Rainy Days and Mondays

2001/06 version

2001/06/30  独りでモーツァルト

本当は今日、家に戻ってくるはずだったんだけれど、志緒の体調が今一つ優れず。 朝イチで病院に連れていって、結局実家で一日様子を見ることに。

なんだつまんねぇな。ま、しょうがないか。

午後早い時間に家に帰り、しばし考える。琴葉が帰ってきたらどんな音楽を 聞かせてやろうか。まぁ自分達の好きな音楽を聴いてれば良いんだろうけれど。 いきなりエグいジャズってのも濃いかねぇ。やっぱクラシックか? モーツァルトか?わはは。そーいえばおれ、多分モーツァルトで一番有名であろう 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(ど っそど っそどそどみそー ふぁ っれふぁ っれふぁれしれそー、ってヤツね)を持ってなかったなぁ。

てなわけで街へ。トン・コープマンのヤツを発見。1000 円? サービスチケットを 使ったら 600 円ぐらいで入手出来てしまった。産まれて初めての音楽が こんなに安上がりでいいのかっ。いや値段じゃないぞ。愛だ。

夜、買っておいた弁当を食べ、珍しくテレビなどつけてみる。若から電話。 「よぉ。何してる」「えーと、弁当を食べた後、一人で『筋肉番付』を見てます」 と、自分の現在状況を改めて言葉にしてみると、なんだか侘しさが沁みる。 何やってんだおれは。

で、何やってんだおれは、と口に出してみたら、不憫に思ったらしい若が 遊んでやろーかと声をかけてくれたんだけど、なんとなく気力がなく、明日の朝 早起きしなきゃいけないという状況も手伝って、また今度、ということに。すまん。

窓からぼーっと夜の街を眺めながら、 アイネ・クライネ・ナハトムジークを聴いてみる。 ああ、ダテに有名なわけじゃないんだな。いい曲だ。

明日、聴かせてあげるさ。

2001/06/29  一回休み

なんか疲れたので今日はサボり。今日在るはずだった会議の日程もズレたし。 目が覚めたら起き出して、お腹が空いたら食べて、眠くなったら寝る。 赤ちゃんのような生活。をを。いいなぁ。赤ちゃん。

風邪もほぼ治ったようなので、夕方実家へ。「この時期の赤ちゃんは一日毎に 顔が変わっていく」なんて言いますけど、どうなんでしょうね。竹じゃあるまいし。 なんてクルマの中で思いつつ、この間おぎりんから電話があったときに 「退院してから顔見てないんだよ、今度会った時にナオミ・キャンベルに なってたらどうしよう」とか言って呆れられたりしてるんですが。

いや、でもさ。でもさでもさ。変わってるよ。やっぱり。これ。 顔の輪郭がはっきりしてきた感じ。 ホントに風邪が悔やまれる。毎日見てる志緒は「そうかなぁ?」なんて 言ってるけど。

沐浴やおむつ替えを、一応大事を取って見学。 結構毛深いですね。将来エステとか通うんですか?

2001/06/26  出生届を出したらメシを食え

出生届、持った。出生証明書、は出生届と同じ紙だから OK。 保険証、持った。母子手帳、持った。印鑑、持った。では会社を休んで市役所へ出発。

ざわざわと多くの人が順番を待ったり、何か届け出を記入していたり。 出生届のカウンタには幸い並んでいる人はいなかった。早速窓口の方に 書類を提出。出生届ですね、おめでとうございます、と言われて嬉しい。 特に不備もなく、本籍地への確認も滞りなく済み、「この漢字は使えません!」 とか、「なるほど、こうきましたか。私ならこういう名前にしますね。考え直して みませんか?」などということもなく、あっさりと受理された。めでたい。

最後に窓口の方から「えーと、市からですね、干支にちなんだ贈り物を 差し上げることになっていまして」と小さな紙袋を手渡される。 で、改めて認識したんですが、今年はへび年だったのですね。 しかしへびの置物…うーむ。窓口のおじさんもちょっと困ったような笑顔だったし。 中を開くと「障害者の方が一生懸命作りました」みたいなことが書いてある。 そうなのか。まずは琴葉に見せてよう。

