Hotter Than July

2004/07 version

2004/07/31  夏休みは Thriller

プロモビデオの最高傑作と言えば、 やはり Thriller (Michael Jackson) であります。異存のある人、手を挙げて。 いや、画面の前で挙げられても、おれからは見えないんですけどね。

で、手元に置いておきたいのぅ、 というハナシをこの間おぐちんにしたら、「DVD になってるよ」 というステキな情報が。なんでもヒストリーだの Number Ones だの、 いくつかの DVD に収録されているらしい。

なんともはや。その気になればすぐにでも入手できたわけですか。 そういうことは早く教えてくれよ。って言われても困るか。すいません。

そして本日、ヨドバシでゲットですよ。"Number Ones" という、 ナンバーワンヒット曲ばかりを集めたベスト盤的クリップ集。 ヒストリーより安かったってのが選択の決め手だったというのは秘密。

で、Thriller。 古今東西、ありとあらゆるビデオを見たわけじゃないですから、 これが「最高」傑作かどうかなんて判断は下せないんだけれど、

かっちょいいよ。マイケル。
もうおれはマイケルになる。決めた。

声を掛けられたら自然に「ホー!」と答えられる男になる(自然に、が重要)、 これを、この夏休みの目標としたいと思います。

なんて下らないことを考えているうちに、 今年の夏休みもあっさり終わってしまう気がして、 少しブルーです。ホー!

2004/07/29  Input/Output

ポテトチップ下さい、とお願いしたら、 フライドポテトの S サイズが出てきちゃうような、 そういう歯がゆさなんですよ。

確かにジャガイモを油で揚げた食品です。 でもさ、やっぱり別物だよ。ねぇ、話聞いてた?おれが欲しいのはね、 ポテトチップなの。ぱりぱりしたやつ。おれがコンソメ味好きなのも知ってますよね。 それが何故こういうことに。

あなたと仕事をすると、どうしていつもこうなっちゃうの?

という言葉を飲み込みつつ、
今一番必要な言葉は何かを考えるために、
カルピスウォーターなど飲んでみる。

2004/07/28  Train Pass Story

■ 7 月 26 日 - 昼

7/31 で切れる定期券を継続するため、小杉駅へ。 前回までは窓口で購入だった。今日、いつもと同じ窓口へ行ってみると、 「定期券も自動券売機で買えます!」という大きなポスターが入り口に張ってある。 というわけで、券売機のところへ行く。 現状の定期券を入れて、生年月日等をタッチパネルで入力すると 「料金を入れてくれ」という画面が出る。

普段、切符を買うために数百円を入れるのみの機械に、 一万円札を八枚も次々と突っ込むのは、なんだか妙な感じだ。

■ 7 月 27 日 - 夕

隣のグループに、カトーさんという課長さんがいる。カトーさんは目が不自由だ。 おれと同じ駅を使い、同じ方向の電車に乗る。 今日はたまたま、会社を出るのが一緒だったので、ホームまでの道々を、 おれの腕を掴んでもらう形で一緒に歩いた。

駅について、改札の前で一度立ち止まり、カトーさんが定期券を取り出し、 おれもカバンから定期を出し、カトーさんが改札を通過し、 おれも続いて通過し、再び腕を掴んでもらい、階段を登ってホームへ辿り着く。 私は特急に乗っていきますから、というカトーさんをホームに残して、 おれは各駅停車に乗り込む。

菊名に着いて、横浜線に乗り換えるため、乗換口改札を通過しようとした時。 定期入れを出して、さて定期券を、

定期券を、

定期券がない。

へ? いや、ないってどーゆーこと?

えーと。こりゃ何かの間違いです。やり直し。巻き戻し。 定期券入れをカバンから出すところから、はい、リプレイ。

ない。カバンの中にもない。ポケットにもない。

あああ。多分あそこだ。小杉の改札だ。自動改札に通した後、取り忘れたんだ。 うわわわ。

慌てて小杉へ戻る。もうなくなっちゃってるに決まってる、 世の中みんな悪者ばかり、と絶望したり。 ちゃんと誰かが拾ってくれているかも、世の中には善人がたくさん、 と希望を持ってみたり。 まだずーっとキンコン鳴りっぱなしでその場にあるかも、 世の中周りを気にしないクールな人が大多数、と想像してみたり。 10 分ほどの距離が、途轍もなく長く感じる。そして改札では、 幸せのキンコン(この音、普段は不幸せだけど)は鳴っていない。

