Diary of a Madman

2003/10 version

2003/10/31  記憶の輪郭

会社の敷地内で幾つかの建物が取り壊されている。 昔おれの事務所があったビル(ってほど大きな建物じゃないが)も対象で、 もうすっかり中はがらんどう。 あれは何年前だったか。何年ぐらい居たんだろう。三年とかだろうか。

その三年に何があっただろう、と思い返すと、どうもハデな思い出が見つからない。

長いはずなのにな。三年、って。例えば高校の三年間を思い返してみると、 そりゃもう、文化祭に出たりとか、音楽祭に出たりとか、 立川高校との合同コンサートに出たりとか、新入生歓迎コンサートに出たりとか、 もう色々あったわけです。って一種類しかないじゃんかよ。 いやいやその他、バンドを組んだりとか、ギター買ったりとか、ウチアゲ出たりとか、 って全然種類が増えてる気がしないけど。

いやまぁそのなんだ、とにかく、思い出の輪郭がハッキリしてるワケです。 そして今、輪郭を刻めているか。

2003/10/30  昔流行

ちょっと喉の調子が悪くて、「カンロ ノンシュガー果実のど飴」 を買ったのが一昨日。 袋の中にはりんご味、レモン味、オレンジ味、巨峰味の四種類。 で、おれはオレンジと巨峰がおいしいなーと思いながら食べてたんですね。

食べ進めていくと、どうもレモンとりんごが多い。おれの好きな二種類が、 狙ったように少ない。

これは多分みかん星人 の陰謀だ。いや、それしか考えられない。

2003/10/29  リズム

どうもリズムが噛み合わなくて、全てが上手く転がっていかない。 けど、しょうがねえよな。とにかく、そういう状態なんだから。 と、現状を受け入れてみると、そこで新しいリズムが始まったりしないかしらん。

鬱の度合いと、自分に起きるマイナスな事柄の「数」は、 関係があるようで実は微妙に独立してるのかも。

2003/10/28  でも RED

電車で、おれは座っていた。隣に、一人分の空きがあった。 そこへご夫婦がやって来て、旦那さんがおれの隣に座り、奥様はその前へ立った。 ふと向かいを見ると、そこにも一人分の空きがあったので、 おれはそちらに座ることにして、今座っている席を奥様に譲った。 すみません、結構ですよ、すぐ下りますから、とご夫婦。 いえ、どこに座っても同じですから、とにこやかに返すおれ。

でも、そんなおれがヘッドホンで聴いているのは、キング・クリムゾンのレッド。 美しい、音の暴力。

良いヒトっぽく見える、けど…ってのもいいかもしれないな、と思う朝。

帰り道。当ても無く Disk Union に寄ってみると、 R.E.M. のベスト盤が平積みになっていて、 そばに置いてある小さなテレビにはプロモーション映像が流れていた。

この前書いた "Everybody Hurts" だった。

広い道で車が渋滞していて、 そのクルマ達の中に居る様々な人々の表情を少しずつ切り取っていく映像。 その表情がみな、どこか虚ろで、遠くを見てる。

やばい。泣く前に逃げよう。

2003/10/27  超音波は見た

去年。「左に石らしきもの」
今年。「左に石、ナントカのう胞、右に石らしきもの」

増えてやんの。どうなってんのさ腎臓。

しかし。やはり底じゃないのか。ははは(取り敢えず笑うしかない)。

2003/10/26  Sometimes everything is wrong...

底、かな?

それとも、
底だと思ったら、底じゃなかった、というストーリーかな?

2003/10/25  雨が降る前に

心の置き場に困ったので、クルマを洗ってみた。
きっと、すぐに雨が降るだろう。
いつもそうさ。

でもいいや。

2003/10/24  Don't let yourself go.

Everybody Hurts
R.E.M. のアルバム "Automatic for the people" に収録されたナンバー。

こんなテーマを、
こんなにも、ただ真っ直ぐに歌われたら、
泣くよね?

R.E.M.フリークの某氏によれば、 ニルヴァーナのカート・コバーンが最後に聴いたアルバムが "Automatic for the people" だったそうだ。

1994 年、カートは銃を自らに向け命を絶つ。
歌はカートを救えなかった、のか?

