2001/04/30 それでも時間は過ぎてライブは終わる |
一つ一つは小さなことなのです。腹を立てるようなことではなく。というか、
良い悪いの判断さえつかないような些細なことなのです。
ちと腰の調子が悪く、 てなことが全部まとめて起こってしまうと、なんだか気分がささくれてしまうのです。 こりゃいかんと吉祥寺の街をちょっと散歩して、途中見つけた古本屋で 肩のこらないエッセイなど買い、さてお茶でも飲みながら読もうかという 算段であるが、ドトールとかスタバとかそういう店はいけない。 どんな街にもきっとある、ちょっとはずれたところにある古ぼけた喫茶店がよろしい。 客はぱらぱら。メニューにはココアがあったりして。暗めの照明。柔らかいソファ。 そんな店。 おれは高校生の頃、武蔵野にある高校に通っていて、 吉祥寺は時々遊びに行く街だった。 その頃から「近鉄裏」というと、ラブホテルやら飲み屋やらがわらわらとある 魅惑的な一角であるというのが仲間内での共通認識であった。つい最近その 近鉄デパートはつぶれてしまったのだけれど、男一人でふらふらと歩いてみると、 昼日中だっつーのにさっそく「お兄さんピンサロどうすか。ご指名できます」と 声を掛けられてしまい、近鉄裏健在なりを実感する次第。 ピンサロの誘惑を振り切って少し歩くと、ありましたありました。 イメージ通りの喫茶店。実はおれはこの喫茶店を知っていて、その記憶が イメージを作ったんじゃないかと思うほど。さっそくホットココアを頼んで 文庫本を開きます。一時間ほどぼーっとしていると、 えーとおれはここで何してるんだっけ? やばいやばい。ライブを忘れ去るところであった。すんでのところで覚醒して ライブハウスに戻ると、そこでは Blues Brothers の完全コピーバンドが 熱演の真っ最中。それが面白くて、いつしか心のささくれが穏やかに消え、 おれも演るぜという気になってくる。 いやはや。このままテンションだだ下がりの状態だったらどーしよーかと思った。 ありがとう、ジェイク & エルウッド。 で、まあ、ライブがどーだったかってハナシは割愛しますが、 ライブ後、他のメンバーは観に来てくれた友達に「よかったねー」「楽しかった」 なんて声をかけられてるわけですな。で、おれはってーと、 若は開口一番「君達ね、なっとらんよ」とストレートパンチだし、 たろさんは「うーん」としばらく黙った後、「難しいね。ファンクってのは」と 来たもんだ。さらにこの後グルーヴについて五分ぐらい語られちゃうし。 でもね、そうだよね。おれもそう思うもん。この日記でもちょっと愚痴ったりしてた もやもやを、はっきり言葉にしてくれた感じ。自分で納得できる演奏レベルでは 全然ない。練習不足。言い訳のしようがない。 くーっ、おれの友達はなんでこうキツいんだ。けれど、 自分が今回のバンドを客として観ていたら、きっと同じようにばっさり 切っていただろう。ま、類は友を呼ぶってヤツかもしれません。 ホント、無難に誉められるより、手厳しい意見の方が糧になるに決まってます。 今後も厳しいご意見を賜りたく。本日は厚く御礼を申し上げまする。
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2001/04/29 最後の練習 |
おぎりんが風邪でダウン。結局今回は一度も全員揃ってのリハが出来なかったのでは
あるまいか。泣いても笑ってもライブは明日だ。今日のところはダースベーダーの
仕込みなどやって笑ってたわけだけど。
今回のオープニングは、説明は省きますが、「スクリーンが上がるとダースベーダーが 新聞を読んでいる」というネタで、って説明を省くとなんのことだかさっぱり わかりませんがとにかくそういうネタで、そのシーンに「新聞は何を読むべきか?」 「日経はどうであろうか」「いや、東スポであろう」という活発な議論がなされたり、 「ちょっと怒りを持って後ろを見て」「ドラムの音が出た瞬間ちょっとコケて」 「一旦帰ろうとしてから、ふと思い出したように椅子を持っていく感じで」と 細かい演出が入ったりする。 演技指導を受けるベーダー。何やらすごいことになっております。 演奏はいいのか。演奏は。
朝、譲ってもらったパン焼き器でパンを焼いてみる。美味い。幸せだ。そして、 このパン焼き器が初めてパンを焼いた日はどんな風だったろう、 志緒と二人でそんなことに思いを馳せてみたりする。