帰った後は、風邪につき寝倒す。昼は買っておいたおかずパン(?)をいくつかと 牛乳、夜はちょいとクルマに乗って近所のガストへ。

という状況を見てもほぼお分かりかと思うが、おれは食への執着があまりない。 昼時、食堂に並んでいる人を見て、あぅ、並びたくない、と食事を抜いてしまったり する。立食パーティで食べ物にありつけないなんて結構当たり前だ。弱肉強食の 世界だったらあっさり死んでいるだろう。病気になるのはイヤなので、牛乳だの 野菜ジュースだのを冷蔵庫に並べてみてはいるんだけれど、多分こんなもんじゃ 栄養のバランスなんて取れやしない。と思うだけで料理は一切せず。 この置かれた状況が「一時的なものだ」ということも関係しているとは思うんですが。

いや、おいしいものを食べることは嫌いではないんです。もちろん。 人と食事をするのも楽しいし。これを書いている今も、心の片隅で、 それは淡く微かな恋心のようにひっそりと、「なんかおいしいモン食べたい」と 思っていたりもするのです。 なんだけれど、食への衝動がおれの身体を突き動かすほどの大きさかというと、 残念ながらそうではないらしい。つーか食のことを考えるのがめんどくさい。

こと食うことに関してはからっきし駄目、というのは一部の人間には知れていて、 「ちゃんと食べなきゃ駄目だよ」なんて電話が来たりして嬉しいやら情けないやら。

比較的空いていたガストにゆっくり座りながら、これでいーのかなーとぼんやり 考えた。

例えばあと三十年間、三度の食事を取ったとすると、その回数はえーと、 365 日 × 朝昼晩 × 30 年 = 32850 回、となる。この数字を見て「ををっ、 それしかないのか、もっと大事にしよう」と普通の人は思うのでしょうか。 まだそんなにあんのか、と思う様ではホントに救いがない。

世界中に飢えた人がいることを思う自分も在るけれど、ただ冷蔵庫のかぼちゃが しなびていくのを見つめるだけの自分、健康維持のための食事の義務に ストレスを感じる自分もやっぱり在って。

罪深い、っていうんだろうな。こういうの。

2001/06/24  風邪につき自粛

起きたらどうも喉が痛くて身体がだるい。かーっ、やっちまったか。 昼頃、都議会選挙に出掛け、やっぱり無理っぽいな、取り敢えずなんか食うか、と 通り道にあった永谷園に入ろうとしたらツブれていてタマげる。

風邪を移しちゃマズいし、今日はそっちに行かない、と実家へ電話。 つまんないなぁ。顔を見られないのは。ごろごろ。

2001/06/23  退院、そして君の名は

10:30 ごろ、クルマでワタナベ家に寄りクーファンなどを積み、病院へ。 ちなみにクーファンをチャイルドシート代わりにしてはいけません。マネしないで 下さい。

病院の前に路駐してやろーかと思っていたら、なんだか今日はクルマが多い。 仕方なく病院の隣にある有料駐車場へ。そばが工事中なので、現場のおじさんに 誘導されつつ駐車完了。「みんなそこらへん停めてんのにアンタは偉いね」 うぐぐ。いや路上が空いてなかったんで、とも言えず。

コンビニでお金を下ろす。一度に引き出せる金額が 10 万円なので、四回も 立て続けに引き出し作業をしなければならず、誰か他に使う人が並んでたら 悪いなあと周りをきょろきょろ見ながらの作業だったので、どう見ても 挙動不審。その後病院へ。なんだか暑いなぁ。今日は。

「必要な書類持ってきた?」

…忘れました。クルマに取りに行ってきます。他に何もないよね? ついでに荷物運びます。ぜぃぜぃ。

「クーファンは?」

…クルマに取りに行ってきます…何度かその辺を歩き回っているうちに、 工事現場のおじさんに顔を覚えられてしまった。まだ荷物あんのかい? チェーン外しとこーか? とか声をかけられる。

