
備後西国 第7番 大宝山 千光寺
広島県尾道市東土堂町15-1平成27年(2015)11月 現在
千光寺は平城天皇大同元年(806)の開基で、本堂は貞元年中(976))多田満仲公が宿願に よって中興したと伝えられます。本尊・千手観世音菩薩は聖徳太子の作で俗に火伏せの観音と称されています。境内には高さ十メートル余の玉の岩と呼ばれる巨岩があり、昔この岩の上に如意宝珠があり、夜毎に異光遙かに海上を照らしたとの伝説があり、山を大宝山、寺を千光寺、港を玉之浦と言い古されたのもこの伝説にもとずくものです
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」


















アクセス
6番札所西国寺から尾道古寺めぐりの案内にしたがって、石畳の路地道を西へ歩くと、千光寺公園へのロープウエイ乗場に出ます。ロープウエイで千光寺公園まで登り、山頂駅から文学の小道を通って下りお参りしても良し、または公園駐車場から公園内歩道を降っても良し。さらにロープウエイ乗り場からJR尾道駅方面に進むと千光寺への道案内があるので急な石段が続く参道を行も良し。
JR尾道駅から国道2号を東へ800m、県道363号の長江口交差点から250mほど西よりの千光寺踏切下交差点をJR山陽線踏切への石段を登り、線路を横断すると幅広い石段がほぼ直線にすすむ参道があります。途中文学記念館等を見ながら250m程進むと眼上にお堂が見えます。
車では千光寺公園内の有料駐車場からが便利です。