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〒637-0016 奈良県五條市近内町709 南和ラス工業株式会社 TEL 0747-23-0921 FAX 0747-25-1273 メール (nishio@nanwalath.jp) 担当者 西尾
ラスモルタルの歴史から判断して波形ラスJIS1号(700g/u)が最低基準になると思います。 大正から昭和初期にかけて、ラスモルタルの普及に伴いモルタル下地はワイヤーラスを使用し、平ラスは補強材として用いられていた。昭和14年防火改修法案設立された。その仕様はワイヤーラス品番JIS1232(線材の太さ1.2mm・製品巾1820mm×3640mm・重量2.2s/坪)に補強用平ラス#450番(450匁/坪:現在の平ラスJIS2号品相当)であった。 戦後は物資の不足から質量の軽い物が生産されだした。生産性・作業性・コスト面からメタルラスの普及が進んだ。 ワイドラスはワイヤーラスの類似品として現在も生産し使用されているが、メッシュの形状がワイヤーラスとほぼ同じ大きさであること意外はワイヤーラスの特性が生かされて居らず、日本工業規格JISにも当てはまらないまったく根拠の無い製品である。 メタルラス工業組合(当時メタルラス調整組合)としては、昭和14年防火改修法案設立に伴いワイヤーラスの代替品として平ラスの仕様を建設省に求めたが、モルタルの塗り厚を確保するには不十分であると判断され、平ラスはあくまで補強用に使用する事と指導された。モルタルの塗り厚を確保する為にコブラスを開発したが、コブラスJIS1号品(390匁/坪)では質量が不十分。コブラスJIS3号品以上でなければワイヤーラス同等品と判断できないと指導を受ける。またコブラスはジョイント部をコブ同士で重ね合わせるため、材料ロスが出やすいために波形ラスを開発した。昭和15年に波形ラスJIS1号(600匁/坪)に対して補強ラスを平ラス#390番(390匁/坪:現在の平ラスJIS1号品相当)を使用する事で、建設省に理解をいただけた。
参考: 昭和25年メタルラス工業規格品JISA5505を取得。 ワイヤーラスのJIS1232:質量666g/u 平ラスJIS1号:450g/u・JIS2号:500g/u・JIS3号:700g/u・JIS4号:1050g/u コブラスJIS1号:450g/u・JIS2号:500g/u・JIS3号:700g/u 波形ラスJIS1号:700g/u・JIS2号:1050g/u