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2001/04/28 予感 |
どうも腰の辺りがもやもやとして、時折ぴりっと引き剥がすような痛みが
あったりして、イヤな感じです。このまま部屋の片付けを続行すると、
再びイッてしまうのではないか。今はその予感を信じておくのが安全だよな。
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2001/04/26 自分の文章 |
おれはこうして時々くだらない文を綴っているわけですが、
月に数回ぐらいのペースだろうか、突然自分の文章がたまらなくいやになる。
なんでこんなことを書いているんだ、そもそも文章を書いて人目にさらすという
行為はおれに許されているのか、と思いつめたりして、
特に締め切りがあるわけじゃなし、ぱったり止めて、そのうちにまたふと
何かを思い付いて書き始めて、ということを繰り返す。
自分の文章は自分のもので、書くならそれと付き合っていかなきゃならない。 駄文ばかりの中に、ちょっと良いなと思える文もあって、でもどんな文でも それはおれから出てきたもので、人はそれを読んでおれに対して何かを思い、 おれとぶつかったり共鳴したりすれ違ったりするわけで。 その不思議な関わりを想像することがちょっと楽しかったりするわけで。 けれど世の中には、他人の文章で人と関わろうとする人がいる。 ネット上には素敵な文章書きがたくさんいて、そういう人たちの文章を 勝手に拝借して、体裁だけを変えて、自分のもののように自分のサイトに 置いている。それが、どういう幸せをあなたにもたらすのか、おれには わからない。意図はいったいどこにあるのだ。面白い文章があると紹介するなら リンクを張れば良いじゃないか。自分で面白い文が書けなくてもいいじゃないか。 書けないのがいやなら書かなきゃ良いじゃないか。 面白い文章は人目につく。だとしたらあなたが盗んだ素敵な 面白い文章、そのオリジナルは多くの人の目に触れているであろうことは 容易に想像がつく。その上多数の場所から盗作していれば、 どちらがオリジナルなのかは明白だ。他人の顔を自分につけて、 あなたは何とつながろうとしているのか。 そんなことを思いながら友人達と飯を食い、町田の夜は更けてゆく。 つーか明日会社だろ。早く帰れっつーの。
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2001/04/24 親父のオーディオラック |
帰りの電車でクリスティの「アクロイド殺人事件」を読んでいたら、
ものの見事に、絵に描いたように、待ち合わせの駅を乗り過ごしました。
ナニゴトもなかったように一駅戻ってナニゴトもなかったように
「今着いたっす」と若に電話。
ひょんなことからパン焼き器を譲ってもらうことになり、運搬がてら ついでにおれの身体も運搬してもらい、我家に着いたら今度は、 明日粗大ゴミとして出す予定のオーディオラックを階段上まで運んでもらい、 お礼は志緒の作ったづけ丼。っておれは何もしていないということが 文章で整理すると明白ですね。わはは。すまん。 このバカ重いオーディオラック、おれが高校生の時に設計図を書いて、 えーと板買ってクギ買って、塗装はどーするかなー、時間はどのくらいかかるかなー、 とぼけらーとしていたら親父が「ンなモン一日で出来るだろ」と、本当に言葉通りに 一日で材料集めてひょいと作っちゃったんだよな。そういう素質は受け継がれて いないように見受けられるおれであります。 昨日はゴルフクラブ、今日はラックと立て続けに手放してますが、 ま、親父がそーゆーところに宿っているワケじゃないし。 さて、空いたスペースはどうしましょうかね。と、もし親父に今聞けたとしても、 君達の部屋だろ好きにしろよと笑ってるだけのような気もする。 そういや、この三月の彼岸は、会いに行けなかったんだっけな。
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2001/04/23 さらば、スキーよ |
部屋の整理進行中。その一環として、中古書店 BOOK OFF の系列店である
B-SPORTS というスポーツ用品リサイクルショップへ、
スキーの板やらスキーウェアやらゴルフクラブのセットやらを売っ払いに行く。
