、庭を常に眺めながら歩いている。
4/2(金) の進歩 明後日は鹿島戦
ベガルタ仙台は明後日、宮城スタジアムに鹿島アントラーズを迎え撃つ(13 時試合開始)。四連覇を目指す王者との対決である。今季も好調に首位を走っている。かたや我がクラブは現在五位だ。手倉森監督は、(前節の G 大阪戦に勝って)首位対二位の決戦にしたかったと語ったとか。なにほざいているのかと 思うが、健全なる欲は大切である。ともかくも、最低でも引き分けられるように頑張りましょ。
新 M1 の松原君来室。修士課程での研究計画について話し合った。来週あたり、一緒に下見に行ってみることにした。
文献読みに勤しんだ。二つの仮説があって、どちらが正しいのか今のところ不明である。ある研究グループは、明らかにその内の片方が正しい(もう片 方は間違い)と思っている。そして、自分らの考えを支持する証拠をどんどん出している。なのに、こちらの仮説が正しいとは断言しない。この用心深さはなん なのか。だからこそ、Nature, Science にぽんぽんと論文を出せるのかもしんねえ。ああでもいらいらする。
4/1(木) の進歩 新年度
今日から新年度か。怒り心頭ですな。
 だからというわけではないが、早々に休んでしまった。昨夜はじけて、11 時くらいにやっと起床した。酒が残っていてだるいので、研究室に出る気が起きない。やむなく、だらだらと過ごした。することもないので、時間が経つのが遅 い。ようやく夕方になったときは、「こんなに長いのなら、研究室に出ればよかった」と後悔した。来年度はこうならないようにと、早くも来年度を見据えた。