「看護婦さんと先生へのお礼は?」

…クルマに取りに行ってきます…もう汗だく。後で聞いたら、同じ部屋に 入院していた女性に「旦那さん、舞い上がってますね」とか言われていたらしい。 いやもう何でもいいけどさ。だから他に何もないよね、と…いやその。

看護婦さんが「本当に可愛い、賢そうな赤ちゃんねぇ」と言ってくれる。 いやお世辞だというのは分かりますが、こういう一言が嬉しいものなんです。 笑ってください。はい。

と、いろいろアタフタしながらもようやく病院の外へ。 初めて吸う外の空気はどんなもんぢゃ。って寝てるじゃんかよ! さっきの工事現場のおじさんがクーファンを覗き込んで「ひゃー、かわいいねえ、 男の子かい? 女の子かい?」かわいいってさ。よかったな。

無事実家に着き、赤ちゃんの寝る場所と、その隣に志緒の寝る場所を確保して、 初めてのおむつ替えに義母、志緒、おれで四苦八苦したり、 ちょっと手が冷えてるかな、と手を握ってみたり。しかし何なのだ。 この小ささは。でもちゃんと爪生えてるし。寝ながら時々する、その面白い顔は 何の意味があるのだ。を、伸びをした。起きるかな? 起きるかな? あ、寝た。 寝てばっかだな。

一段落してから、各種書類を作成。出生届にボールペンで名前を書きました。

こ と は
琴 葉

と。

2001/06/22  出産というドラマ

夜、会社から帰ってぼーっとしていたら電話が。 「よぉ」EW&Fiber のボーカル、マスター一色氏だ。 「今まだ会社にいるんだけどさ、現実逃避」おれは逃避先か。 なんでも「あの文章 読んでたらちょっと電話したろーかっつー気になってさ」だそうだ。

お読みになった方にはご存知の通り、あの文章、ただ出来事を時系列に 綴っただけである。自分で読み返してみて、うーん、こりゃただの「記録」 だなぁ、自分と、よっぽど近い親戚ぐらいしか面白くないよなぁ、と思っていた。

ところが、アレを読んで「面白かった」「泣けた」という感想をくれる方が ちらほらといた。意外だった。「同じ立場を経験してると、あーわかるわかる、って 感じなんじゃないかな」という意見もある反面、未経験の方から「最近涙もろくって」 なんて告白も。出産というのは、そういう力を持った「ドラマ」なのかもしれません。

その後マスターはおむつの銘柄やアカチャンホンポの有用性、自分の子が一番 可愛く見えるという心理等について熱く語っていた。

仕事せい。仕事。

2001/06/20  名前

病院へ。ちょうど授乳の時間。「母乳飲んでくれないし、げっぷも出させられないし、 どーもあたし劣等生だよー」と志緒。まーぼちぼちいきましょう。

ワタナベの実家に行き、 夕飯をご馳走になりながら(しかし最近、食事に関して本当にお世話に なりっぱなしだ)、名前はこれにしようと思っている、と発表(?)すると、 義父に「親の希望を押し付けるのは駄目だ」とか「呼びにくい」とか文句を言われて 満足する。

ってなんかヘンですね。いや、このお義父さんというのがナカナカにクセモノでして。 まず恐い。多分、初めて家に来た人はかなりの確率でびびります。客の前でへーきで 「こんなゴミみたいなモンを出すなっ!食えるかーっ!」とかやります。 ま、義母は慣れたもんなんですが。自分の信念を強く持っていて、それをまた 力強く容赦無く遠慮無く表明します。

根は心底優しい人なのですが。ってフォローになってない? いやそんなことないですよ。だっておれ、義父と話すの好きですから。

と、そんな人なんで(多分どんな名前を付けようと)山ほど文句を言われることは 予想されていたわけで、 それを乗り切れるなら後は大丈夫だろうと思っていたわけです。

義父の意見に一つ一つ反論し「九分九厘変えないっすよ、二人で決めたことだし、 お腹の中にいるときから既に呼んでたし」と言ったら、まだ言い足りなさそう ではあったけれど「最後はお前らが決めることだ」とニヤリとしていた。 「不思議なもんで、付けちまうと勝手に馴染んじまうもんだ。名前なんて」 だって。