2003/10/23  In Utero

そんなわけで昨日、In Utero (Nirvana) を買ってみた。 ちなみにニルヴァーナ、 Smells Like Teen Spirit ぐらいしか聴いたことがありません。 つまり、ほとんど知らないってこと。 けれど、多分小説の中での描かれ方が素敵だったからだろう、 ものすごく期待してた。 もう、心の中のぐしゃぐしゃを、一気に、洗いざらい流してくれるんじゃないか、と。

ま、そんなことはあり得ないわな。 でも今は、この音が心地良い。叫んでいて。むき出しで。そしてどこか暗くて。 そのざらりとした音色で、 心にヤスリをかけるように、電車の中で目をつぶる。

What else should I be
All apologies
 :
Everything is my fault
I'll take all the blame

こんな人間じゃなくて
どんな人間になればいいのか
本当に悪かったね
 :
何もかも俺の過ち
俺がすべての咎めを受けよう

(All Apologies / Kurt Cobain)
(対訳:中川五郎)

たらい回しは許すよ。けれど、たらい回されて、最後に辿り着いたところが、 たらい回しを始めたアンタだってのはどういうワケなの?

2003/10/22  読書

随分昔に買った本を読み返してみたり。
そうしたら、ニルヴァーナが聴いてみたくなったり。

電車の中で、とある女性が、眉間にしわを寄せ、目をギッと細め、 歯を食いしばり、睨みつけるような形相で、端的に言えばとっても恐い顔で、 震え上がるようなオーラを発しながら本を読んでいらっしゃるのです。 もう、近寄れません。

で、本のタイトルが、「カウンセリング事典」でした。

2003/10/21   Rhythmatist の憂鬱

梅ちゃんから、
  • まず、パターン 1 及びパターン 2 を聞け (と、WEB 上にある mp3 ファイルを指定される)
  • テンポはパターン 1 よりちょっと早め、120〜125ぐらい
  • 使いどころはイントロと A メロ辺り
という条件で新しいリズムパターンを考えろ、というお題が。 いや、そう言われてもさ。どういうリフに付けるつもりなのさ。 もうちょっとヒントちょうだいよ。

「いや〜、逆にリズムの乗せてリフ考えようかなぁと。 ここは、普段とはちと違うアプローチを」

またそんな難しいハナシを。えーと一拍目に x--x でアクセント、でタムを多用、と。 右ひざをタム、左ひざ内側をスネア、左ひざ外側をハットに見立てて、 えーと、こう? とっつとぱっつと。ここで手がクロスして、ここでフラム、かな。 どぱたどぱっつと。

えーと。ここは会社でした。そして就業時間中でした。

ということを、 斜め後ろに座っているちえちゃんの、 珍しい動物を見るような視線に射られて思い出したのですが、時既に遅し。 嗚呼、信じて下さい。僕はいたって普通の人間なんですよ。 もう世間一般の常識を遥かに上回って普通。

2003/10/20  あてもなく考える

漠然とした不安の中で、 こんな時、不安の原因を突き詰めた方がいいのか、放っておいた方がいいのか、 とか考える。

The Boom が「中央線」なら、 おれは「横浜線」という曲を作ってやる、とか考える。

2003/10/18  河口湖は雨

YSL 合宿@河口湖 St. Village

と言っても、おれは YSL のメンバーではないわけで。 おれに課せられたミッションは運転手と子守りなわけで。 ああ、ほとんどの YSL のメンバーには「気弱なパパ」 とか認識されてるんじゃなかろうか。ちくしょう、おれもプレイヤーなんだぜ。 それも、ライブのたびに「ドラムソロくれ」とかホザく、エゴ丸出しの、 おれがおれがおれがはいこっち注目〜タイプの。

えーと。気弱なパパでいいです。

ま、練習してる間は琴葉とドライブにでも行けばいいかな。 普段は後部座席にセットしてあるチャイルドシートを、今日は助手席に置いて、 湖を目指して。あれが富士山、って教えてあげよう。

なんて思ってたら、雨。うまくいかないもんだ。

そんなわけで、二人は宿の中。ちなみに練習場を同じ建物の中にあります。 「おかあさんとこ行くの!」はいはい行きましょうね。 と、五分もしないうちに「おいかけごっこ(おいかけっこの意味ならん)するの! 階段行く!」あーはいはい分かりました。と、階段を登り部屋に戻ってすぐにまた 「おかあさんとこ行く!」お前さっきスタジオいやだって言ったじゃないか、 はいはい行きます行きます。と、一曲も聴かないうちに「外出るの」 だーっ!どっちかに落ち着いてくれよ!

