2001/09/29 理不尽な恐怖と怒りと出費と作業 |
最近、近所で「連続放火事件」が起きている。犯人未だ捕まらず。
今日未明には、ついに同じ町内会に住む人の車が被害にあった。
防犯ってのは「犯人の心理を読む」という側面があると思うんだけれど、 放火愉快犯の心理がわからない。何がどう燃えると楽しいのか。 びくびくしているのか、大胆なのか。どうにも気持ちが悪い。結局「燃えるものを 置かない」とか「明るくする」なんていうアタリマエの方法しか思い付かない。 うちにはカースペースと玄関の間に大きな階段があって、そこが暗いので、 近所のホームセンターでセンサーライトを購入し、取り付けることにした。 ライトを板にネジ止めし、板に金具を取り付け、金具と階段のフェンスを タイラップで縛り付ける、というやり方で。 嗚呼。文字で書くと、とっても簡単な作業に見える。 この手の作業が苦手なのは町田一号の一件 でも明らかなのですが、やっぱりダメでした。なんでこう不器用なんだよっ。 いつもおれを絶望の淵へと突き落とす、その名は日曜大工。ライトに出費し、 やりたくない作業を強いられ、作業の出来もひどく、設置中に改めて庭を見ると 荒れ放題で悲しくなるし。一応灯りが点く様にはなったものの気分は最悪。 犯人憎し。ってなんかズレてる気がするけど。結論は同じってことで。
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2001/09/25 気分転換 |
若曰く「楽しいことだけ考えるべし」
梅ちゃん曰く「次の日になると忘れてます」
…そういうことがおれには難しいってハナシなんですが(涙)。 …いやですから、そういうことがおれには難しいって(堂々巡り)
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2001/09/24 新ジャンル開拓 |
今までに買ったことのないジャンルの CD を選ぶというのは
難しくも楽しい作業だ。
どういうミュージシャンがいて、それぞれがどんな特色を持った演奏をするのか。 現在そのジャンルではどういう傾向のサウンドが流行しているのか。 マイナージャンルであるほど、そういった情報を得ることが難しくなる。 今回もなかなか手強い。ヴォーカリストやコーラスグループの名前を見ても、 如何なる歌い手なのかが判然としない。CD を手に取り、曲目を眺めてみる。 かすかに記憶のある曲名もある。これが手がかりとなるだろう。 最近流行った曲を収録した CD もあるが、 やはりここはトラディショナルな一枚を選んでおくべきかもしれない。 どうやらこのジャンル、一曲の長さが短いらしい。二枚組で 60 曲も入っている ものまである。あっ、この曲は知っているぞ。 こっちのベスト盤には入っていないのか。しかし逆にあの曲は向こうのベスト盤に ないし。 という感じでしばし店頭で悩んだ末、ようやく購入したその CD のタイトルはっ。 よいこのどうよう であるっ。 童謡 CD の決定版 2 枚組、ベスト 60 曲
日本や世界の子守歌、童謡ばかりを集めたベスト 60 曲。 ときたもんだっ。 やっぱさ、その「だんご三兄弟」とか「アンパンマンのうた」とか いらんのではないかと思うわけですよ。「むすんでひらいて」 「かわいいさかなやさん」などのオーソドックス路線を押さえ、さらに「おおきな ふるどけい」「アイアイ」などのポピュラー路線(ってなんだよ)も収録。 個人的イチオシの「あめふりくまのこ」が入っているというのが最後の決め手。 って結局親の趣味だっつーだけっすね。 しかしこれが侮れません。自分が知っているものとは随分アレンジが 違っていたりして、それなりに進化(というか変化というか)はしている模様。 それから特筆すべきは「転調が多い」ことであります。 60 曲のうち何曲に転調が含まれていたのか 数えたわけではないんですが、あっ、この曲も転調してる、と何度も思いました。 そう志緒に言ったら「あたしもそー思ってた」だそうで。 二人してドコ聞いてんだよっ。 この CD に慣れ親しめば、転調というものに抵抗がなくなるでしょう。 以前の冗談が冗談ではなくなる日が来ます。 えっ、こういうのを親ばかと言う? 聞こえません。
それにしても。童謡。悪くないなぁ。しみじみ。
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2001/09/21 気分転換の仕方を教えてください(本気) |
今更こんなところで宣言するまでもなくおれってヤツは欠点の多い人間で、
数え出したら両手でも足りません。その中でもワースト 3 に入るであろう欠点、
自分でもホントに直したいと思っている欠点が、
であります。もうホントにダメなんですよ。何かあるとすぐ凹んで、その後の 低空飛行時間が長い。今凹んでるのはですね、9/14 の件 もあるんですが、それに加えてつい先程、歯を磨いていたら歯の詰物が取れました。 ぷしゅー。嗚呼。三連休に暗雲が。 私は皆様に伺いたい。いやなことがあった時の気分転換の方法を。切に。
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2001/09/14 一緒に風邪 |