駅員さんに尋ねてみる。そりゃもう噛み付くような勢いで尋ねてみる。 さっきです。ついさっき。多分改札で取り忘れたと思うんです。

「まだ届いてないですねぇ。 区間が小杉からで、購入も小杉ならば、拾得されれば必ず小杉に届きます。 その際にはホワイトボードに名前が出ますから、チェックして下さい」

がっくり。ホワイトボードってどれじゃいな、と探してみると、ををあった。 十人ほどの名前が書いてある。定期券をなくした粗忽者のリストだ。 そして、定期券が無事見つかった、幸せ者のリストだ。彼ら彼女らには、 もう間もなく、安堵という幸せが訪れるのだ。

定期券を買った翌日。 定期券を失くすタイミングとして、これ以上悪いタイミングは「定期券を買った当日」 しかありません。ほぼ最悪、と言っても過言ではないでしょう。

心の満足も、実利的な見返りも、得られるものは何もない。 まさしく「ドブに捨てる」という形で八万円を失ったことが貴方はありますか。 え、ある?いやまぁあるかもしれませんよね。 自分だけが不幸だってわけじゃないですよね。 アフリカで飢餓に苦しむ子供たちに比べれば、 とか考えても全然慰められない自分でありました。

泣きながら切符を買って電車に乗って帰って布団かぶって寝る。

■ 7 月 28 日 - 朝

小杉着。

期待と絶望を心の中でぐるぐると渦巻かせながら、 ゆっくりとホワイトボードへ向かう。

そこには名前が。
おれが三十数年間、慣れ親しんだ名前が。

嗚呼。駅を歩く皆様が全て善人に見えます。 「はい、このノートの、この行ですね。日付は昨日、失くした場所は改札、と。 ではこちらにサインをお願いします」 と対応してくれる駅員さんの顔が輝いて見えます。 生きるって素晴らしい。

って、プラスマイナスだけで考えれば「失くしたものが戻って来た」 =「失くしてないし、戻って来てない」なのに、なんてドラマチックな心の動き。 え、おれが大袈裟なだけ?そうですか。

■ 7 月 28 日 - 昼

小杉駅近辺を散歩中。

嗚呼、定期券見つかってホントに良かったなぁ。 今朝はここに名前が出てたんだよなぁ、考えてみればちょっと恥ずかしいよなぁ、 と思いながらホワイトボードを眺めてみると、

まだ名前が残ってます。

駅員さんに、もう見つかったから消して良いですか?と尋ねてみると、 あ、どうもすみません、と言われる。人差し指で自分の名前を一撫でして、 粗忽幸せ者リストから消去する。

すぐ後ろで「本日大安吉日!縁起を担いであなたもチャレンジ! サマージャンボ発売期間はあとわずか!」と声を張り上げているお兄さんがいる。 宝くじかぁ。

バラで三枚だけ買ってみた。
だって、当たりそうな気がするじゃないですか。

2004/07/26  荒

「荒れている自分を意識しつつ、荒れた気持ちを制御できずに荒れる」というのは、 「完全に制御不能で荒れまくる」より始末が悪いかもしれない。

2004/07/25  Debian と和解

stable → testing へのアップグレード。ブートローダの調整(lilo なんか嫌いさ)。 無線 LAN の設定。キーマップ変更。 WEB/Mail 環境構築。日本語環境の整備。 サウンドカードの有効化。mp3 再生環境構築。

前に会社や家で Debian 突っ込んだ時も思ったけど、こう、 一通りの環境が出来上がるまではメチャクチャ歯応えあるんだよなぁ。 夜な夜な二時三時で眠いっつの。

で、こっから先は多分楽園。これも Debian。

2004/07/24  通過儀礼

おぐしバンド@町田 Act。

メンバー五人のうち、おぐちん + ギターのほそや君は顔馴染み。 残る二人、ヴォーカルのあいちゃんとキーボードのかんちゃんは初顔合わせ。 演った曲はユーミンが二曲と古内東子と吉田美奈子。