多分、志緒と離れてるのが不安なんだろうな。そしてスタジオに行けば会える。 だから行くんだけど、ベース演奏中なわけで抱っこしてもらえないし、 スタジオ内では走り回れないし、デカい音はバンバン鳴っててうるさいし、 だから出る。出るとまた会いたくなる。

そんな不安定な気持ちが、なんとなく分かる気がして、 だからおれは琴葉の後をついて、何度も行ったり来たりする。 いいよ別に。何度でも行こう。

2003/10/16  お裾分け

昼休み。川へ行くとおっさんが一人、のんびり釣りをしている。 ちょっと離れたところでごろりと横になり、浮きの動きを見守る。

「のんびり」のお裾分け。
そして浮きは結局一度も動かず。それもまたよし。

2003/10/15  ネガティヴ

某君より「音楽に対してネガティヴになっているのでは?」というメールが。

そうねぇ。なってるかもしれませんねぇ。 だって音楽なんてなーんにも助けてくれないよ。

それでも楽器を手にする。

「ポジティヴな姿勢でいれば、ポジティヴな結果につながっていく」と いうよりは、「ネガティヴでいると、ますますネガティヴ方向へ堕ちる、 という環から抜けねば」って感じっすか。

ま、抜けようともがくとダメっぽいけどね。環を「切る」感じかなぁ。

ふむ。「切る」が成功してるなら、助けてくれてるのか。

2003/10/14  笑顔の裏

音楽を「聴く」という行為が与えてくれる力や癒しは、 あくまで一過性に過ぎないのだ、 なんて斜めに構えながら音楽と接するのは悲しい。と思う。

U2 の Pride、そして With or Without You を聴きながら。

「サザエさん」にこんなネタがありました。

1) ワカメ、部屋で大泣き。
2) カツオ「今、家には母さんも姉さんも居ないよ」
3) ワカメ、「なあんだ」と泣き止む。

つらい顔してもしょうがないんじゃないかな。
誰が助けてくれるわけでもなし。

そういえば、時々、心はすごくいらいらしたり塞いだりしているのに、 表に出てくる表現が例えばヘラヘラしてたり、妙にズレちゃうことがある。

それ、すごく苦しいんだけど、諦めちゃえばいいんだよな。多分。

2003/10/13  楽しそうに

この秋、志緒は立て続けに三本のライブがある。 昨日。そして今日は、チドリフィート@中延ボナペティ。 ちなみに最後は 11/16 の YSL。

今日は家で子守り、の予定だったんだけれど、 午後、バケツをひっくり返したような豪雨。こりゃ楽器背負って歩けないだろ、 ということで急遽クルマを出そうということになり。 出かける頃にはすっかり上がってたんだけど、せっかく地図も調べたし、 とそのまま一緒に来てしまった。

チドリフィートはジャズ・ボサノバ系のオリジナル曲バンド。 予想通りの、なんというか、穏やかな世界。 上手く言えないんだが、微妙な物足りなさを感じたり。

で、横で見ていた若が言うのだ。「何でみんな楽しそうじゃないんだろ?」

ああ、そうか。それが足りないのか。 そして、そう言われて気付く。演奏者を見る際の自分の評価基準は 「この人と演ったら面白そうだ、楽しそうだ」という部分に、 相当重きが置かれている、ということに。

結局、自分がそういう演奏者を目指しているということなのでしょう。 「こいつと演ったら楽しそうだな」と思われたい、と。

2003/10/12  お友達のお母さん

とても幸せなことに、琴葉には何人も友達がいます。

今日は、志緒の所属するビッグバンド「Yokohama Sound Labo」、 通称 "YSL" が横浜ジャズプロムナード参戦 (おれは荷物持ち兼子守り)、 ということで、ランドマークプラザ付近までお出かけ。

今回は野外コンサートということもあり、 比較的来やすい(気安い?)条件だったことも幸いしたのか、 ママ友達が何人か、子供を連れて観に来てくれる事になったそうで。 しょっちゅう、琴葉の口からその名前を聞き、写真で顔を見る、 ミコちゃんやアツキ君やミノリちゃんや、 双子のアヤちゃんタイちゃんの実物が拝めるというわけです。

