河童?について
ある祈祷時に展開された場面から考えられる稲荷と水神の関係
例の如く、今これを書く段階では、祈祷時やその前に展開された場面の半分は忘れてしまっている事をお知らせしてその作業に入りたいと思います。
そして、まさか、この様なもの、この様な展開になるとは思ってもみませんでした。
ウィキペディアによると、河童とは、日本の妖怪、伝説上の動物、水神またはその依代。
ウィキペディアによると、水神とは、水神の象徴として河童、蛇、龍などがあり、これらは水神の神使とされたり、神そのもとされる。
ウィキペディアによると、蛟(ミヅチ)とは、水と関係の有る竜類、蛇類、水神の名前。蛟は河童の地方名。
中国の蛟は、「述異記」には、蛟は龍の一種であり、蛟龍、蛟竜(こうりゅう、こうりょう)に同じく、龍の成長の一過程の様なものとされる。
約1年程前、人を介してある会社の経営者から、経営が思うわしくなく、どうしたら良いのかという相談をお受けしました。
この方は長年近くの拝み屋さんと付き合いがあったらしく、会社にはその拝み屋さんが言われる様にいろんなものを祀り、大きな尊像もお祀りされていると言われます。
しかし経営状況が悪いので相談に行くと、拝み屋さんからは、もう会社はつぶれると言われたと言われます。
拝み屋さんにしても、初めの内は真面目にお役をこなされていたらしいのですが、ある女の方と一緒になってから人が変わってしまったと言われます。
その時、その拝み屋さんの事を家の地神様に聞くと、「レースクイーンの様など派手な女の人が見える」、と妻が言ったのを覚えています。
その拝み屋さんについた女の人がど派手な方だったので、その事から私達の事を信用されたみたいです。
また、この方は、その拝み屋さんを通して、勧請を受けた伏見稲荷様もお祀りしていると言われた事を覚えています。
そして、此方から霊視してみる限り、伏見稲荷様の存在は確認できなかった事も覚えています。
「どうしたら宜しいですか」、と聞かれますので、拝み屋さんの念が入った尊像は廃棄して、伏見稲荷様に関しては、今お祀りされている御霊は一旦伏見稲荷の方にお返して、新たに勧請を受けられる様に進言させて頂きました。
勿論、私達が現地に行って、それ相当な事をして尊像の撥遣をするのが一番良かったのですが、何しろ遠方で、私達が動けば当然金銭的な負担も向こうにかかりますので、あえてその事には触れずに、この方には尊像の撥遣と稲荷様への対処などの方法を説明して、この方自身がその様にされる事をお話ししました。
それから約1年後再度連絡を頂き、伏見稲荷様をお祀りしたがやはり会社の経営状態は悪いと言われます。
一度、この会社で祀られる伏見稲荷様をお呼びしてみました。(「ひとりごと・たまに・ふたりごと・・1」、某月、某日、(133)に登載)
私、「○○で祀られる伏見稲荷様、どうかお姿をお見せください」。
妻、「朱色の鳥居の様なものは見えるけど・・・・」、「鳥居の柱の後ろから稲荷さんがこっちを見ては隠れたり、また見ては隠れたりしてるわ」、と言います。
私、「居ってんや・・・、稲荷さん」。
私、「あんたら、何で隠れてしまうんや?」。
妻、「鳥居の下に・・・・×(ばつ)・・・・みたいなのが出てるわ」。
私、「あんた、目、出してみ」。
妻、「・・・黒い・・・丸いものが出て来たけど・・・・」。
私、「あんた・・・、拝み屋がこの会社に残していったもんやな。ちょっとその元、出てみ」。
妻、「鳥居の・・・全体・・・、丸いものが出て来たけど・・・」。
私、「拝み屋さん、話、しょう。顔、出してみ」。
妻、「出て来たけど・・・・、舌、出してるわ」、と言います。
簡単に書きましたが、勿論、少し時間がかかりました。
どうやら・・・、素人の方が尊像を処分しただけでは、やはり無理が有った事は否めません。
あの時、私達が行かせて頂いていたら・・・、と思いますが、往復の旅費だけでも相当かかりますので遠慮したのですが・・・。