最初、ユーミン演ってる辺りは、選んだ曲のせいもあるけど、 まぁ抑え目に叩いてたんですね。で、古内東子に行った辺りで、 あいちゃんがおぐちんに向かってナニゴトか目配せしていて、 おぐちんはそれを見てニヤニヤしている。

一曲終わって聞いてみると、要するに、音がデカいと。

最早、初顔合わせの際の通過儀礼みたいなモンです。あっはっは(泣きながら)。

しかしなぁ。Act って部屋が鏡張りなので、自分のフォームが見えるんですが、 スティックを振り上げてる角度、30 度ぐらいじゃないかなぁ。 ハードロック演ってる時は 90 度近くテイクバックしてることもありそうだ。 そんなわけで、冷や水のボリュームが大きかった原因の 5% (消費税分程度) はワタシにありそうです。

2004/07/23  再びコンプリート

ムハ六種類、コンプリート。 これ、銀色の袋に入っていて、外からはどの種類なのかが分からないんですね。 前回同様。

で、スイカに乗ってるヤツとかは、手触りでなんとなく分かったりするんですが、 他のは良く分からない。だからもうダブりまくり。机の周りはムハだらけです。

思うにですね。 ひょっとして、盲牌の得意なヤツは、すごく有利なんじゃないだろうか。 えー、麻雀をご存知ない方のために一応解説。 盲牌というのは、指の腹で牌の柄を読み取るワザです。

嗚呼。坊や哲なら。ドサ健なら。ダブりなんて一切なく、 最短距離で集めちゃうんだろうなぁ。羨ましいなぁ。 コンビニで、その研ぎ澄まされた指先で、 ペットボトルについたお茶犬マスコットをすりすりしてるドサ健。

前言撤回。あんまり羨ましくないです。

2004/07/22  Debian と格闘

これって日記のネタにしたかなぁ? VAIO っていうノートパソコンがあるんですよ。SONY 製の。 二ヶ月ほど前にひょんなことから、VAIO Z505N ってー機械に Vine Linux 突っ込んで使うコトになりまして。

VAIO ってちょっとクセがあるマシンで、インストールの際にちと 苦労したりしたんですが、 動き出してしまえば、まぁ快適だった。

ところが、PCMCIA のネットワークカードを使っていると、 シャットダウンの際に延々とエラーメッセージを吐き続けて、 シャットダウン処理が終了しないという、なかなかやっかいな問題がありまして。 カーネルのアップデートや、終了コマンドのオプションなど、 いくつか試してみたんですが効果なし。

普通の人はここで、さらに設定等を試行錯誤するんでしょうか。 しかしおれってばインストールが好きなので、 潔くディスクまっさらにして、別のディストロ突っ込んでみることにした。 えーと、普通の人はそもそも Linux 使わない、とかいう突っ込みは却下。

で、選択したのが Debian Serge (Testing) なんですが、 ネットワークすらまともに起動しないっす。 Serge のインストーラって信じていいのかなぁ。

で、信仰の浅いおれは、ふん、所詮はテスト段階のディストリじゃい、 とばかりにあっさり Serge を諦めて、 Woody (Stable) を入れて、 上手く動いた後に Serge に dist-upgrade する作戦に変更。

この辺り、Windows にはない醍醐味です。とか思うおれは病んでますか。そうですか。

2004/07/21  図書館

読了。嗚呼、鳥を見に行きたいなぁ、と思いました。 面白かったよ。ありがとう梅ちゃん。

「図書館の難点は、本を返しに行かなきゃならん、それが面倒ってことだ」 という人がいる。

まぁ、同意。だけど、返しに行くと、 「せっかく来たんだし手ぶらで帰るのもツマランな、何か借りてくか」 ということになり、それをまた返しに行く時に…

車輪の中を走り続けるリスの気持ちになれますよ(嬉しくない)。

2004/07/18  ビッグバンドで思うこと

すごく久し振りに洗車。

おれはとってもズボラなので、「6 ヶ月効果持続!」とか書いてある ワックス(?)を愛用し、春と秋にちょっと気合を入れて洗車するんですが、 この春はなんとなくタイミングを逸してしまって、結局こんなに暑い日に。 物凄い勢いで身体から水分が蒸発していきます。命の危険を感じつつの作業。

