
瀬戸内観音 第32番 妙雲山 大坊 福盛寺
広島県福山市駅家町新山356平成26(2014)年4月 参拝
大同元年(806) 最澄(伝教大師)の高弟 日大の開基と伝わっています。本尊千手観音は、天竺(印度)から渡って来たと言われています。当時は12塔頭(寺境内の小寺院)を有する名実ともに備後の名刹であり、後に、覚ばん上人の時に高野山直結の真言宗となり、皇室の祈願寺ともなって隆盛を極めていました。
400年以上前から正月7日に「鬼追い」という行事がありました。戦争などの影響で昭和初期頃から途絶えていましたが、平成6年(1994)に現代風にアレンジして60年ぶりに復活されました。今では毎年節分の頃に行なわれます。赤鬼・青鬼に扮した4人が、子ども達と「えいやー」と声をかけながら、本堂廊下を周回します。鬼に触れられた子達はこの年、健康にすごせるそうです。














アクセス
JR福塩線「駅家駅」の北西方向約3Kmの所へあります。国道486号駅家町の中心市街地で県道392号を北上、すぐに福山市北部市民センターを過ぎ、福塩線の陸橋を越えてさらに進み、北部工業団地入り口交差点を直進、県道419号へとると、備後三大大池のひとつ「服部大池」にでます。池に沿って進み池が終わると、橋を渡った所で左折。道なりに進みおよそ900mで案内に従って、右手の狭い道を上がります。後は案内に従って道なりに進むと、約1Kmで寺の石積下の駐車所まで進めます。寺が近くなってからの道は、狭く曲がりくねって坂道ですから、慎重に進みましょう。