あくる日、再度、この会社の伏見稲荷様をお呼びしてみました。
妻、「やっぱり・・・、昨日と同じ様に、鳥居の柱の後ろからこっちを見てるわ」、と言います。
私、「その・・・、鳥居の中、要するに・・・、稲荷のお社に入ってるもの、出て来い。解っとるがい。出て来てみ」。
妻、「黒〜い蛇に羽根みたいなのが生えてるわ。それで×に見えたんやわ」、と言います。
もう・・・、行かせて頂かんとあかんなと思いました。
祈祷の日にちを決めたのですが、それからが・・・・、何か・・・、重い重い重い・・・・、私の体には、兎に角重いものが作用して来ました。
痛みは無いのですが、兎に角重い作用がのしかかって来ました。
他の祈祷も聞いていたり、また祈祷にも出かけたりていましたので、何処の分が作用しているのかが解り難い状態でした。
またその時期に重複して、「ひとりごと・たまに・ふたりごと・・1」、某月、某日、(134)(135)に登載させて頂いた所のものの作用も有ったりして、慣れているのですが少しきつく感じました。
祈祷の3〜4日前?、再度、生魚を扱うこの会社の障りを聞いてみました。
私、「地神さん、拝み屋がの残した念は分りました。他に何か、対処すべきもの、祓い清めるものが有るなら見せてください」。
妻、「何か・・・・、解らないものが見えてるわ・・・・。黒〜い色で・・・、手の様な・・・、腕の様な・・・ものから、ドロ〜としたものが落ちてるわ・・・、しずくの様なものが、ドロ〜と落ちてるわ・・・。頭と手だけが見えて・・・、体は・・・・?。頭は河童みたいな・・・、皿みたいな・・・頭で・・・、ほんまに河童みたいな頭で・・・、顔は・・・・・、何か・・・、高い鼻の様なものが付いて・・・・・。気持ち悪いわ・・・・」、と言います。
その時、私にしても疲れていましたので、「これは消すもの」、と解釈して、直ぐに、「もう、帰り」、と伝えました。
妻、「消えたわ・・・・・」。
これは難解やな・・・・、と思いました。
フェリーに乗船する前、駐車場で明日の祈祷の段取りを確認しました。
私、「地神さん、明日の祈祷、祓うもの、再度見せてください」。
妻、「河童みたいなのが・・・、手を・・・、こう上げて・・・、其処からドロ〜としたしずくが垂れてるわ・・・」、と、前回と同じ事を言います。
「これは消すものやな」、と決めました。
妻の体調も悪く、私も何か・・・、重いものが覆いかぶさっている様で、きつい状態でした。
フェリーに乗り、部屋に入った瞬間、
妻、「あれ・・・・、これやわ」、と言います。
部屋にかかっている絵を見てそう言います。
最初、鳥居の下に出ていた×印です。
結局妻はその晩、一睡も出来ませんでした。
現地に着き、直ぐに事務所に祀られている伏見稲荷様のお社の前に立って稲荷様をお呼びしたのですが、お姿は出ませんでした。
祓うものを消除すればそのお姿は出ると確信していましたので、直ぐに祈祷の準備にかかりました。
今回の祈祷の先祖供養の始終は省きます。
この時点では、今回の祈祷は一回目の釜でこの会社が長年付き合いの有った拝み屋さんが残していった念の消除をして、二回目の釜で、商売繁盛の祈願をする予定にしていました。
鳴釜の準備を整え、一回目の釜に入ります。
勿論、此処に書くのは、そのほんの一部分にしかありません。
私、「地神さん、拝み屋が残していったもの、出してください。あんたら出ておいで」。
妻、「×が出たわ。その下に羽の生えた蛇が出て来たわ」、と言います。
私、「あんたら、もうここから帰らなあかんで。あんたらを消すのは簡単やけど、そうなったらあんたらも大変やろからな・・・、それは分かるから、この釜であんたらの居ったとこに送るからな、もう来たらあかんで」。
私、「地神さん、他にまだあるはずです。出してください」、と言いました。
妻、「・・・・また・・・、河童みたいなのが出て来たわ・・・・・」、と言います。