スキーの板。 データによると、 93 年 1 月 16 日に購入したらしい。 同時に家にやってきたテレキャスターは来月 6 日のパーティでも活躍予定、対する スキーは売られてゆく。明暗を分けるとはこのことであろう。 店内を眺めてみると、おれのよりよっぽどキレイな板が 2000 円とかそんな 値段で売られている。ゴルフクラブに至っては、古いアイアンなんて一本 100 円です。 こりゃ買い取り値段なんて付きそうもないな。 逆に言えば、同じレベルのモノが再び必要になれば、その程度の出費で入手できるって ことなのね。スポーツには縁遠い生活を送っておりますが、驚きを禁じ得ません。 あの板の値段が幾らで、何回ゲレンデの雪を踏んだか、もう覚えていないけれど、 コストパフォーマンスは悪かっただろうなあ。購入後何年かたった時点で、 貸しスキー屋さんの店頭をちらっと見て、おれのよりずっと良さそうなヤツが 借りられるんだなあと思ったこともあったし。 ちなみに売って得たお金は、数百円の買い物をして、 帰り道に志緒とパスタを食ったらなくなりました。 結局上手くならなかったな。スキーに行くときは滑り始めるまで「眠い」だの 「退屈」だの「まだ着かないのか」だの「着替えるのが面倒」だの「寒い」だの 「ゴーグル忘れた」だの「リフト待ちはやだ」だの、同行者を困らせた挙げ句、 リフトでゲレンデの頂上に到着した瞬間に唐突に元気になり、 なぜか滑れもしないコブ斜面に果敢にチャレンジし、 恐いよおーと大騒ぎしながら思い切り転んで脳震盪を起こしかけるような、 そんなスキーヤーだった。 多分、もう行かない。と思う。
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2001/04/22 パパと一緒に |
帰りの車中で、一色氏の「さあ、パパと一緒に転調しよう!」つーネタが
面白かったんで取り敢えずメモ。
勝つには「パパと一緒に変拍子」しかあるまい。
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2001/04/21 富士山は見ていた |
本当はおれがクルマを出すはずだったんだけれど、例の急性腰痛症で運転を自粛。
嗚呼。なんて青い空。ドライブ日和というのはこういう日を指すのでありましょう。
てなわけで Earth, Wind and Fiber の合宿@山中湖エッグスシェップスタジオ であります。今回が三回目。器材や設備はそれなりですが、スタジオの大きな窓から 富士山がどかーんと見えて良いキブンであります。 合宿ってそれなりに効果はあると思うのですね。行くと十時間以上演奏するし。 まとまった時間があることで、普段詰められないような細かいところを 練習できたりする。結果、確かに効果も感じられる。 なんだけれど、反面「合宿があるからいーや」という空気があることも 否めないのですね。 合宿の前にもっと練習/準備を重ねておくことで、合宿でのトレーニング項目に関して ピントを合わせることが出来るだろうし、合宿後にもう少し練習があれば、 合宿での問題点をフィードバックしてさらに一歩進めるんじゃないか。 自分を含めて、みんなそれなりに年を取って仕事や子育てで忙しいという状況は ある程度仕方がないんだけれど、個人的には今より上を狙いたい。 もちろんみんな「上を」っていう気はあるんだろうけれど、 ヘンにウケを取れるバンドなんでライブが楽しい、ってところでつい現状に満足 しちゃう面もあるんじゃないか。 と、バンド批判めいたことを書いて置きながら、今回、なーんとなく コピーバンドとしては一段落しちゃったよーな気がして、モチベーション上げるのに 苦労してたのは他ならぬおれである。一番イケナイのはおれなのだ。 メンバー皆さん変な、あ、いやいや、馬鹿な、あ、いやいや、魅力的な方々で、 一緒にいると面白い。でもやっぱ馴れ合いでバンドやっちゃいかんよな。 つーか、やって良いバンドもあるけど、 おれはこのバンドでそーゆーことをしたいのかってーと。 最初は酒の席で「一回ライブ演ってみんなで温泉行って終わり」なんて盛り上がった 一発ものバンドのはずが、何故かその後ライブを重ねることになり、 時間が経つにつれバンドとおれのベクトルがだんだんズレてきた、のかもしれない。 そんな複雑な思いを、富士山は静かに優しく見守ってくれるのでした。
つーか結局楽しんでました < ヲレ
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2001/04/18 Tea for three |