明日は母が病院とワタナベの実家に来る。 名前の件でおれの悪口大会になっているところを想像すると、ちょっと可笑しい。

2001/06/19  ありがとう

いくつかの ML に産まれたよーと報告。頂いた言葉からいくつか。

「名前は?」

ダントツ一位で多かったのがこの質問。 一応、これにしよーと思ってるってのはあるんですが、親達に宣言した後 正式に届を出そうかと思ってます。しばしお待ちを。って別に待ってないか。

「これからもっと寝不足になりますよ」

これも多かったです。よほど辛いらしいです。昼夜を問わず三時間おき、とか 言いますもんね。しょうがないからおれも会社で三時間おきぐらいに寝ようかしら。

「双子座ですね」

と言われてもワタクシ、占星術に詳しくないんでアレですが、うお座との相性は どうなんでしょうか。思わしくない場合は十三星座方式の導入も検討せねば なりません。

「きっと親ばかになっているのでありましょう」

出産時にカメラを持っていなかったよーなテイタラクではありますが、 新生児室に並んでいる五人の赤ちゃんを見て「ウチのコが一番かわいい」と 思ったりもしておりますし、まぁ月並みな親ばかと言えるのではないでしょうか。

「私の永遠のアイドル、ポール・マッカートニーと同じ誕生日である」

そ、そうでしたか。てなわけで私もこれを機にポール・マッカートニーの誕生日を 覚えることになりそうです。

本当に皆様、ありがとうございます。

2001/06/18  親父の一番長い日(後編)

二日目です。 親馬鹿と、笑わば笑え、つー感じですか。

2001/06/17  親父の一番長い日(前編)

出来事を時系列に並べただけですが、 取り敢えず

2001/06/16  友来る(おれのじゃないけど)

志緒の高校時代の親友であるけべさんが、旦那様のたろーさん(こちらも 高校時代の同級生だそうだ)とお嬢さん二人とやってくる。 ベビーバスを譲ってくれるということで、わざわざ持って来てくれたのであった。

「もう 3000 グラムなんだよー。出てきてもいーんじゃないかなー」
「歩いたり、お風呂で暖まったりすると早く出てくるらしいよ」

なんて会話を聞くのどかな午後。

2001/06/13  ココロのびょうき

どーも最近、時々動悸があったり息苦しかったりする。 で、戯れに Googleで 「動悸 息苦しい」とひっぱたいてみたところ、自律神経失調に関するページが 山ほどヒットしました。

うひゃ。

なんでも、心の病気には、

完璧主義 情緒的に不安定 仕事熱心 心が大人になっていない 競争心が強い 自分自身を確立できていない せっかち ワガママ 人に頼まれるとイヤと言えない きまじめ 自分を責める こまかいことまできちんとしていなければ気がすまない 神経質 取り越し苦労をしやすい

なんて感じの人がなりやすいらしい。ヤバイぞ。おれって仕事熱心だし、 イヤと言えないし、きまじめだし。

…いやその、ですから、わかりました。真面目にやります。仕事サボって イヤと言いまくってます。そこでヤバイと思ったんぢゃありません。

音楽は勝ち負けだと思ってますから 競争心は強そうです。小学校の家庭科の時間、 クラスで一番早くカレーを作って野菜が生煮えだったり、中学校の技術の時間、 クラスで一番早くラジオを作り上げたら鳴らなかったりしたのでせっかちの ようです。ワガママです。思い通りにならないと怒る、と 姓名判断にまで診断されております。 楽器のセッティング等ヘンなトコロに神経質です。

…当てはまっているっ。最近どうもやる気がないと思ったらこれが 原因だったのだな。病気だったのです。課長。勘弁してください。わはははは。 いやぁこれで一安心だ。

って安心してる場合か?