そして、今日から六ヶ月後といえば、1 月。今度は寒くて死ぬこと確定。 「サボったツケ」がとっても分かりやすい形で降って来た好例と言えましょう。 とほほほ。

いつもは四時間だけれど、今日は二時間なんだそうです。 YSL のリハが。

四時間+行き帰りの時間、琴を大人しくさせておくなんてコトは、 こりゃもう針の穴にラクダを通すようなもんですから、 普段は家でおれと留守番、なわけです。 が、今日は時間が半分。クルマもキレイに洗ったことだし、 ま、荷物運びとして使って頂きましょーか、 ってな気楽さで、ひさーしぶりにお邪魔してみることにした。

実は今、YSL にはドラマーがいません。 なので、いったいどんな風に練習してるんだろ? というのも、 まぁちょっと気になったわけです。 えー、これははっきり言っておきたいのですが、 「だからオレが叩いてやろう、うっしっし」なんてコトはカケラも考えてません。

考えてないんですが。

行ってみたら、バンドメンバーに「あ、来たんだ。ちょっと叩いてよ」 とか言われる。 ビッグバンドってなんというか「譜面の音楽」です。 そして、キチッとしたキメを初見でこなせるほど、おれの読譜能力は高くありません。 かえってご迷惑をお掛けするのも不本意です。 そもそもスティック持ってきてないし。

「係の人に聞いてみたら、忘れ物のスティックが沢山あって、よりどりみどり、 どれでも貸してくれるって言ってましたよ。はい。選んでください!」

退路を断たれるおれ。
それじゃ、メトロノーム代わり程度に刻むだけなら。

と結局引き受けて、さっさとドラムをセッティング。いやその、もう一度言いますが、 叩く気なんて全然なかったんですからね。ほんとですから。 疑いの目で見たりしないでください。 って嬉しそうに叩くから疑われるのか。地顔だよ。ほっといてくれ。

でも、なるほど、気持ち良いすね。ビッグバンド。 ちゃんと練習して、シカケをピシピシ決められるようになったら楽しそうだ。 経験も知識もないおれに、いきなり務まるようなモンじゃないだろうけど、 だからこそこういう経験を得られたことは、すごく貴重でありがたい。

そこには二種類の人間がいる。

音符が多いとかリズムがややこしいとか、そういう場合、 テキトーに誤魔化して、 リズムのポイントとなる音だけはなんとかキープしようとする人間と、 とにかく全ての音符を、リズムを外してでも出そうとする人間が。

と書いて、 結局自分がナニを言いたいのか、良く分からなくなっちゃったんで、 唐突に感想。今、YSL にドラマーが居ないのはツラいすね。 早く良い人が見つかることを祈ります。

2004/07/17  検索能力

ちょっと前に梅ちゃんが「昨日見かけたんだけど」と教えてくれた本があって。 多分りおは好きだろう、というわけ。

題名は「THE BIG YEAR 小鳥たちと男たちの狂想曲」。

バード・ウォッチングをテーマにしたノン・フィクション。 たかが鳥見と言うなかれ。 アメリカでは、年間の観察種類数を競う立派なスポーツらしい。 で、希少種を見るために、どれだけの涙ぐましい努力を重ねたのかが、 これでもかと書かれた本らしい。帯には「バカか?偉業か?」 「鳥探しに、命かけてどうする」とか書いてあるらしい。

笑えそうじゃないすか。

というわけで、久しぶりに図書館に来てみたわけであります。 そんな(多分)マニアックな本が置いてあるとも思えん。 この「リクエスト」 っていう申込用紙に記入すればいーんでしょーか図書館の人よ。

「まずは館内に設置された検索端末で、あるかどうか確認して下さい。 あるけれど貸し出し中、ならば予約。 ないようでしたらリクエストカードを出して下さい」

検索ですか。この私、 こう見えましても毎日 Google 叩いて暮らしておるわけでございまして。 検索これ即ち日常。飯を食うような手馴れた作業なのでございますよ。 それではちょちょいと検索してしんぜよう。わっはっは。