P 社はカナダに本社を持つソフトウェアメーカで、W 氏は P 社の社長である。
もちろん外国の方である。その P 社が今度日本法人を設立することになり、
日本法人の代表取締役が I 氏。
そしておれはご存知の通り一介のぐーたらリーマンである。なぜかこの三者が
一緒にお茶を飲んでいる神谷町の午後。お二人、暇なんでしょうか。
「日本法人でカタがつかない問題があれば直接メールくれよ。ははは」と 名刺をくれた W 氏。絶対メールなんて来ないと思ってますね。そりゃそうでしょう。 おれはその場で 95 % 日本語喋ってましたから。I さんありがとう。とほほ。 悔しいので W 氏に 「契約の件ぢゃが…わしは山吹色のかすてーらが大好きでのぅ…ふぉっふぉっふぉ」 とか「大黒屋…お前も悪よのぅ…くっくっく」とかメールしてみようかと 思うのですが、どなたか良い感じに英訳してください。 (ところで fj って最近どうなってるんだろ)
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2001/04/15 レンタル・ギター |
4/2 に書いた山下達郎コピーバンドのリハ@横浜 Gateway Studio。
腰痛エッセイ(?)を指して「文章も然る事ながら、アレを腰さすりながら
書いているところを想像すると笑える。馬鹿かお前は」と言う一色氏に対して
「こういうことこそエンタテイメントにせんでどうする」ときっぱり言い放つおれは
なんて男らしいのでしょう。つーかやっぱり馬鹿かもしれません。
さて、おれのテレキャスは重い。昨日戯れにテレキャスを体重計に載せてみたら、 重いギターの代表みたいなレスポールとまったく同じ重さだった。 ネックを持ってちょっと持ち上げるだけで腰に鋭い痛みが走る。しかし今回 私に課せられたミッションは達郎パートのギターであり、達郎といえばテレキャス なのであった!それ以外は考えられないのであった!それ以外じゃキブン出ないので あった! という使命感の炎も腰痛の前に鎮火し、スタジオに「すいません、 ギターのレンタルって出来ますぅ?」などと電話してしまうひ弱なおれであった。 出てきたのはな〜んかイシバシ辺りで 9,800 円とかで出てそうなストラト。 フロント、センターがシングルでリアがハム、というピックアップレイアウト。 音がどうだった、とかそういう議論は敢えてしない。 でもやっぱり、ギターは自分のを持っていくべきだ。そう強く決意した 日曜の午後。
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2001/04/14 コントラバスの魅力 |
今日は志緒のコントラバスの師匠、高西先生のミニ・コンサート。
コルセットで締め上げて痛み止めを打てばなんとか直立歩行可能<折り目>か?、という
お前は東スポか状況であったが、全席指定、コーヒーとケーキ付きという誘惑には
勝てず、ってわけじゃないけど結局行くことにした。
駒場東大前にある小さな音楽喫茶が会場。楽器はコントラバスとピアノだけ。 「小曲が好き!」というお題通り、数分程度のかわいらしい曲がメイン。 うーん。コントラバスの深い音は本当に魅力的。小さな会場でその響きを楽しむ 幸せよ。しかし同時に、本当に難しい楽器なんだなあということも実感。 教則本を書いたり教則ビデオに登場したりいろんなところで教えたり演奏したり している方なのだけれど、それでもハイポジションでの音程の甘さが気になる瞬間が 時々あって。メロディを弾くのに適した音域とコントラバス本来の音域のズレみたいな 話なのかな。 ま、アラを探せば、っていうハナシで。とても楽しいひとときでした。 コルセットで締め上げた腹の苦しさをしばし忘れるぐらいに。
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2001/04/13 エンタテイメント |
さて、関係者に状況を報告せねばなりませんが、単に「腰痛めました」という
メールを打つのもつまらん。こういうネタこそエンタテイメントにすべし、という
我家の家訓が頭によぎります。てなわけで朝イチで一本
文章を書いた後、倒れるように寝ました。
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2001/04/12 油断 |
やってしまいました。急性腰痛症。
