ニュルンベルク・2 (Nuremberg)
聖フラウエン教会
(ニュルンベルク 2日目)
さて、今日は早速、Pi-子&ねじきの趣味で地下牢獄へ!(nogiはこうゆうの嫌い)
場所は・・・なんと!旧市庁舎の下なのです。
(ガイドツアーでの見学で、ツアーの出発時間が決まっています。要チェック!)
市庁舎の中へ入り・・・地下牢獄ツアーの申し込みはどこでするんだろう?
よく分からないから、窓口のおじさんに聞いてみよう。
Pi-子:すみません、地下牢獄ツアーは・・・?
(入り口の)おじさん:ここで受付してるよ・・・君たちは学生さんかい?
Pi-子:No・・・
ねじき:Yes !!
お・・・おい、ねじき・・・背後に大きなサバが見えんぞ・・・それはそうと、おじさん、困ってんじゃん。
おじさん:どっち?学生?
ねじき:Yes !!
Pi-子:No !!!
おじさん怪訝そ〜に、見つめる。
Pi-子:じょ・・・冗談、冗談。学生ではありません。
ねじき:物は試しで学生って言っておけばよかったじゃん。おじさん、学生用チケットの方に手がのびてたよ。
Pi-子:でも「学生証見せて」って言われたらバツが悪いじゃん。
・・・と言いつつ、ちょっと後悔のPi-子
地下牢獄は(当然ですが)真っ暗でした。それでも、今は観光用に電気がついてるけど、昔はなかったわけでしょ。
拷問もあったみたいで、道具が展示されていたけど、この真っ暗で狭い牢獄に入っていること自体が拷問だね。
「暗いよ〜、狭いよ〜、怖いよ〜」。・・(T_T)・・。
地下牢獄から外に出る・・・ん〜、やっぱり、外(シャバ)の空気はうまい!
時間はもうすぐお昼。お腹減ってきたなぁ。
ねじき:ここの近くにニュルンベルグ・ソーセージのお店があるから、そこへ行ってみようよ!
ねじき・・・昨日、ガイドブック見ていたのは、それをチェックしてたな・・・
さっそく、そのお店「ブラートブルストホイスレ(Bratwursthausle)」へ。
時間がちょうどお昼時だったので、満席。・・・でも、ウェイトレスさんはシートまで案内してくれた!?
その席には先客・・・おばあさん&お父さん&息子、と思われる3人組がいた。相席なのね。ま、いいけど。
お父さん:こんにちは。・・・君たちは日本人かい?
Pi-子:そうです。日本から来ました。
お父さん:ニュルンベルクはどうだい?
Pi-子:きれいでとてもいい街ですね。
お父さん:そうだろ、そうだろ。私はニュルンベルク生まれ、ニュルンベルク育ちでね。
Pi-子:そうなんですか。
お父さん:今はとてもきれいな街だが、第2次大戦の時はずいぶん爆撃にあってね・・・。
Pi-子:・・・・・・。
お父さん:街はかなり破壊されたのだけれど、戦後、できるだけ元通りになるようにしたんだ。・・・それが、今のこの街だよ。
このおじさんの言う通り、ヒトラーに愛されたこの町は徹底的に破壊されたことでしょう。戦後、東京は全く新しい街になってしまいましたが、
ニュルンベルクは以前と同じ街になったのですね。(それはニュルンベルクに限ったことではありませんが)
・・・おじさんの話この間も延々と続いている・・・
お父さん:あの戦争の時は日本にも爆弾が落とされたでしょう。ほら、広島と長崎・・・。
Pi-子:・・・・・・ (-_-)むっ
なぜ、Pi-子が不機嫌なのか?というと・・・この間、注文していた料理が運ばれてきたのですが、おじさんの話相手となっていたPi-子
は料理を前にしながら食べられなかったのです。ねじきとnogiはちゃんと食べていたというのに・・・。
Pi-子:お腹へった・・・食事が目の前にあるのに・・・メシ食わせろ、オヤジ!
・・・・・数分後・・・・・
お父さん:さて、では、皆さん、いい旅を!
おばあさんと息子さんも「さようなら」と言い・・・3人は去って行った。
Pi-子:や・・・やっと、ソーセージが食べられる・・・。p(^∇^*)q))ぱくぱく
・・・・・またしても数分後・・・・・
Pi-子も食事を終え・・・そろそろ、出ましょうかね。
Pi-子:会計、お願いします。
ウェイトレス:え?もう、会計は終わってるわよ。
・・・どうゆうこと? (-_-)?×3 ・・・あ!もしかしたら、さっきのおじさん、払ってくれたの!?