しかし、会場はそれなりの広さ。 こりゃどうやったら出会えるんかな、でも琴葉、みんなに会いたいよね、 と思いながら、琴葉と一緒に、というか琴葉を追いかけながら (なんでオマエはそう落ち着きが無いんだ)、客席をぐるっと歩いてみる。

と、あれに見えるはミコちゃんではないか!こんにちは! とイキナリミコちゃんに挨拶すると、 そばにいた女性が恐る恐る話しかけてきた。「あのぅ、りおさん、ですか?」

いやぁ。そうですよねぇ。 普通はそちらに最初にご挨拶するのがスジってもんですよねぇ。すみません。 でも、写真で見るのは子供たちばかり。お母さん達はほとんど写ってないんで、 顔が分からないのです。 そんなワケで、「あ、アツキ君だ。ということはこちらがお母さん。 どうもどうも」なんて感じの、一風変わった挨拶を一通り。

その場で実際に笑い、飛び跳ね、 あるいは不思議そうにこちらの顔を見つめる子供たちは、 写真で見るよりずっとフレンドリーで生き生きしていて。 写真ってものの限界を感じたひと時でありました。

野外でビッグバンド・サウンドをぶちカマすって、すげえ気持ち良いんだろうな。 だから、みんな楽しそうだ。そしておれは、ちょっと複雑な気持ち。

2003/10/11  訪問販売

うちには現在、9 本のギターがあります。 一番最初に買ったエレキギターが これ。真っ赤なストラト。

買って二十年。さすがにフレットも磨り減り、電気系統もボロボロ。 最近は、シールドをジャックに挿しても音が出ない。プラグをぐりぐり回して、 ピックアップ・セレクタを親のカタキのようにがちゃがちゃ弄って、 最後に祈りを捧げるとようやく音が出るが、 ピックアップを切り替えた途端にまた出なくなる、というテイタラク。 もうこりゃ電気ギターじゃありません。

この安物に、今更大きな投資をするのはどうかと思う。 しかし、現状はあまりに不憫だ。こいつには、おれの青春が刻まれているのだ。 必死にハードロックをコピーしていたことも。初めてのステージも。 惨たんたるウチアゲも。部室での下らない会話も。タバコの煙も。カッコ悪い恋愛も。 見ちゃいられない見栄も。 えーと。段々捨てたほうが良いんじゃないかという気になってきました。 って待て待て。

というわけで、セカンドビジネスとしてギター改造業を営む若に、 電気系統のオーバーホールをお願いした。途中、 「スイッチを付け替えたらピックガードがハマらなくなった」 というアクシデントがあったが、最終的には解決。無事完了。多謝。

作業中。何も手伝うことがなく、「じゃ僕ボディ磨いてます」 みたいな感じで、もうおれってば役立たず感炸裂。あーあ。 ハンダ付けが得意だったらなぁ。何かをバラしたりすることは、 元々キライじゃなかったはず。 実際、昔はこのギターのパーツを替えたり付けたりしてたんだ。 とにかく元凶はハンダだ。おれ、中学の技術家庭の時間、 クラスで一番にラジオ作り上げてさ。

「あ、おれも一番だったぜ」

でさ、鳴らなかったの。

「わはは。おれは鳴った」

違いはそこか。

で、やることがなくて、若が持って来たギター「懸賞君」を弾いていると、 「そうだ、プリアンプ持って来たんだ。使ってみ」と言われ、繋いでみる。

むむぅ。これは面白い。モノは Tube Works の "Real Tube II" という、 ラックタイプのプリアンプ。マトモなアンプ (と、コレを呼んで良いのかどうかワカランが)って面白いよなぁ。 まずは音にツヤがあるし、ギターのボリュームや弾き方にダイレクトに反応する感じ。

メンテ完了した自分のストラトを突っ込んでみる。 楽しい。ちゃんと音が出る。ピックアップ切り替えても音が消えない。 いや当たり前だが。虐げられた環境に居ると、小さなことが幸せなんです。 ってそれは置いといて、楽しいぞ。これ。

「気に入ったか?」

うん。

「幾らで買う?」

って商売だったのかよ! し、しかしコレ良いよなぁ。 え、しばらく置いといても良い? そ、そうですか。しかしそれって、 しばらく置いておいて、 便利さにシャブ漬け状態になったところで回収に来て結局買わせる、 ダスキン訪問販売みたいなモノではないですかっ。

あっさり罠にかかるおれ。

2003/10/10  Eddie!