実は今回が二回目。初回は忘れもしない EW&Fiber のリハーサル中の事でありました。 4 年ほど前だったでしょうか。その日、病み上がりの身体にムチ打って三軒茶屋まで 出掛け、ヨロヨロとドラムをセッティング、フロアタムの高さを調整しようと 上半身を曲げたところ、自分の上半身の重さに腰が耐え切れず破滅。 今思うと、症状は比較的軽かったのだと思います。その後数時間のリハーサルを その腰でこなし、リハの後はみんなで衣装を買いに行こうぜ、つーて街に出たは 良いけれどさすがにそこでツラくなって、やっぱりオレ帰る、という状況だったと 記憶していますから。今回はいきなり立てませんでした。 前回腰を痛めたあと、それなりに腹筋背筋を意識して使ったり、 毎日急な上り/下り坂を歩いたりして、それが功を奏してか腰痛に悩まされることは 全くなかったからなあ。おれは腰痛から解き放たれたと思っていた。というか、 腰痛の二文字が頭の中から消えかかっていた。その油断こそが敗因だったのだろう。 自分がこうなると、バリアフリーということに敏感になったりします。 エレベータかエスカレータを是非設置するべきだと思いますよ。菊名駅駅長殿。
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2001/04/11 上司との面接 |
おれは何がしたいんでしょう。ここで。
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2001/04/10 春 |
昼休み。散歩。川原。土手。スズメ。ヒヨドリ。ハシブトガラス。キジバト。
ムクドリ。カワウ。ユリカモメ。
…ツバメ!
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2001/04/08 AV の快楽 |
やっぱね。いーっすよ。AV は。オトコのロマンです。
模様替えでオーディオ (Audio) とテレビ (Visual) を一まとめにしたので、 リビングも片付いたし、ってほんとは片付いてないモノまとめて隣の部屋に 放り込んだだけなんだけど、ちょっと腰を落ち着けて音楽ビデオでも見てみよう、 という気になったのだ。 おれは AV というものに対して懐疑的でした。最近その手の売り場に行くってーと DVD だのドでかい画面だの売ってるよなあ、でも音楽は耳で聞くもんだろ。 映画だって映画館に敵うわけじゃないしさ。てなことを思いながら、 半信半疑で Pat Metheny の Secret Story Live など掛けてみたわけです。 すいません。おれが悪かった。 これはまいった。これは快感です。映像 + 一応まともなスピーカから 一応まともなステレオサウンド。視覚と聴覚の相乗効果ってすごい。 手元にあった Police だの Rush だの片っ端から観ちゃいましたよ。 なるほどねえ。ドでかい画面だのサラウンドだのが欲しくなるわけだ。
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2001/04/07 進化 |
PECT の Ville Nouvelle 2001 を観るために神楽坂へ。
この芝居、「チョコレイトコーティング再編集版」と「大人のための 79 分。 完全改訂版」の 2 バージョンが存在する。私が出演し、この日記でも度々 登場したのが、横浜ゲーテ座で上演されたチョコレイトの方。今回は大人版。 会場となる session house garden という小屋、ゲーテ座に比べてずっと 小さく、潔いほどにシンプルな作り。役者さんの作る空気がダイレクトに 響いてくる感じで私は好きです。 席につくとすぐそばに、この劇でたった一つの舞台装置であり、劇中で いろんな意味を持つオブジェが置いてあり、まだ劇は始まっていないんだけれど、 既に主人公イシマルくんがオブジェをじっと見詰めていたり、部屋の隅では 相手役のマミヤさんが静かに座って本を読んでいたりする。 前回出演して、セリフをヘンに覚えていたりするので、今いきなり 「もう今日はおしまいですけど」(マミヤさんのこのセリフで劇が始まる) と イシマルくんに声を掛けたら動揺するだろうか、とかロクでもないことを考えている。 で、劇ですが、進化していました。 チョコレイトとは台本もずいぶん違うし、シーンも相当削ぎ落とされているし、 配役も違うし、違う劇になるのは当たり前とはいえ、反面同じセリフも沢山あるし、 ストーリーの大枠は変わらない。