というわけで検索端末の前に座ってみる。なになに、書名の冒頭数文字を入れよ、 とな。スペースは無視して良いのぢゃな。ふむふむ心得た。では行くぞ。「THEBIG」

THE BIG YEAR は見つからず。

ううむ。では日本語ぢゃ。「ことりたちとおとこ」

「小鳥たちと男たちの狂想曲」どころか、一件もヒットせず。

つまりこれは、無いということだ。リクエストだリクエストだ。 さらさらと申込用紙に記入を終え、「検索してみたけれど無かったっす」と、 カウンターにカードをばーんと提出。カードを受け取ったおっちゃんが 「そこでしばし待っておれ」というので、 カウンターそばの書架で本を眺めること数分。

おっちゃんは現れた。片手に一冊のハードカバーを持って。

「ありましたよ。ついさっき戻ってきたみたいで、お貸し出しできます。 どうぞどうぞ」

えええ?だって検索したけど見つからなかったよ? 検索の達人であるこのオレの、 スーパースペシャル検索テクニックに死角があるとでも言うわけですかアナタ。 と思いながら受け取った本の表紙には、

「ザ・ビッグイヤー」

と書いてありましたとさ。
嗚呼僕は検索一年生。
先日に引き続き、頭の固さを実感。

昨日、 このオレ様に楯突いて、起動しやがらないという暴挙に出た Windows ですが、 というこの偉そうな口ぶりから結果はお分かりかと思いますが、 起動しました。やはり Windows の主張は、

「朕は偉大なり。朕に相応しいのはマスターである。それ以外からの起動はありえない」

ということらしい。そして、その対応策は 「ご覧下さい、あなたの居る場所はマスターでございますよ、 何の心配もございません、さ、ぐぐぐいっと立ちあがって下され」 と、スレーブに居る Windows をダマす、というもの。 実際、あっさりダマされました。やーいやーいばーかばーか おまえのかーちゃんでべそー。

以下メモ。grub.conf の Windows 起動部分。

title Windows
rootnoverify (hd1,0)
chainloader +1

だけじゃダメで、

title Windows
map (hd0,0) (hd1,0)
map (hd1,0) (hd0,0)
rootnoverify (hd1,0)
chainloader +1

で OK。

2004/07/16  ビル様の逆鱗

今これを読んでいる皆様は、 多分コンピュータをお使いになられているわけでございますね。 そのお手元にあるマシンの、バックアップってどうしてます?

おれは、ファイルサーバ、っていうとナニヤラかっちょ良く聞こえるけど、 要は物置マシン、を一台立てておいて、気が向いたらそこへ放り込んでおく、 という甚だえーかげんな運用をしてます。

ところが、この物置がだんだん手狭になってきた。 そして手元には、この間もらった、鳴いた Vectraが。 というわけで、こいつにディスクを増設してやろうと思い立ち。 バルクで 80G ぐらいなら、6,000 円とかそんなもんぢゃろ。 ついでにメモリも増やしたろか。

てなわけで、ディスク 4G、メモリ 128M だった昨日までの私よさようなら、 今日からは ディスク (80 + 4)G、メモリ 320M。生まれ変わった私、なのであります。

古い 4G は Windows にくれてやり、新しい 80G は Linux。 新しい 80G はマスター、つまりご主人。 古い 4G はスレーブ、すなわち奴隷。 なんというか現時点での思い入れ度合いが如実に現れたシステム設計のもと、 インストール作業を行っていたわけなのですが、 このような無礼な扱いが、 ビル・ゲイツ様の逆鱗に触れてしまった模様でございまして。

Windows、立ち上がりません。
頑なに起動を拒んでおります。
その意思は岩のごとく。
GRUB が途中でハングアップ、なんて初めて見たぜ。

時計を見れば、もうすぐ三時。 夜が明ける前に眠りたいという、私の願いは叶うでしょうか。

つか、寝るよもう。しくしく。

2004/07/15  Stevie Salas になる日

この間、 突発性スティーヴィー・サラス症候群なんてバカネタを書いたら、 それを見たきたむらくんから、じゃ演ろうよ、とそりゃもーめっちゃ気軽な、 社員食堂に昼飯でも食いに行くか、ってな雰囲気のお誘いがありまして。

ドラマーがいないじゃんと抵抗を試みたところ、あっさり くすさんに声を掛けてくれちゃって、 なんかハナシが、妙にとんとん拍子に進んじゃって。

そしてボクは 9 月 4 日に自由が丘にて、 スティーヴィー・サラスになることになりました。ってどーゆー展開なんだよっ。 まぁ、スタジオ借りてサラスをネタにちょっとセッションしよーぜ、 っつーだけですけどね。

冷や水といい、今回といい。なんでキッカケがバカネタなんだろう。 おれってば。しくしく。

2004/07/13  梅雨明け間近

昔、日本はこんなに暑くなかったと思う。 夏休みに「宿題は午前中、涼しい時間に」なんて言われましたよね?