しかし・・・「・・・・・これか・・・・、こんなもん消すんかい?・・・・・。こんなもん・・・消すもんか?・・・・。ひょっとしたら此奴、神霊と違うんかい・・・・。ちょっと聞いてみたろ」、という気が私の中で起こりました。
私、「ちょっと貴方にお聞きします。もし間違っていたり、私が失礼な事を貴方にしていたのなら怒らんといてください。貴方は神霊か?。水神様か?。この会社は生魚を扱ってるが、観たところ、今まで拝み屋が入っていた事もあってか、何もそれに対する配慮というものが無かったと観ます。貴方が水神様ならそれを見て怒られても当然です。もしそうなら、長年、この会社が貴方に対して失礼な事をしていた事になります。謝ります。お詫びいたします。どうか許してやってください。私からもちゃんと説明します。何も解らんとしてきた事、許してやってください」、と話しかけてみました。
妻、「うなずいとってやわ・・・・」。
私、「有難う御座います。貴方は水神様ですね?。もしそうなら、本来のお姿を見せてください」、と言いました。
妻、「白い・・・、大きな巳さんになったわ」、と言います。
私、「有難う御座います。何も知らん人間が、長い間失礼な事をしました。許してくださいまして有難う御座います。今から目の前の邪を消除します。その後、貴方に対しての詫びの釜、また、この会社の商売繁盛の釜を焚きたいと思います。少しお待ちください」、とお伝えしました。
・・・・・・、思ってもみない展開になって・・・、商売繁盛の表白は使えますが、この水神様に対しての表白は、もう普通の喋り言葉で行くしかありません。
一回目の釜に入りました。
私、「あんた、逃げたらあかんで。消さへんから、あんたの大元のとこに送るだけやからな」。
妻、「・・・二体?・・・・になったわ・・・・」、「顔がいろいろと変わるわ。おどおどし出したわ」、と言います。
私、「そら・・そうやろ・・・。それと、ちょっと聞くが・・・、此処へ来る船の部屋でや・・・、×の絵がかかっていたが、あれ、私らがその部屋に泊まる事を知ってて・・・、あんた、最初に×の形を見せたんか?」、と聞いてみました。
妻、「そうらしいわ・・・」。
私、「そうか・・・・・。何でも出来るんやな・・・・」。
私、「それと、大元のもの、口、出してみ」。
妻、「何か・・・、分厚い唇で・・・。汚いわ」、と言います。
妻は目を閉じています。
私はこのものが逃げない様に言葉に出さず、ある印を結びました。
コンロに火をつけ、「観音経」を上げます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は大きな音で鳴り出しました。
やがて音が止んで行きます。
私、「どやった?。
妻、「・・・、釜が鳴ると・・・、糸の様なもので巻かれたいたのがほどけて消えてしまったわ?・・・・」、と言います。
この時、糸で巻かれていたものがほどけて・・・、と妻が言いましたが、疲れていたのか、自分でした事を忘れていたのか、その意味が解りませんでした。
直ぐに、この家の方は拝み屋さんに買った大きな数珠が残っていたと持って来られたので、その糸は数珠を意味して、それが邪(蛇)に巻かれていたのを釜で解いたものと勘違いしていました。
後から考えてみると、釜を焚く前に私が無言で印を結んでその邪を巻いたものだと確信した次第です。
私、「どや?。此処の伏見稲荷さん、出てあったやろ」、と妻に言いました。
妻、「出て来てあったわ」、と言います。
私、「御免な・・・・、長い間、嫌やったやろ。御免な。な・・・、あんたら、こんな汚いもんが居ったら、力、出んかったな。御免な。もっと早よ来させてもろとったら良かったんやけどな・・・。あんたらが命婦専女神様にこの事を言うて(この会社の稲荷様に関しては、勧請を受ける前に、事前に私が命婦専女神様の方に連絡をしてから受けられました)、私らが来る様に仕向けてくれてあったんやな。有難う」。
妻、「うなずいてるわ。綺麗な稲荷さんやわ。嬉しそうにしてるわ」と言います。