今朝もエディに会った。 つか、本人はどうしてるんだろうな。今。

ロニー・ジョンソンというブルーズマンの作品に 「いまわしい南京虫のブルーズ」という曲があります。 皆様の期待を裏切らない、タイトル通りの内容です。 「夜になったらどうやって寝りゃいーんだ、南京虫が手も足もかじりやがる」

大の大人が熱唱し、あまつさえレコーディングするような内容なのか。

でも、今は分かる。笑い話をするしかない、その気持ちが。

2003/10/08  思い出

以前、ネタにしたこともある、 野毛山動物園のゾウ、はま子が死んだそうだ。

石原知事が都立大の廃止を考えているらしい。

どうも、今日はちょっと寂しい日らしい。

寂しさを紛らわすため、というか、まぁそういうワケもあり、 買ってみましたよ。The Ventures Greatest Hits。中古が 550 円。 高いんだか安いんだか。

実はですね。白状しますと、おれ、どれがダイヤモンド・ヘッドで ウォーク・ドント・ランでパイプラインなのか、 イマイチ区別ついてなかったんですけど、ようやくハッキリしました。

しかし、妙にコピー魂をくすぐられるのはナゼなのだ? ギタリストの DNA か?

こんな風に日記(というか)をつけていると、 出来事や思った事を、 書き留めておかないことがもったいなく感じてしまうことがある。

それって馬鹿馬鹿しい。

2003/10/07  地雷

物品購入のため伝票を記入/発行する。 実際に使う人間でないと購入理由を明確に書けない等の理由で、 技術者が書くケースもある。それは良いでしょう。

だがしかし。伝票を記入しようとしたらどのシステム/書式だか分からない。 部内の関係部門に尋ねても分からないという。 仕方がないので規定/マニュアルを社内 WEB から探そうとしたら これが砂漠から一粒の砂金を探すような作業で、なんとかそれらしいものを探し出し、 不明な点を担当者に確認するとたらいまわしにされ、 ようやく真の担当部門を発見するも、 二つの部門がシステムの一部分ずつを担当するという形になっており、 その二部門間で言うことが異なり、 それを調整して最終的な方法をようやく確認し、 その発注方法を整理して関係者に情報展開するのは、おれの仕事なんすか。

分社に伴い不明確になっている部分、 いわば「地雷」をたまたまおれが踏んじゃった…ってだけなのか?

もっと根の深いハナシだろ。

2003/10/05  五段活用

子守り。
子守らない。子守ります。子守るなら。子守れ。

子守ろう。

2003/10/04  形から

おれはマイク・スターンになろうと決めたので、 今日は四時間ほどギター抱えてました。 まぁやってたことの大半は「手持ちの機材で如何に似た音が出せるか」だけどな。

マイク・スターン気分を満喫するポイントは 「フロント・ピックアップ」「コーラス効果を微妙なピッチシフト(?)で出す」 …なんてコトより、黒ピックガード、バタースコッチボディ、 メイプル指板のテレキャスを弾きまくる!これだろやっぱ。 服はジージャンでキマり。

で、肝心のフレーズに関してですね、そのなんと言いますか、 この次がんばります(ダメじゃん!)。

でも、こんなに長時間ギター触ってたのは久しぶり。 ギターを楽しいと思えることが楽しい、というか。 引き篭もりとか言うな。

今日は何でもない日ですが、前から気になっていた近所の小さなレストラン 「キッチン・ログ」で夕食。琴葉を押さえつけながら。わーっ! まだデザートが終わってないぞ立つな立つな!