その中で、例えばセリフの間の取り方や 表情が、よりリアルな空気を創り出しているように感じた。猛烈に怒られながら 必死に稽古していた役者さんたちを思い出す。確実に実を結んでいるのだ。 チョコレイトに出演することが決まったときに、参考までに見ておいてくれ、と 渡されたオリジナル版 Ville Nouvelle (こちらは去年上演された) のビデオで、 ルキノさんが何の小道具も使わずに、一瞬にして少女から老婆へ変化するシーンに 驚いたけれど、同じシーンをライブで目の当たりにして鳥肌が立ちました。 美香さん演ずるマミヤさんの「ゼペットなんて大嫌いだ!」という絶叫。直後に 振り向き、でもそこには誰もいない。絶望。時間が凍り付いてしまったかのような 空気。その瞬間に涙が出ました。 ビデオじゃわからない。ああ、おれ、チョコレイト版もこの目で見たかったよ。 と、劇が終わった後主催の中嶋さんに言ったら「あんた出てたんだから しょーがないでしょーが」と苦笑されました。 前回は出て、今回は観て、PECT の皆様には演劇の楽しさを 内側と外側両方から教えて頂きました。多謝。
劇が始まる少し前、神楽坂のうどん屋で若 + 志緒と「もうすぐだねー」 「今ごろ役者さんはどーしてるだろーね」なんてのんびり昼飯。その時に、 「どうもミュージシャンと役者は本番前のぴりぴり感が違う気がする。 ミュージシャンは緊張の中にもどこか気楽さがあって、役者の方が高い(?)集中力、 緊張感で臨んでいるのではないか」というハナシになった。 気楽なのはお前だけじゃねーかというウワサには取り敢えずフタをして、 その時の結論は「ミュージシャンはステージで自己を開放するが、役者は 自分とは違うものになり切らなければいけない、そこに違いがあるのではないか」 ということに。 なんとなく納得しちゃう気楽なおれ。
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2001/04/06 まだ安住じゃない |
会社を早めにあがって、無印良品で収納ボックスなど買い込み、いざ模様替え。
今までは、金属製ラックにテレビとその他雑多なものが入っていて、 その隣には PC があって、それから金属製ラックの対面にはオーディオラックが あって、という配置だったんだけれど、金属製ラックから「その他雑多なもの」を 追い出してオーディオをこちらへまとめ (そして高い場所へ置く!)、 オーディオラックはなくしてしまい、 PC は部屋の隅へ移動、というのが作戦。作戦完了は結局夜中の一時ごろ。 ああ。安住の地… …って相変わらず引越し前みたいな状況じゃないかっ。行き場を失った 「その他雑多なもの」がその辺に散らばってるんだから当然だ。 むー。物が多いのかな。多いんだろうな。手の届くところにいろんなものを 置いておけば便利ではあるが当然ごちゃごちゃする。場所を分散して収納すれば、 思い立ったときにダイレクトに物を使えなくなってしまう。で、使用頻度の 高いものは手元に、みたいなアッタリマエな結論になっちゃうんだろうな。 ダイレクトでなくても、そういう環境にしてしまえばワンアクション挟むことに 慣れちゃうのかもしれない。うーむ、でもなー、やっぱギターとか、 ケースに入れて二階にしまっちゃったら弾かなくなるよなあ。 シンプルライフには憧れるけど、マンションの広告みたいな無機質な部屋も どーかと思う。その難しいバランスを、 皆様どのように取っていらっしゃるのだろうか。
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2001/04/05 安住 |
機嫌悪いです。部屋が汚いんで。
模様替えを思い立って、 あまり考えないままいろいろと移動を始めたりしたもんだから、 部屋の中は引っ越し前のような様相。って始めたおれが悪いんだけどさ。 この苦しい状況をくぐり抜けると、そこには安住の地が待っている。 んじゃないかな。たぶん。
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2001/04/04 弦とピックの憂鬱 |
昨日の情報をうけて、早速 Fender のミディアム、オニギリ型、色は白、という
ピックをゲット。おれって素直。
