当院の特徴と当院の強み
脊椎脊髄病医による診察
愛知医科大学整形外科脊椎班での修行により日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医の資格を得て(2010年から2015年)、脊椎疾患専門医として診療に従事してきました。
その経験を活かし 現在も脊椎疾患に力をいれて診療をさせてもらっています。
MRI完備
脊椎疾患の診療は、骨のみならず、レントゲン検査では評価することのできない神経、椎間板などの組織を観察する必要があります。そのため当院はMRIを導入しております。
腰椎の圧迫骨折の診断について。レントゲンでは新しい骨折なのか、古い骨折なのか(もう骨がくっついている)の鑑別が非常に難しいです。MRIを撮像すると新鮮骨折なのか陳旧性骨折かの鑑別が比較的に容易です。
成長期腰椎分離症について。成長期腰椎分離症は腰骨の疲労骨折で スポーツを行う小、中、高生に頻度が高い疾患です。レントゲンで亀裂が確認できる場合には、すでに亀裂がくっつかない(偽関節)状況に陥っていることがあります。早期診断、早期治療を行うには、MRIを用いて、レントゲンで亀裂が見られない状態のうちに早期診断を行うことが重要です。徳島大学 整形外科教授 西良先生の報告では2週間以上持続する成長期の腰痛患者さんに対し全例MRI検査をした報告では、小学生では46%、中学生では45%、高校生では30%の生徒が分離症に罹患していました。スポーツ活動をおこなう思春期の持続性の腰痛患者さんにはMRI検査が有用です。
MRIは、脊椎疾患の診察にとても有用です。他にも膝関節の靭帯損傷や半月板損傷、レントゲンでは見えない疲労骨折、大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折、大腿骨頭壊死症、手の舟状骨骨折なども診断することが可能で、整形外科における診断の質を向上させる検査装置です。

CT完備
また当院はCT装置も導入しております。成長期腰椎分離症の治療に力をいれております。 MRIで成長期腰椎分離症の早期診断を行った後に、CT検査を行い、その亀裂の大きさの程度を正確に把握します。亀裂の大きさにより骨がつきやすい分離症 そうではない分離症があります。その後の治療方針を立てる際に亀裂の程度を把握することが重要です。成長期腰椎分離症の発生要因のひとつに体の硬さ(タイトネス)が推察されています。成長期腰椎分離症の骨癒合率を高めるためには、一定期間の安静は必要になります。いたずらに安静を強いることはなく、タイトネス改善目的のストレッチ、体幹筋の強化訓練を行い、MRIで分離部の炎症の改善を確認しながら、可及的早期のスポーツ復帰を目指します。

- CT装置:GE Healthcare Japan社 Revolution ACT
整形外科領域の撮影に限らせて頂きます。
頭部CTは行っておりません。
骨密度測定装置(躯幹骨DXA装置)完備
骨密度測定は骨粗鬆症診断に重要な検査です。 測定部位には腰椎、大腿骨頸部、橈骨、踵骨があります。測定方法には 二重X線吸収法(DXA)、定量的超音波(QUS)、microdensitometry(MD法)などがあります。なかでも躯幹骨DXAは椎体、大腿骨の測定に適しており、骨粗鬆症診断に最適です。当院は躯幹骨DXA装置を完備しており、骨粗鬆症治療にも力をいれております。

- 骨密度測定装置:GE Healthcare Japan社 PRODIGY Fuga
腰椎、大腿骨の骨密度測定が可能です。
※患者さんの条件によっては測定できないことがあります。
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