私、「稲荷さん、そしたら今から、この会社の商売繁盛を祈願して釜を焚くから、この会社、守ってやつてな。頼むで。それと、あんたら、見ていて解っとると思うけど、此処、水神様が居られるから、その神様にも詫びの釜を焚くので宜しくお願いします」。
妻、「喜んでるわ」。
二つ目の釜に入ります。
河童の様な形から白い巳神様の形を取られた水神様と、この会社の伏見稲荷様に対して詫びの釜、商売繁盛の釜に入ります。
目の前には、二体の伏見稲様、白い大きな巳神様が居られます。
水神様には口語体で詫びの気持ちをお伝えしました。
「身滌大祓」、「大元造化三神報恩之祈詞」、「稲荷大神秘文」、「龍神祝詞」を上げます。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
洗い米を入れます。
釜は大きな音で鳴り出しました。
河童の様な形から巳神の形を取った水神様には詫びの言葉をお伝えして、「龍神祝詞」、を上げます。
伏見稲荷様にも、詫びの言葉をお伝えして、「稲荷祝詞」、を上げます。
「身滌大祓」を上げます。
やがて音が止んで行きます。
私、「どやった?」。
此処から妻が話した始終が、今までにない展開でしたのでびっくりした次第です。
妻、「コンロに火をつけてしばらくすると、白い巳さんの周りは綺麗な水になって、釜が鳴り出すと稲荷さんの上から金色の光が降りて来て・・・、それを稲荷さんが手で受けて、それを巳さんの居る水の中に入れに行って・・・・、それを一生懸命に繰り返していたわ・・・。巳さんの居る水が金色に輝いて行って、終い目には巳さんも金色になってしまって・・・、丸い金色の固まりになってしまって・・・、巳さんの姿が見えなくなってしまったわ」、と言います。
長い事やらせてもらってはいますが、こんな光景は初めて見ました。
私、「水神様、甘えて言います。貴方の本当のお姿を見せてください」。
妻、「銀色の龍の様なものが出て来たわ」。
私、「手は・・指は・・足は・・・・??????」。
妻、「有る」。
だろうな・・・・、と思いました。
妻、「光る水があふれて、体がはっきりしない感じわや・・・」、と言います。
妻、「光になってしまったわ・・・」、と言います。
やがて全てが消えて行きました。
その前、この水神様が巳の形を取っている時に聞いたのですが、祀って欲しい、そして祀り方としては巳神のお姿を置いて欲しいという事は聞いていましたので、この家の方にはその様にお祀りする事をお伝えしました。
そしてこの水神様のお祀りする場所ですが、水神様、この家の伏見稲荷様にお聞きしたところ、今現在、伏見稲荷様を祀る御社の横でも良いと言われますので、その様にする事をお伝えしました。
妻、「龍の様な体やけど、巳と魚が混ざった様な姿やわ・・・・。後ろ姿で出て来たから・・・・」、と言います。
その時この事を聞いていたら、この神霊には前を向いてくれる様に伝えたのですが、惜しい事をしました。
この「河童」の様な形を取る存在、今までにも何回かそれらしきものを見た経験が有りますが、こんなにはっきり?と出て来たのは初めてです。
「河童」といい、「蛟」、といい、昔から私達の様な領域の者が経験した事が言い伝えとして現在に伝わったのだと思います。
そして、この会社の伏見稲荷様が河童の様な形から巳神の姿を取った水神様に対して、何故あの様な献身的な事をされたかは、伏見稲荷大社の祭神、宇迦之御魂神は白蛇とも通じるという事からなのかも知れません。
地方によっては、稲荷神が水神様として祀られている事からもうなずけます。
(数多くある伏見稲荷大社のお札の一つです。宇迦之御魂神様を守る巳神と稲荷神が居ます)
まあ・・・、普通の方は、「そんな事もあるわな・・・・」、と思って頂いていたらそれで良いと思います。
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