2001/06/10  分相応

「私ばっかりじゃ悪いから」と手渡された半袖のシャツ。 なんでもユニクロで安売りしてたんだそうだ。

値段、昨日の 20 分の 1 以下なんですが。

「あー、似合う似合う。よかったねえ」

そ、そう? てへ。って誤魔化されるなっ。> おれ

いや、全然おっけーなんですけどね。肩の凝る服は嫌いだし。しかし何か悔しいので、 これからはお洒落しようかしら。えーと、まずどんな雑誌読めば良いんですか? メンズ・ノンノとかですか? (我ながら違うと思う)

2001/06/09  横浜の日

6 月 10 日は横浜に行く日となっておりますが、 明日は天気が悪そうなので、今日にしました。

中華街やら丘公園やらを散歩して、その後元町へ。

あのー、アナタに今、最も必要のない店ではないですか。 その、普通の洋服屋ってのは。 何故に行くのだ。ジャケットを試着して「今は前のジッパーが閉められない〜」って 当たり前です。無理して閉めるのはやめなさい。破れます。 「あっ、閉まった」じゃないっ。 服屋のお姉さんも「お腹がすっきりしたらカッコ良く着られますよ〜」って やめてください。

で、何故に買う?
ちなみにボーナス、まだ出てません…

弦を換えました

2001/06/07  幕張狂想曲

Interop という、ネットワーク関係のビジネスショウといえばいいんでしょうか? に行ってきた。

アンケート用紙を持ってひらひらと手招きするコンパニオンのおねーさまに 惑わされることなく、惑わされそうになってもなぎ倒しながら前進し、 いや押し倒したんじゃないっすよ、ひたすらブースを回り質問を繰り出す 今年のおれは、多分あの場にいた人間の中で一番真面目だったろうと断言できる。

つまり、去年までは興味もないブースでアンケートに答えまくり、抽選会のために デモを見まくり、各種プレゼントや粗品を集めまくり、コンパニオンのおねーさまに 愛敬と名刺を振りまきまくる、という態度で Interop に臨んでいた

てなことは全くなく、毎年真面目ですとも。ええ。真面目。真面目だって 言ってるだろう。なんで信用しないんだぁーっ!!(←逆ギレ)

いやまぁ、こうして真面目に回ってみると、それはそれで面白いものです (←結局去年までは不真面目だった模様)。 午前中から見始めて、はっと気付いたら二時でした。結局飯も食わずに五時まで ぶっ続け。最後の方は「お願い、おれの興味ありそーなブースがありませんように」 と祈りながら急ぎ足で回っているという。

今年一番印象の良かったのは日商エレクトロニクスですね。アンケートの 粗品がペットボトルの水で、疲れた身体にそれがすごくありがたくて、 ハートを鷲掴みにされました。ところでホントに真面目に見てたんでしょうか。 おれは。

しかしなぁ。幕張メッセの最大にして最悪の難点は「遠い」ことだ。 今朝は「ちゅらさん」のオープニング音楽を聞きながら家を出て(つまり 8:15 だ)、 幕張で入場バッジを胸にぶら下げたのが 10:40 ごろ。約二時間半でっせ。 京葉線に乗ってしばらくした辺りで意識が混濁し始め、 自分が何故この電車に乗っているんだか分からなくなってくる。 舞浜駅でディズニーランドを目にし、電車を降りてしまわなかった自分を 誉めてやりたいぐらいだ。

次は横浜あたりでやりませんか。

2001/06/04  ハーヴィーとの復縁

すまんおぐちん、おれは Fourplay でワクワクできなかった、嗚呼、はぁびぃ様との ご縁もこれまでなのね、よよよ、と泣き崩れていた昨日の夜、若から電話があった。 「おまえジェフォロジーっつー CD 持ってるだろ。貸せ」とのこと。 しばらくするとホントにやって来て、「そういえばハービーメイソンがどーとか 言ってただろ。これなんかどうぢゃ」と土産代わりに持ってきてくれたのが Marlena Shaw の Who Is This Bitch, Anyway? というアルバム。

あっ。Feel like makin' love が入ってる。

この曲、先日のセッションで演ったんですが、 セッション予習用 CD-R を聞きながら 「あーこのドラム、ハーヴィーっぽいな〜、かっちょいいなあ、誰なんだろ?」 と思ってました。本人だったか。