朝、家を出て、駅のホームに着いた時点で、もう汗まみれ。 「朝の涼しさ」なんて微塵も無い。 思考力は九割ダウン。そして残った一割で考えていたことは、

「汗はどうして、立ち止まった瞬間に突然吹き出てくるんだろう?」

如何にも一割って感じっすね。> オレ

2004/07/12  一を聞いて十を知る

チェーンが外れた。

とにかく、取っ掛かりを掴むのが大変だった。第一歩目が踏み出せない。 その後は、スムーズとは言えないまでも、歩みを進めることが出来た。

考えてみれば、仕事もそういう傾向があるよなぁ。 どーにもじくじくと進まない時間が最初にあって、 何かのきっかけがぽこんとあると、その後はてくてくと進んでいく。

ってまぁ、これって、つまりすごく一般的な「頭の悪い人」「頭の固い人」だよな。

2004/07/10  LITA

Love In The Act ライブ@原宿クロコダイル。

メンバー 7 人のうち 5 人と共演経験のあるワタクシでございますが、結論。 おれはまた貴方達と演奏したいと思いました。とても良かったすよ。

とーるくんのドラムは、なんというか隙間がちゃんと活きていて、 また作り出される隙間の形、というか空気のちょん切り方、 というかがお洒落。

前におれも叩いたことのある(それも似たようなメンツで) What cha' gonna do for me を演ってたけれど、同じ曲で比べると、 ホントにおれとは違うよなぁ、としみじみ思う。 隙あらば切る! じゃなかった、隙あらば埋める! って感じだもんなぁ。オレ。

まーおれはおれ、とーるくんはとーるくんだけれど、 いろんなスタイルをこなしたいとは思うんだよな。 「を、お前そーゆーのも演れるのかよ」と言わせたい。 と、同時に「でもお前はお前だ」という評価も嬉しい…

とかね。いろいろ考えちゃうんですよ。彼のドラムを見ると、いつも。

そういう意味で「を、そーゆーのも演れるのかよ」と思ったのが若。 なんというか、破綻無くギターパートをキチッとこなしてる感じ。 で、後に「なんだよ、若、ギター上手いんじゃねえかよ」と、 甚だ失礼な感想をぽろりと漏らしたところ、それを聞きつけた志緒が

「それは周りにもよるんじゃん?」

と。つまり、冷や水に比べて LITA での若が上手く感じたなら、それは 冷や水そのものの完成度にも問題があるのではないか、と。

えーと。

今、おれのドラムを批判させたら、その切り口の鋭さとダメージの大きさで、 彼女の右に出る人間はいないのではないでしょうか。ぐぅ。 (←ぐうの音を出してみた)

そして、左に出る人間は他にも居そうだってー辺りが、 人生の恐いトコロでございまして。とほほほ。

LITA の演奏が終わり、カウンタで代金を支払って帰ろうとしていると、 マスターが「今日はホント、わざわざありがとね」と挨拶に来る。 この人、そういう優しいところと、

次の瞬間、おれのことなんざ視界と意識から完全に消え失せ、 おれのすぐ隣に居た女の子グループに「ねぇねぇ、どうだった?抱かれたくなった?」 とヘラヘラ声をかけるようなキャラクタが、そりゃもう見事に同居していて、

なんつーか、おれはお前がダイスキだぜ。
またなんか一緒に演ろーぜ。

2004/07/08  海老

東京ビッグサイトに行ったら、エビがいました。

「データストレージ EXPO」なる催しが開かれておりまして。 ついでに「ソフトウェア開発環境展」「データウェアハウス & CRM EXPO」 「組み込みシステム開発技術展」「情報セキュリティ EXPO」も同時開催。

おれはデータストレージを見に行ったんですが、 どーもあまり面白くないので、他の EXPO も冷やかしてみました。

というか、データストレージをぼーっと見てて、 どーも今年はセキュリティに特化した展示が多いなぁ、なんでだろ? と思ってたらそこはいつの間にか(隣接している)情報セキュリティ EXPO 会場だった、 んじゃまぁ他も一通り見てみっか、 というのが真相なんですが、それはサテ置き、 普段あまり馴染みのないハードやソフトの展示を無責任に見るのは意外に楽しい。

歩いていると「よろしければご説明致します!」と、 元気に声を掛けてくるお兄さんやお姉さん。ははぁそれでは一つお願いしますかのぅ。 えー、そもそもこれはナニをしてくれるモノですかな?