「歩くの!」

うわ。こっちゃん。これみて。ケーキだ。うわーおいしそう。

「…(静かになる)」

はい一口どうぞ。

「…(もぐもぐ)…もっと!」

こんなことでは食べ物で釣られてあっさり誘拐されてしまうのではないか? と心配になりつつ、明日は結婚記念日。

2003/10/03  本日のトリビア

東京タワーがピンクにライトアップされていたそうだ。 乳がんの早期発見と治療を呼びかけるピンクリボン運動の一つ、なんだって。

病気の人がみんな治るといいのにね。

「青春デンデケデケデケ (芦原すなお)」を読んで、 ベンチャーズを聴きたくならないヤツなんているだろうか。

そんなワケで、心底「パイプライン」が聴きたくなって、そして気付いた。 うちにはベンチャーズの CD など無いことを。 やっぱり一枚ぐらいはなきゃダメかなぁ。 その、ギタリストの嗜みとして。

北村くんから「ライブ、3 月か 4 月にどう?」というメールが来る。 てっきり Pulse へのお誘いだろうと思い、Pulse のメンバーにその旨メールを打つ。 その直後、北村くんから再度メールが。曰く、

「Pulse なんかもう飽きたわい他のバンド用意せんかこのボケが気の効かんやっちゃなワレ」

恐ろしい。もうこれは恐ろしいまでに恐ろしい。 恐ろしさのあまり何を書いてるんだかわからなくなってます。 というわけで「北村くんは恐い人だよ!キャンペーン」実施中です。 くわばらくわばら。

ちなみに原文は

ここ何回もPulseと対バンしてきたじゃないですか。
Pulseとの対バンは当然楽しいんだけど、今回は新たなバンドと・・・
って考えがあるっす。
りおちゃんも冷や水とか町田玩具とかあるじゃないすか。
そっちはどうかな〜?って思ってました。

ほんとはとても良い人です。というのが結論。

じゃないってば。問題はですね。上記メールを受け取って、 あまり深く考えずに冷や水のメンバーに「出る?」と打診してみたところ、 あっさり全員から OK が来ちゃって、その後 Pulse も全員 OK となっちゃって、

おれは二バンド掛け持ちで出演できるのか? と。

もうちょっと考えて行動しろよ。> オレ

2003/10/02  病院

朝四時。突如、左足ふくらはぎが攣る。もう強烈に、攣る。 何もそこまでと言いたくなるぐらい、攣る。 のたうちまわる。つらい時間は長く感じるけれど、多分数分だったんだろう。 その後もしくしくと痛みが残り、なんとなく眠れないまま六時。 起きる時間だ。やれやれ。

で、立ち上がったら、どてっとコケた。左足、痛くて力が入らない。 そうだなぁ、 筋肉痛が当社比十倍ぐらいになった感じを想像して頂けばよいのではないか。 想像したくない? そりゃどうも。

動かさなきゃ痛くないし、危機感はあまり高くないんだけど、 歩こうとすると、モンのすげえ大袈裟なびっこ引かなきゃいけない。 いいや。会社休んじゃえ。

病院にとって木曜日というのは、デパートのとっての水曜日みたいなものらしく、 近所の整形外科を探して電話してみると、軒並み定休日。歩くのが不自由なので、 近所か、クルマで行けるか、選択肢はその二条件で絞られる。

確実に開いていて、駐車場完備。それは市民病院だ。 我が市が誇る(そうなの?)総合病院。 市民たるもの、やはり一度は行っておかねばならぬ。 というわけで意気揚揚と向かったところ、新来患者受付には

「この病院は近所の医者で紹介状もらったヤツのみを受け付ける二次病院ぢゃ。 それ以外はとっとと帰れタコ」

なんて書かれた紙が、これ見よがしに貼ってあるんですよ。 おれは市民だぞ。なめるなよ。 という態度をあらわにして受付に行き、 えっとぉ、なんか木曜日で病院開いてなくって来ちゃったんですけどすみません、 と腰砕けな語り口で切々と訴えると

「なら初診料 1,300 円、耳揃えて払えや」

おっかさん。東京は恐かトコですばい。

総合病院に飛び込み、順番は予約患者や紹介状持ち患者が全部終わった後、 という最悪の条件のおかげで、まー待つわ待つわ。 いつまでも待つわ。あみんになっちゃいます。

二時間弱ほど待って、ようやく診察室へ。そこで先生曰く、

「失礼ですが」

はぁ。

「そーゆー症状って 50 過ぎの女性に多いんですよね」

失礼だよ。

会計を済ませるためロビーへ行くと、そりゃもうすげえ行列。 世の中には、身体を悪くしている人がこんなに沢山いるのですね。

2003/10/01  見舞い

見舞うという行為は相手のためか。自分のためか。


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