喉が痛い。
明日明後日と例の件で忙しそうなので、 大事を取って、というかまぁほとんどズル休みみたいなモンだけど、 会社を休む。 このところ琴も、けふんけふんと咳をしているし、志緒も喉が痛いという。
てなわけでゆっくり寝てようかと思ったところへ「お隣で漏水」という 事件が持ち上がった。今の所一番有力と考えられる原因はベランダのカサギ からの雨水。構造上の問題となれば、同じ工務店が同時期に建てた我々 五軒の家に取っては同様に大問題。仲介をした不動産屋が状況確認のために やって来るとのことだったので同席。 徹底的な原因追求を要求はしたが、どういう形で決着するのか。気が重い。
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2001/09/12 アメリカは遠くない |
朝起きて、いつものように NHK を点けると、画面の上と右が切り取られている。
その上辺と右辺にはテロップが。また新しい台風でも来てんの? と見ていると、
テロップの内容は「静岡銀行xx人無事を確認…住友生命全員無事…」
なんだこりゃ? と、メインの画面には炎上するビル。衝突する飛行機。
NHK、だよな? 朝のニュース、だよな? 急いで新聞を取りに行くと「同時多発テロ」という大きな文字。 アメリカ。知人が住んでいる。出張中の親しい友達がいる。出向中の同僚がいる。 そこで生まれた沢山の音楽とミュージシャンを愛してる。 火の粉が、降ってくる。
てなわけでKarizma、入手。 まだ一曲目しか聴いてないけど、手応えアリ。イキナリ 11 拍子。 ドラム炸裂。これだ。これを待ってたぜ! 帯には「いまだかつて、ここまで縦横無尽に弾きまくるランドウをディスクに 刻んだことがあっただろうか?」なんて書いてありますんで、マイク・ランドウ・ ファンもどうぞ。
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2001/09/11 ハイテクデバイスのローテクな使い方 |
ふと、初めて入手した電子手帳、Sharp PA-Z300 を引っ張り出してみる。
何年も前に引退させ、ここ一〜二年は電池も入れていないという状態。
埃を払い、単四電池を二本入れてみると「ぴっ」という音と共に
デジタイザの調整画面が出てくる。そしてスケジューラ。
…ん? なんだこの点々は? えーっ、これ、スケジュールデータが残ってるじゃん。昔使ってたまま。 溯って見てみると、最初のデータは 1996 年 12 月「電子手帳購入」つまり この Z300 を買った時のものだ。 すげえ。これ、データ吸い上げられないかな? Z300 は PC とのリンク機能を持たない。いや、一応貧弱な機能を持ってはいる らしいのだがその周辺機器を持っていない。しかし Sharp の製品同士ならば 赤外線通信機能を使ってのデータのやり取りが可能なはずだ。 つい先日までメインマシンであったザウルスとの通信を試してみると、 あっけないぐらい簡単に成功。後はザウルスと PC をつないでスケジュールを 引っ張り出せばいいだけだ。 …家の PC にはリンク用のソフトをインストールしていなかったな。 早速インストールぢゃ。ちょちょいのちょいと。ザウルスとの通信設定も… あれ、失敗だ…ポートは COM2 で通信速度は 115200、と…はいオッケー。 あとは Outlook に移すだけさ。Sync 開始…あ? エラー? えーと設定は… せ、設定画面そのものが出ない? 原因不明? としばしあーだこーだ。どうやらこのソフト Outlook97 にしか対応していないらしい。 ウチの Outlook は 2000 だ。 どう言えば良いんですか。これ。ミスタードーナッツでポイントカード貯めて、 やった! ようやく十点たまった! これでピングーお弁当箱をゲットだぜ! といそいそミスドに行ったら「あ、このキャンペーン昨日で終わってます」と 言われた感じ、でしょうか。 あああ。でもなぁ。やりかけたんだし最後までやりたいよぅ。 しかし Outlook をバージョンダウンするのはイヤだ。 会社にもう一度ザウルスリンクキットを持って行ってインストールし直すのもイヤだ。 てなわけで私が取った手段とは。この手の電子ツールやコンピュータは、 こういう手段を取らなくて済むために在るのだっ。おれはこういう手段が キライだからこそこの手のツールが好きなのだっ。 ええ。入れました。一件一件。手で。キーボード叩いて。 入れながら思ったんだけど、おれ、ホントに週末バンドばっかりだったんだな。 Pulse, EW&F, Music Factory, DoGue, Nice Danger, JK's, TRIP, エトセトラ、エトセトラ。 コンスタントに練習しているバンド、ライブ前じゃないと動かない バンドが一目瞭然だったり。なんてことが分かっても何の役にも立たないか。
非生産的な夜。
やっぱり、注文はキライだ。 梅ちゃんは よく使うらしいけど。ネットだとこんなトラブルはないのかなぁ。 ちなみに注文したのは会社の構内にある売店です。 注文して数日後、「9/4 に入荷予定」の知らせ。9/4 に受け取りに行くと 「手違いがあって遅れている」とのこと。ではいつ入るのかを早急に連絡して くれるようお願いするも音沙汰無し。同週後半に再度こちらから確認に行くと、 「早速担当者に問い合わせるのでしばらく待ってくれ」との回答だったが これも無視。 で、本日昼休み。