とシロート丸出しな質問をすると、ニコニコと答えてくれるんですが、 実際に自分が導入することを具体的に想定した上での質問を、 がしんがしんと投げてみると、

お兄さんが、ぴよよん ぴよよん と、それはエビのように、 後ずさりして行くのであります。「わ、ワタクシ技術的なことはちょっと。 ただいま詳しい人間を連れて参ります」とか言いながら。 アルカイック・スマイルを浮かべながら。

「尻つぼみエビ」と命名。

某社ブースで、説明員としてオシゴト中のサトーさんに会う。 サトーさんは背が高いのでよく目立つ。

今、サトーさんの所から、一台ファイルサーバをレンタルしていて、 追加レンタルの件でちと揉めている。 まぁ自分は今、レンタルの直接的な処理はやっていないので、 大雑把な話を伝え聞いているだけなのだが。 ただ、そのファイルサーバレンタルを開始した際に調整したのはおれであり、 サトーさんだった。

背中をぽんと叩いて、こんちは、と声を掛けると、 おれの顔を見たサトーさん、いきなりもう、びゅいんびゅいんと凄い角度でお辞儀。

「この度はご迷惑をおかけしておりまして!」

いや別に怒ろうと思って声を掛けたわけじゃないすよ。

「いえいえ、本当に申し訳ありません!」

またびゅいんびゅいん。その激しい身体の折り曲げ具合が、 なんというかエビを連想させて。

「ごめんエビ」と命名。
なんて思ってることがバレたらブン殴られそうです。内緒内緒。

2004/07/07  鳴いた

鳴かない Vectraが、ついに鳴きました。 成功までの道筋は以下の通り。

  1. 調査の結果、載っているサウンドカードのチップが AZT2320 であることを突き止める。
  2. Linux は AZT1008 と認識する。isapnp 等調整の結果、CD の音は出るようになる。
  3. が、mp3 等の音は出ない。
  4. なんでやねん。
  5. AZT1008 と互換性のありそうなドライバ(ad1848, sb 等)を試すが全滅。
  6. もう貴方とはやっていけないわ、と泣き崩れながら OSS ドライバに別れを告げ、 ALSA ドライバとこの先の人生をやっていくことにする。
  7. ALSA ドライバを apt-get install する。素晴らしきかな apt。
  8. /etc/modules.conf のサウンド関連行をコメントアウトするなどして、 ALSA と過ごす人生に備える。
  9. 期待の星 ALSA、ボードをまったく認識せず。 alsaconf と打っても、「あんたの機械にサウンドカード入ってないで」 とか答えやがる。
  10. お前は一体どこに眼を付けているのだ。
  11. 人生の選択を誤ったのではないかと悩む。
  12. まぁ、そういう意味ではいろいろ誤っているわけだが。
  13. 鳴かぬなら殺してしまえほととぎす、という歌が頭をよぎる。
  14. Linuxer たる者、ソースをコンパイルせねばいかんのではないか、 と思い直す。
  15. ALSA のサイトから、 alsa-driver のソースをダウンロードし、 また同サイトから AZT2320 に関する情報を探す。
  16. 情報は英語にて記述されていたのでイギリス人になる。
  17. ソースからドライバをビルドする際、configure に "--with-cards=azt2320 --with-sequencer=yes" というオプションを付けよ、 という啓示が下る。
  18. 根が素直な性格なので言われた通りにやってみる。
  19. ドライバインストール後、alsaconf に再挑戦。
  20. 「あんたの機械に AZT2320 があるで」と言われる。
  21. 知ってるって。ようやくお前にもわかったか。まったく物分りの悪いやつだ。
  22. 設定すると、あっけなく音が鳴る。
  23. ブラボー。
  24. ハラショー。
  25. 酒や。酒持って来い。
  26. あ、やっぱカルピスにする。

夜中。七夕だなぁとふと思い出し、ベランダに出てみる。 七月七日といえば、例年梅雨の真っ只中で、 織姫と彦星は会えないことの方が多いんじゃないかと思うんですが、 今年はデートの真っ最中でありました。めでたしめでたし。

2004/07/06  ムハ

伊藤園で新たな お茶犬キャンペーンが! これを、このオレが、見逃すなんてことがあり得るでしょうか!