ラッキー! (^o^)v
Pi-子:いやぁ、素敵なおじさまだったね・・・。
nogi:Pi-子、さっきと言っていることが違うぞ。(「メシ食わせろ、オヤジ!」)
( 3日目 )
今日は「お別れの日」です。
1週間、共に旅をしてきた愛車(?)フォード・フォーカスを返す日なんです。
あともう少しで1000kmだったのに(右写真)・・・ああ、もっと迷子になっていれば(十分迷子になったという噂もあるが)・・・。
レンタカーはガソリンを満タンにして返さなければいけないので、途中、ガソリンスタンドへ寄る。
さて、ここ、ニュルンベルクには市内と空港にHertzのオフィスがあるんだが・・・どっちに返そうか?
う〜ん・・・空港の方が郊外だから(当然)、空港のオフィスへ行こう。

(ニュルンベルク空港着)
nogi:空港には着いたけれど・・・車、どこに置こう。
Pi-子:とりあえず、適当に置いておこうか。時間過ぎて追加料金とられたらもったいないよ。
(レンタカーは朝9時に借りたら翌日とか翌週までの朝9時までに返さないと1日分追加料金が加算されます。)
ねじき:Hertzのカウンター探そう!
3人、気合入れて探そう・・・と思ったら、空港に一歩入ったそこに・・・ありました。
Pi-子:Guten Morgen ! (おはようございます)
Hertzのおじさん:Guten Morgen
Pi-子:チェック・インしたいのですが。(レンタカーを返すことはチェックイン借りることはチェックアウトです。)
・・・ええと・・・それから・・・ちょっと、事故ちゃったんです。(*^_^*)
Hertzのおじさん:ええっ!事故?・・・ケガ人は?
Pi-子:それは大丈夫、ケガ人はいません。
Hertzのおじさん:他の車は・・・?
Pi-子:それも大丈夫。・・・壁にこすっちゃったんです。こう、どがががっっ・・・と。(手でジェスチャー)
Hertzのおじさん:(ほっ) じゃ、この紙にサインしてね。
レンタカーは運転手であるnogiが申し込んでいるので、nogiがサインする。
Hertzのおじさん:OK!Have a nice day. Good-bye !
Pi-子&ねじき&nogi:!?
キズつけちゃった・・・っていうのに、車、見に行かないのかな?それに、空港内の駐車場(広い)に適当に車停めてしまったんだよな。それに修理代とか・・・。
Pi-子:え・・・あの・・・車は駐車場の右側に停めておきましたから・・・
Hertzのおじさん:OK、OK。分かったよ。
カウンターにはおじさん、一人しかいなそう・・・だから、この場を離れられないのかな?・・・ま、いいって言うから、いいか。
修理代のこととか気にしつつも、Hearts のオフィスを後にする・・・。
(後日談)
修理代は数週間後にnogiのカードから引き落とされていました。チェックアウト(貸し出し)の時にカードを提示するのはこうゆう時の為なんですね。
ここで、もう一つのお別れが・・・。
むべは会社があるのでここで帰国(リタイヤ)します。
ニュルンベルク駅が別れの場所・・・ここまでの旅を振り返り涙、涙で・・・のわけないじゃん
nogiもPi−子も只今、”無職(プー)” (この旅の為に会社を辞めた(のかな?))なのにねじきだけが“会社員”とは何事!?(辞める、って言ってたくせに!)。
そんなねじきを2人は冷めた目で見てたのでした。(ホントか?)
ここから、ねじきはフランクフルトへ戻り、帰国。
Pi-子とnogiはチェコへ入国。
ねじき:じゃあね!
Pi-子&nogi:じゃ!また、日本で!
nogi:・・・行ったね。
Pi-子:・・・そうだね。・・・あ〜、2人になったら宿探しが楽になりそう・・・だって3人部屋はない!って言われることあっても2人部屋のないホテルってないもん。\(^o^)/
nogi:うん。ねじきは「お腹がすいた〜」って態度で表す(動かなくなる)からね。イライラしないで済みそうだし、ねじきに合わせておやつ食べなければダイエットができるかも。\(^o^)/
・・・結果的には宿探しは楽にならず、ダイエットなんぞ、全くできなかったんだが・・・この時、2人はまだそのことを知らない・・・。
(Pi-子)