てなわけで四曲目の Feel like ... から聞いてみたんですが、これ、いー感じ ですね。若は貸してやると言ってたんですが、気に入ったんで近々買いに行くと 思うからいーよ、とその日はその場で返しました。

で、今日早速買ってきました。行動派です。

かーっ。一曲目!イキナリかっちょいーぢゃん!あの場で一曲目から聞いていたら、 夜の九時だとゆーのに「エウレカ!」「今すぐ CD 屋に行くんぢゃあ止めてくれるな 離せぃ、ええい離せぃぃぃ」となるところでした。危ない危ない。ってそんな 大袈裟なモンぢゃないんですが。ハナシを大きくするのが好きなんで。てへ。

ともあれ、素敵な CD を紹介してくれて感謝です。そして、こうやって ちびちびと聞いていくうちに Fourplay に目覚める日が来るやもしれん。 てなわけでおぐちんにも感謝。

そうです。皆様お察しの通り、おれは CD を処分できないタイプの人間です。

2001/06/03  草を刈れ

昨日、雨樋に溜まった落ち葉の掃除をしたのですね。お隣がちょっと大きな ハシゴをお持ちなのでそれを借りて。結局ハシゴが届いたのは一部だけで、改めて 策を練らなきゃならないんですがそれは置いておいて、作業中、隣家の旦那さんに してハシゴの持ち主であるところのけいぞうさんいろいろ手伝ってくれまして。 さらにその後「近所のホームセンターに行ってみません?何かあるかもしれません」と 誘われて、立派な BMW でドライブ。 ホームセンターで草刈り機に見とれる二人。「良いですねえ」「欲しいよねえ」

我々の家は南北で隣接していて、両家の東側は空き地になっている。 空き地といっても、とある人の所有地ではあるんだけれど、 持ち主がそこに住んでいないので雑草伸び放題。 持ち主は刈るなりなんなりやってくれと言っているらしいんだけれど、 ちょっとシロウトには手を付けられそうもない荒れ具合。というのが 伏線ね。

で、冗談半分に「お金出し合って買っちゃいましょーか?ははは」と言ったところ、 けいぞうさんの眼鏡の奥がキラリと光る。「良いですねえ、それ」

おれは忘れていたのだ。この人は行動派なのだ。例えば以前、 家の近所に街灯がなくて、役所には私道だから設置は難しいと一旦断られ、 それでも交渉を重ねてついに街灯を設置させたツワモノなのだ。

翌日、つまり今日、けいぞうさんから電話がかかってきた。「思い立ったらどうにも 実行したくなっちゃいまして。今からホームセンター行きません?」やはり行動派で あった。

行きましたよ。買いましたよ。電動式の草刈り機。棒状で、先端に直径 20cm ぐらいの 回転羽が付いてるヤツ。

早速「試運転」と称して草刈り。さすがに強力。草相手では敵無し。細い竹(は 刃先が一気に悪くなりそうだけど)も一応いける。小枝もイケるかな? って 木に向かって草刈り機を振り回してみたり。危ないおやぢ二人組。

なんでも、以前けいぞうさんは業者に草刈りの見積をお願いしたことがあって、 十万円とかふっかけられたらしい。今回出した金額+額の汗+筋肉痛を考えても、 投資効果はなかなかのモノではないでしょーか。

2001/06/02  反応しなけりゃ意味ないね

皆上さんセッション@初台 Noah。 立場としては「後釜ドラマー」でありまして、今日集まった残りのメンバー、 ヴォーカル二人とベーシストとギタリストとキーボードの皆上さん、は 以前からバンドとして活動していたという間柄であります。

課題曲は What's going on, Feel like making love, You've got a friend, You are the sunshine of my life の四曲。何度か聴いて、キメぐらいは採って おくか〜とその日の午前中に五線紙を広げては良いけれど、五分後には、 ま、その場でなんとかなんだろ、といつも通りの怠惰なおれに逆戻り。 戻ったままスタジオに向かうとイキナリ配られる譜面。なんだやっぱり採らなくて 良かったじゃん、って安心してる場合なのか。おれ。