って、 若の日記読むまで知らなかったんですけどね。 つまり思いっきり見逃しかけてたワケですが。

合計六種類か。そしておれはコンプリートを誓うのです。 斯くして麦茶の日々が始まる。

2004/07/03  先ず隗よりはじめよ

志緒は最近、「ジェンダー」に関する講義を受けている。 要は、男女差別に関する話。社会的に刷り込まれ、 思い込まれている男女の「役割」を見直そう、という風な。

まぁ一部極端な例(例えばスポーツにおける限界の差がない、とか)を除けば、 総論では肯けます。というわけで昼飯を食いながら、 熱く(?)語る志緒の話をふんふんと聞いていたわけであります。

さて。昼食も終わり、琴葉のリュックサックを見たいというので、 街のデパートなど歩いていたわけです。を、リュックあるじゃん。 こんなのどう?

「えー。それ、柄とか色が男の子っぽい」

…そういう高度なギャグはやめてください。

ちなみにおれ、小学生の頃、赤いランドセルが欲しいなぁと思ってました。 そしてジェンダーの壁を打ち破ることは出来ませんでした。

2004/07/02  192.168.1.0

懲りずに今年も NETWORLD+INTEROP@幕張メッセ、に行ってまいりまして。 例によってネットワーク関連のハードやソフトが、 これでもかと並んでいるワケでございます。

その中で、IPv6 Show Case というブースがありまして。 その名の通り、IPv6 関連の技術紹介ってな趣きの場所なんですが、 ブース内に何故かキーボード(コンピュータの、じゃなくてピアノ鍵盤ね) がぽつんと置いてある。 説明を見ると、「遠隔地でセッション」ってな風なことが書いてある。 ブース内を歩いてみると、ちょっと離れたところにエレドラを発見。

このワタクシが。ぽんと置かれているエレドラを素通りするなんてことが、 あり得るとお思いですか。もちろん、あり得ません。 そんなわけで早速セットに座ってみると、ちゃんと音が出ます。 これで、向こうに置いてあったキーボード弾いてくれればセッションになる、 という按配なわけね。誰か弾いてくれないかなぁ。 と思いながら良い気分でハデなオカズ叩いてたら、

ボリューム落とされました。ゼロまで。

えーと、これって、一般客向けのデモじゃなかったんですか。 でもさぁ、特に立ち入り禁止のロープも無かったし。 普通叩くよね? え、叩かない? って実は、 「エレドラが置いてあったら躊躇無く叩くビジネスマン」 というのは、世間一般常識から相当離れちゃってるんですか。

非常識の烙印を押された気分で、とぼとぼと IPv6 ブースを後にするおれ。 IPv6 はおれに冷たかった。IPv6 はその素晴らしいポテンシャルを、 おれには見せてくれなかった。

そんなわけで、おれはまだしばらく IPv4 でいきます。 っていう理由も結論も、我ながら如何なものかとは思うが。

2004/07/01  ゆでがえる

ゆでがえる って、まぁ悪い意味に使われますね。

おれも多分にそういう 傾向があって、 いやだなぁと思っています。 ゆでがえるはいやだなぁ、と思いながら、結局その状態から抜け出せない。 何故って自分はゆでがえるだから。私は本日これを、

メタゆでがえる

と名付けました。どうですか。ただのゆでがえるより強そうじゃないすか。 ゆでがえるはいやだけど、メタゆでがえるなら良いか、という気になるじゃないすか。 なりませんか。そうですか。

本日付で異動する人間が結構いて、さらに転職する人間も結構いて。 事務所のあちこちから聞こえてくる拍手にぼんやり耳を傾けながら、 まぁそんな風なロクでもないことを考えていたわけなんですけど。


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