平成26年11月27日に参拝しました

第27番  孤岸山 観音寺

広島県尾道市因島三庄町千守591-2




風向明媚な観音さま
 寺伝によると、豊臣秀吉が朝鮮出兵のとき沖合の備後灘を通過中暴風にあい、まさに難破せんとした時、昼間はるか山腹に眺められた一堂に向かい、日頃信仰する観世音菩薩の御名を唱えしところ、、辛うじて難を逃れられました。助かった時は報恩のため堂宇を建てんと心に誓った事を思い、帰朝後村民を呼び大枚の金子を下さったという。
 因島南東部にそびえる標高390.5mの奥山は因島の最高峰。山麓の観音寺から山頂にかけ、西国33番各寺の本尊を模した石仏が安置されていることから別名・観音山とも呼ばれています。頂上付近には地元の青井多惣次氏が天保初期(1830年ごろ)に願掛けのために麓より担いで登った石像が安置されています。この奥山と青影山とは登山道で結ばれており、瀬戸内の美しいパノラマ風景を楽しみながらハイキングを楽しむことができます。ミカン畑が傾斜面で繋がっております。

  
  こちらが本堂
札所の観音堂  
   
高台の境内からの「備後灘」  
山門(石柱)からの参道 海岸近くまでミカン畑が続いています 石段のすぐ前を道路が通っています

 第26番「対潮院」から東へ約1.2Km先の山の中腹にあります。県道120号とのT字交差点を過ぎて、約500mで変電所があります。そこからさらに約100mの所を左に斜めの急な道を山の方へ向かい、狭い坂道を登りきったら、山腹を東に進む道が続きます。800m程進むと寺の石積みが見えます。
 または、第26番「対潮院」の前の道を東に、海に突き当たるまで進み、左折、約200m先に「国分寺」の広場があるところから、狭い道を山に向かって進んでいきます。いずれもかなり狭い道ですので、対向車に会わないように祈りながら、慎重に運転しましょう。
 駐車場は寺前の参道石段を過ぎて東側に50m、道路沿いに数台の駐車場と、本堂裏手に大きな駐車場があります。

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