結論から言いますと、久しぶりに楽しいセッションでした。 メンバーそれぞれが有機的に反応する。くすぐられる。くすぐり返す。 バックの盛り上がりにフロントがしっかり応える。 あっという間の二時間。

今後、バンドとして演奏内容を固めていった時にどうなっていくのかは 分からないけれど、今日セッションをした限りでは良い手応えがありました… と思っていたら、セッション後のウチアゲ(ってアンミラでお茶だったけど)の席で、 ギタリストがもうじき留学のため渡米してしまうことを知り。 離陸までにはまだ時間がかかりそうです。

その席で、関西弁ベーシストに言われた一言。 「なんていうか、イカツイ音ですよね」 くぅ。言い得て妙かも。これ、誉められてないよね。 「ジツはハードロック上がりなんすよ」「なるほど…今思うと納得できる ハナシですな」ってやっぱりな。とほほ。

ところで、参加者六名のうち、最年長はおれでした。昔、セッションってーと おれは大抵一番若くて、そのうち中堅どころになってきて、今や長老です。 しかしこの間のおやぢセッションでも「枯れる」境地ではないことが証明されて おりますし。

目指せ熱血派長老。

2001/06/01  自己嫌悪

てなわけで、昨日のハナシ。

こーゆーコトやるヤツぁサイテーだな、と思っている行動を 自分で取ってしまった時ってのは自己嫌悪爆発ですな。

その場で文句言わないで後からぐだぐだ言うというのは、おれの忌み嫌う 行動パターンの一つでありますが、

志緒がとある地域情報誌(ショッパーってやつだ)の売ります買いますコーナーで 「ベビーカーとチャイルドシート売ります」というのを見つけて、 先方のお宅もあまり遠くなさそうなのでクルマで見に行こうと言う。

どうもおれ、こういう個人売買って苦手らしいのですね。顔を知ってる友達から 楽器を買ったりとか譲ったりとか、そういう経験は少々ありますが、 知らない人と交渉して、ということはほとんど経験がない。避けていたフシがある。 流行りの(?)インターネット・オークションにも手を出してないし。 うーん。知らない人と会ったり話したりするのは好きだし、実は気のせい? 食わず嫌い?

しかし、ここまで向いてないとは。思い知らされました。

物を入手するとき、それが特に機械とか道具とかそういう類の場合、 カタログを入念にチェックするとかして十分納得して買いたいと思うのですね。 逆に納得していれば、他にもうちょっと安い店があった、なんて時も あまり悔しくない。 それから、入手した後も取扱説明書を隅々まで堪能したり。例えば入手後半年経って 「あっ、こんな機能があったのか」なんてのはすごく悔しいのね。

個人売買だと、一旦声をかけてしまえば品物はその一品だけになり、その場での 比較は不可能。 先方の見ている前で機能の全てをチェックするのもなーんか疑ってるみたいだし、 玄関先で待たせている状態なのでじっくり時間をかけにくい。さらに、 「あ、ここ汚れてるじゃん、マケてよ」とか「他の店はxxx円だよ?」なんて 店では良くやるけど、シロウト(商売人ではない、という意味ね)相手に どこまでそういうシビアなことやっていーのかどーかというバランス感覚が 分からない。

結局買い取ることにしました。値段は、「ちょっと遠くに住んでる友達に お古を譲ってもらう時に、電車賃とちょっとしたお礼をすればそのくらいかな」という 程度で、至極妥当と思われる価格。

で、帰り道、「…なんかちょっと汚くない?」「チャイルドシートって 最近安全基準変わらなかったっけ?古いと…」「マニュアル無いのは…」と、 つい。「なんでその場で言わないのよ!」と怒るあなたは正しい。 逆の立場だったらおれ、激怒してます。

嗚呼。もう最低。おれ。激凹。なんかいつもは人に失礼なコトを平気でづがんづがん カマしてる印象があるのかもしれませんが、おれにも向き不向きがあるんだよぅ。 って言い訳にもなってないな。とにかく、ある意味すごく勉強になりました。

ま、モノ自体が悪かったワケじゃない。多分。取り敢えず掃除しながら いろいろチェックしてみましょう。

仕事は正式に水泡に帰しました。さて。


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