SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

「SAQR14番外編 秩父に向かってチンタッタ」

コースガイド(公開終了)


 昨年のSAQRは11月に毛呂山と越生を舞台に、前半を山道、後半を市街地とするルートで各チームがクイズに挑みました。これを番外編としてドライブラリー形式に仕立てて公開するのが、このSAQR14番外編です。ルートの90%以上を作り直し、クイズはすべて差し替え、グルメや見所を幾つも織り込んであるので、番外編だけ参加する方はもちろん、ワンデー出場者も新鮮に楽しむことができる内容になっています。またドライブラリーならではの新しい試み(2つのOD、オプションコース)も取り入れました。楽しんでいただければ幸いです。


S-1 CP
 秩父へ向かう出発地として、高速道路2路線が使える鶴ヶ島を選び、まずは毛呂の街中を通過して山吹の里を目指す。今回はODを2つ設定した。平地と山道では、FF車とFR車で補正傾向が異なることを考慮したのだが、どちらを適用するかかえってややこしくなる等の異論もありうる。皆さんの意見を聞かせていただければ幸いと思う。

 1CPを置いた山吹の里歴史公園は、太田道灌の逸話を基に整備されたものだ。この逸話はなかなか興味深いものなのだが、皆さん自身で調べて知識の肥やしとしていただくこととし、今回は他の題材から出題した。公園内には多くの山吹とツツジが植えられているので、4月5月は目を楽しませてくれることだろう。

1-2 CP
 流鏑馬で知られる出雲伊波比神社などの名所は寄らないのに、甘味処は採り入れるのがSAQRらしいところ。8図のすぐ先にある藤屋は、変わり豆腐やデザート豆腐が充実したおすすめの店。朝のおやつにデザート豆腐、朝食代わりにあぶピザなどの惣菜はいかがだろうか。
 当初CPを置く予定だった昆虫の館は、平日は閉館しているため採用を見送った。9図先コース近くの梅園小学校の隣にあるので、興味ある方はどうぞ。
 10図から徐々に山中に入っていく。2CPを置いた龍穏寺は、しつこいほど無断駐車禁止看板が立てられている。トラブルを避けるためクイズを作らず、CPも道路側に置いた。この先はいよいよ本格的な林道になる。

2-4 CP
 ほどなく道が狭くなると同時に、巨石街道なるものが出現する。このあたりは地元で最近整備したのであろう見所標示が次々と現れ、なかなか楽しい。ただ対向車には十分注意して運転して欲しい。
 第2ODを置いた野末張見晴台からは、天候が良ければ素晴らしい眺望が楽しめる。更に登っていくとやがて奥武蔵グリーンラインに合流。ほどなく飯盛峠に3CPが現れ、ここからは幾つも峠を越えながらひたすらチンタッタと秩父へ近付いていく。
 4CPを置いた県民の森は広大で、食指が動いたものの、ここで時間を喰っていては後が苦しくなる。やむなく駐車場内で解答可能なクイズ1問に抑えた。

4-6 CP
 この区間はとにかく下っていくルート。途中の幾つかのコーナーに不愉快な段差がつけられており、とても走りにくい。スピードを抑制するためならコーナー入口に1つあれば事足りると思うのだが。我慢して走っていただくほかない。

 道の駅あしがくぼは、休日はなかなかの人気で、駐車場所を探すのに多少時間がかかるかもしれない。というか、もう少し真面目に区画を引けばもっと多くの車が停められるのに、という文句はさておき、ここでは秩父土産を買うもよし、お手軽なたらし焼きを頬張るもよし、迫力ある豚みそ丼で腹を満たすもよし。ただ地元野菜が売り場中央に構えているため、面白そうな品は壁際に押しやられており分かりにくい。もう少し配置に気を使えばいいのにと、またしても文句がでてしまうのであった。

6-8 CP
 299号で秩父市街地へ向かい、さらにミューズパークへ抜けるルート。その途中にかつて尾針さんがPDQMで紹介した珍達そばにCPを置いたので、興味ある方はどうぞ。ちなみに今回タイトルにあるチンタッタとは、かつて店内に掲げてあった飛脚の絵に、山を駆ける音として付されていたもの。店は建て直されており、今では見ることができない。
 ミューズパークは、札所である音楽寺の先の広大な敷地に造られた、自然・音楽・スポーツ・遊びなどてんこ盛りの施設だ。クイズ出題場所が分散してしまったので、CPの再スタート場所を離し、その間をフリー走行とした。

8-9 CP
 秩父を抜け小鹿野へ向かう。小鹿野市街には、歴史を感じる建物もあれば、面白げな(怪しげな)店舗もあり、なかなか楽しい。
 平成の名水百選に選ばれた毘沙門水を使った毘沙門氷が、昨年からここ小鹿野の21店舗で売り出された。今年の販売時期はまだ決まっていないが、早い店では5月から始めるという。水色のノボリが目印だ。

9-α CP
 9CPから始まる四季の道約2.5kmは、一部簡易舗装があるものの多くはダート路。今回はオプションコースとして設定することとした。上手くいけば3点のアドバンテージが得られるが、距離が合わなければ逆にビハインドとなってしまう。各自で判断いただきたい。途中植栽などで狭くなったり、切り返しが必要なコーナーがあったり、大きな車両には少々つらいので無理をされぬようお願いする。

9-11 CP
 この区間は、合角ダムまで足を延ばし、ダム湖を周遊するルート。合角ダムには展示室が併設されており、ダムの説明のほか、湖底に沈んだ地区に伝わる寓話などが紙芝居的映像で見ることができる。が、訪れる人は少なく、閉鎖された食堂跡が寂しさを増長していた。
 ダム湖にかかる美しい斜張橋は、ダム湖の裏手を周遊する道から時折り見ることができる。

11-F CP
 合角ダムを離れ、最後は温泉で締めくくることとする。道の駅の中にある両神温泉薬師の湯は、無色無臭だが浸かって3分ほどすると湯が身体にまとわりついてきて、温泉であることを実感する。入浴料600円は安いと思う。タオルは200円で販売しており、良心的だ。
 今回は秩父をゴールとしたが、次回作ではこの秩父をスタートとし山梨県内をゴールとする予定。公開は1年後となるが、その前に11月15日にワンデークイズラリーを開催する予定なので、そちらもよろしくお願いしたい。

参考情報

■季節について
・3月末〜4月上旬 随所に桜を楽しめます。山桜眺望所と看板が掲げられているところも。
・4月中旬〜5月 1CPの山吹の里歴史公園で、山吹が見頃を迎えます。
・4/15-5/6 羊山公園の芝桜の影響で6-8CPは渋滞や交通規制があります。走行は回避しましょう。
・6月 小鹿野周辺で毘沙門氷を味わえます。5月から販売開始する店もありそうです。

■食事について
・6CP「道の駅果樹公園あしがくぼ」 おすすめは豚みそ丼
・7CP「珍達そば」 おすすめは珍達ラーメン
   (月曜定休、11:00-13:50、土日のみ17:30-19:50も営業)
・8CP out 道の反対側にあるP4駐車場奥「PICA秩父」内にある「森のカフェダイニング」 レストランで食事したい人はここがおすすめ ひと工夫された和洋食ランチ
   (11:00-20:30、うち14:30-17:00は喫茶のみ)