というわけで今日もカッティング。二曲ほど弾いたところで早くもピックのエッジが 黒ずんでくる。弦へのタッチがだんだんざらっとしてくる。 ぐえー、コレだからプラスティックのピックっていやなんだよなあ、と思った 次の瞬間、 また弦が切れました。 一昨日切れたときは、まあ弦も古かったし諦めもついたんだけど、今日のは、 ちょっとそりゃないんじゃないの。 やっぱりカッティングって弦へのダメージがすごく強いんだろうか。 そういえば EW&Fiber でばりばりカッティングをキメているあんどーさんも、 切れるからという理由で 11 という極太弦を張っていた記憶がある。 それにしても新品の弦に張り替えてからたった二日だぞ。 早すぎないか。早すぎると嫌われないか。ひょっとしてそのなんだ、 あまりそういう結論に辿り着きたくないんだけど、でもやっぱり、 実はおれってすっごくカッティングヘタなんだろーか? そっ、そんなことはないぞ。きっとこのピックがいかんのだ。黙ってないで いかんと言ってくれ。おれのレスポールよ。よよよ。
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2001/04/02 おれはギタリスト |
EW&Fiber のトロンボーン、ちあきくんが結婚することになって、パーティが
開かれる。ちあきくんと同じ高校出身バンドであり、メンバーの一部が EW&Fiber にも
参加している SLAM もパーティに出席することとなった。
ところで、おれはってーと、まったくその高校には関係がない。 SLAM には元々とーるくんという上手なドラマーがいて、彼が忙しい時に、 EW&Fiber の縁(?)でおれが代打をやったことがある、という関わりだ。 今回はめでたくとーるくんも参加する。つまりドラマーとして参加する必要は 全く無い。 んだけど、まー二度ばかり一緒にライブ演ったわけだし、お前にも出番をやろう、 ということになった。ポジションはギター。今回はパーティ企画ということで 山下達郎のコピーを演るんだけれど、SLAM のヴォーカルである "スパークリング" 尚幸氏はギターを弾けない。 それで、達郎が弾くカッティング・ギターのパートを仰せつかった。 というわけで Sparkle や Loveland, Island を喜んでコピーしていたら、 あっさり弦が切れました。 ホントに 16 分音符のちゃかちゃかしたカッティングばっかりなんだよな。 やっぱり弦にはツラいのかなあ。いや、やはり 09 という細いゲージがいかんのか。 しかしカッティングの名手ナイル・ロジャースは細い弦だったはず。あっ、 ピックか。ピックが硬いのか。柔らかいおにぎり型に代えてみるか。それとも フォームか。どこかに力が入っているのか。固く握り過ぎているのか。 いやーギタリストはいろいろ悩ましいなあ。わははは。 ところでその芸名は如何なものでしょうか。スパークリング尚幸氏。
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2001/04/01 模様替え |
LDK を広くすっきりさせたいのだけれど、問題は PC とテレビとオーディオなワケで。
PC を別の場所に動かすにはモジュラーケーブルを長く這わせるか、無線で 飛ばすしかないが、長いケーブルはみっともないしワイヤレスは 5 万もしやがる。 PC をノート型にして省スペース化を図ればさらに 3 〜 4 倍コストがかかるし スキャナも使えなくなりそうだし。 テレビとオーディオは出来れば近くに置いておきたいが、 それを諦めるとして、テレビを隣の部屋に置くとメシを食いながら 気軽に見たり出来なくなる。隣の部屋との境を開け放しておけば 見えなくもないが、エアコンの効きが悪いし、 遠いから毎日が視力検査みたいなもんだ。 ではオーディオを隣へやるか。畳にあのオーディオラック。 和室って本当はあまり物を置きたくないし。背の低いラックが似合うんだろうけど、 買えば相当しそうだし、そもそもその手の機械を高い場所に置きたいのだ。 だああああ!!!!!(考えに行き詰まり発狂) 考えてもわかんねーよー!モノは試し!とテレビを隣室へ追いやってみた。 むー。自分はあまりテレビを見ないやつだと思ってたけど、結構インパクトあるなあ… 早いとこすっきりさせたいんだが。家に小さなギャングがやってくる前に。 誰か助けて。
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