時間は過ぎて午後四時ごろ。「明日入荷いたしますっ!」という連絡が。 がんばったらしい。つーか最初からがんばれよ。 随分前にも一度、注文して、しばらく経ってから「廃盤でした」と 回答したことがあったよな。 ほとぼりが冷めて忘れちまったおれもバカだが。 二度と使わん。この店は。
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2001/09/09 今日はオレの勝ち |
母乳冷凍パック作戦は失敗した。
母乳なら飲むだろうという奢り。策に溺れたと言ってもいい。
そして本日。再び志緒は YSL。二度目の挑戦。 試合時間は午後二時から午後九時。その間 7 時間。授乳回数は二回と予想される。 一度は搾乳した母乳。これは前回の反省に立ち冷凍させない。冷凍が失敗の 原因だったかどうかは究明しきれていないが、前回とは異なるアプローチで 挑まねばならぬ。そしてもう一回の授乳時には人工乳を試す。所謂粉ミルク。 これは賭けだ。敵はほぼ母乳しか口にしてはいない。母乳以外の白湯や果汁は 顔中、体中で不満を表明した挙げ句にほとんど飲まない、という苦しい戦況が 続いているのだ。 今回の作戦はシンプルだ。人間の欲求というものを素直に突く。名付けて 「腹が減ってりゃ何でも美味い」作戦。 試合開始直後、二時過ぎ。ちょっと泣く。あやす。笑う。まだまだ。 二時半。また泣く。あやす。悲しそうな顔だ。泣き声は止む。しばらく抱っこして 歩くと落ち着いたようだ。まだまだ。 三時。また泣く。声がデカい。あやす。泣き止まない。頃合いだ。つーか 涙を振り絞って泣いているのでさすがに可哀相である。あああ悪かった悪かった。 母乳を哺乳瓶に移して人肌に暖める。授乳。 をを! ごきゅごきゅ飲んでる! やったーっ! 心配された二度目の授乳(人工乳)も同様の手段で一瓶丸ごと飲ませることに成功。 今回はおれの勝ちだ。 ま、楽しんでるんだけどね。苦労はしつつ。 あるいは「ミュージシャンとしての志緒」へのリスペクトを具体的な形に出来る、 数少ないイベントの一つでもあり。
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2001/09/03 メディアが敵に回る時 |
F1、面白いです。
長くなったんで独立させました。
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2001/09/02 晴後雨後晴 |
朝、志緒と琴を車で送った後一人家に帰る。
曲の構成図をプリントアウトしたり、
ちょっとスティックを持ってウォームアップしたり。
そろそろ出掛ける時間。行き先は三軒茶屋。昼飯はどうしようか。
三茶でパンでも買うか。いやそれも面白くないな。早めに出てどこかで食おう。
普段行かないところがいい。さりとて遠回りしている暇もない。
そんなことを思いながら電車に揺られている。長津田に着く。田園都市線に 乗り換え。待てよ。長津田ってよく通るけど、降りたことはほとんどないな。 何がある街なんだろう。喫茶店の一つぐらいあるだろう。出来ればちょっと 音楽っぽい名前の店がいい。 駅前にあった周辺地図を眺めてみる。 あ、これがいい。喫茶店「アルペジオ」。取り敢えず名前は完璧だ。 迷わず歩き出す。人通りは少ない。小さな街だ。ほどなく到着する。 落ち着いた照明。奥に大きなプロジェクタがあり、多分外国であろう、美しい景色が 映し出されている。そして流れる「美しき青きドナウ」。ランチを注文する。 もちろん食後のコーヒー付きだ。ゆっくりとした雰囲気の中で本を広げてみる。 良い時間だ。 その時、携帯電話が。 「あのねー、ごめん。カギがないの。普段入ってるはずのポケットになくて。 どこかで落としちゃったみたい」 しえええ。落としたってあなた。つまりそれは家に入れないってことじゃ ないっすか。おれにも経験がありますが。 「で、多分クルマの中だと思うんだけど、見てくれない?」 わたくし、もう外にいるのです。長津田の喫茶店でランチを今まさに 頂こうとしておるところなんでございます。 「…」 彼女の現在位置は青葉台。長津田は帰り道上にある。今すぐ電車に乗って 長津田駅で落ち合い、おれが持っているかぎを渡せば双方に無駄のない形で 問題が解決する。それで行こう。しかし鍵をなくしたとなると、やはり用心のため 鍵ごと付け替えなければならんな。もんもん。つい先程までのゆったりした 心持ちはどこへやら。急いでカレーを平らげ(おいしゅうございました)、 コーヒーを飲み干し(おいしゅうございました)、駅改札に向かうと、をを、いたいた。 父母の騒動を全く意に介さず眠る琴。 その後、三茶のスタジオでドラムをセッティングしている途中に電話。 やはりクルマの中に落ちていたそうだ。一安心。
それにしても、降ったり、晴れたり。
スタジオでは、三時間ぐらいかけて、たった一曲を仕上げていく。 手応え。
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